今回は四月に入ってからの投稿となります。
以前に投稿した『最新話』が納得いかなかったので
『書き直し』という『修正』をさせてもらいました。
本当に何度も何度もしてすみません……(汗)
それと過ぎてしまいましたが四月十日の日は
十香の誕生日ですね。本当にめでたい日です‼︎
お誕生日おめでとうございます‼︎
今回は『14977文字』と大盤振る舞いと大量に
打ち込んで書き直しをさせてもらいました。
上手く楽しいお話に仕上がっているか豆腐のような
とても脆くて繊細なメンタルの自分としてはとても
不安です……。
【お気に入り】や【投票】、【しおり】そして
【感想】などの『応援』していただけると本当に
ありがたいです‼︎
最後に【報告】がありますので、是非ともよろしく
お願いします‼︎
「……っ⁉︎」
目を開けて。四糸乃は、狼狽に身を震わせる。
闇の中で微睡むかのような感覚が掻き消えると
同時──ひんやりとした空気が頬を撫で、視界に
街の景色が流れ込んできたのである。
「ぇ……、ぁ……っ」
四糸乃は辺りを見回した。
どこか知らない、街の真ん中。
四糸乃の周囲だけが、爆発でも起こったかのように
消し飛んでいる。
そして空からは、冷たい、雨。
幾度も、それそこ飽くほどに経験した、現界の感触。
ただ違いがあるとすれば──その左手に、四糸乃の
無二の友だちがいないことだろう。
「……っ!」
空から聞き覚えのある音が聞こえてくる。
そこには──四糸乃の予想通り、機械の鎧を纏った
幾人もの人間が浮遊していた。
「──目標を確認。総員、攻撃開始」
『はっ』
そんな会話のあと、人間たちの手足から、幾つもの
弾が四糸乃目がけて放たれる。
「…………っ‼︎」
四糸乃は息を詰まらせると、地面を蹴って
空に舞った。
「逃すんじゃないわよ!」
『──了解!』
後方からそんなそんな声が響き、さらに何発もの
弾が発射された。
それぞれ致死の力を持つ、必殺技の一撃。
なければ四糸乃を一〇〇回殺しても釣りが出るで
あろう、
「……! ……!」
四糸乃は、錯乱気味に空を舞いながら、
声にならない叫びを上げた。
動悸が激しくなって、
お腹が痛くなって、
目がぐるぐると回る。
誰かに悪意を、殺意を向けられていることが、
四糸乃には許容しきれなかったのだ。
いつもは──違う。
いつもなら、四糸乃の左手には『よしのん』が
いてくれる。
そして『よしのん』はとても強くて頼りになるから、
こんな攻撃はものともしない。
だから、四糸乃も平気だった。みんなを傷つけずに
いられた。
でも、今は──
「きゃ………!」
四糸乃は、背に凄まじい衝撃を感じ、短い悲鳴を
上げながら地面に落ちていった。
ごと、四糸乃を地面に叩きつけるかのような、重い
一撃だった。
どうしようもないくらいの恐怖感が、四糸乃の心に
広がっていく。
ガチガチと歯が鳴って、
ガタガタと足が震えて、
グラグラと視界が揺れる。
もう、どうしようもないくらいに、頭の中が
グシャグシャになる。
「ぅ、ぁ、ぁ……」
ざぁ、ざぁと。──雨が、強くなる。
「──よし、このまま一気に行くわよ!」
リーダー格の女が言うと同時、人間たちの禍々しい
武器が、一斉に四糸乃に向けられた。
そして、そこから、今まで一番たくさんの
形と成って降り注いでくる。
それが着弾する直前。四糸乃は、天高く右手を
上げていた。
──そして。
「……〈
『──仕留めた⁉︎』
少し興奮した様子の遼子の声が、通信機越しに
聞こえてくる。
折紙は細く長く息を吐きながら、油断なく
煙に包まれた地表に視線を這わせた。
「…………」
警報が鳴り、住民の避難があらかた終わってから、
およそ三〇分。
〈ハーミット〉の姿を確認した折紙たちは、
ただちに殲滅作戦を開始した。
今この場には、九名のAST隊員が、アウトレンジ
装備を纏って浮遊している。
全身に纏ったワイヤリングスーツと、基本装備の
スラスターユニットを中心に、ありったけの対精霊
弾薬を積んだ殲滅兵装である。
通常であれば身動きが取れないほどの重量では
あるが──そこは、
全員が全員、砲門を〈ハーミット〉を向けたまま、
様子を窺う。
と、そのとき。
『な──』
誰かの狼狽に満ちた音声が、通信越しに全員の
耳に届いた。
〈ハーミット〉が落ちた場所にわだかまっていた煙が
一瞬のうちに掻き消え──その中から、数瞬前まで
確認できなかった、鈍重なシルエットの人形が姿を
現す。
──その背に、〈ハーミット〉の小さな身体を
ぴったりと貼り付けて。
『あれは……ッ』
通信越しの遼子の声が、折紙の鼓膜を震わせる。
