ハイスクール・フリート   若き人魚と転生者   作:ロイ1世

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wikiって、凄いな。

情報不足のためハイフリのwiki見ながら書いてます。


仮面の男

4年位時間は進む。

その頃には特戦隊ナナヨコが自由独立戦隊になっており、

どこからも命令を受けない組織になっていた。

だが安全監督室の宗谷真霜一等保安監督官などから情報や依頼を受けるので、

事実上はブルーマーメイドの指揮下だった。

 

ある時真霜はロイにあることを依頼する。

 

横須賀のとあるレストラン

 

ロイ「話ってなんだ?」

 

注文した料理はタコのトマトソース煮。

だがそれには一口も食べず、

さっきから水を飲んでいる。

 

真霜「ええ。私の妹が強制執行課保安即応艦隊にいるの。ただ・・・」

ロイ「不安だから鍛えてくれ、ってことか?」

真霜「そう」

 

身内ビイキと感じたが、鍛えられたブルーマーメイドがいるのはロイにとってもいい。

 

ロイ「やるよ、ここ数年、一年に一回位しか出動してないからな」

真霜「ありがと。何時からお願いできる?」

ロイ「今からでもいいよ」

 

仮面で顔が見えないが余裕のある声で言う。

ただ、今はもう夜である。

 

真霜「あ、明日からでお願いするわ。あなたお酒飲んでるもの」

ロイ「・・・酒だったのか、この水」

 

初めて気づいたトーンの声で言うロイ。

真霜は軽く引いてしまっている。

 

ロイ「取り敢えず明日の0800に事務室集合だ。妹さんと艦のメンバー全員招集。

・・・招集メンバーの名簿も頼めるか?」

真霜「分かったわ。あの子の為に、お姉さん残業します」

ロイ「・・・ごめんなさい」

 

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ナナヨコ事務室

 

ロイ「ああ・・・全員いるな。改インディペンデンス級べんてんの乗組員」

?「たくなんだよ、いきなり呼ばれたら事務室なんて」

 

ブルーマーメイドの制服を着ていない女性が、

同じくホワイトドルフィンも

特別支給されたブルーマーメイドの制服を着ていない男に言う。

 

ロイ「姉からのお願いだぞ。妹の為に昨日残業した」

?「へえ~、あんたが『化物』か」

ロイ「そんな『化物』が教えてくれるんだぞ、真冬」

 

化物。出撃したら大半を皆殺しにすることからそう呼ばれているロイ。

この異名には特に何とも思わないが、噂だけが独り立ちしていってもいる。

国一つ滅ぼして皆殺しにしたとか、家は心霊スポットだとか。

仮面を被り続けていることや見たことある人が少なく

接触が無いのも原因の一つと考えられるが・・・。

 

ロイ「早速だがべんてんに乗って演習する。さっさと動け」

 

こうして始まった訓練。

内容は最大船速以上の速度を出すための練習や

最高速度のスキッパーでブレーキを掛けず設定された狭いコースをカーブしたり、

制圧戦や乗り込まれた時の迎撃戦の演習をした。

しかも一日で。全員の顔から生気が抜けていた。

 

宗谷邸

 

真冬「ただいま・・・」

 

いつもなら大声で言うただいまも、疲れから小声になってしまう。

 

真白「大丈夫?、姉さん」

 

玄関に駆け寄ってくる妹真白。

それを見ると急に元気になり

 

真冬「こんじょおおおちゅう・・・にゅううううう!!」

 

尻を揉もうといくが、体が持たず、倒れた。

 

真白「姉さんが、倒れたああああ!!」

 

パニックを起しているところに真雪が登場する。

 

真雪「かなり絞られたみたいね」

真冬「ああ・・・そうさ。もう、ダメみたいだ」

 

真雪に肩を貸され、立ち上がり、部屋に行く真冬。

扉を開け、部屋に入ると、誰かいる。

 

真冬「あんた誰?」

 

そこにいたのは黒が基調で所々緑の線が入ったコートを着た、

銀髪の青年がいた。

 

?「言ってないんですか、真雪さん」

真雪「多分伝えたら死んじゃうと思って」

?「大丈夫、人はそう簡単に死なない」

 

真白は今だこの青年が誰か分かっていないが、

真冬は分かったみたいだ。その証拠に顔が青白くなり始めている。

 

真冬「まさか・・・ロイ・・・さん・・・」

ロイ「そ~ですそうですそうです。写真とか撮ったりするなよ。

素顔がバレたら大変だから」

真冬「アアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

とんでもない声量で叫ぶ真冬。

耳を押さえる真白。

同じく耳を押さえるも、微笑んでいる真雪。

いい笑顔をしているロイ。

色々な反応があった。

 

真冬はこの後ロイと対応方法や射撃の練習(庭で動く的相手の)をやった。

 

今は帰ってきた真霜と話している。

 

真霜「まさか、仮面を外して家にいるなんてね」

 

家に仮面を外したロイがいてシンプルに驚いていた真霜。

何故仮面を外したかを聞いてしまう。

 

真霜「どうして仮面を外したの?」

ロイ「三女の真白、あの子がね、見た瞬間真雪さんの所に走っていくのよ。

それを見てメンタルが抉られてね。だから仮面外した」

 

実際の所は警察を呼ぶ寸前の所を真雪が止めたのも、結構な理由である。

 

真霜「これからさ、あなたって毎日来るの?」

ロイ「それは流石に無理かな。真冬には艦長として学んでもらうことが多くあるけど、

毎日やったら精神が死んで自殺してしまう。少し昔の感覚で、教えてしまっているから、

それを直していかないといけないし」

真霜「昔も教官職を?」

ロイ「ああ・・・そうだな。結構前。それと同じスケジュールでやってた」

 

そういうロイの目は、何かとても遠い、だがしっかりと見ている目をしていた。

 

ロイ「そろそろ帰る時間だ。また来るから、その時は通報しないよう言ってくれ」

真霜「分かったわ。ロイ・・・」

 

真霜は分かった気がした。母がなぜ4年程前からロイのことを信頼していたのか。

昨日も名簿を作り終えた後、それをもらうためずっといたこと。

彼が参加した任務の死者が、想定よりも圧倒的に少ないこと。

そして家にまで来て教えていたこと。

 

今なら私も、はっきり胸を張って言える。

 

真霜「彼は良い人ね」

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