魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
鈴羽「ガクガクブルブル・・・」
フェルト「未だに怯えてる・・・・」
翼「コリャしばらくは、ほって置いた方が良いな。」
現在の各人物のジュエルシードの所持数。
先ず、なのは嬢達管理局は三個。
続く金髪少女(フェイト)は十個。
そして、俺たちが残る三個。
見事に残る五個の居場所があの海と言うことになったのだ。
まぁ、俺としてはココでどうにかして「あの人」と交渉したいと思っている訳だ。
え?何で未だに関係ないあの人と交渉するかって?
そりゃね・・・原作聞いてて・・一番可哀想な人でもあったし・・・
それに、多分救いようはあると言う事だよ。
そんな訳で、俺は「あの人」と交渉してみると言う事だ。
『どういう意味ですか。』
「言うな、ラプラス。」
と言う事で。俺は今、別の次元世界に来ている。その場所を経由してあの人の所に行くからな。それに、今回は俺とラプラスだけ。フェルトや翼は自宅待機だ。
『自宅待機と言う名の反省と言いますけどね・・・』
「何か言ったかー?」
『・・・いえ。』
「そうか。なら行くぞ。こっからが正念場だ。」
『了解です。』
そう言って俺たちは転移した。目的地は当然
時の庭園だ。
「っと。ここだな。」
何の問題もなく時の庭園に着いた俺たち。
無論。防衛システムが起動して俺たちを排除する筈。
だけど・・・
『・・サーチャー確認。マスター。』
「解った。」
俺はそう言って魔法陣からジュエルシードを一つ取り出す。
すると、防衛システムであるゴーレムが動きを止めたのだ。
「・・・貴方と直接会って話がしたい。無論、これについてだ。」
すると、前方に魔法陣が現れた。どうやら、其処に入って来いと言う事らしい。
俺は魔法陣の中に入り、その場から姿を消したのだ。
そして。魔法陣が導いた所は・・・
「・・・始めまして。Ms.テスタロッサ。いえ、プレシア・テスタロッサさん。」
かつて大魔導師と呼ばれていた女性。プレシア・テスタロッサ。そう、フェイトと言う子のお母さんだ。だが、彼女にはそれ以前にジュエルシードにしか眼中に無かったのだ。
「・・礼儀は良いわね。けど、どうして貴方の様な子供がそれを持っているの?」
「・・・それは言えません。取り合えず言えるのは、私はあなたの敵ではないと言う事です。無論、それは今の状況はですが。」
「・・・・・・いいでしょう。何が望み?」
さぁ。ココから交渉開始だ。
「僕が貴方に要求するのは一つ。ジュエルシード集めに出ている彼女、フェイト・テスタロッサの身柄です。」
「・・・・それだけ?まぁ。どうして私の名前とあの子の名前を知っているかとか聞きたい事はあるけど・・・」
「それは簡単です。僕等が管理局の戦艦にハッキングして情報を入手したのです。」
思えば苦労したよ・・・
ウイルス仕込んで、その時の痕跡辿って戦艦にアクセスして、逆ハックされかけて、そしてまた管理局の連中に追われて・・・見てない所でケッコー苦労してたのよ?