あの人形には見覚えがあった。前回〈ハーミット〉
が顕現させていた武器──天使だ。
と、人形が前屈みになり、両前足を地面につけたか
と思うと、その四足の先と腹部、そして口元から、
コォォォォ、と白い煙のようなものを吐き出した。
そして人形は頭部を天に向け、
──クゥォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ──
と、耳鳴りが残るような奇妙な咆哮を上げる。
すると──人形を中心に、地面がパリパリと音を
立て、放射状に白くなっていった。
『な、何だ、これは……ッ!』
隊員の焦燥に染まった声音が響く。
しかし〈ハーミット〉の人形はこちらの反応など
お構いなしに、気味の悪い咆哮と冷気を吐き出し
続けていった。
そのたび、地面が白くなっていく。
「…………っ」
折紙は左右に視線を振った。
視界に映る街の、至る所で、同じ現象が起きて
いたのである。
突然の豪雨により作られた水たまりがボコボコと
隆起し、無数の棘のような鋭利な形になって、
一瞬のうちに凍り付く。
道路や建造物には這い回るように霜が降り、
まるで街一つそのまま冷凍庫にでも入れたか
のような状態になってしまった。
瞬く間に──折紙たちの視界氷で覆われた。
しかも最悪なことに、今の場には天より水分が
際限なく追加されている。
夥しい量の雨粒は、地面を覆う氷に触れると、
一瞬でそれに同化していった。
終わりのない侵略と増築を続ける氷結の城。
それが、天宮の街を埋め尽くした。
『……ッ! 総員! 怯むな! 撃てッ!』
遼子の号令と同時、折紙は脳内に指令を発した。
全身に装備した砲門を、一斉に稼働させる。
他のAST隊員も同様に、撃てる限りの弾薬を、
〈ハーミット〉に向いて掃射した。
だが──
「………」
折紙は一瞬息を止めた。
それらの弾薬が、〈ハーミット〉に届く遥か前で
凍り付き、爆発すらしないまま地面に落下して
しまったのだ。
折紙は即座に脳内に指令を発すると、簡易解析を
発動させた。
すると視界いっぱいに、微弱な、しかも恐ろしい
ほどに広範囲の霊力反応が現れる。
『な……なんだってんだ』
「──恐らく、この雨のせい」
隊員の狼狽に、折紙は短く答えた。
『あ、雨?』
「そう。微量だけれど、雨が精霊の力を帯びている」
視界を隙間無く覆う豪雨。
それに触れた瞬間、弾薬が氷に覆われ、その威力
さえ凍らせて地に落ちたのだ。
精霊の力を帯びた雨と冷気。この水のカーテンは、
地に広がった氷の城を、そしてそこに鎮座する主を
守るための強固な防護壁だった。
「………っ!」
と──そこで、巨大な人形の背に張り付いた
〈ハーミット〉が動きを見せた。
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ──
と、先ほどよりも大きな、まるで機械の駆動音の
ような咆哮を上げて、人形が身を仰け反らせる。
今までとは少し様相が異なった。
そう、言うなれば、冷気を吐き出しているのでは
なくて、大きく深呼吸でもするように大気を取り
込んでいるかのような──
『……! 総員、退避!』
遼子の指示と同時、脳内でスラスターユニットに
指令を発し、折紙たちは今まで浮遊していた空域
を離れた。
瞬間、人形が頭部を元の位置に戻したかと思うと、
耳をつんざく不快な高音とともに、口にあたる部分
から、青い光線のようなものを吐き出す。
『うわ……ッ⁉︎』
『ぐ──っ』
通信越しに、隊員の苦悶の声が聞こえてくる。
どうやら二人、逃げ遅れたらしい。
「───」
空中で身をひねり、ちらと下方を見やる。
そこには半径三メートルほどの丸い氷が二つ、
ごろん、ごろんと転がっていた。
間違いない。今、通信機の向こうから聞こえた
苦悶の声の主たちだ。
『……ッ、
冗談じゃないぞ……⁉︎』
「…………」
隊員の声を聞きながらも、折紙は油断なく
〈ハーミット〉の挙動に目をやっていた。
と──〈ハーミット〉はASTたち混乱しているのを
感じ取ったのか、またも動きを見せた。
くるりと折紙たちに背を向けたかと思うと、人形が
地面に四つ足をつき、そのまま凄まじいスピードで、
凍った地面を滑るように逃げていってしまう。
『く……追うわよ!』
『了解!』
折紙たちは脳内に指令を発すると、スラスター
ユニットを駆動させた。
「……ッ⁉︎」
五河家二階奥の部屋で眠っていた十香は、不意に
鳴り響いた爆発音にバッと顔を上げた。
「な──なんだっ……⁉︎」
急なことに驚いて身を起こし、ガラガラッ、
と音を立てて窓を開ける。
そこで、十香は思わず身を震わせた。
