ことができました‼︎
今回は『4646文字』までの膨大な量を頑張って
書きましたが、豆腐のようなクソナメクジメンタルの
自分はきちんと面白く書けているのかととても心配に
なります……(汗)
『デート・ア・ライブ0』はこれにて『最終話』と
なります。
【お気に入り】や【しおり】、【投票】そして
【感想】などいただければ豆腐のようなメンタルで
脆い自分も更に『創作意欲』が増していきます‼︎
面白く出来ているかどうか心配でいっぱいですが
一生懸命にたくさん書きました。
最後まで読んでいただいてもらえたら嬉しいです‼︎
目を開くと同時に、眠るように混濁していた意識が
覚醒していく。
まるで視界に入り込んだ目の前の景色によって、
目を覚まされるかのような感覚。実際、長らく閉じて
いた瞼の隙間から流れ込んでくる風景は、そのくらい
鮮烈に彼女の心を揺さぶった。
最初に目に入ったのは空だった。青空に白い雲が
たなびき、絶妙なコントラスを作り出している。
だが徐々に視線を下げていくと──飽くほどに
見慣れた景色が彼女を待っていた。
「ぁ──」
抉られたように消滅した大地。滅茶苦茶に破壊された
建造物。空間そのものが意思を持って彼女の現界など
を拒絶しているような、灰色の世界。
それを目にした瞬間、彼女の全身がびくんと痙攣して
いた。
幾度目とも知れぬ現界の感覚。
それは──望まぬ闘争の開始を示す合図であった。
「───目標、〈プリンセス〉を確認。
攻撃を開始する」
遥か上空からそんな声が聞こえると同時、彼女に
目がけていくつもの円筒型のそんな物体──確か、
ミサイルといったか──が、火と煙を吐きながら
迫ってくる。
「…………」
陰鬱な息を吐きながら、右手をゆらりとその場で上方
に掲げる。すると、彼女に迫ってた何発ものミサイル
が空中で静止した。
そして彼女がその手をきゅっと握ると同時、それらの
ミサイルが空中で爆散する。
否、爆散というのは語弊があるかもしれなかった。
何しろ魔力の込められた炸薬の塊は、彼女の手の動き
に合わせて、内部から重力に引っ張られるように自壊
していったのだから。
……一体、これで何度目だろうか。
不意に眠りから覚めると同時に、見知らぬこの世界に
放り出され──武装した人間たちに襲撃される。
そんなことを、彼女は何度も何度も繰り返して
いたのだ。
だが、上空に展開している人間たちはそんなことでは
怯まないようだった。また懲りずに、彼女に向かって
ミサイルや弾薬をばらまいてくる。
「……ふん」
彼女は不機嫌そうにその顔を歪めながら、踵を地面に
突き立てた。
「──〈
そして静かにその名を呼ぶと同時──地面から彼女の
身の丈を超える玉座が出現する。天使〈
この世界で唯一彼女を守ってくれる、『形ある奇跡』
である。
彼女は玉座の手すりに足をかけると、その背もたれに
収められていた剣の柄を握った。
そして、一気にそれを引き抜く。
盾にさえ使えそうなくらい歩幅の刀身を持つ大剣。
それは淡い輝きを放ちながら、彼女の動きの軌跡を
描いていた。
「去ね、人間……ッ」
彼女は憎々しげに吐き捨てると、ブンとその大剣を
振り下ろした。
瞬間、彼女のその太刀筋に沿うように空気が震え、
その延長戦上にあるものを薙ぎ払っていく。
それは空中すらも例外ではない。機械を纏った人間
たちが、慌てた様子で彼女の剣撃を回避していった。
追撃を恐れてか、先ほどよりも距離を取って彼女の
周囲を飛び回り始める。
だが──
「ぬ……?」
眉根を寄せる。彼女の斬撃から逃げまどう幾つもの
シルエットの中、一人の人間が彼女の前に降り立った
のである。
他の人間と同じように、全身に機械の鎧を纏っている
少女だ。この殺伐としてる戦場にいるのが似合わない
くらいに綺麗な顔立ちをしているのだが……そこには
表情らしきものが一切見受けられなかった。
確か名は……トビイチオリガミ。仲間にそう呼ばれて
いるのを聞いたことがある。
思わず顔をしかめる。彼女が人間たちの中でもっとも
苦手としているのは、間違いなくこの少女だった。
無論、力の差は歴然である。確かの人間たちの中でも
