ハイスクール・フリート   若き人魚と転生者   作:ロイ1世

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執筆中に見つけた新しい遊び。

Google翻訳で早口言葉を翻訳する。


パーティーとおどろき

『火号作戦』完了の翌朝。

艦内放送を通じて付近に深海棲艦の脅威なしとの報を聞いた両艦の乗員は、

感謝として昼にパーティーを行うことにした。

 

美甘「う~ん。ここはやっぱり日本食を出す方がいいよね…けど」

あかね「確認取ってきました。シュペーの人達がドイツ料理を出すみたいです」

ほまれ「良かった、この前みたいになると大変だからね」

美甘「うぅ~、あれから反省してドイツ料理覚えたんだからね」

 

武蔵から逃げた後、一度ドイツ料理を振る舞ったことがある。

美甘は全力で取り組んだのだが結果として「なんちゃってドイツ料理」を作ってしまった。

料理では負けなしと誇っていたが、杵崎姉妹の蒸した芋などに惨敗した。

 

リベンジを掲げロイにドイツ料理を出したところ

 

仔牛の煮込みが死ぬほど食いたい(イタリア料理)アイスバイン

ヘロインの匂いがする サワークラウト

寄生虫がいるがよく噛めば死ぬ シュミッツェル

そんなの食えば太るぞ ハンバーグ

 

関係ない話や薬物の話、さらには加熱できていないなどとボロクソに言われ、

ドイツ料理恐怖症に陥っていた。

 

美甘「私達は和食でいこっか」

ほまれ「それで、ちょっとドイツの有名なものを取り入れて」

あかね「それって大丈夫なのかな?」

美甘「しょ、食材だけならいける!!…はず」

――

アドミラルシュペー

 

陽が昇る前とは違い、活気があるシュペー。こちらも晴風に出す料理を考えていた。

その中でも医務室は抗体を撃ち込まれて寝てた者が話し合うためうるさい。

 

テア『それで、晴風で過ごしてみてどうだった?』

ミーナ『かなり楽しかったです。マスターがいるのは想定外でしたが』

テア『マスターがいるのか!!』

ミーナ『ええ、そうですが…』

 

思い出話をするのかと思いきや、まさかのロイに凸である。

焦ったが考えなおせば横七蜂起宣言などを知らないシュペー乗員は、出航前、

とりわけロイのドイツ演習のままイメージが残っているのである。

つまり、単独で艦隊を潰した英雄のままなのである。

彼女らにとってロイは、提督でも大佐でもない。マスターなのである。

そんな人が居ると分かれば凸るのも仕方のないことだ。

 

テア『急いでいくぞ』

ミーナ『あっ、まっ待ってください』

――

晴風

 

テア『やはり人に聞いた方が早そうだ』

ミーナ『そうですね。私は艦尾の方に行きます』

テア『分かった。聞けたらここに来てくれ』

 

ミーナと別れた後、周りを改めて見てみる。

 

「じゃ~ね~」

ウォイル「はぁ、了解です」

レイ「頑張れよ!」

「うん、分かったよ」

 

艦首から二人の深海棲艦が出撃していく。

テアはロイの居場所を聞こうと思ったが忙しそうだったのでやめた。

代わりに二人と話していた少年に聞く。

 

テア「すまない、マスター・ロイは何処にいる?」

「マスターの方は知らないけど、ロイなら知ってるよ」

テア「本当か!!、どこにいるか分かるのか!?」

「うん。今君の前にいるよ」

テア「…えっ?」

 

――

テア『つまり…深海棲艦の血で若返った、そういうことか?」

ミーナ『まあ、そんなところです。ですが今日はなにかおかしな感じがします』

 

ロイの少年化について説明した後、せっせとパーティーの準備をしている少年を見る。

 

ロイ「わぁーい、こんにちは!」

「こ、こんにちは…」

 

明るい挨拶をしているが、誰か分からないし性別も違うので少し距離を置かれている。

ロイはそれが分かっていないのか、不思議な顔をしていた。

――

昼頃

 

様々な料理が机に並べられてパーティーの準備は整った。

両艦の艦長と大人に戻ったロイが前に出る。

 