何かに途方もない恐怖を感じたというよりは、
窓から入り込んできた風の、予想外の冷たさに
ブルッと身体が震えたのである。
異常なほど、気温が下がっている。十香は怪訝そうに
眉をひそめながら外を見回した。
「こ、これは……」
視界一面に降り注ぎ、しかも、地面に触れた雨粒が、
一瞬のうちに凍りついている。
「一体、何が起こっているというのだ……」
と、そこで、ふと先ほどのことを思い出す。
昼寝をしていた際、何やらウゥゥゥゥゥ──という
音が鳴っていた気がする。
夢か何かかと思っていたが、あれは……
「警報……というやつだったのか……⁉︎ ならば
これが……
タマちゃん
イメージが異なっていたが、見るからに異常な事態で
ある。早くシェルターとやらに避難せねばなるまい。
と──十香が部屋から出ようとしたそのとき。
「……っ⁉︎」
窓の外を、奇妙なものが凄まじいスピードで
通り過ぎていった。
ずんぐりフォルムの、全長三メートルはあろうか
という人形である。
しかも背に、緑色のコートを着た少女を乗せていた。
「あれは……あのときの」
それを確認すると同時、十香は、心臓がどくんと
震えるのを感じた。
何の根拠もない。だけでも何故だろうか──
あの少女のもとに、士道がいる気がしてなら
なかった。
「……っ」
十香は唇を噛むと、部屋の外に飛び出していった。
「な……っ、なんだよ、こりゃあ……っ」
パペットを携え、マンションの外に出た士道は、
目の前に広がる光景に目を見開いた。
何しろ、見慣れた街の景色が、一面銀世界なって
いるのである。
それも、雪が積もったとかではない。純粋に街が
凍り付いているのだ。
『──警報が聞こえなかった? 四糸乃よ』
今まで沈黙を保っていたインカムから、琴里の声
が聞こえてくる。
『それより、精霊が出現するまで何をしていたの?
屋外に出るまで随分時間がかかったようだけれど』
「……いや、玄関に仕掛けられていたトリモチに
捕まってて」
そう、折紙の部屋を出ようとしたところ、トラップ
に足を取られ、外に出るのが遅れてしまったので
ある。
……しかし妙なトラップだった。確かに時間は
取られたが、絶対に脱出不可能というほどでも
ない。どちらかというと外部からの侵入者を
捕まえるためのものではなく、内部から逃亡
しようとする者を、しばらく足止めしておく
もののような……
「……いやいやいや」
今はそんなことを気にしている場合ではない。
首を振って思い直す。
「これが……四糸乃の仕業だってのか?」
『ええ』
氷に覆われた街を見渡しながら言うと、琴里が
返してきた。
『あまり悠長に構えられるような状況じゃあない
わね。本来なら排水されるべき雨水まで取り込んで
凍結しているから、このままの状態が続けば、地盤
や地下のシェルターの方にも深刻な影響が出る可能性
があるわ』
ふうと息を吐き、琴里が続ける。
『──四糸乃を止められるあなたと、そのパペット
だけよ。行ってくれるかしら?』
「当たり前だ。四糸乃も、街も、あのままには
しておけない」
『……シン、私の方からも一つ、いいかな?』
と、インカムから、眠たげな声が聞こえてきた。
令音だ。
『……いろいろと調べてみたが──どうやら、
君の疑問はあながち間違っていないようだ』
疑問──というと、先日四糸乃が家に来たとき、
士道が言ったことだろうか。
そういえば琴里が、令音に調べてもらうと言って
いた気がする。
『……時間ないから手短に伝えよう。
四糸乃は──』
令音が、簡潔に事態を説明してくる。
「……っ」
それを聞くと同時、心臓がぎゅっと締め付けられる
感覚が、士道の身体を通り抜けた。
だが──不思議と驚きはない。
あるのは、ああ、四糸乃ならば、という納得と──
やはり彼女は救われねばならないという、
確信だけだった。
「……琴里」
再度街に目をやって深呼吸。激しく鼓動する胸元を
再度叩いて、覚悟を決める。
それだけで士道意図をを察したのだろう、琴里が声を
響かせてくる。
『──よろしい。右手に真っ直ぐ、大通りに出る
まで走りなさい。四糸乃の進行方向と速度から見て、
およそ五分後にそこに到達するわ。その位置からなら
先回りできるはずよ』
「了解……っ!」
指示を受け、速やかに足を踏みしめる。だが、
『ちゃっちゃと好感度上げて、キスしてらっしゃい』
「……う」
……具体的な手段を口に出されると、少ししり込み
してしまう士道であった。
『どうしたの? 何か問題でも?』
「い、や……そういうわけじゃないんだが……
その」
士道がうっすらと頬を染めながら言うと、琴里が
呆れたように「はん」と嘆息した。
