魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
ラプラス『いえ、作者が死んでるので駄目ですね。』
「と言う事で、見事に交渉は成立。俺達はジュエルシード三つを引き換えに彼女、フェイト・テスタロッサの身柄とかを手に入れたっつー事だ。」
「「「一旦死ね!!」」」
「ハルシフォム!?」
久しぶりに開幕しての三人からのストレート。
痛すぎんでしょ。流石に。
「ちょっ!?確かに色々とお前等の言い分も解る!だが、一度言い訳させてくれ!!」
「喧しい!!取り合えず無断でそんな事をした理由を説明しろ!!」
「それを今するから待てって言ったでしょ翼よ!!」
閑話休題。
その後、俺達は一旦落ち着き、テーブルに座って説明をする事にした。
「では。まずどうして俺がプレシアさんとジュエルシードで交渉したか。理由は簡単だ。これから先、プレシアさんの力が少なからず必要となるからだ。」
「プレシアさんの・・・?」
「そう。皆も知っているだろ。彼女が名のある科学者だったと言う事は。」
「・・・まぁな。」
「正直、彼女の願いを叶えれば、色々と面倒が一気に解決する。それに、もしかしたら・・・」
「・・・プレシア女史が此方の味方になる・・・か?」
「まぁな。彼女の行動の原動力はアリシア。その彼女を何とか助ければ・・・」
「プレシアさんが、私達の味方になる・・・」
「そうだ。」
改めて俺がプレシアさんと行った取り引きは以下の通り。
俺からはジュエルシード三つを絶対条件とし、更には可能ならアリシアの蘇生。
そして、アルハザードにへと行くのを諦める事と、残る六つの未発見ジュエルシード。
対して、俺がプレシアさんに出した条件はフェイトの身柄を此方で預かる事。
傍から見れば、俺達が損をしているとしか思えない。
だけど、これでもちゃんとメリットはある。
一つは先程言った状況次第ではプレシアさんが俺達の味方となる事。
そして、それは俺の『アレ』次第ではあるが、決定打はアリシアの蘇生。
もう一つはフェイトが一時的に此方の戦力となる事。
彼女の力は今は必要だ。それに、場合によってはこっちに転がるかもしれない。
「・・・・確かに、今の私達はココに居る四人が戦力と言う戦力。恭真が出した条件の残る六つのジュエルシードを集めたり、管理局の連中をしばらくあしらうにも手が欲しい。」
「・・・・・・管理局に・・・入らないの?」
「ソレは駄目だ。逆に此方の行動範囲が狭められる。それに・・・・お前はその所為で死んだんだろ?」
「・・・違うよ。私は、恭真君と同じ転生者に・・・・・」
・・・・またか。コイツなーんか最近ネガティブになる事多いんだよなぁ。
多分、昔の自分を引きずってんだと思うけど・・・
死んでしまったのはしょうがない。俺だって無茶苦茶な理由で死んでしまったんだ。
俺は俺で今を生きる。だから、鈴羽っつーよりなのはにもわかって欲しいんだが・・・
頑固が年季入りするとこうなるのかね・・・
「鈴羽。それは言うな。」
「・・・・・御免。」
「・・・話を戻そう。取り合えず、今はプレシアさんとの約束を果たす。」
「解った。フェルト、ジュエルシードは?」
「残った六つは、やっぱり一箇所にあったよ。場所は海鳴の近海距離500。」
「距離はそれなりだな。」
なら、結界を張れば特に問題は無いか。
後は、フェイトたちと協力して残りをどうにかすれば、めでたくハッピーエンドだ。
『ピンポーン!』
「あ、誰か来た。」
「私が出るよ。」
「ああ。頼む。」
鈴羽がそう言って玄関のドアを開けに向かった。
すると其処には・・・
ガチャッ。
「あっ・・・・・」
「・・・・・・・・・・アレ?」
「・・・・・・・マジで?」
何と、フェイト嬢が居たではありませんか。
しかもしっかりと私服でお供のワンコまでも居ますよ。
完全にロリ全開ですな。眼福眼福。
「おい、恭真。」
「いえ。何も言ってません。」
「言い訳無用。」
ごめんなさい。だから絶刀は閉まって、頼むから!!
