魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
ラプラス『・・・・oh・・・・・』
『GNブレイド、セット』
先手必勝の攻撃と共に、俺はなのは達に向かっていった。
それを散開して回避。
クロ助となのははスフィアで反撃をする。
いやだ何だといいつつ、結果は最初から実力行使だったじゃないか。
まぁアイツの事だし・・鈴羽と似ていたからな。大体の察しはついていた。
「ディバインシューターッ!!」
少数のシューターに対し、GNバルカンで対応。
流石に鈴羽程ではないので、対応は簡単だ。
そして、ブレイドで彼女に向かって切りかかる。
目的はあくまで足止め。デバイスを狙うだけでいい。
「っ・・・・!」
だが。流石に相手が二人、三人だと、一人相手にするのは危険か・・・
そう。ブレイドで切ろうとした瞬間。
クロ助と短パン小僧からスフィアとチェーンタイプのバインドの二重攻撃だ。
それを感知し、直ぐに回避する。
流石にこれは危なかった・・・
(矢張り俺一人では分が悪いか・・・といっても、第三世代は現在エクシアとヴァーチェの二体だけ。後はまだ未調整だ。さてどうする・・・・)
「スティンガーシュートッ!!」
「ディバインシューター!当たって!!」
神頼みで当たるかよ!!
ドガッ!
『・・・・当たりましたね。』
うるさーい!!
何で神頼みで当たっちゃうわけー!?
こうなれば、少し大人気ないが、鈴羽に援護を・・・
『ッ!マスター。海鳴海岸部に高魔力反応。数は1。これは・・・・・あの馬鹿のようです。』
っ・・・・クソッ。こんな忙しい時に・・・!
『心配するな。こっちで何とかする!』
「・・・解った。そっちは頼むぞ!」
向こうは翼達が何とかしてくれる・・・なら、こっちはこっちで・・!
「コードエクシアに『アヴァランチ』を!」
『Roger。エクシア追加装備、『アヴァランチ』を装備します。』
エクシアの追加装備、『アヴァランチ』を装備し、一気にスピードを上げる。
ブレイドで短パン小僧へと攻撃するが、それをシールドでガードされてしまった。
「ッ!!強いっ・・・・・!!」
「ユーノ君ッ!!」
砲撃でカバーをするなのはだが、それを俺は回避。
・・・危うくあのユーノとか言う奴まで巻き添えだったぞ。
『・・・テスタロッサ。そちらはどうなっていますか?』
『・・・・御免。まだ二つだけしか・・・・』
二つだけって・・・二つをこの短時間でフェイトは倒したのかよ・・・
流石に高い能力を持っていると言う訳ではなさそうだな。
だが、まだ残りは三つ。そして、発動していない一つが残っている。
確実に全てを確保するまでは安心は出来ないか・・・
三人称Side
一方。馬鹿こと黒鋼龍次の相手をする事にした鈴羽と翼。
しかし、此方も此方で唯事ではなかったのだ。その理由は・・・
「・・・・うわぁ・・・・・」
「最早無茶苦茶だな・・・・・・」
「ハハハハハハハハハハハ!!失せろ、モブ共がああああああああああああああああ!!!」
馬鹿が大剣をぶん回して、何と警察を相手にしていたのだ。
それも、バリアジャケットを着込み、更には堂々と空を飛んでいた。
そう。結界すら張っていなかったのだ。
「・・・・・どうする。」
「どうするって私に聞かれても・・・・・・とほほ・・・」
さて。どうしてこうなったか。話しは今から五分ほど前になる。
五分前・・・
黒鋼の介入を感じ、鈴羽と翼は海鳴公園に来ていた。
そして、息を潜ませ、黒鋼居る場所に近づくと予想通り息切れした黒鋼が立っていたのだ。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・・・・ぐへへへへへ・・・もうココまで話しが進んでいたとは・・・だが!ココでフェイトのジュエルシード集めを助ければ、なのはとフェイトとの距離がぐっと縮まる!!そうなれば・・・ぐへへへへへへへへ・・・」
「うわぁ・・・・」
「・・下衆だな。」
唖然とする鈴羽。バッサリと一言で捨てた翼。
そんな二人はその馬鹿の姿を見ていられないと感じ、結界を張って彼を気絶させようと考えていた。
そして、その為の結界を張る為、鈴羽が結界を張ろうとした時。
「ノヴァ!セットアップッ!!」