『なに、今さら恥ずかしがってるの? 別に初めて
ってわけでもあるまいし』
琴里の言葉に、デパートでの一件が思い出されて、
士道はさらに顔を赤くした。
「そっ……そりゃあ、そうなんだが……や、なんと
いうか、あのときは事故みたいなもんだったけど、
改めて自分からするとなると、ちょっと犯罪臭が
するというか……」
『──ああ、なんだ、士道ってばロリコンだった
のかしら?』
「……ッ、ち、違ぇよ!」
『やだなにその反応。図星? ストライクゾーンは
中学生以下? きゃー怖い。私も気を付けなくちゃ』
琴里はからかうように言ってくる。士道は、
おいおいと頬をかきながら返した。
「や、それはないわ」
いくら血が繋がっていないとはいえ、琴里は小さい
頃から一緒に育ってきた妹である。さすがにそれは
ない。
『………』
「琴里?」
『うるさい、さっさと行けっ!』
琴里は高圧的な司令モードは珍しく、少し声を
荒げながら叫び声を上げてきた。
「な、なんだよ……」
士道は腑に落ちないものを感じながらも、冷たい
雨の中を駆けていった。
凍り付いた路面に足を取られながら、なんとか速度
を維持して走っていく。
そしてすぐにひとけのない大通りに差し掛かり──
足をグッと踏みしめた。
『──来るわよ』
琴里の声からほどなくして──遠くに、鈍重な
シルエットが見えてくる。
滑らかで無機的なフォルム。頭部には、ウサギの
ような長い耳。間違いない。四糸乃の顕現させた
天使・〈
士道は、のどを潰さんばかりに声を張り上げた。
「四糸乃ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
「………!」
猛スピードで迫る人形の背に張り付いていた
四糸乃が、ぴくりと反応を示す。
どうやら、士道に気づいてくれたらしい。
凍り付いた路面を滑るように移動していた
〈
そして鈍重そうな人形が身をかがめたかと思うと、
その背に張り付いていた糸乃が、涙でグシャグシャ
になった顔を上げた。
「お、おう、四糸乃。久しぶりだな」
「……士道さ、ん……!」
四糸乃が身を起こし、うんうんと首を縦に振る。
その際、四糸乃が〈
差し込んでいた腕が抜かれる。
四糸乃の指にはそれぞれ指輪のようなものが
輝いており、そこから〈
細い糸のようなものが伸びていた。もしかしたら、
操り人形のように〈
かもしれない。
「四糸乃、おまえに渡したいものがあるんだ」
「……?」
四糸乃が、涙を拭ってから、問うように
首を傾げる。
「ああ、これを──」
と、士道がポケットにしまっていたパペットを
取り出そうとした瞬間。
『士道!』
琴里の声が響くと同時、士道の後方から四糸乃
めがけて、光線のようなものが放たれた。
四糸乃の肩口と頬をあたりを掠め、後ろへ
抜けていく。
「な……っ」
士道は声を詰まらせ、バッと振り向いた。
そこには、仰々しい装備に身を包んだ折紙が、
巨大な砲門を掲げながら浮遊していた。
「お──折紙……ッ」
しかも、それだけではない。いつの間にか
士道と四糸乃の周囲には、ASTの
集結しつつあった。
『──そこの少年。危険です。その少女から
離れなさい』
機械を通したかのような音声で、隊長と思しき
女から事務的台詞が発せられる。
だが、
「ぅ──ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……ッ」
すぐに前方からそんな声がして、士道は顔の方向を
元に戻した。
四糸乃が、AST隊員たちの姿を見て、ガタガタと
身体を震わせている。
「………っ」
士道は、眉をひそめて息を詰まらせた。
「ぁ、っぁああ、ぅあああああっぁぁぁぁぁ
ぁぁぁ──っ!」
叫び、四糸乃が再び両腕を〈
差し入れる。
そして凄まじい冷気をあたりに撒き散らしながら、
後方へと滑っていった。
「ッ、四糸乃……! 待ってくれ!」
士道の懇願も届かない。
四糸乃に操られた〈氷結傀儡〉は、ゴォォォォォォ
ォォォォ──という音を立てながら、周りの空気を
吸い込んでいった。
「あ──あれは……っ!」
凍り付いた街を走っていた十香は、視界の先に
見えた光景に戦慄した。
開けた道路の上に、士道と、先日見た青い髪の
少女、それにASTたちの姿が確認できたのである。
そして、人形を駆る少女が後退し、周囲の大気を
吸い込むように人形を仰け反らせる。
「─────っ」
十香は、腹の底がぞくっと冷えるのを感じた。
なぜだろうか、本能とかそういったもののレベル
でしか語りようがないが、なんとなく、わかる。
あれは──とてもよくないものだ。