SAKIMORI、恭真を粛清中。
その二十分後。
「・・・・・・・・いやさ。ただ目の保養にしたからって千ノ落涙は無いでしょ。」
「女を毎度毎度どう言う目で見たら気が済む。」
「さ・・流石にどうと・・・」
「お前までもか、フェルトよ・・・・・」
「ええっと・・・・・」
「あ・・ああ・・こういうのが日常だから。余り・・・ね?」
「う・・・うん・・・・・」
取り合えず。ココにフェイトが来たって事は、多分プレシアさんに命令されたんだろう。
恐らく、色々と話して。
「・・さて。改めて、だが。君は、どういうわけでココに来たか・・・わかるよな。」
「・・・話は全て母さんから聞きました。勿論。貴方が母さんと取り引きをした事も。」
「・・・解った。俺たちは残る六つのジュエルシードを管理局よりも先に回収しないといけない。勿論。それはプレシアさんとの約束でもあり、同時に俺達の目的でもある。」
「・・・解ってる。」
(・・・・アイツ・・矢張りと言うべきか・・・信用はしていないな。恐らく恭真も自分を母と同じ価値観で見ていると思っている。・・無理も無いか。裏を返せば人身売買紛いだからな。)
信用されていないのは解っている。
俺が彼女を人身売買に近い形で此方に引き込んだのも。
だが。たとえ、それで罵倒されても構わない。
俺は彼女達を助けたいんだからな。
どれだけ言葉を並べても・・・結果はそれだからな。
「・・・それじゃ早速ジュエルシードについてだ。」
場所は変わり、時空管理局の保有する戦艦「アースラ」では・・・
「残りのジュエルシード、見つかったのですか!?」
なのはとユーノがブリッジに上がり、突き先程聞いた報について尋ねていた。
代表してえエイミィが肯き、現時点で解っている事を説明したのだ。
「見つかったのは日本近海のココ。海鳴の直ぐ近くよ。」
「そんな場所に・・・・!」
「と言っても、詳しい数とかはわからないから、まだ調査中なんだけど・・・」
「・・・残るジュエルシードは多分六つ。相手もそろそろ本気だと思うよ。」
「うん・・・・・!」
「まぁ・・そう言って意気込むのもいいんだけど・・・・」
「・・?どうかしたんですか?」
「実は、つい最近何処かの無法者に攻撃されちゃってね・・・サイバー攻撃も喰らったし、転送は無理なの。」
「えっ・・・!?」
「管理局のサイバーウォールをですか!?」
「・・・特に、最近アースラはサイバーウォールを強化したばっかりだったのに、相手はそれをアッサリと突破した。多分、相手も相当手練のハッカーよ。」
「・・・敵は多い・・・ですね。」
「ええ。だから、なのはちゃんも残りのジュエルシード確保に出るときには気をつけてね。」
「はい。」
その話を艦長席から聞きつつ、リンディは考えていた。
(・・・にしても、最先端の科学技術を持った世界を併合して、一層科学技術などか上がったのに・・・その防壁をこうも簡単に突破されるなんて・・・一体誰が・・・もしかして、あのロボットと何か関係が・・・・?)
実際。彼女の言うロボット、つまりはネクスト『オルレア』の攻撃とフェルト達によるサイバー攻撃は偶然のものであった。
と言うのも、タイミング悪くアースラがオルレアを見つけ、それを勝手に勧告したので、ある意味自業自得である。
だが。この二人が家族だというのには、リンディは気づけなかったのだった。
再び場所は地球。
残る六つのジュエルシードを確保する計画を恭真たちは立てていた。
だが、作戦の内容はどちらかと言うと、ジュエルシードよりもその確保を邪魔する管理局に対しての対応が殆どだった。
「んじゃ作戦だが。出るのは俺とフェイト。そしてアルフの三人。俺は基本、君のバックアップだが、横槍が入ったときは迷わずそっちに応対する。」
「・・・あたし等は別にいいけど・・・いいのかい?他の二人も戦えるんだろ?」
「そうだが、二人は素性をしられては面倒だからな。幸い、俺は顔はどうにか隠せる。だから今回は二人は待機だ。」
「・・・・・・私は構わん。」
「・・・私も。」
翼の表情は変わらない。
それはフェイトに対し、警戒の表情をしていたのだ。
当然、それはフェイトも同じ。
ただ、アルフだけはあまり警戒していないがな。
