ワーク田村   作:Monster ohige

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第2話

極東アジアでの大戦で軍人だった田村の父は戦死した。

美しくもそこまで精神的に気丈ではなかった田村の母はそれがショックで酒に溺れて酔ったまま車を運転、峠道のヘアピンコーナーでオーヴァースピードで進入、曲がり切れず朽ちかけたガードレールを突き破り転落、ルーフから岩に激突。

即死だった。

幼くして両親を一気に失った田村は母方の祖父母に育てられた。

父の軍からの恩給、母の死亡保険金、二人の貯金により金には不自由してなかったが、豊かではなかった祖父母を想い、中学卒業後は学費のかからない防衛校へ通った。

入学してから分かったのだが田村は身体に恵まれておりみるみるうちに誰もが羨むボディへとなった。

また、戦闘技術に対しても凄まじい才能を秘めており格闘、銃撃の成績はトップだった。

防衛校卒業後、自衛軍に身を移した田村は治安維持部隊に入隊、治安が安定しない極東アジアを渡り歩き、武力行使による強制的な治安維持にあたった。

そこで田村は女を覚えた。

19の時だ。

とある過激派組織のアジトに部隊と共に突入した田村は人体対して撃つにはオーヴァーキルな00B弾が装填されたAA-12オートマティックショットガンで次々と敵兵を粉砕した。

練度の高い田村の部隊が行ったのは最早戦闘ではなく一方的な蹂躙であった。

最後の敵兵の頭部を挽き肉ミンチにした田村はその部屋の隅で固まり丸くなって怯えていた少女を見つけた。

まだ20にもなってなさそうな無垢な少女だった。

言葉が通じないので通訳できる隊員を連れてきたところ性奴隷としてここに連れて来られ、もう少しで初めてを奪われ、コイツらの玩具になるところだった。救ってくれた貴男に最初を捧げたい。

と言ってるぞと田村に言いその隊員は遅れて部屋に来た隊長に耳打った。

普段笑みを浮かべない隊長はニヤリとしながら60分以内だ、とだけ言い通訳の隊員と共にその部屋を出た。

田村は貫いた。

少女は初め痛みに顔を歪めていたが次第に田村の凶器を呑み込み、初めての快感に身を震わした。

なんと田村は女を悦ばす才能も突出したモノを持っていたのだ。

普通の男と比べ、大きいかな?と自分でも思っていた凶器を田村自身も初めてながら、初めての女に対し使いこなしたのだった。

治安維持活動を終え帰国した田村は更なる刺激を求め、自衛軍を退役し民間軍事企業に入社した。

活躍の舞台こそ極東アジアと変わらないが、仕事の質は田村の求める過激なものであった。

軍では行えない非公式な戦闘を数多く経験し、田村は更に殺しの腕を磨き、稼いだ。

しかし、それも長くは続かず田村は大きな負傷を負うこととなる。

敵が拠点としている集落を襲撃、先制攻撃と装備、練度の差により一方的に戦闘は終わった、が非戦闘員だと思い込んでいた集落の少女、それも15にもならないような少女が不意打ちで米軍から鹵獲しただろうM320グレネードランチャーで多目的榴弾を発射。

構えて発射する瞬間が見えた田村は反射的に持っていたHK416アサルトライフルで無防備な顔をカバーした。

M320から発射される40x46mm榴弾の銃口初速は約80m/sとエアソフトガン程度なのが幸いし、田村の右前方に居た同僚の隊員に着弾するまでに最低限の防御姿勢をとれた。

田村の同僚が着けていたボディアーマの上のマガジンポウチに着弾した榴弾は生まれ持った使命を果たし炸裂、胴体を完全に粉砕、四肢は四方に飛び散った。

炸裂した弾頭の破片や飛散したマガジン等の装備、そして粉砕された同僚の骨が田村を襲った。

HK416ライフルで覆った顔とボディーアーマで覆っていた部位は無事だったが、腕や脇腹、脚に多数の破片、飛散物を食らった。

後方に吹き飛ばされた田村はアドレナリンにより痛みを感じず、また体感時間も遅くなっていた。

吹っ飛ばされて仰向けに倒れたままHK416を確認、機関部に破片が刺さっていたのですぐ投げ捨て、M320を持つ少女を睨む。

慣れない手つきで砲身をスウィングアウト、次弾を装填しようとしていた。

田村は右太腿に着けているカイデックス製ホルスターからUSP45タクティカルを抜く。

パッと見では損傷は見当たらないので仰向けの状態から軽く上体を起こし構える。

左肘を地面に押し付け、左手をUSP45タクティカルを握る右手に添える。

左手をバイポッド代わりにしたのだ。

強固に保持されたUSP45タクティカルから0,4秒で3発の45ACPジャケッテッド・ホローポイント弾が発射された。

ホローポイントは人体の様な水分量の多い物体に命中すると弾の先端が避けるように展開、対象物の内部を大きく傷つける様に設計されている。

田村が放った45ACPホローポイントは3発共少女の頭部に命中。

少女の命と下顎から上をこの世から奪い去っていった。

文字にすると長いがこの一連の動きは4秒弱で行われた。

残された下顎とそこから下の身体は噴水の様に血を吹き出しながらドサッと倒れた。

それを見届けた田村もアドレナリンが切れあまりにもの痛みに気を失った。

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