語言化しづらい、そう、十香が〈
一撃を放とうとする寸前と、非常によく似た空気の
震え方をしているのである。
「……っ、シドー!」
十香は声を張り上げた。
だが、そんなことをしても意味がないのはわかり
きっている。
十香は、咄嗟に踵を地面に突き立てた。
「〈
そして、その名を呼ぶ。十香の最強の剣であり、
王座。形を持った奇跡の名を。
「………っ、く──」
しかし、何も起こらない。十香は顔を歪めた。
予想をしていなかったわけではない。一応、琴里
たちからいろいろな説明受けていた。
十香がどのような存在であるのか。琴里たちは、
そんな十香をどうしたいのか。
無論、最初から微塵も不安にならなかったとえば
嘘になる。何しろ今まであった力が、ある日を境に
無くなってしまったのだ。
だけれど次第に、それが士道とともに人間として
の生活を送るために必要な要素だということが理解
出来た。
正直──十香は、今の生活がたまらなく楽しい。
折紙は未だに鼻持ちならないし、琴里や令音も、
完全に信用に足るわけではない。
でも、士道と一緒に過ごす日常は、今まで感じた
ことがないくらい輝きに溢れていた。
──だが。
「〈
……ッ!」
士道を救うために、今、いらないはずの力を
再度求めなければならなかった。
幾度も幾度も、地面に踵を突き立てる。
だが、何度試しても、〈
「く──頼む……出てくれ、〈
歯を噛み締め、眉根を寄せ、泣いてしまいそうに
なりながらも、地面を蹴り続ける。
「……くっ」
頭の中に、士道が凶弾に倒れたときの光景が
鮮明に蘇る。
ごっそりと抉り取られた腹部。力無く倒れ伏す
士道。何もできなかった自分。
もう、あんなのは絶対に経験したくない。
──その瞬間、少女が〈
元の位置に戻す。
「……っ!」
「く──ぁ、ぁあああああああああああああッ!」
そして、〈
冷気を発した瞬間──
「ぅ、うわ……ッ⁉︎」
士道は、思わず尻餅をついてしまっていた。
〈
気圧された。
周囲に展開したAST隊員たちは、大気を吸い込み
始めた〈
いたが、それらは全て周囲の雨に阻まれていた。
そして──四糸乃が〈
冷気の奔流を放ってくる。
「な───」
詳しいことはわからなかったが、あれが士道の命
を確実に刈り取るであろう一撃であることだけは、
なんとなく予想がついた。
このタイミングと速度では──到底避けられる
ものではない。
「士道──」
と、折紙の声が聞こえてくるが、間に合わない。
数秒の間身が固くしたあと、違和感に首をひねって
目を開けた。
「こ、これは──」
そして呆然と、口を開く。
何しろ、いつの間にか士道の目の前には巨大な玉座
が聳え、四糸乃の攻撃から士道を守ってくれていた
のだから。
「さ、〈
そう。金属のような質感を持った豪奢な玉座。
鋼色の肘掛けに、剣の柄が顔を覗かせる背もたれ。
それは、精霊・十香の無二の武器〈
他ならなかった。
「な、なんでこれが──」
『──簡単よ』
と、琴里の声が、右耳に響いてくる。
「琴里……? どういうことだ? 十香の力は、
封印されてるんじゃなかったのか?」
『言ったでしょ。十香の精神状態が不安定になれば、
士道から十香に、封印されているはずの力が逆流する
可能性があるって。──フルパワーには程遠いみたい
だけれど、まさか天使まで顕現させちゃうなんてね。
……愛されてるじゃない、士道』
「は……? だ、だからなんで今十香の──」
士道がポカンとしていると、周囲にも動きが
あった。
突然玉座が出現したのに驚いたのは士道だけでは
なかったようだ。四糸乃が得体の知れないものを
見たような顔を作り、すぐ〈
凄まじいスピードで逃げていってしまった。
AST隊員たちもスラスターを駆動させ、それを
追っていく。
折紙も、士道の目の前に聳えた玉座を一瞥し、
小さく眉をひそめてから、他のAST隊員たちと
同じように四糸乃を追っていった。
「…………」
士道はしばしの間呆然としてから、ハッと
目を見開いた。
「そうだ、俺も四糸乃を追わねえと──」
と、
「──シドー!」
後方から、そんな呼び声が聞こえてきた。
可愛らしい声音に、独特のイントネーション。
それに何よりも、士道の目の前に聳え立った玉座。
声の主は考えるまでもなかった。──十香だ。
「十香。……て、え──?」
しかし振り向いた士道は、見慣れない十香の姿に
目を見開いた。
十香はいつも通り
のだが──胸元やスカートなど、身体要所に、
美しい光の
「十香、それは……?」
「ぬ?」
士道が言うと、十香は目をぱちくりさせて自分の
身体に視線を落とした。
「おお⁉︎ なんだこれは!
