ハイスクールクライシスDxD!~遺物使いの竜契約者の軌跡 作:カオスサイン
Side蒼真
「何者だ!?」
「…」
コカビエルが突如姿を現した女性に叫ぶと彼女は無言のまま飛び降りたかと思うと白い翼を広げながら地上へと降りてきた。
「なん!?…」
それを見た他の者達は驚く。
「御機嫌麗しゅう、堕ちた天使とそれに通ずる者、そして悪魔の皆様方…私はマルガリーテ、白き気高き龍の一族ホワイトドラゴンの皇女ですわ。以後お見知りおきを」
女性はそう名乗りながらお辞儀をする。
「ほ、ホワイトドラゴン!?…」
「白き龍の一族だと!?…アザゼルお抱えの「白龍皇」以外にそんな奴がいるなど聞いていないぞ!」
コカビエル達は女性の正体に驚く。
「堕ちた天使コカビエル、並びにそれに通ずる者達よ、あの方の無念と私達一族の怒りを此処で晴らさせて頂きます!」
「そういう事か貴様あの時の神父の!…よくも俺の計画の邪魔をおー!」
そう叫びながらコカビエルはマルガに攻撃を加えようとする。
「甘く見られたものですね」
「何!?…」
マルガが手を翳すとコカビエルが光の槍を握っていた右手を凍らせた。
「ふ、フリードォー!」
「あいあいさあー!ドラゴンのお姫サマちゃんだか何だか知んないけど俺様の最強になった聖剣ちゃんの前に勝てるかなあ~?」
コカビエルの指示を受けたイカレ神父が統合パチモノエクスカリバーを構えてマルガを斬ろうと迫る。
「テメエの相手は此方だ!」
「チイッ!?また邪魔をするかこんのクソガキ!」
俺が水嵐を発生させて防ぐ。
「おいいつまでそうしているつもりだ木場?」
俺は未だバルパーから渡された因子を握り絞めて涙している木場に叫んだ。
「蒼真先輩…漸く分かりましたよ…同士達が復讐なんか望んでなんかなかったと!…だから僕は第2、第3の被害者を生み出させない為にバルパー・ガリレイ達を討つ!」
「『♪~』」
「これは!…」
「聖歌だわ…とても暖かい…」
木場がそう決意すると彼の同士達の念の様な声が微かに聞こえ、聖歌が紡がれる。
「バランスブレイク!「聖魔剣」!その身に刻むといい!」
木場は今迄扱っていた魔剣とは一際違う白と黒が入り混じった剣を発現させ高らかに掲げた。
「そんな馬鹿な!?本来反発し合い交わる事など無い筈の聖と魔の力が交わり合わさった剣だと!?…」
木場の剣を目にしたイカレマッド野郎が叫ぶ。
「おいおいイカレマッドのおっさんよおアレくらいで驚いてもらっちゃ困るぜ?俺は…」
「そうだな私もとっておきの物を出すとしよう。デュランダル!」
俺の言葉をゼノヴィアが遮り大剣を出してくる。
あれが隠し玉か。
「ちょっと遮られたけど俺も本気を出させてもらうぜ。
姫さん、アレ使わせてもらって良いよな?」
「分かっています、一時貴方に託しましょう!」
「そうこなくっちゃ!」
俺は姫さんに許可を取り弾き飛ばされていたアイスレイジを拾い上げ握る。
「コイツの真価とくと味わいな!そらあ!」
「「ギャ!?……」」
ブレイカーである俺が手にした事でアイスレイジは強力無比な冷気を纏い、それを未だうざったく襲ってきていたケルベロスの軍勢に振るうと氷漬けにした。
「何だと!?…あの剣にあれ程迄の力が!?…」
「馬鹿な!?デュランダル使いといいその水色の聖剣といい真なる聖剣使いが二人も居たというのか!?」
「んな超展開有ィ!?」
「ああ、私はイリナと違って数少ない天然さ」
その圧倒的なまでに見せつけてやったアイスレイジのパワーにコカビエル達は驚愕し、ゼノヴィアは淡々と答える。
「はあ…」
「一体何が可笑しい!?」
一方呆れた顔を見せた俺に対しイカレマッド野郎が叫ぶ。
「この剣アイス・レイジっていう其処に居るマルガ姫さん達の秘宝なんだけどさ。
選ばれた者にしか真価を発揮出来ない代物なんだよね。だが俺の力はそれだけじゃない!」
「何!?…」
「それより良いのか?」
「はっ!?…」
「バルパー覚悟!」
「アーメン!」
「ぎゃああああ!?」
「ひぎゃぶ!?」
「あーらま…」
話し込んでいる間にイカレマッド野郎の背後に木場とゼノヴィアが迫っておりその刃を振り下ろした。
ついでにイカレ神父も巻き込まれていた。
これで木場の友人も浮かばれることだろう。
