ハイスクール・フリート   若き人魚と転生者   作:ロイ1世

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イベントがこれを書いている時点で前段最終作戦までしか進んでいない。ま、まぁ?資源はどれも10万以上だし?甲攻略は諦めてるし?ちょっとの長い休みだし?鰹だし?

ところで…期間限定ドロップが今でも続いてると思っていつまでも2-3と3-4に行ってたのは何処の馬鹿だい?…あたしだよ!!


注意 今回は手を抜くため台本形式です。急な吐き気、眩暈、幻覚症状などが発生した場合、家の外でコサックダンスとマイムマイムを同時に踊りましょう。そうすればサラトガはドロップします(血涙)。


横七の作る週末 その2

「いやー、まさか本当に出演していただけるとは思ってもいませんでした。本日はお手柔らかにお願いします。…今日は視聴者の皆から送られてきた横七やロイさんに対する質問に答えていただきます。それでは一つ目はちょっと太った池の主さんからの質問です。『横七はヘリウムなどの気体を使わずに空を飛ぶ乗り物があると聞いていますが、本当でしょうか』とのことです」

 

「はい、これは本当ですね。今も横須賀駐屯地におよそ30機ものバンシーが待機しています。飛行している映像は多分無いと思いますので、いつか見れるようにしたいですね」

 

「自分も初めて聞いたときは誇張かと思ってましたからね、では、それ関連のものを。質問主はアメリカ生まれの日本食さんです。『飛行機やSoFの技術を何処かに売ったり提供したりしますか』だそうです」

 

「あー、この質問って多いんですよね。以前も某国が技術提供を受けて量産を始めたって発表してたけど、あの時その国はまだ横七に接触すら出来てなかったのよね。まぁアメリカとか日本も技術を売ってくれって頼んでるけど、無理だよね」

 

「多いんですもんねそういう系の話。この前も横七日本国交流企画部が応募の中から抽選で10000名を空の旅に招待するっていう詐欺がありましたもんね」

 

「はい。それを聞いたときは頭の回転が凄いなと。犯罪組織のアジトを潰して、出てきた物を見てみたら私の写真をラベルに貼った応募用の水のペットボトル…確か2000円でしたっけ?あれが箱に詰められて山積みでしたからね。あっ、その時の写真が確かこれです」

 

「あっ、どうも。…多いですね。ん?これってテーマパークでも250円しない激安水じゃないですか。見えるかなこれ…」

 

「その写真あげるんで、後でネット上に挙げといてください」

 

「ありがとうございます。えーじゃあこれかな。『アメリカの上院議員が横七に最後通牒を出すと言ってましたが、どうされますか』質問主は大きなマイリトルグリーンフレンズさんです」」

 

「ハハハ、良いよ。最後通牒出しても。我々横七はその挑戦をお待ちしております」

 

「少し私も疑問に思っていたんですが、今の横七の戦力ってどれくらいなんです?専門家の間でも大分意見が割れていて…一説では横須賀にいるのが最後というのもあれば、既に開戦前に戻っているという説も…」

 

「横七関連では、専門家を当てにしないほうが良いですよ。何といっても横七は少し独特なので。その疑問についてですが、部門によりますかね。例えば基地守備隊は本島への撤収によって大規模縮小されています。その一方で地球圏調査を行う宇宙艦隊や軌道上に待機している急行艦隊、ステルスモードで常に巡回しているパトロール艦隊は終戦によって生じた艦隊再編によって増強されています。また、水上艦の建艦計画もありましてね、このアタッシュケースにはそれら全ての設計図と配備先が書かれた書類が入っています」

 

「つまり、米国なんぞ恐れるに足らぬと?」

 

「ぶっちゃけそうっすね。たとえ全ての陸軍を大要塞に集結させても、一隻で殲滅できますから。アメリカが喩え日毎に戦艦を数隻建造しても、戦車を無量大数輌生産しても、陸軍師団を極数徴兵しようが、ひと月あれば完全に沈黙させれます」

 

