中野二乃と二人で歩む道を   作:アイファー

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今回は少し短いです。ごめんなさい


私だけの家庭教師

今日も大学の講義を終えていつものあの店で二乃と会い、一緒に手を繋ぎながら帰っている。帰ったら今日の講義の復習しないといけない。難しい所がある訳では無いが、暗記する物が沢山ある。テスト週間前には全部覚えて置きたい所だ。

 

「ねぇ、今日ちょっと付き合ってよ」

「ん、何処にだ?あまり遠くない所を所望したい」

「あぁ、そういうのじゃ無くて、家庭教師」

「そういう事か、それなら問題ないぞ」

「やったっ。ありがと」

 

それくらいなら時間食ったって大丈夫か。二乃の奴、自分一人で勉強するのは嫌いなのに俺の家庭教師が着くと凄い楽しそうにやってくれる。なんかすげぇ恥ずかしいなそれ...

 

「あ、でもお前の大学でしか習わないような内容は無理だからな。いくら勉強好きで大学でも学年1位を取れるような俺でも限度はある」

「その自身は流石ね...」

 

大学に入ってからテスト自体はまだ行われていないが、今までに行われてきた小テストでは1位以外取った事は無い。つまりそういう事だ。

 

「私の教えて欲しいのは数学。それならいいでしょ?」

「あぁ数学か、苦手だもんな。分からない所は聞いてくれ」

「うん、ありがとね」

 

その言葉と同時に可愛らしい笑顔と繋いでいた手をさっきよりぎゅっと握ってくる。そういう行動ってズルいと思うんだよな...。

俺達はそのまま雑談をしながら家に向かっていた。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

夜、2人で部屋の中で机に向かっている。何だかこの光景は懐かしく思える。二人きりでやった事は無いから初めてではあるが、こうして家庭教師として彼女に向かうのが。

 

「流石だな」

「そう?ありがと」

「.......」

「.......」

 

.......

 

「まさか高校の復習でつまずくなんて流石だな!」

「うっ、うるさいわね。分からないんだから仕方ないでしょ!」

「お前...大学大丈夫か?...」

「特に問題ないわ」

「どこからその自信が出てくるんだよ...」

 

はぁ、あの時教えた事はなんだったんだ。100度教えようと覚えてくれなくちゃ意味が無いんだよ。

これまた最初からってなると気が重すぎる...

 

「とりあえずやるぞ、こうしてる間も惜しい」

「は~い」

 

そうして俺と二乃の二人きりの勉強が始まった。教えながら聞いた事なのだが、まだ得意な英語はついていけているらしい。

 

「で、ここはこの公式使えば解ける。公式は忘れたら終わりだ、しっかり覚えろよ」

「これの事ね、へ~これの事だったのね」

「?」

「?フー君どうかした?」

「いや、なんでもない」

 

あの言い方、公式は覚えていたのか...

まぁ、少しは前まで教えた事が役に立ってて良かった。

 

「ねぇフー君、このやり方で合ってる?」

「あぁ、間違っては無いが手間がかかる。こうすればもっと簡単に解ける」

「あっ、なるほどねー」

 

....

やっぱり二乃の奴、苦手な数学を克服してきている。公式も使い方道を忘れていただけで内容はしっかり覚えていた。さっきの問題も寄り道は多かったが答えは間違っていなかった。

前言撤回

俺の家庭教師も少しは役に立ててた。それに、自分でも頑張っている。本当にこいつは...

俺はついつい二乃の頭に手を置いて撫でた。

 

「ちょっ、いきなりどうしたのよ...」

「いや、少し撫でたくなっただけだ」

「意味わかんない...でも嬉しい...」

「さ、次行くぞ」

 

やっぱり二乃は、あの五人はやればできるヤツらだったんだ。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

あの後は教える事もすんなり覚えていってくれて数学は今の所教え終わった。

 

「他に何かあるか?溜めると後で大変になるぞ」

「うーん。大丈夫」

「そうか、じゃあ俺は自分の勉強にもど────」

「えいっ」

「うわぁっ、危な!」

 

俺が立ち上がろうとした瞬間二乃が膝の上に頭を乗せて寝転がってきた。タイミングがもう少し遅かったら危うく蹴っていた。

 

「おい、少し退いてくれ」

「お断り。勉強ならこの机でも出来るでしょ?」

「一理あるがこの状態のまま集中なんて出来もしない」

「あら?緊張してくれてる?」

「.......」

 

...そんなもんするに決まってんだろ!

恋人が俺の膝の上に寝転がって可愛い顔で見上げてくる。目が合うとドキドキして集中するとかの話じゃない!

 

「フー君もさっきまで頭使ったんだから少し休憩したら?」

「俺は大丈夫だ」

「はー。じゃあ言い方を変えるわ、少しこのままにさせて」

「.....」

 

言い方次第でここまで心に来るなんて、

なんで二乃はこういう所頭が働くのに勉強には活かせないんだ。断れねぇ。

 

「はいはい、じゃあ俺はここでやるよ」

「初めからそうすればいいのよ」

 

全神経を机とノートに向けて、二乃を意識しない様にする。が、その努力も意味なく...

 

「ねぇフー君」

「ぐわぁー!なんだ!?どうかしたか!?」

「頭撫でて」

「今俺がしてる事見えませんかねぇ?」

「お願い」

 

こうして、俺はペンを置かざるおえない状況を作られて、勉強を中断して、と言うか始まっても無い。俺は手を二乃の頭の上に乗せる。

 

「ふふっ、ありがと」

「どうにでもなれ...」

「フー君」

「なんだ」

「大好き」

「...俺も好きだよ」

「大好きじゃないの?」

「あー!大好きだよ、愛してるよ!言わせんな!」

「自分の気持ちしっかり伝えてくれた方が女の子は喜ぶのよ」

 

この後は1時間近くこの状態が続いて、ようやく二乃が寝た所で俺は勉強を再開出来た。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

土曜日、今日は休日だ

大学も今日は休みで家にずっと居ることができる。勉強日和とはこのことを言うのだろう。

 

「さて、今日は...」

「フー君」

「なんだ?」

「今日さ、デートしようよ」

 

今日この1日の予定が決定した。




なんかほんとキャラぶれしてるよなぁ。口調が似てる誰か見たいw

解体された下弦さん、評価ありがとうございます!

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