バカとテストの短編集   作:オーズ・ジャニケル3

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今回は鎧武です。
最近かなりハマっていて、書こうか迷うんですよね。

龍騎もいいんですよね。変わらない馬鹿のままライダーバトルを止めようとする……。明久ならやりそうですね。


鎧大戦

一つの力が全てを変えようとしていた。

背負った物は重く、そして辛い道のりを歩んでしまったのだろう……。

どう使うか、どうあるか……、選ばれた者達は様々な答えを頼りに、刃を競い合い、血が飛ぶ。

止められない、戦いはヒートアップして行く。時には道を誤った者も居れば、乗り越えた者も居る。

そして、少年は救いの声を求められる度、刃を振るい、拳を握る。

幾度の悲しみ、拒絶を受け、尚も戦いの道を進んでいた。

 

 

 

「……はぁ……はあ」

 

肩で息をしながら、アーマードライダー鎧武は物陰から覗く。同時に銃弾が飛び、慌てて物陰に隠れ壁から火花が散った。武士の鎧にオレンジを加えた斬新なイメージの姿をしているが、今となっては鎧武者そのものかもしれない。

鎧武はすぐさまその場から離れ、爆風が後ろから迫り、鎧武者体を簡単に打ち上げてしまう。

 

「ぐぁっ!」

「貰ったああ!」

「っ……」

 

体を傾け、太い拳が青いスーツを覆った鎧をかすめる。鎧武は無理やり回転させ、追撃で向かって来る拳を足で弾き飛ばす。

同様している間に距離を取り、地面に着地と同時に振り下ろされた剣を素手で防ぎ火花が散り合う。

 

「悪く思うな明久。その力を手にした以上、俺達は戦うしかないんだよ」

「……ぐ、僕は戦いたくない!こんなの間違ってる!」

「うるさい!」

「がっ……、く」

 

ガッチリとした体格にチェリーを加えた鎧を着込んだ鎧武と同じ戦士、アーマードライダーシグルド。ベルトや武器は違えど、戦うという宿命は同じだ。

鎧武は専用武器、橙大丸というオレンジの断面をした刀で、シグルドの専用武器ソニックアローと呼ばれる弓の刃先を受け止めるが、パワータイプのシグルドに簡単に推され、斬りつけられる。

 

「雄二……、君はどうしてユグドラシルに。ユグドラシルはインベスから、人々を守る存在なのに、どうしてこんなごは!?」

「……お前に何が解る!」

「解らない、でも……争う事なんて間違ってる!」

 

震える膝に鞭を打つように立ち上がり、無双セイバーという刀を引き抜く。シグルドはソニックアローを構えるが、隣を走るように放たれた黄色い矢が鎧武を吹き飛ばした。

 

「うわああっ……!」

 

何とか踏ん張り、構える鎧武を貫く一撃。驚く暇も無く、銃弾が鎧に当たり起爆。耐えきれずに跪き、攻撃を放ったメロンの鎧の斬月・真とブドウの中華鎧を着込んだ龍玄が目に映る。

 

「ぐ……、戦うしか……、無いのか」

 

俯く鎧武に、桃の鎧を身に付けた女性アーマードライダーマリカの矢が放たれ、派手に周囲爆発して行く。

やったか?

爆風が晴れ、その言葉をぶち壊すように、黒い陣馬の鎧を身に付けた鎧武・ジンバーレモンアームズがソニックアローを片手に、ゆっくりと顔を上げる。

 

「僕が、止めてやる……。この争いも、街のみんなも守って見せる!」

「相変わらず……自分の事は二の次なのね」

「……実咲!?」

 

松ぼっくりの鎧アーマードライダー黒影トルーパーの槍を弾き、赤い戦士は専用槍バナスピアーで突き飛ばす。

鎧武は、真横で呆れたようにため息をつく黄色いバナナの西洋鎧を身に付けたアーマードライダーバロンに驚く。

ドングリの鎧を身に付けたグリドン、ドリアンの特徴的な鎧を着込んだブラーボの攻撃を弾き、鎧武者はソニックアローで切り裂く。

 

「行くわよ……覚悟を決めなさい吉井明久」

「……ああ」

 

レモンの西洋鎧、マントを翻しながら、アーマードライダーデュークがソニックアローを構え、鎧武はそれに対応。

バロンはロックシードを開錠し、マンゴーアームズに変わり、ライダー達が一斉に二人に向かって来る。

 

「ぉおおおおお!!」

 

交差するそれぞれの願い。

吉井明久は、この争いを止めるべく、手に持つ刃を振り下ろした。

 

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