テア『~~~それでは、こんなめでたい日に、晴風艦長から祝いの言葉を貰いたい』

ロイ「ミケ、出番だ」

明乃「はい。シュペーと晴風に幸があらんことを」

テア『ありがとう。続いてマスターから乾杯の音頭を』

ロイ「分かった。それでは新しい世代に苦難とそれを乗り切る勇気を、乾杯」

「乾杯」「Prost」

 

こうして宴会は始まった。

余談だが、ロイは「ミケがヤバいことを言ったら、更にヤバいことを言うつもりだった」と語る。

 

ロイ「やっぱドイツ料理は…」

テア「存分に食べてくれ。主計課が腕によりをかけた」

ロイ「ならお前もこいつを食べてやれ」

 

無表情で食べるロイ。しかしその顔が見ていない為、テアは色々なものを勧める。

そのカウンターにロイも負けじと料理を渡す。

そう言って差し出すのは寿司である。

 

テア「いや…遠慮させてもらうよ。私が食べてはみんなの分がなくなる」

ロイ「気にせず食べなよ。まだあるんだからさ」

 

実はしれッと嫌いなの(食わず嫌いではあるが)を食べるよう言っている。

世界には生魚を食べる文化はそうそうない。

世界的にも食べられてない料理…例をあげるなら卵かけごはんがそうだ。

鮮度の問題から、生卵を食べると当たる。

そんな感じで食べられてない。

 

あかね「あの、ま、マチェスを上にのせてみました」

テア「寿司、刺身、過労死か」

ほまれ「最後のは…」

ロイ「死ぬほど疲れている」

テア「戴こう、食べなくては日本に来た意味がない」

ロイ「東南アジアだけどな」

 

――

明乃「ところで、ミーちゃんはこの後どうするの?」

ミーナ「まあ、シュペーと共にゼーアドラー基地で補給と修理だな」

真白「確かに、籍はシュペーだからな」

テア「しかし、そっちはどうする。晴風は我々よりも酷いぞ」

ロイ「明石と間宮を呼ぶのは無理そうだ。だが手はある。追って説明する」

 

約一か月、色々なことを乗り越えた仲間と別れる。

それを仕方なしと思う者もいれば、受け入れられない者も居る。

実際、この場から一人、自室へ向けて駆ける者がいた。

 

ミーナ「艦長、預かっていたものを」

テア「ああ、かぶせてくれ」

 

頭にミーナが大切にしていた艦長帽が載る。嬉しさか喜びからか、テアは涙していた。

しかしそれを見せるわけにはいかないので顔は下にしたままだ。

 

テア「副長、マスターにも渡すものがあるだろう」

ミーナ「!、そうだった。直ぐに戻る」

ロイ「戻ってくるまで時間があるだろうし、俺も少し人を探すか」

明乃「誰を探すんです?」

ロイ「決まってるだろう、マイハニー、加古だ」

テア「…」

明乃「あはは…私も手伝います」

 

軽いドン引き案件である。「マイハニー」という単語を唱えるロイは些か不気味だ。

テアはそうだろう。少なくとも。しかし明乃は違う。

ロイに付いていき人気が無くなったところで聞く。

 

明乃「あの、加古さんは…」

ロイ「やっぱり出会ったよなぁ。昨晩までいたことは覚えてる。

   けど朝になったらいねえんだわ」

明乃「裕兄…?」

ロイ「まあどうせ近くにいる筈だし戻るか」

明乃「ま、待ってよ!!」

 

会場に戻るロイ。明乃は会話で察した。

昨日、ロイが絞殺した深海棲艦を本物の加古だと思い込んでる。

そして一番の問題はロイ自身が絞殺した所から朝起きるまでの記憶がないこと。

 

兄のように慕っている人の心はもう分からなくっていた。

――

ミーナ「これを…」

ロイ「預かってくれててありがとう。お礼としてもう使わないしこれやるよ」

ミーナ「これは…いいんですか?」

 

ドイツ演習の後、ミーナに貸したままの所々緑の線が入っている黒を基調としたコート。

それをトレンチコートの上に着る。流石にボタンは閉めれないので開いているが。

 

