冒険者と呼ばれた男   作:牛猫

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いやー、やっと主人公にも見せ場を作れそうだぞ~(わくわく)





冒険者の会場入り

 

 

 

 

 

 あの後、俺達を気に入ってくれたらしい船長によってドーレ港に到着した俺達は途中で変な二択クイズを出題されたりしたものの、何事もなく"一本杉"の下にあるというナビゲーターの家を目指して歩を進めていた。

 

 

「あのババア、歩いて2時間だと~?2時間なんて2時間前に過ぎちまったぞクソ」

 

「レオリオ置いてくよー」

 

 

 

 レオリオが悪態をつく中、ちょうど山のてっぺんに差し掛かる辺りで俺達はその民家を発見した。ここがナビゲーターの家で間違いないだろう。

 

 どうやら俺達以外にここに辿り着いた者はいない様で、辺りは静寂に包まれている。ドアをノックしても何も反応が無かったのでレオリオがドアを開けると、そこには女性を抱えた魔獣と床に倒れ伏す男の姿があった。

 

『魔獣 !?』

 

 俺達を見た魔獣はすぐに窓ガラスを突き破って外へと逃げていき、その後をゴンとクラピカは追いかけていった。

 

 

 

 

 

「おいルカさんよ、あんたは追わないで良いのか?」

 

 レオリオが男の傷の処置をしながら俺にそう言ってきたが、それは必要無いと思った。

 

「必要ないよ。勿論二人が返り討ちに遭うとかそういう可能性も無い訳じゃないけどそれ以前に...あんたも魔獣だろう」

 

「え!?」

 

 レオリオが治療している男を見ながら俺がこう言うと男はにやりと笑い、本当の姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやあ、何年ぶりかねェうちら夫婦を見分けた人間は...」

 

「嬉しいねェ」

 

 

 

どうやらナビゲーターの夫婦とはあの女性を抱えていた魔獣ともう一人の事だったらしい。

 

 

「ところでお前さん、どうやって俺の擬態を見破った?」

 

「ああ、だってオーラの流れが人間とは全然違うんだもんさ、すぐ分かったよ」

 

 オーラの流れ方は肉体の性質に大きく依存する。相手のオーラの質から相手がどんな存在なのかを一目で見抜くのは冒険者の必須技能の一つだ。そう魔獣に告げると、『念使いか』と言われた。多分今ではオーラを操る技術の事を"念"と言うのだろう。

 

 念。いいね。カッコイイ。

 

 

「げ、またオーラかよ...それってマジの話?」

 

「大マジ」

 

「お、おう」

 

 どうやらレオリオはまだオーラという存在についてまだ半信半疑だったらしい。うたぐり深いやつめ。

 

 

 

 

 ナビゲーターのお眼鏡に叶った俺達はしばらくの間、俺達はハンター試験会場までの空中遊泳を楽しむのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツバシ町の2-5-10は...と、向こうの建物だな」

 

 

 ナビゲーターのキリコに案内されるままザバン市にたどり着いた俺達を待ち受けていたのは巨大な高層ビル......では無く、普通の定食屋だった。

 

「おいおい、冗談きついぜ案内者(ナビ)さんよ。まさかこの中に全国から無数のハンター志望者が集まってるなんて言うんじゃねーだろ」

 

「そのまさかさ。ここなら誰も応募者が数百万人とも言われてるハンター試験の会場だとは思わないだろ?」

 

 

 ナビゲーターの後に続いて中に入ってみると、中も普通の定食屋だ。

 

 

 ナビゲーターが『弱火でじっくり』焼いた『ステーキ定食』を頼むと、俺達は奥の小部屋に案内された。周囲にオーラを張り巡らせれば、この部屋自体がエレベーターになっている。どうやらここが最終目的地の様だ。

 

 

 

「何でみんなはそんな大変な目にあってまでハンターになりたいのかなぁ」

 

 ナビゲーターも去り、部屋が下に下がり始めてからしばらくした後突然ゴン君がそんなことをほざいた。コイツマジで言ってんの?

 

「お前本当に何も知らねーでテスト受けに来たのか!?」

 

 そう言うと、レオリオとクラピカが早口でハンターについての説明を始めた。それは俺が知っている事と概ね同じだったが、ゴン君は話された事のほとんどを知らなかった様である。コイツちょっとは調べようとか思わないのかな。

 

 

 

 

 ゴンが二人にいろいろ言われていると、部屋の扉が開き、外には沢山の受験生達がひしめき合っていた。

 

 

 うーん。3人は気圧されたみたいだけど才能ありそうなのは殆ど居ないな。自信だけはたっぷりあるけどオーラも使いこなせない奴らが大半で、オーラは使えないけど才能ある奴が少し。そして残りがおそらくオーラが使える奴...にしてはちょっと使い方が変な感じがするが、今はああいうのがトレンドなのかもしれないな。

 

 

「それにしても薄暗い所だな」

 

「地下道みたいだね...一体何人くらいいるんだろうな」

 

「君達で406人目だよ」

 

「!」

 

 

 

 俺達が豆の様な顔をした男から番号札を手渡されてからすぐに、妙な小男が俺達に話しかけて来た。小男はトンパと名乗り、俺達に色々くっちゃべった後で人数分の缶ジュースを差し出して来た。我等が野生児によると"何か変な味"らしい。飲まんとこっと。

 

 

 

 というかあのピエロこっち見てるな。何だろう。何かオーラの挙動が変わったな。てかオーラ何で出しっぱなしなんだろ...なんかこっち来た。

 

 

 

「ねえキミ♥ちょっとボクと闘らない?」

 

 

 

 その前に、お前は誰だよ。

 

 

 






超大変だった...(満身創痍)


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