指摘されて初めて自分の様子に気づいたらしい。
十香が驚きの声を上げる。
そしてしばしの間、ぺたぺたと光の
ハッと顔を上げると、士道の方に視線を戻してきた。
「そんなことより──シドー、無事か?
怪我はないか?」
「あ……ああ。おかげさまで」
士道は目の前に聳える玉座を見上げながら答えた。
すると十香はばつが悪そうに目を泳がせ、
少し震えた声であとを続けてきた。
「その……なんだ、わ、悪かった……いろいろと」
「え……?」
士道がキョトンと返すと、十香は「むむう」と
うなりをあげる。
「だから……! 私が、よくわかないことで苛ついて
しまって……その、シドーに礼を言えず……迷惑を
かけた、から──ずっと、謝りたかったのだ……」
「や……あれは、俺が悪いんだし……」
十香の言葉には丁重に否定を示さなけばなら
なかったのだが──今は、時間がない。
士道はごくりと唾液を飲み込んだ。
精霊たる十香の、天使〈
完璧な状態ではないとはいえ、それが人智を
超える異能であることに変わりはなかった。
ASTのCR-ユニットに。そして四糸乃の
〈
士道は数秒の間考えを巡らせたのち、十香に
向き直った。
「──十香、頼みがある」
「ぬ……? なんだ、改まって」
十香が、不思議そうに首をひねってくる。
士道は躊躇うことなくその場に膝を突くと、
深々と頭を下げた。
「し、シドー?」
「──頼む。俺に、力を貸してくれ。こんなこと、
おまえに頼むのは筋違いだってのはわかってる。
でも、俺は──あいつを、四糸乃を救って
やらなきゃならないんだ……っ!」
「………」
十香はしばしの無言のあと、小さな声を響かせて
きた。
「四糸乃というのは──あの
「ああ」
「……っ」
息を詰まらせてから、十香が言葉を続けてくる。
どこか──悲しそうに。
「……そうか。やはり、あの
──私、より」
「……っ、誰がそんなこと言ったよ」
士道は顔を上げ、十香の目を見た。
「え……?」
「違えよ、そんなことじゃ──ねえんだ」
『士道。危険よ。十香に余計な情報は──』
琴里が何かを言ってくるが、無視して唇を動かす。
「あいつは──十香、おまえと同じなんだ」
「……っ⁉︎ あの
十香が、眉をひそめて怪訝そうな声を発する。
「──それだけじゃない。あいつも、おまえと
同じように、自分の意思じゃどうにもならねえ力を
持っちまってるばかりに、ずっと苦しい思いをして
きたんだ……!」
「………」
「俺は──あいつと約束したんだ。俺がヒーロー
になるって。俺が、おまえを救ってやるって。
……でも、俺だけの力では、あいつを追うこと
すらできない……ッ!」
再び、頭を深く下げる。
「頼む、十香。力を……貸してくれッ!」
「………」
沈黙が、流れる。
だが──それはそう長くなかった。
すぅー……はぁぁぁぁ、と深呼吸のような音が
聞こえてきたあと。
「……っ、はは」
小さな、笑いにも聞こえる声が響いた。
顔を上げると、十香が、額に手を当てていることが
わかる。
そしてその口元が、小さく動いていた。
「……ああ、そうか。そうだった。
なぜ、忘れていたんだろう。──私を救ってくれた
のは、こういう男だった」
「十香……?」
雨のため、十香の言葉が聞き取れなかった。
訝しげに聞き返す。
「──あの
十香の凛とした声が、雨音を掻き消すように士道の
鼓膜を震わせた。
「……ッ! 十香!」
「それ以上は言うな。時間が惜しい」
言って数歩足を動かし、その場に聳えていた
〈
すると巨大な玉座が前方に倒れながら、その形を
微妙に変化させていった。
「こ、これは──」
「乗れ。急ぐのだろう?」
十香は横になった玉座の背もたれ部分に飛び乗る
と、士道に促すように言ってくる。
「あ、ああ……」
士道は戸惑いながらも、十香に続いて倒れた
〈
不恰好な舟がサーフボードといった風前である。
「──掴まっていろ」
と、十香が短く言うと同時、
「………ッ⁉︎」
凄まじい加速で以て、〈
を滑り始めた。
全身を殺人的な風圧と重力が襲う。士道は咄嗟に
背もたれの装飾にしがみついた。
だが十香は何に掴まれるまでなく、足の裏に強力な
磁石でも備わっているかのように、〈
背もたれに悠然と立っていた。
「速度を抑えていては見失う!