お礼として渡したのは蜂起宣言までつけていた仮面である。

別段、特殊な改造はしてない。強いて言うなら速乾性があるぐらいである。

それでも喜んでいる理由はロイにしてみれば謎である。

 

ロイ「そろそろ出航時間だ。機関科に火を入れるよう伝えろ」

――

「俺達と仲良くするフリをしといて、チーム組むのは…」

 

晴風の副長室で、暗闇の中映画をみる。

見ているのは部屋の主ではない。記録員の納沙幸子である。

 

見ている映画は彼女の趣味じゃない。

CDの外見とパッケージは彼女のものだ。

しかし以前、何処かの教官が悪戯で、

CDの外見だけ『仁義のない争い』にした。中身は洋画である。

それでも変えないのは同じ趣味をもつ友達、ミーナがシュペーに帰ってしまうからである。

元々、こうなることは分かっていた。

特に昨晩、シュペー制圧を具申したときには覚悟を決めたはずだった。

それでも悲しくなって、分かれを言う気も無くなって閉じこもってしまった。

――

時を同じくして、甲板

 

互いに出向用意は整い出航命令を今か今かと待つ艦と、別れを惜しむ乗員。

 

ロイ「俺の仮面を海に捨てたり燃やしたりするんじゃないぞ」

ミーナ「分かっている、本当にありがとう」

 

晴風に残っていた最後のシュペー乗員、

ミーナが乗り移ると汽笛をふいてシュペーは移動を始める。

 

真白「良い航海を」

「「「「Gutreise」」」」

 

ロイは教室で次の行動を説明する準備のため艦内に戻った。

その時、涙を流しながら走る納沙幸子とすれ違った。

――

教室

 

ロイ「全員揃ったな。今の晴風の状況を確認する。取り敢えず主砲が死んでる。

   射撃指揮所もボロボロ。

   船体も各所に穴が開きまくってる。おまけに機関はぐずりやすいときた」

洋美「そんなんでよく沈まないわね」

ロイ「明石は今現在ブルマー主導の『パーシアス作戦』に参加するため動けない」

明乃「…」

ロイ「そこで特例ながら横七本島にて晴風を修理・改装する」

真白「横七本島って…もしかして」

ロイ「ああ。我々横七の本部である」

 

その一言に全員が驚いた。ある意味、秘境である横七の本部に行けるのだ。

 

ロイ「そして、修理・改装中は基本休暇とする。本部内の見学も申請されて許可があれば行う」

 

一同大喜び。例えるなら進入禁止の宮殿の先に合法で行けるのだ。

 

ロイ「そしてもう一つ覚えておいて欲しいことがある。

   本島出港後、晴風は単独で行動する。俺も海兵隊もなしだ」

真白「そ、それで大丈夫なんですか!?」

ロイ「出港の一時間前に偵察機が航路の安全を確認する。危険があれば出港は一時保留。

   だが大凡深海棲艦は出没しないと思われる」

洋美「そんなのどうしてわかるのよ」

ロイ「…最後の戦いが近い。アベル率いる艦隊が北極を抜けて太平洋にくる。

   相手はもてる総力をつぎ込む。予定航路はアベルも増援も通らないと考えられる航路だ」

明乃「分かりました。横七本島への道案内をお願いします」

――

ザワツク教室。誰もが驚きを隠せていない。

逆にロイの使っている部屋では無線が同じ事を言う。

きっと録音したものがずっと流れているのだろう。

 

「我々第一戦隊は北極海底要塞にてアベル率いる30000の大艦隊と交戦セリ。

 我方、海底要塞崩壊。ガウ級空母7隻中4隻轟沈3隻小破。基地航空隊並びに艦載機隊壊滅。

 生存機を修理・補給しつつユーラシアの基地へ航行中。

 敵方三分の一を殲滅するもアベル以下鬼姫は軽微な損害に留まる

 尚、本戦闘で戦艦SoFは謎の光でシールドを破壊されその後の砲撃で轟沈セリ」




ロイ教官は伊良湖美甘が嫌いなわけではありません(重要)
理由は後日説明します。不快に思われた方がいたら申し訳ございません。
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