今回は晃人が怒り、ある人物へ連絡します。
それでは本編をどうぞ!!
あのライブから10ヶ月が経過した。
あのライブでノイズを撃退した晃人は今
「ふぁ~…………眠い」
公園のベンチで寝ていた。
というのも、最近彼に来る依頼がないため、暇になっていた彼は株や宝くじで資金を集めていた。
そんな彼は気分転換に公園へ来たのだが、眠くなりベンチで横になっていた。
「(あのライブ事件から10ヶ月……あの時みたいに大量にノイズが現れることはなくななった…………あのライブの時に現れたノイズは、自然に現れたのか?)」
晃人はあのライブ時に現れたノイズについて考えていた。だが彼はすぐに首を横に振るう。
「(考えたところで意味はないか。俺のやることは変わらない。財団Xを潰し、兄さんたちのような人間を生み出さない!!そこにノイズが現れるなら、いつも通り潰すだけだ)」
エターナルメモリを出し、見ながらそう思った晃人。そして晃人はエターナルメモリをしまい、ベンチから腰をあげ公園から出ていこうと歩き出す。
その時
「やめて!!」
「ん?」
少女の悲痛な声が公園に響き、晃人は足を止めて声が聞こえた方に顔を向ける。
そこには、見覚えのある少女を3人の少女から守るように立つ少女がいた。
「(あいつは…………)」
「どきなさい小日向。私たちはその屑に正義の鉄槌をくだしてるんだから」
「「そうよそうよ!!」」
「響は被害者なんだよ!?あのライブに現れたノイズのせいで、響は死にかけたんだよ!?なのになんでこんなことするの!?」
「どうせ政府から支援金貰うために、わざと怪我したのよ」
「ち、違う!!私はわざとなんて」
「屑は黙ってなさい!!」
「「そうよそうよ!!」」
3人の少女から責められる2人の少女。
するとリーダー格の少女が落ちていた石を拾い上げる。
そして
「いいわ、そんなに屑と一緒にいたいなら、あんたも怪我しなさい!!」
―ヒュン―
「ッ!?未来!!?」
「ッ!?」
少女を守るように立っていた少女に向かって、石を投げつける。守るように立っていた少女は咄嗟に目を閉じる。
だが
―パシッ―
「くだらねぇことしてんじゃねぇよ、クソガキども」
「「「なっ!?」」」
「「えっ?」」
晃人がアクセルメモリの力を使って、高速で移動し、投げられた石をキャッチした。
投げた少女とその仲間少女たちは驚き、被害を受けていた少女たち2人は呆気にとられていた。
「な、なんなのよあんた!?」
「お前らが屑って言ってる奴の知り合いだが?」
「はぁ!?その屑の知り合い!?」
「ああ。立花、久しぶりだな?」
「だ、大道さん!?」
見覚えのある少女は、晃人がライブの列に並んでいる際に知り合い、エターナルに変身した際に怪我を治療した立花 響であった。
「だ、大道さん、生きてたんですね!?」
「勝手に殺すな立花」
「あの、貴方は?」
「大道晃人。ツヴァイウイングのライブでコイツと会った知り合いだ」
「あのライブの!?私、
「…………どういう意味だ?」
晃人は響の友人である小日向未来から事情を聞く。聞いていく内に、明らかに晃人は不機嫌な顔へと変わっていく。
「つまりコイツらは、あのライブで怪我した立花が国からの支援金を貰うために、わざと怪我したと思ってる訳か」
「そうです‼️」
「…………おいガキども」
「な、なによ!?」
「そこまで立花を罵倒するってことは、証拠があるんだろうな?」
「ざ、雑誌に書いてあったわよ!?」
「じゃあその雑誌に、証拠写真が載ってたのか?」
「そ、それは…………」
晃人の質問に答えられなくなり、黙るリーダー格の少女。周りにいる取巻きの少女たちも晃人から視線をそらす。
「証拠がある訳でもない、証拠がのった雑誌とかを見た訳でもないくせに、立花を屑呼ばわりとは、いったい何様のつもりだお前ら?」
「で、でも―――」
「失せろ、クソガキども!!2度とコイツらに手を出すんじゃねぇ!!手を出したら、ただじゃおかねぇからな!!」
「「「―――ッ!?」」」
晃人から発せられた殺気と怒鳴り声によりビビった3人組は、その場から逃げ出した。
「屑が、いっちょ前なのは言葉だけか」
「あ、あの」
「大道さん」
「「助けてくれて、ありがとうございました!!」」
「ん?気にするな。ああいった連中が嫌いなだけだ」
そう言った晃人は響へと近づき、響の体全体を見る。