戦闘技術には長けた方らしかったが、それでも彼女の
足元にすら及ぶまい。
事実、幾度となく彼女に襲撃をかけていながら折紙は
彼女の霊装に傷を付けたことさえなかった。
だが……
「…………」
折紙が、双眸を刃の如く研ぎ澄まし、彼女を刺し殺す
ような視線を放ってくる。
「──っ」
彼女は思わず息を呑んだ。
そう。人形のような……という彼女のそんな形容に
意を唱える者はいないだろうが、それは折紙からは
まったく感情が窺い知れないことを示すわけでは
なかった。
むしろ人間たちの中でもっとも強く、深く、激しく、
その仮面の如き表情の隙間から彼女に対する
ある。
「ぅ……」
心臓が絞られるような感覚に感覚に、眉をひそめる。
──
どんな強力な兵器であろうと、彼女の霊装を傷つける
ことは叶わない。
しかし、音もなく発される敵意は。
視界に込められた悪意は。
彼女の存在を消し去ろうという殺意は。
容易く、彼女の心を引き裂いた。
「……め、ろ……」
「………」
軋みを上げるほどに強く、大剣の柄を握りしめる。
「その目を──やめろぉぉっ!」
叫ぶと同時、彼女は手にした大剣を振り抜いた。
先ほどと同じように、その太刀筋の延長戦上に
存在する瓦礫が綺麗に両断されていく。
「……!」
しかし折紙はそれを予想していたとでもいわん
ばかりに身を翻し、その一撃を華麗に避けた。
そして不自然な姿勢で空中に静止したまま、手にした
巨大な砲門から、夥しい数の弾薬をばらまいてくる。
「ふん……!」
だがそんなものが彼女に届くはずもない。キッと視線
を鋭くするだけで弾は彼女に触れてしまう前に空中に
弾け飛んだ。
が──恐らく、そんなことなどは折紙も承知していた
のだろう。
「む……?」
ぴくりと頬を動かす。目の前に展開した弾幕の破裂に
よって視界がちらついた瞬間、折紙の姿が霞のように
消えていたのである。
「──く……!」
と、折紙の刺すようなそんな敵意を感じ、彼女は剣を
振り上げた。
次の瞬間。彼女の背後から現れた折紙が、奇妙な機械
から出現させた光の刃を彼女へと振り下ろしてきた。
──要は、銃弾などでは彼女には通じないと知って、
あえて目くらましに使ってきたようだ。
彼女の〈
打ち合い、火花を散らす。
「舐めるな……ッ!」
「──」
彼女が柄を握る手に力を込め、そのまま一気に剣を
振り抜くと同時、折紙は一瞬、レイザーブレイドから
光の刃を消し去った。
「ぐ……っ⁉︎」
急に負荷がなくなり、姿勢を崩してしまう。
すると折紙が好機とばかりに、再度握った柄を光の刃
を出現させ、彼女に剣撃を放ってくる。
「この……!」
彼女は体重を右足へと預け、左足を振り上げると、
その靴底で以て折紙の放ってくるレイザーブレイドを
受け止めた。
バチバチという火花が散り、微細な振動が霊装越しに
伝わってくる。
「く──」
さすがにこれ以上連撃などを放ってくるつもりは
ないようだ。折紙が後方へ飛び退き、距離を取る。
彼女はフンと息を吐くと、振り上げていた左足を地面
に打ち付けた。
霊装を纏っている今の状態であれば、別の無防備な
脇腹に一撃をもらおうとさしたるそんな痛痒もない
はずだった。
だが──それを理解してなお、この女に急所を晒す
のを身体が躊躇ったのである。
彼女は、未だ狂気に近い敵意を放ってくる少女に
目を向けた。
「……なぜ、だ」
そして、幾度放ったとも知れない問いを、懲りずに
発する。
「なぜ、貴様等は私に刃を向ける……ッ! 一体、
私が何をしたと言うのだ!」
「……なぜ?」
言うと、折紙は油断無く光の剣を構えたまま声を
発した。
「あなたは
折紙の言葉に、彼女はギリと歯を嚙みしめた。
意味のわからない問答などだけではなかった。
──〈プリンセス〉。その呼称が、そんな彼女の心を
ざわつかせた。
その言葉が彼女を示してることにはなんとなく察しが
付いていた。識別名。彼女を攻撃目標と断ずるための
記号。
その名で呼ばれると、彼女自身も自分を無機質な
殲滅対象と認識してしまいそうになるのである。
「……その〈プリンセス〉というのを、やめろ」
「あなたにそんな権限はない。〈プリンセス〉」
折紙は構わず呼称を続けてくる。彼女は足を踏み
