「転生者のみなさんを救ってください」
その言葉に、
そして彼は、自分が少女の代わりに死んでしまったこと、自分が本来ならば死ぬ筈のなかったことなどを謝罪と共に言われたのだ。本来ならば起こるところだろうが、彼は帰来の優しさで許した。恨みたい気持ちはあったが、彼女を責めても仕方がないという諦めもあったのだろう。
そんな彼の姿に女神様は涙を流しながら謝罪をする。それこそ土下座までしそうになり、流石に彼も止めに入ったほどだ。そうしてずっと泣き続ける彼女に戸惑っていると、女神様は泣き顔で彼に言うのだ。
「転生者のみなさんを救ってください」と。
曰く、彼女は転生を司る女神であり、その仕事を全うしているのだと言う。ところがとある魔女によって、転生していった彼らが理不尽な目に遭って苦しんでいるという。その話に対して駒は色々と思うところがあったが、涙を流す女神様の姿に彼は心を打たれたのだ。その後もどうして自分を選んだのか?と言う問いには、
「貴方は子供を救おうとしました。私はその勇気と優しさに感動したのです。本来ならばこうして会う必要はなかったのです。ですが!私は貴方のことを気に入りまして。貴方ならきっと大丈夫だと思ったのです。それに、私…貴方のことを…」
顔を赤く染め、恥じらう美人の姿に心を打たれない訳もなく、駒は首を縦に振る。駒の言葉に女神様はますます顔を赤く染め、果てにはリンゴのように真っ赤になり「ありがとうございます~!」と抱きつく。そうして彼は転生者を救うために戦うことになった。
そして駒は、女神様の力になるためまずは魔女のことを知った。そして魔女の恐ろしさとその業を知る為に
『俺たちを否定する魔女め。絶対に許さない。絶対に殺してやる!』
そうして彼らの苦しみを引き受けた駒は、その出で立ちを変えていく。黒かった髪は真っ白に、優しかった眼は憎しみにぎらついた瞳に、身体は引き締まり、鍛え上げられた肉体へと変貌を遂げる。その度に、女神様は嬉しそうに抱きつき、過激なスキンシップをするのだった。そして魔女を屠る為に力を見につけた駒は、最後に女神様の力を与えられることになった。
「魔女の世界に行くためには途轍もない力が必要になります。それこそ、私の力を全て使わなければならないほどに。ですが、私は貴方を信じています。貴方ならきっと、邪悪なる魔女を滅ぼし、転生者たちの未来を救ってくださると!」
そうして力の譲渡のために、その夜、駒は女神様と身体を重ねた。互いが互いを愛していると囁き、求める様に愛し合った。そして起きた時に一人になってしまった駒はただ泣き叫んだ。そして彼は歩き出す。女神さまから与えられた命令を。邪悪なる魔女を殺すのだ。全ては彼女の為に、全ては