このまま行くぞ!」
「お──おう……っ」
士道は凄まじい風圧の中、辛うじて声を発した。
『──まったく』
と、右耳のインカムに、やれやれといった声が
響いた。琴里だ。
『十香が応じてくれたからいいようなものの──
軽率よ、士道』
「すまん、説得はあとで聞く……! 今は何も言わず
力を貸してくれ、琴里……ッ!」
士道はが言うと、琴里ははあというため息のあと、
言葉を続けてきた。
『──もちろんよ。精霊を助けるのが私たちの使命。
協力は惜しまないわ』
「恩に着る……!」
と、そこでさらに〈
氷の上を進もうとすると
「──止まれ」
「ッ‼︎ 〈
「え? うわぁぁああああああ‼︎」
いきなり声が聞こえてきて十香は何かに気づいたのか
急いで〈
スピードを止めた。
「い、一体、なにが……?」
「これは……」
「十香……?」
士道はいきなりことで一体、何のことだか解らず
十香を見て名前を口した瞬間、
空からいきなり無数の白銀の槍が勢いよく降って
きてズダダダダダダ──ッと、地面を刺し穿ち抉り
突き刺さるもの凄い音がして士道と十香の行く道を
塞いでいく。
「こ、この白銀の槍は……まさか…ッ‼︎」
士道が白銀の槍を見てそう呟いた瞬間、
「悪いけど、ここから先は通行止めだよ」
上空からそう言う声が聞こえてきたので士道は
視線を上に向けて見上げると
「〈アテナ〉……ッ‼︎」
白銀の精霊、〈アテナ〉が士道と十香の目の前に
現れたのだ。
「デパートの時、以来だね。少年」
『こんな時に〈アテナ〉が静粛現界して現れている
ですって…‼︎ これは予想していなかったわ……ッ‼︎』
「どうして、〈アテナ〉がここに……ッ⁉︎」
琴里がインカム越しでそう言う中、士道が驚き
ながらも〈アテナ〉に問うと
「ああ、そうだね。今はこんなことしている場合
じゃなかったね……」
〈アテナ〉はそう言った瞬間、目の前にあった無数
の白銀の槍が一瞬にして消えた。
「あれだけあったはずの無数の槍が一瞬にして
消えたぞ‼︎」
十香は驚きながらも〈アテナ〉から視線を離さず
更に警戒を緩めずに戦闘態勢を取る。
「それじゃあ、単刀直入に言わせてもらうね……
少年、君が持っているパペット、よしのんを今すぐ
こちらに渡してくれないかな」
「な……ッ⁉︎」
『ッ‼︎』
士道と琴里は驚きを隠せなかった。なぜなら、
よしのんがいなくなったのことを知っているのは
士道と琴里たち〈ラタトスク〉、そして持ち主で
ある四糸乃だけであるはず、
それなのに……
「ど、どうして、よしのんのことを……?」
「そんなこと別にどうでもいいでしょ?
それで、答えは?」
『士道。わかっているわよね?』
「ああ、わかっている……」
士道は小声で琴里に返事する。
四糸乃を助けるためによしのんは必要だ。
よしのんを手放すなどむしろ論外である。
故に〈アテナ〉によしのんを渡すわけには
いかない。
「悪いが、よしのんは渡せない」
士道はよしのんを隠すようにしながら〈アテナ〉
にそう言うと
「そうか……それは彼女を四糸乃ちゃんを助ける
ためだって言いたいのかな?」
「そ、そうだ…ッ‼︎ だから一刻も早く四糸乃を
助けてやらないといけないんだ‼︎ だから……ッ‼︎」
士道はそう言って〈アテナ〉にそう言う。
だが、
「なるほどね……そうやって耳障りいい言葉を
並べてあの子の優しい心に付け込んだんだね」
「ち、違う! 俺はそんな理由で四糸乃に近づいた
んじゃない‼︎」
「じゃあ、少年は一体、どうやってあの子を
助けるつもりなの?」
「それは──」
『待ちなさい‼︎ 士道‼︎』
「俺は精霊の力を封印することができるんだ‼︎」
〈アテナ〉が士道に質問をすると士道は答えようと
すると琴里の急ぎ士道を諫める声が聞こえてくるが
士道は止められずに〈アテナ〉に答えていた。
「だからその力を使って四糸乃の霊力を封印して
もうASTから狙われないようする‼︎」
「ふーん、なるほどね。少年のその力を使って
四糸乃ちゃんの霊力を自身の身体に封印して助けよう
というわけなんだ」
「ああ! そうだ‼︎」
士道が〈アテナ〉の質問に答えると
「それって、本当に救ったことになるの?」
「え…?」
「むしろ、危険に晒しているんじゃないの?」
「だ、だけど…ッ‼︎ 四糸乃だってASTに
狙われ続けているよりかは安全なはずだ‼︎」
「それ、本気で言っているの……?」
「ッ‼︎」
その時、
の氷のような冷たい視線を士道に向けて静かな
怒気を孕んだ声を出していた。
「普通の人間が精霊の力を封印して無事であること
自体が奇跡だというのに、それを更に別の精霊の力
を封印する? それに本当にそんなこと出来るの?」
「そ、それは……」
「仮に封印が出来て普通の生活が出来たとしても
ASTのような討伐部隊が黙っているはずがない。
それどころか精霊の力が使えない無防備な状態で
狙われてしまう可能性だってあるんじゃないの?」
「──ッ‼︎」
士道は言葉を詰まらせた。
精霊を救うことが出来るのは自分しか出来ないと
琴里や令音たち〈ラタトスク〉にも言われたから
ではあるが正直、自分に十香の時みたいに四糸乃
を無事に救えるのだろうかというのと〈アテナ〉
の言う通り十香とデートしていた時みたいに折紙
が所属しているASTなどに狙われ続けてしまうの
ではという不安があったのだ。
「そんな成功するどうかもかもわからない不安定な
方法であの子を救うなんてそんな変な期待や希望を
持たせるようなそんな言葉を言う今の少年をあの子
の元に行かせるわけにはいかない」
〈アテナ〉そう言って〈
白銀の鋒を士道に向ける。
『士道! しっかりしなさい‼︎』
(俺のやってることは……間違っているのか……?)