「さぁてとコカビエルさんよここでアンタの下らない企みは終わりだ!」
「グッ!?…脆弱な人間なんかにこの俺が立てた戦争再開の計画を邪魔されるとは…貴様は一体何者なのだあ!?」
残る頭のコカビエルに俺がそう言い放つと奴はこの場で奴にとって最大の疑問を口にした。
推奨戦闘BGM「インモラリスト~オーケストラVer♪」
「良いだろう!改めて自己紹介しようか…俺は神薙戯 蒼真17歳普通の高校生…ではなくソサエティ所属フリーの世界最高のLEVELⅩのブレイカーであり、二人のパープルドラゴンと絆を結んだ男だ!いくぞ、レンカ、トワナ!」
「ええ!お姉様の前ですもの!気合入れていくわよソウマ!」
「うん!…」
そう高らかに名乗った俺はレンカ達を傍に寄せ、結んだ絆の力を解放した。
「「「【ツインエンゲージ】!!!」」」
二人とのエンゲージを発動した事でアイスレイジに双つの紫炎の焔が纏わり更なる力を解放する。
「馬鹿な!?我等が存在を知らぬドラゴンがまだこの場に存在していたというのか!?」
「そういう事だ。あ、ちなみにテメエが赤龍帝と呼んでいた俺の後輩の隣に居る子もドラゴンな生まれて数週ちょっとだが…」
「何だと!?…」
「ああ、もういい加減にうるさいっての!」
「なっ!?…お、俺の翼があー!?」
俺が暴露するとコカビエルはあり得ないとばかりに混乱していた。
それをうざったく感じたレンカが紫焔弾を奴に撃ち込み翼を藻掻いた。
「さあ閉幕と行こうか…【氷結の双紫焔斬<アイシング・ツインウィルオスプスラッシュ>】!!」
「がっ!?…な、なんだこれは!?…き、貴様等!ーーーーー」
「永劫の紫焔に焼かれ続けろ…!」
俺の繰り出した技の直撃を受けたコカビエルは切り口から氷の柱が生え出していき最後には完全に全身が氷漬けになって紫炎の焔に焼かれ続ける様な絶叫が響くだけだった。
その際にコカビエルがどうやら聖書の神の死を言っていたようで後ろで教会チームとアーシアが項垂れていた。
「神だとかは関係無い。人との繋がりを大切にして生きてればいいのだから!」
「蒼真さん…」
俺はそう言って場を和ませた。
そうこうしていると
「ほう、真逆此方の一幹部であるコカビエルを神器使いではない人間が倒すとはな!…しかも人の姿をしたドラゴンか…」
「!?」
「もしかしてコカビエルが言っていた白龍皇か?」
「その通りだ」
突如銀白の龍の鎧を纏った青年が現れる。
俺は彼の正体に当たりをつけ告げると彼も頷いた。
「今回の件については全てコカビエル達の独断でしかなく「神の子を見張る者」の総意では一切無い事を告げよう。それと其処で気絶している神父らは此方で断罪するとの事で連れ帰らせてもらう」
「そういう事なのね…」
白龍皇と名乗った青年がそう告げるとグレモリー達は納得したかのような頷きを見せる。
「では、宿命のライバル、並びに龍契約者の人間君とは是非手合わせ願いたいな」
「ええ…」
「こっちはアンタと戦う理由は無いんだがな…」
「手厳しいな、それじゃあ再び」
白龍皇の青年の言い残してきた言葉に兵藤は困惑し、俺は奴の事を思い出して頭を抱えた。
事件後、姫さんは俺からアイスレイジを受け取り再び託す為にアメリカへと旅立っていった。
余談だが聖書の神の死によってゼノヴィアがグレモリー眷属入りをしていたのには驚き二割と教会側への不信八割増しな出来事もあった。
ドラゴン卵誰に渡す?
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ミラ
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雪蘭
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ジャンヌ
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イリナ
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ミッテルト
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レイナーレ