ハイスクール・フリート   若き人魚と転生者   作:ロイ1世

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これが最後の・・・投稿ラッシュだ・・・。

実を言うとこっちが先に出来てて、
だけど物語的にこの話は投稿出来ませんでした。


卒業試験で卑怯とな・・・

ブルーマーメイド横須賀基地 ナナヨコ事務室

 

ロイ「今日は卒業試験だが、やることは単純。

このヘッドセットを付けると仮想空間に行ける。そこで行う海戦に勝て」

真冬「使う船はべんてんか?」

ロイ「そうだ。お前たちはべんてんを使う。

俺は潜水艦を使う。ここまで言ったんだ。勝てよ」

 

そういうとロイは椅子に座りヘッドセットを付ける。

 

真冬「私達も行く」

 

その言葉を皮切りに次々と座りヘッドセットを付けていく。

 

眩しい白の光から、景色が変わると海が見える。

べんてん乗組員は皆、この光景に驚いていた。

 

ロイ「試合開始まで、後5秒・・・4秒・・・3秒・・・2秒・・・1秒・・・試合開始」

 

CVロイによる開始のアナウンス。

べんてん乗組員はさっきまでの驚いていた様子からいつもの真剣な表情に変わっていた。

 

真冬「対潜戦闘用意。爆雷、対潜迫撃砲、対潜魚雷。いつでも打てるよう準備。

水測員はなに一つ聞き逃すなよ」

「「「「「了解」」」」」

 

急いで体制を作ったものの、ロイからの攻撃はなにも来ない。

水雷員からの提案でソナーを打ったが何もなかった。

強いて言うなら海底の形もしっかり再現されている事だった。

 

真冬「いつになったら姿を現すんだ」

 

既に試合開始から20分が過ぎている。

30分の試合なのであと10分しかない。

そしてこの10分の内にロイがくる。

 

真冬「倒せなかったら留年だろ。あたしたちは学生じゃないんだ。

もう誰かに先生だなんて呼ぶのはごめんだ・・・」

 

愚痴を零してしまう真冬。もうあまり時間が無い。

 

真冬「機関第五戦速。探して潰す。水測員はなにかあったら直ぐに伝えろ」

 

あまりにも動かない状況を動かすため、とうとう真冬が移動の指示を出す。

しかし9分経っても見つからない。

後10秒。もうダメか。そう思った瞬間、映像が切れた。

 

 

 

ロイ「お疲れ様。残念ながら、今年は留年だな」

 

ヘッドセットを外しながら、ロイを睨む真冬。

 

ロイ「怖いなぁ。映像の録画はしているから、これを見ながら話そう」

 

スクリーンにさっきの演習の映像が映し出される。

すると驚くべき映像が流れる。

 

真冬「な・・・卑怯だぞ、ロイ!!」

 

それは・・・べんてんの真下が、ロイのスタート地点だった。

しかも移動を始めると、それに合わせて動いてくる。

 

真冬「こんな戦い方あるか!?、冗談じゃないぞ!!」

 

もうキレて怒鳴りまくりな真冬。しかしロイはある一言を言う。

 

ロイ「お前らの勝利条件はなんだ?」

真冬「・・・ロイの潜水艦を沈めること」

ロイ「違うね」

 

真冬が答えた直ぐ後に言う。

 

真冬「じゃあ、なんだっていうんだよ」

 

否定された解答。正解を聞いてしまう。

 

ロイ「お前たちの勝利条件は二つ。

一つはさっき言った通り俺の指揮する潜水艦を沈めること。

もう一つは、演習が終わるまで沈まないこと」

真冬「な、なにもしないで勝ちなのかよ」

 

戦わなくても勝っていた。といことは今回はロイに沈められたという事。

その部分が今流れていた。

 

試合終了10秒前、べんてんを謎の棒が貫いた。

その棒は海中の潜水艦から出ていた。

 

真冬「魚雷じゃない・・・。なんだこれは」

ロイ「鋼鉄製の棒。それを勢い良く突き出すとこうやって沈めれる」

真冬「こんなの・・・こんなの卑怯だ、卑怯だ、卑怯だ!!」

 

この一言が、べんてん乗組員全員の怒りを噴火させた。

ロイに対し悪口を言うもの、ヘッドセットを破壊する者、ロイに殴り掛かる者までいた。

 

ロイ「ああ・・・ああ!!、分かった。そこまで言うなら正々堂々現実世界で戦ってやる。

但しもう時間が無いからゴールデンウイークにやる。それでいいか!!」

 

その提案に、全員が賛成を示す。

それを見て、ロイは席を立つ。

 

真冬「これからどこ行くんだ?」

 

扉から出ていくロイに、聞く真冬。

 

ロイ「ドイツだ。ゲルマンマーメイドが俺の戦果にケチ付けたから、証明しに行ってくる」

真冬「ゲルマンマーメイドから?、何があったらそうなるんだ」

ロイ「どうも日本は一人に多大な戦果を与える癖がある、って言うドイツ海軍の提督がいてな、

そこからブルーマーメイド経由で話が飛んできたんだ。

二日後にはゲルマンマーメイドと演習試合。

三日後にはドイツ海軍と演習試合。帰れるのは三月の下旬頃だ」

 

一人で艦隊戦。それをやるのがロイなのだが、その戦果を今だ信じれて無いものはいる。

その為にこういったことが起きる。だがロイにとっては嬉しいことだった。

 

真冬「ドイツまでの旅費が無料か・・・。ドイツのどこなの?」

ロイ「ヴィルヘルムスハーフェン。四泊五日だ」

 

こういったことの経費は全てブルーマーメイドが負担している。

演習はあるもののそれ以外は旅行と同じだった。

 

真冬「羨ましいな。あたしも連れてってほしいな」

ロイ「ダメだ。俺がいない間に受験があるんだ。

最後の最後であいつは落とす奴だからな」

真冬「分かったよ。真白のこと、任せてくれ」

 

こうしてロイはドイツに行った。

飛行機は無いので飛行船で行く。

その間にロイは作戦と旅行計画を立てていた。

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