『聞いているの⁉︎ 応答しなさい‼︎ 士道‼︎』
今の士道は琴里からのインカムの指示は聞こえて
おらず〈アテナ〉の言葉で士道の心は更に揺らいで
しまう。
精霊の力を封印することによって四糸乃が救われる
と信じていたが、ここは〈アテナ〉の言う通りに
よしのんを渡して〈アテナ〉に任せてしまった方が
四糸乃のためになるのではと士道は俯きながら
そう思っていると
「シドー‼︎」
パシンッ!!!
士道は自分の名前を呼ぶ声がしたのでゆっくりと
俯いていた顔を上げて声がする方へ視線を向ける
と十香の平手打ちが士道の右頬に衝撃と刺激が
強く走った。
「と、十香……?」
「しっかりしろ‼︎ あの
なかったのか‼︎」
十香は大きな声で驚いた表情をしている士道に
そう言って喝を入れる。
「け、けど、〈アテナ〉の言う通りもしかしたら
俺がしていることは四糸乃を救うどころか十香の
身さえも危険に晒しているんじゃないのかって……」
士道は不安そうに十香にそう吐露するように言うと
「そんなことはない。シドーは私に手を差し伸べて
救ってくれた。もしシドーがいなければ私は今でも
世界の美しさを知らないままずっと
向けられ晒されたまま今も戦い続けるそんな毎日に
明け暮れていただろう」
「十香……」
「それに、四糸乃のヒーローになって救うと
約束をしたのだろう?」
十香のその言葉で士道は目を覚ました。
そうだ。あの時、四糸乃と約束をしたではないか。
おまえを救ってやると。よしのんを見つけだして
『いたいの』や『こわいの』を近づけさせない。
おまえのヒーローになってやると。
「そうだな、十香の言う通りだ……」
もう少しで四糸乃との約束を破ってしまうところ
だった。
「……ありがとう、十香」
士道はそう言って体中に力を入れて気合いを
入れると
「行かせるとでも思ってるの?」
〈アテナ〉はそう言って士道に問いかける。
「もういいよ……こういうやり方はあまり好きでは
ないのだけれど、君がよしのんを渡してくれないの
ならば、こちらも強硬手段を取らせてもらう」
〈アテナ〉はそう言って〈
握りしめて更に士道に向けて構えて振るおうと
すると
「──はぁあああああっ!」
十香は走行を続ける〈
いき──背もたれの先端から生えていた柄を握ると、
そこから一振りの剣を抜き取り、そのまま背もたれ
を蹴り、上空にいる〈アテナ〉の方へと飛翔して
〈アテナ〉に目掛けてその巨大な剣を振り下ろす。
「シドーの邪魔はさせん‼︎」
「ふんっ……‼︎」
それに対して〈アテナ〉は十香の〈
はそんなこと気にせずに更に〈アテナ〉に向かって
斬り掛かる。
「〈アテナ〉とASTとやらの方は私に任せて
シドーは急いで四糸乃の元へと行ってやれ‼︎」
「わかった‼︎ 十香も無茶はするなよ‼︎」
「うむ。シドーもな‼︎」
士道は十香にそう言った後、十香と〈アテナ〉がいる
その場所を後にして急いで絶対に救うと約束をした
四糸乃がいる所へと向かって行った。
最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎
これからも『応援』などをしていただけたら、
更に更新する頻度が早くなるかもしれません。
それと『他にも投稿』もありますので、そちらも
見ていただければ、とてもありがたいです‼︎
【報告】
近いうちに『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』や
『百戦錬磨のウマ娘』に『殺戮者が斬る!』の三つ
の投稿作品を更新する可能性があるので皆さんどうか
温かい目で期待をして楽しみにいただけたら、本当に
ありがたいです‼︎
十香と士道が出会う前の四月九日の話を書いた方がいいか
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書くべき
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書かなくていい
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どっちでもいい