ハイスクールクライシスDxD!~遺物使いの竜契約者の軌跡   作:カオスサイン

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EPⅣ「遺物使いとはぐれ悪魔」

Side蒼真

学園の先輩から呼び出しを受けた兵藤と一緒に俺も訪れた場所に居た存在が自分は悪魔だと名乗った。

ふと周囲を見ると部下なのであろう生徒達も自己紹介とばかりに黒い羽根を広げていた。

「真逆悪魔なんて存在が現実に存在していたとはな…」

一般人とは掛け離れている俺が言うのもなんだけど。

「兵藤君、貴方があの堕天使の女に命を狙われたのは貴方の中に宿った神器が危険視されたからなの」

「コレの事ですか?」

グレモリー先輩から兵藤が命を狙われた理由を告げると兵藤は竜の篭手を出現させる。

「その神器は!…成程ね…」

「コレ一体どんな代物なんですか?」

「ごめんなさい、今はまだ確証がないの…それよりも…」

兵藤の篭手を目にして驚いた顔をし思案する先輩だったがそう言うと今度は俺に視線を向けてくる。

「神那戯君、一体貴方は何者なのかしら?」

案の定多少の警戒はされているようだ。

「その前に先輩は遺物という物を聞いた事はないですか?」

「遺物?神器ではなくて?」

「…」

先輩の反応を見る限りロストプレシャスと先輩が言う神器の定義はそもそも全くの別物である可能性が高くなってきた。

「そうですか分かりました。

俺は世界遺物保護協会に属するブレイカーの一人です。

この町に存在しているであろうロストプレシャスを回収する為にやってきました」

「!…」

「裕斗先輩、多分字が違うと思います…」

一瞬金髪のイケメン野郎が何か不穏な反応を見せたが白髪のロリ少女、トワナが気が合う友達だと言っていた塔篠 子猫が嗜めていた。

「聞いた事無い組織ね…それはそうと兵藤君、是非転生悪魔となって私の眷属になってみる気は無いかしら?」

「え?…」

グレモリー先輩は懐から取り出してきたチェスの駒のような物を見せてきながら兵藤にそう言ってくる。

転生悪魔ねえ…それに対し俺は言う。

「先輩には悪いが兵藤の身柄は此方で保護しているんだ。

まだ信用するに値しない貴方方に彼を引き渡す理由は無い」

恐らくうちの研究員達は今迄存在を知らなかった人外に襲われた可能性が高い。

それもあって彼女達への不信感は拭えない。

「で、でも兵藤君の意思は?…」

「すいませんグレモリー先輩、今の俺に人間である身を捨てる気は無いです…」

「そ、そう…無理強いは良くないわよね…」

それでも食い下がるグレモリー先輩だったが兵藤の一言で大人しく引き下がった。

「ですが一時の協力関係は結ぼうと思います。

少しでも情報が欲しいので」

「そう、ならそういう事でお願いするわ」

かくして俺は悪魔との協力関係を結ぶ事にしたのだった。

「部長、大公からはぐれ悪魔の討伐依頼が来ましたわ」

「そう、分かったわ」

「はぐれ悪魔?」

黒髪ポニテの確か…姫島朱乃先輩だったか?がグレモリー先輩にそう告げてくる。

「力に飲まれて主を裏切り欲望の赴くままに殺戮を行っている元眷属悪魔の事よ。

丁度良いわね。貴方達、見学してみない?」

「は、はあ…」

「それじゃあ是非共見せてもらおうじゃないか悪魔の実力というものを」

「決まりね」

グレモリーの提案を受けた俺達は町の隅にあった廃屋へとやって来た。

「さあ、さっさと出てきたらどうなの?はぐれ悪魔バイサー!グレモリーの名におういて消し飛ばしてあげるわ!」

「んー~?」

「うわっ!?」

廃屋から出てきたのは女郎蜘蛛の様な化物だった。

成程あれがはぐれ悪魔か。

「小娘如きが!その赤毛の様に真っ赤に染めてやるわぁー!」

「裕斗!」

「はい!」

襲いかかってくるはぐれ悪魔だがグレモリー先輩の合図で金髪イケメンがとてつもない尋常じゃなく素早いスピードで斬りかかる。

早いが目で捉え切れない程ではないな。

「ぐええ!?」

「子猫!」

「えい」

「ぎゃあ嗚呼!?」

搭篠さんが腕を思いっ切りに振り上げてはぐれに叩き付ける。

「朱乃!」

「うふふー~!」

「うげええええ!?」

次に姫島先輩が高笑いをしながら手から電撃をはぐれに放った。

「止メよ!」

「小娘め!油断したな!」

「しまっ!?…」

最後の止メを刺そうとしたグレモリー先輩だったがはぐれは隙を突いて両腕を伸ばして攻撃してこようとしていた。

「水鉄扇!」

「【BOOST!】ドラゴンショットアロー!」

「ぎゃあああ!?私の腕があああー!?」

俺と兵藤はすぐさま得物を振るいグレモリー先輩に伸ばされた腕を鋭い水流とエネルギー矢で断つ。

「電撃を受けていたのが運の尽きだったな!おかげで普段より威力が上がったぜ!」

「グレモリー先輩今です!」

「分かったわ!消し飛びなさい!」

「ぎゃああああ!?……」

俺達の追撃を受けて両腕を失ったはぐれにグレモリー先輩が必殺の一撃を繰り出し奴は骨一つ残る事無く消滅した。

「おかげで助かったわ。

アレがロストプレシャスの力なのね」

「えっと…俺が扱っている物は最低ランクのCクラスの物で先輩が扱っているのは一つ上なBクラスの物ですよ」

「まだ上があるというの!?」

ロストプレシャスの効力に感服したグレモリー先輩だったが兵藤の言葉に二度驚いたのだった。

はぐれ悪魔の討伐の翌日の放課後の帰り道…

「はうっ!?何故何も無い所で転んでしまうのでしょう?…」

「だ、大丈夫か?」

「…」

俺と兵藤はシスターと邂逅したのだった。

 

ドラゴン卵誰に渡す?

  • ミラ
  • 雪蘭
  • ジャンヌ
  • イリナ
  • ミッテルト
  • レイナーレ
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