「んで、肝心のジュエルシードだが、発動は俺が行う。」
「六つを一度にか。大丈夫か?」
「・・・解らない。けど、フェイトの魔力をできるだけ確保の為に温存するにはそれしかない。」
「・・・やっぱり、私が砲撃でしようか?」
「それも考えた。だが、管理局も街一帯にサーチャーを仕掛けている。どんな理由で素性が知られるか解らない。」
「うっ・・・・・・・」
そう。二人のバリアジャケットは顔を隠すものは無い。
対し、俺はエクシアなどに成れるから、顔は隠せる。
もし、二人の素性がばれたら・・・早々に全部が瓦解すると思う。
だから。そうなるのは俺だけでいい。
「ジュエルシードは、かなり一箇所に集中して集まってる。だから、方法さえ間違わなければ、一斉に発動できると思うよ。」
「・・・じゃあ。その時に私が・・・」
「ああ。出来るだけ高威力・広範囲の魔法で攻撃してくれ。勿論、俺の事はお構いなしでだ。」
「・・・・・解った。」
そして。俺はフェイトとアルフと共に残りのジュエルシードのある場所に向かった。
恐らく、なのはも出てくる。だが、それを止めるのは俺がやる事だ。
『作戦地域に到着を確認。これよりミッションを始めます。』
「了解。」
相手が砲撃特化なら、こちらも砲撃特化。
つまりは・・・
「ジャケット変更。=エクシア=から=ヴァーチェ=へ。」
『Roger。ジャケットチェンジ。コード”セブンソード”からコード”トライアル”に。』
此方も砲撃重視の機体で相手をすればいいのだ。
「よし。ヴァーチェ。展開完了。これよりGNバズーカによる砲撃を始める。」
GNバズーカを構え、海に照準を当てる。
GN粒子をチャージし、それを一気に放つ。
そう。初っ端からGNバズーカの最大出力だ。
「誤差修正。出力最大。チャージ完了・・・・行くぞ・・・!」
「ッ!!」
そして。
「GNバズーカ、バーストモードッ!!」
俺がGNバズーカを最大出力でジュエルシードに撃った。
その時だ。
『ッ!!九時の方向、高魔力エネルギーによる砲撃ですッ!!』
「何っ!?」
突如俺に向かって砲撃が放たれ、俺はそれによって僅かにダメージを受けた。
そして、その所為で照準がズレてしまい。僅かに外してしまったのだ。
「しまった・・・!!」
「っ・・・ジュエルシードは?!」
『発動・・・・・駄目、五つだけしか・・・!!』
「糞ッ・・・全部は無理だったか・・・・!」
「この横槍。そして、砲撃。って事は、アン時の小娘かい・・・!」
ジュエルシードが強制発動した時。タイミング悪くなのはたちが到着してしまった。
金髪の短パン小僧と黒髪のむっつりも一緒だ。
「時空管理局だ!直ちにジュエルシードを渡してもらう!」
「ッ・・・・!」
「ちっ・・・・あんた等・・・これで死んだら化けて出てやるからね!!」
「・・?それってどういう・・・・・」
「・・・・貴方達が・・・発動の邪魔をしたの。」
「それっ・・どういう事、フェイトちゃん・・・!?それに、その人は・・・!」
「・・・彼は今は私たちと手を組んでる。そして、ココにある残りのジュエルシードを全て発動させるつもりだった。」
「けど、それをアンタの砲撃が邪魔して、一個発動に失敗したんだ。」
「うっ・・・嘘!?」
『嘘か真か。それよりも、今は此方をどうにかしないといけません。』
そう。俺達の前には、五体の水の竜が姿を現していた。
それも、多分原作以上のデカさで。
恐らく、俺のさっきの砲撃か何かが原因だが、そんな事を考える暇はない。
『セブンソードに移行完了。これより、ジュエルシードを全て確保する為。『邪魔者』の排除を行います。』
「ッ!ま・・まって!私も其処までは知らなかった・・・」
『問答無用。責任は貴方達の敗北で支払って貰います。』
「っ・・・・来るぞ!!」
ジュエルシードを賭けた戦い。
その最終幕にへと繋がる戦いが始まった。
次回予告ッ!
恭真「やっぱ無理!鈴羽助けて!!」
鈴羽「今更!?けど、こっちも無理なの!」
恭真「じゃあ翼ッ!!」
翼「すまんな。こっちはあの馬鹿が来たからその相手だ。」
恭真「うそぉん!?」
フェルト「次回!「その思いを忘れずに!」ですッ!!」