「あ、あの、大道さん?」
「お前、軽く捻挫してるな?」
「ッ!?そうなの響!?」
「う、うん。さっきあの子たちに石投げられて転んだ時に。でも大道さん、どうして分かったんですか?」
「……昔、兄や姉が怪我したりしてたから、手当てしていく内に分かるようになったんだ…………よ」
「うわっ!?」
晃人は響に説明しながら、響を抱き上げた。
抱き上げられた響と、それを見ていた未来は顔を赤くする。
「あ、あの////」
「下手に動かすと酷くなるからな。小日向、すまんがあのベンチに置いてあるスマホと、スマホの後ろにあるグレイのメモリを持ってきてくれ」
「は、はい!!////」
未来は顔を赤くしながらベンチへと向かい、スマホとメモリを持ってきた。
「も、持ってきました。でもこれ、録画されてますけど?」
「さっきの一部始終を録画しといたんだ。ついでで申し訳ないが、録画を終了してホーム画面にある先生という人のとこに電話して、大道晃人の知り合いだと言ってくれ」
「わ、分かりました」
未来は晃人に言われたようにスマホを操作し、晃人が言う先生に電話をかける。
『もしもし?晃人か?』
「あ、あの」
『む?晃人じゃない?誰だ?』
「私、大道さんの知り合いなんですが」
『なるほど、そういうことか。お嬢さん、晃人に言ってくれ、来て大丈夫だと』
「わ、分かりました」
『それとお嬢さん、晃人が抱き上げてる患者の家族に連絡して、今から言うとこに来るように言ってもらえるか?』
「ど、どうして晃人さんが患者を抱き上げてるって分かるんですか!?」
『晃人は、いつも患者を連れてくる時に抱き上げてくるか背負ってくるの二択だからな。あと、自分で電話せず知り合いにさせるのは、患者を抱えてる時だからだ』
「な、なるほど」
未来は電話の相手の言葉にとりあえず納得し、電話の相手から場所を聞き、通話をきった。
そしてそのまま、電話の相手の場所へ向かいながら、響の家族へ連絡して来るように言う。
数十分後、晃人と響、未来の3人は1つの建物へとやって来た。
「着いたぞ」
「えっと……『安居クリニック』?」
「知り合いが経営していてな。そこらの病院より適切に処置してくれる」
「じゃあ、さっきの電話の相手は……」
「ここの医者だ」
「「響!!」」
「ッ!!お母さん!!お婆ちゃん!!」
晃人が説明していると、響の母親と祖母が慌てた様子でやって来た。
「大丈夫!?」
「うん、捻挫しただけだよ」
「捻挫!?」
「また同級生に石を投げられて、それで」
「そうだったの…………」
「見た感じ、そこまで酷くはない」
「あの、貴方は?」
「大道晃人。ツヴァイウイングのライブの時にご息女と知り合った者だ。偶々公園で再会し、俺の知り合いがいる病院へ連れてきた」
「そうだったんですね。この度は娘を助けていただきありがとうございました」
「ありがとうございました」
晃人に頭を下げる響の母と祖母。
「気にしないでほしい。それより、中に入ろう」
そう言った晃人は建物の中へと入っていき、未来たちも入っていく。
「勝男、来たぞ」
「いらっしゃ~い。ささ、お嬢さんをここに寝かせて」
「分かった」
晃人は勝男と呼んだ男の指示に従い、響を設置してあったベッドへ寝かせる。
「ふむふむ、軽い捻挫だから湿布を貼っとけば治るね。だいたい2日だね」
「本当ですか!?」
「うん。ただし、他の怪我と精神へのダメージはここに通院か入院しなきゃダメだけどね」
「え……」
「あの、分かるんですか?」
「うん。お2方もそうですが、相当精神へのダメージが酷いですね」
「「「………………」」」
勝男と呼ばれた男の言葉に、響たち家族は黙ってしまう。その響へ、晃人が質問した。
「立花、1つ聞かせろ」
「なんですか?」
「お前は、ライブ前の状態…………窮屈な想いをせず過ごした日々のような生活を送りたいか?」
「…………はい」
「……分かった」
響の返事を聞いた晃人は建物から出ていき、ある人物へ電話をかける。
『もしもし?久しぶりだな、お前から電話よこすなんて』
「久しぶりですね。貴方に依頼がある」
『依頼?』
「ああ。その街の住人じゃないが、1人の少女の涙を拭うため、その家族を救うため、俺に力を貸してくれ
左 翔太郎」
to be next memory
今回はここまでです!!
次回は晃人があることをやります‼️
次回も是非読んでください!!