ハイスクールクライシスDxD!~遺物使いの竜契約者の軌跡   作:カオスサイン

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EPⅩⅡ「遺物使いと皇女の怒りと祈り、街の崩壊を防げ!PARTⅠ」

Side蒼真

「それで一体どうする気なのソウマ?」

「とりあえず、その盗んだパチモノエクスカリバーを使わせてるはぐれ神父が居る筈だからソイツを引きずり出してブチのめす。

一方のあっちはレベルⅤ以上のブレイカーじゃなきゃ真面に力を引き出す事も出来んしな…コカビエルは持て余している筈だ…あの人もどうにか奴の居所が分かったら動く事は確実だからな」

「そうね、あのお姉様が見逃す筈無いものね」

俺は事を起こそうとしている堕天使幹部コカビエルの企みを阻止するべく動き出す事にした。

「兵藤、紫藤さんに連絡取れるか?」

「あ…すんませんあのゴタゴタであいつの新しい連絡先知らなくて…」

「…そこらのホテルをしらみつぶしに探すか」

兵藤が未だ連絡先を知らないというからまずは紫藤さん達を探す事となったのだが…。

「は?」

「「どうか我らにお恵みをー~」」

ホテル宿泊しているだろうと思っていた紫藤さん達は何故かショッピング街の中で物乞いをしていた。

事情を聞いたら紫藤さんが明らかな詐欺に騙されて偽物絵画に資金をほとんど注ぎ込んでしまったからとか…おいおい。

それでファミレスで彼女達に奢ろうと入店したら其処で搭城と何故か彼女に顔を引っ張られる形でいる知らない男子生徒が居た。

「おろ?」

「ソウマ先輩…それと聖剣使いも丁度良い所に!

イッセー先輩は?」

「今日は連れて来てないんだ」

「そうですか」

「こ、子猫ちゃんいきなり連れてきて何だ…」

「それより裕斗さんが行方不明になりました…」

「子猫ちゃあーん!?」

男子生徒を無視し搭城がそう言ってくる。

「何!?真逆あいつ!…」

「その真逆ですよ…」

あのアホ、俺の言った事を理解せずに一人で突っ走る気か…。

「嫌だあ~!あんなクソイケメン野郎の事なんか知った事かー!

グレモリー眷属の問題は同じグレモリー眷属で解決してくれよ…」

若干私怨が混じった悲痛な声を上げる男子生徒…ってん?

「そいつも悪魔か?」

「ええ、そうです。彼は部長の幼馴染であるシトリー会長の眷属です。

今回の件に協力を取り付けました」

「俺は了承してないー!」

ああ、シトリーときたか。

他にも悪魔居たのね。

「って子猫ちゃん、話に聞いていた聖剣使いが居るのは分かるがなんで只の人間も一緒に居るんだ?」

搭城に強引に連れてこられたであろう男子生徒は紫藤さん達のパチモノ聖剣を見て視線を逸らし、今度は此方を見てくる。

「ソウマ先輩は只の人間じゃありません。

遺物と呼ばれる神器とは違った物を扱うブレイカーと呼ばれる人らしいです。

それに今回の件に先輩のお知り合いも巻き込まれたらしくて…」

「ブレイカー?ってそうま!?もしかして神薙戯先輩っすか!?」

「そうだが?」

「生徒会が抑え切れない変態三人組の粛清をしてくれてるそうで…本来なら此方の仕事なのに…あ、俺は二年の生徒会書記の匙 元二郎っす」

「他の二人は粛清しようがないがな」

匙と名乗った彼の言葉に俺は苦笑いする。

うん、兵藤は兎も角残りのあの二人は今後も変わらないと思うな。

で…

「うおー!木場ぁ…いけ好かない野郎だと思っていたがそんな悲惨な過去があったとは…俺も協力させてもらうぜ!」

搭城から木場の過去話を聞いた匙は協力を申し出てきた。

「それじゃあ、今夜決行といこうか」

俺達ははぐれ神父撃退作戦を決行する事になった。

深夜…

「既に誰か戦ってる!…」

おびき寄せるまでもなく既に見回りしていた公園内で戦闘が行われていた。

戦っていたのは行方知らずとなっていた木場と廃教会の時のフリードとかいったイカレ神父だった。

あの土壇場で一人逃げ延びてたのか!

木場はやはり焦りが増しているせいかどんどんフリードに追い詰められていっていた。

「木場!」

「!」

「ホワッツ!?」

俺は水嵐を彼等の間に発生させて割り込んだ。

「あん時のガキ!…それに…」

「フリード・セルゼン!堕ちた天才か…奪った聖剣を返せ!

主に代わって断罪してくれる!」

「ワオ!残りの聖剣ちゃん!…だけどあのガキが居るとなあ…ここは…」

一方、ゼノヴィアの聖剣を見て歓喜の声を上げるが俺の姿を目にすると逃げようとしていた。

其処に

「逃がすか!」

「んなあっ!?」

匙が兵藤の物と似た黒い腕を出して其処から舌の様なものを射出させ、イカレ神父の持っていた聖剣に巻き付かせて逃走を妨害した。

アレももしやドラゴン関係か?

「よっしゃー!今一度ふんじばってやるぜー!」

「く、クソ!?斬れねえ!?…」

逃走を妨害された事で今度は身動きそのものを封じられたフリード。

「木場、俺は言ったよな?

物に八つ当たりしているようなら果たしたい事も果たせないぞと」

「…」

俺は木場を見やる。

彼は黙ったまま動かない。

其処に

「フリードいつまで遊んでおる?」

見るからに怪しいオッサンが現れる。

「バルパーのおっちゃん!

いやね、この可笑しな舌みてえなものが全然斬れない上にこの通り身動き封じられちまっててですね…」

「「バルパーだと!?」」

一方、ゼノヴィア達はフリードが呼んだおっさんの名に驚く。

奴が本来の木場の仇か。

「教会の犬共に悪魔共とそれに通ずる人間か…仕方無いやれ!」

「しまった!?…」

バルパーが指示を出すと何処からともなく堕天使が現れ、光の槍を投擲しフリードにかけられていた拘束を解いてしまう。

「フリード!聖剣に因子を込めろ!それで斬れる筈だ。

切れたら撤退し最終段階に入るぞ」

「イエッサー!」

バルパーの言葉通りフリードがパチモノ聖剣を輝かせて斬られる。

「待て、バルパー・ガリレイ!

今度は一体何を企んでいる!?」

「知りたければ悪魔共の学び舎に来るといい…」

「待て!急いで追うぞイリナ!」

「え、ええ!…」

バルパー達はゼノヴィアの問いにそうとしか答えず撤退していった。

その後をゼノヴィア達は追っていく。

俺は奴の言葉を聞いてはっとなり叫ぶ。

「塔城!グレモリー先輩達に連絡を入れろ!

奴等は駒王学園を中心に事を起こす気だ!」

「は、はい!…」

俺は塔城に指示をして、仇を目にして未だ戦意を喪失していない木場を回収し、兵藤達に連絡を入れるのだった。

 

その頃、Side?

「そうですか…其処にその者達が…(あの方を傷付け、挙句託していた私達の大事な物を奪った不敬な輩達…到底許す訳にはまいりませんわ!)」

駒王町の本来ならばゼノヴィア達が宿泊予定であったホテルの一室にて仲間からの連絡を受け動き出す一人の女性の影があった。

 

ドラゴン卵誰に渡す?

  • ミラ
  • 雪蘭
  • ジャンヌ
  • イリナ
  • ミッテルト
  • レイナーレ
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