しめて、拳を作った。
「やめろと言っているだろう! 私は〈プリンセス〉
ではない! 私は───」
そこで。彼女は、言葉を止めた。
──止めざるを、得なかった。
「わ、たしは……」
非常に単純。且つ残酷な理由。
初めから持っていなかったのか。それとも忘れて
しまったのか。記憶の中に、己を示す語句などが
見当たらない。
いや、そんなこと、今でもわかっていたはずなのだ。
だが、改めてそれを認識すると──灰色の世界に自分
が一人、取り残されてしまったかのようなそんな錯覚
に襲われるのだった。
「っ、……わた、し……は──」
呆然と、声を発する。そんな隙を、折紙が見逃すはず
などなかった。完全なノーモーションですぐにその場
に飛び上がり、そのまま彼女にレイザーブレイドを
振り下ろしてくる。
「はぁッ!」
「ぐ……」
一瞬、防御が遅れる。折紙の剣が彼女の胸を深々と
抉った。
無論、最強の鎧たる霊装には傷一つも付いていない。
彼女自身も、微かな負荷を感じたくらいで、ダメージ
など負っていなかった。
だが──
「──ああああああああああああああああああッ!」
彼女は絶叫を上げると、〈
振り回した。
「消えろッ! 消えろッ! 消えろッ! 私の前から
消え失せろ……ッ!」
四方八方に剣撃が放たれ、目に映る景色を一瞬ごとに
様変わりさせていく。
「く……」
さすがに折紙も避けきれないと判断したのだろう。
地を蹴って空中へと飛び退く。
だがそんなもの、もう彼女には関係なかった。
ただがむしゃらに、〈
切り刻んでいく。
「ぅ、ぁ、ああ、ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああぁぁぁあ──ッ!」
それは、誰にも解されることもない──
悲痛な、「助けて」の叫びだった。
──そして翌日・四月一〇日。
彼女は、一人の少年と出会う。
「──え?」
不意に。五河士道は振り返った。
そのまま視線を巡らせて周囲の様子を見取るが──
何もおかしなことはない。
士道の視界に映るのは見慣れた五河家のリビングの
壁であり、士道のその鼓膜を震わせるのは、遠くから
聞こえる鳥のさえずりと、時折響く車の駆動音のみ
だった。
「……おかしいな」
ぽりぽりと後頭部を描きながら眉をひそめ、首を元の
位置に戻す。
なぜだろうか──別にどこからも声など聞こえて
いなかったのだが……誰かに呼ばれたかがした
のである。
「…………」
何というか、少し自分の感覚器などが心配になって、
耳に水が入ったときのように二、三度耳を強く叩いて
みせる。だがやはり、耳にはそんな異常などは一切
見受けられなかった。
まあ、気のせいだろう。士道はそう結論づけて、
テーブルの上に広げられた本の誌面に視線を戻した。
『
『
『
「……俺が狼狽えちゃいけないよな」
両親は今日の、朝から海外出張などで家を開けて
しまっている。今琴里を見てやれるのは士道しか
いないのだ。
士道は先ほどの妙な感覚を不思議に思いながらも、
とりあえず今日の夕食などは琴里の大好物で揃えて
みようと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎
これからも皆さんが『応援』をしていただければ、
『更新』をする頻度が更に上がる可能性があるかも
しれません‼︎
【報告】
今回は無事に『東方墨染ノ残花』の『
更には『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』と
『とある暗躍の幻視者』を『更新』をする予定なので
楽しみにしてもらえてたら、本当にありがたいです‼︎
『他の投稿作品』もあるので是非ともそちらの方も
楽しんで見ていただければ本当にありがたいです‼︎
十香と士道が出会う前の四月九日の話を書いた方がいいか
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書くべき
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書かなくていい
-
どっちでもいい