しかも、あの時(翼VS鈴羽)の時もだよ?疲れたわー・・・
「・・・いいわ。けど、それじゃあ交渉とはいえない。もう一つだけ・・・貴方の要求を呑みましょ。」
よし。これなら・・・
「解りました。では・・・
アルハザードは諦めてください。」
「っ・・・・・・・・・冗談・・よね?」
「いえ。ですが、その代わり。正直可能かどうかは解りませんが・・・貴方の娘さんを助ける方法をお教えします。」
「っ!!!」
「無論。それは僕達でも可能かどうかは五分と五分。だから・・・」
「・・・またジュエルシードを・・・・・」
「はい。俺が提示する要求は貴方の娘さんの身柄。そして、貴方がアルハザードを諦める事。そして・・・可能ならばもう一人の娘さんを助ける。」
「・・それとジュエルシード三つと・・・・アリシア?」
「・・・・・はい。」
今のプレシアさんにとって悪い話では無い筈だ。
今の目的である二つをもしかしたら叶えられるのだから。
ただ・・・マジでアリシアちゃんの方は俺でも解らない。
例によってアレが効果があると信じたいからな・・・
「・・・・・いいわ。正直あの子はもうどうでも良かったの。」
「・・・・ありがとうございます。それと・・・・この事は他言無用で。」
「・・・・・・いいわよ。」
「・・・・・・。」
「・・・まだ何かあるのかしら?」
「・・・・・貴方はフェイトがどうでもいいと言った。なら何故、彼女を作ったんだ。」
「手駒が欲しかった。唯それだけよ。」
「それだけの為に・・・貴方は彼女の命を作ったのか。」
「・・・それが何。あの子は所詮失敗作。どうしようと生みの親である私の勝手よ。」
唯失敗作だから。
それだけの理由で捨てられた。それには俺は納得できなかった。
だから・・・少し我を忘れつつあったのを、俺は感じられなかった。
「そんな理由で・・・自分の都合で生んだ命を捨てて良いのか!」
「言ったでしょ。どうしようと私の勝手。あの子はアリシアになれなかった。それだけよ。」
「たったそれだけの理由で・・・彼女を捨て駒にしたのか?!」
「そうよ。」
「・・・・・!この世界に・・・同じ人間何て存在しない!アリシアはアリシアだ!同じ人間なんて作れはしない!!」
「っ・・・・・・黙りなさいッ!」
すると。プレシアは怒り、俺の横すれすれに魔力スフィアを放った。
だが、それでも俺は言い続けたのだ。
「もし・・仮にアリシアが生き返ったとしても彼女は本当にそれを喜ぶか!!」
「ええそうよ!私も、アリシアもそれを望んだ!望んだ事なのよ!」
「本当に・・・・・そうですか・・・・・ッ!」
「・・・・・・・。」
「彼女は・・・本当にそれを望んでいたのですか!?」
「・・・・・望んでいるわよ。あんな理不尽な死に方をして・・・・・」
「・・・・・・・・・。」
突然。プレシアの話し方が変わった。
同時に彼女の表情の険しく、恐ろしくもあった顔が悲しげな顔に変わった。
「貴方は・・・・・理不尽な死に納得する?」
「・・・・・いえ。」
「そうでしょうね。理不尽とはそう言う意味よ。アリシアだってそう。あの子は、魔道実験の影響で死んでしまった。そんな事をしたら誰だって危険なのは解っていた。けど・・・あいつ等は実験を強行した。」
「・・・・危険な実験・・・・ですか。」
「そう。一歩間違えれば大惨事になる。けど、成功すれば、当時の管理局の体制を大きく変えるかもしれない代物でもあった。」
「・・・・それが原因で・・・・アリシアは仮死状態になった・・・・・か。」
よくある話だ。人類は己が身が大切か、人類の発展か、自分の地位と名誉かと言えば、大抵は地位と名誉を選ぶ。同時に金も入るからだ。
だが、当然己が身だったり、発展だったりを願う者達も少なからず居るのだ。
それでも欲を大切にする者達にかき消され、叶わぬ事になるという事だってある。
アリシアは言うなればそんな者達に殺されたと言ってもいい。
自分の欲を優先し、他者の事も顧みない自己中心的な者達。
プレシアが道を外すのも無理は無い。
だが、恭真はまだそれには早いと思い、今ここに居たのだ。
「だが。アリシアはまだ死んではいない。全てを諦めるには、まだ早すぎる。」
「・・・子供が・・・・・・」
「子供だからこそ・・・・諦めが悪いんですよ。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・賭けて見ませんか。一世一代の大博打。当たれば貴方は全てを取り戻す。過去の記憶以外の全てを。逆に外れれば・・・全てはそのまま、最悪は・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・貴方は・・・・博打をするの?」
「しますよ。この先、予約が入るので。」
恭真はそう言って笑みを浮かべていた。
プレシアはそんな恭真の顔を見て少し笑みを浮かべたのだ。
アリシアを助けたいと思い。同時に彼を少し信じて見たかったからだ。
その結果。彼女の結論は直ぐに出たのだ。
「・・・・・・いいわ。その取り引き・・・受けるわ。」
「・・・・・・・・・・有り難う御座います。Ms.プレシア。」
交渉は成立した。
同時に取り引きとも言えるがそれでも成功したのに変わりは無い。
全ては動き始めたのだ。
次回予告ッ!
恭真「って今回みじかっ!?」
ラプラス『流石に時間を掛けすぎたって事で今回はこれぐらいだそうです。』
トリニティ「次回「大海の上で」ですぅ♪」