「おお、これを大統領が聞いていたらいいんですが。それでは次の質問です。『ロイさんは先月、世界TOP2の大富豪であるアンクロイツ・ベッケナーさんのプロポーズを断ったそうですが、何故ですか』質問主さんは友情・努力・愛情、それよりも金さんです。これ私も少し気になっていたんですよね。ベッケナーさんがその様子を生配信していたこともあってかなり有名な話ですから。噂では不能説、ロリコン説、聞いてなかった説があるのですが、実際は」

 

「名前のイメージにそった質問なこと。一応話は聞いてましたよ。ただ私は既に既婚者…曖昧だな、なぜあれを(仮)なんて呼び出したのか…」

 

「えと、つまりロイさんには奥様がいらっしゃると?」

 

「まあそうですね。指輪は今製作中なのでありませんが、軍が配ったのなら写真が」

 

「ぐ、軍が?あっ、写真どうも…至って普通の指輪ですね」

 

「外見は、ですがね。にしても如何してこう恋愛話になると変な噂が広まるのやら」

 

「以前もこういったことがあったんですか?」

 

「残念ながら。今回と似たような噂が広まりましたね」

 

「気苦労も多いでしょうね。…さて、ここで放送前に予め用意していた質問はなくなったので、コメントを抜粋させていただきたいと思います。ええっと…『横七は世界各地にスパイを送り込んで、企業を支配していると言ったコメンテーターがいました、本当ですか』、横七都市伝説の上位に入っている噂ですね」

 

「ああ、あの変なサイト?私も見ましたがよくあんな物語を創れるものです。当たっているのもありますが、それでも全体で見れば極少数に過ぎません」

 

「極少数?ではその極少数を教えてください」

 

「…某世界的大企業や財閥は横七の関係者のみで構成されている」

 

「本当ですか!?具体名を教えて戴くことはできないでしょうが、もし撤退したらどのような被害を受けますか?」

 

「日本の場合、全てを撤退させれば食糧難でX割の人間が餓死する。アメリカだと幾人もの大富豪がスラム街暮らしになる程経済に打撃を与えれる」

 

「えっとつまり…金融や貿易、一次産業に関係があると見ていいんですね?」

 

「その通りだが、少し抜けている。医療や運送もだ。…ところで、こういうものについて、少し勉強したのかね?どうしても、国会前で出待ちしていた君と今の君が違うように感じれる」

 

「まぁ、少しだけですがね。おかげで隙間の多かった本棚が埋まりましたよ」

 

「それはいいことだ…んっ?中尉、どうした」

 

「提督、少し報告が」

 

「分かった、すまないが一時抜ける」

 

—―

 

「――――、これだけは回避なさった方がよろしいかと」

 

「いや、寧ろこれはチャンスだ。降下部隊と強襲艦隊を何時でも動けるようにしろ。潜伏している彼らにも開始と同時に計画通り事を進めるよう伝えるんだ」

 

「分かりました。では、あの艦隊も使わせてください。持てる力は全て出したいのです」

 

「ならん。あの艦隊は本来の目的以上の目的を持っている。既にあちらも来ている手前、引き返すことはできん」

 

「…それから、アンダーソン教授より『可』との報告です。御命令さえあれば、直ぐにでも拡張できます」

 

「そうか、3年間もの努力に見合った結果があったのだな。…今は止めておこう。理由もないし。教授にはそのまま残るか帰るか聞いておけ。それと居住ブロック以外なら拡張は良いからな」

 

「はっ、失礼しました」

 

—―

 

「それでね、この本は少し苦手かなーって。あっ、ロイさんお帰りなさい」

 

「ああ。すまないが今日はここまでにしてくれ。急用ができた。それから、視聴者諸君に良いニュースだ。明日の午後3時から三笠公園で横七はイベントをやるよ。是非来てねー」

 

「はい、それではご視聴ありがとうございました。さらばだ」

 

「じゃぁな」

 

「またな」

 

「今のだr

 

配信は終了しました、次の動画を御覧になられますか。




一度台本形式をやらなくなってまたやったら、それはそれで気持ちがなんか悪いな。3000近く書くのも大変だったし。

それから最後の〆の挨拶、分かる人には多分分かる挨拶だと思う。まぁ、自分は字面だけでは到底分からないけど。

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