「何っ!?」
「嘘ッ!?」
何と、黒鋼は堂々と結界も張らずにセットアップしたのだ。
すると、周りに居た一般人たちは何が起こったかと黒鋼を見る。
黒鋼は結界の張り方も知らず、一般人には見えないと思っていたが、こうして一般人が怪しんでみていたのが気に触り、苛立った表情で怒鳴ったのだ。
「ああ?何見てんだよ、ゴミ共が!!!」
「あーあ・・・・」
「・・・見てられん・・・」
「誰か警察呼べ!あの子を取り押さえるんだ!」
「ハッ。この姿を見られたんだ・・・・テメェ等全員・・・・地獄行きだぁ!!」
そして。時は現在となる。
「兎に角。あの馬鹿を止めるぞ。」
「解った。まずは結界を・・・」
「ひゃはははははははは!!!」
刹那。黒鋼は大剣を警官らに向けて振り下ろした。
近くにあったパトカーなどはそれによって一刀両断され、警官は勿論、近くにいた一般人も巻き添えにされたのだ。
「ッ!?アイツ・・・・!!」
「急いで結界を・・・!」
鈴羽がそう言い、結界を張ろうとした時。
突如、黒鋼が大剣で吹き飛ばした車の半分が二人のもとに飛んできたのだ。
幸い、二人の近くに落ちたので、怪我は無かった。
だが、それによって、鈴羽は最悪の光景を目にする。
「ッ・・・・・・・・・・・!」
ただ彼が暴れただけだった。
魔法を操り、暴れただけだった。
なのに。どうして。何故。
死人が出たのか。
「あ・・・・ああ・・・・・・」
「ッ!!鈴羽、見るなッ!!」
「い・・・いや・・・・・・・・・・」
女子供は当然、無残にも死体があちらこちらに倒れていた。
それを何も思わず、ただ平然としている黒鋼。
狂気の沙汰としか思えない。
だから
「いや・・・・・・・嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
必死に拒絶するしかなかった。
「ハハハハハハハハハ!!モブ共が!!このオリ主たる俺に逆らったからだ!!お前等はモブをやってりゃいいんだよぉ!!!」
「鈴羽ッ!?」
「あ・・・ああ・・・・」
頭の中が完全に混乱している鈴羽。
そんな彼女を見て、翼は必死に何かを言おうとした。
だが、何と言えばいいのか。どうすればいいのか。
泣き、拒絶し、恐れる彼女を見ていた翼は、やがてその矛先を別の方に向けた。
「・・・・・・・・・・・・許さん・・・・・」
「ククククク・・・・・・・・・ん!?ま・・まさかあそこに居るのは・・・・うっひょー!!矢張りこのオリ主の前では偶然は当たり前か!!あれは紛うことなき風鳴翼じゃねぇか!!」
何事も無かったかのように翼を見て興奮する黒鋼。
そんな彼を見て、翼は怒りが収まらなかった。
「・・・・・ハバキリ。」
『承知。』
「・・・・ん?」
「慈悲などは持たん。その身勝手な心で人を死なせたんだ。覚悟は出来ているな。」
「何言っているんだ。俺はお前達の為に・・・」
「ハバキリ・・・・!」
『術式展開。』
防人。
それは、飛鳥の時代に異国からの侵略を護る為に作られた務め。
彼女は異国の侵略者をノイズとし、自身をその侵略者から護る剣となる。
それが、元の世界でなくとも勤めと意思は変わらない。
「何っ・・・・どういう事?!」
ギアを展開した事に驚く黒鋼。
未だに自分がしたことを理解していないらしい。
ギアを展開した翼は、その彼に向かい、怒りを交えて言い放ったのだ。
「モブだ何だというが・・・・私達から見れば、貴様も立派なモブだ!!」
「ッ・・!?」
「この生きとしいける世界にとって、自身が『主人公』だ!モブと言う人間はこの世界に誰一人として居ない!!」
「くっ・・・・そこまで洗脳されて・・・って事は、プレシアか・・・なら、場合によっては・・・・・フフフフフ・・・・」
『・・・主。』
「解っている。行くぞ・・・!」
『承知。』
刀を抜刀し、黒鋼に向かって斬りかかる。
大剣を振り回してはいたが、あるのは力と魔力とデバイスの性能だけ。
奴自身の能力は無いに等しかった。
刀を手の様に扱い、翼は鎧の継ぎ目部分などに刃を入れていく。
大剣を持つ黒鋼は、その重さに動きが鈍くなっており、それをデバイスに八つ当たりしたのだ。
「くそぉ・・・・このゴミデバイス!もっといい武器を出せってんだ!!」
「己の力が無いのを他人の所為にするとは・・・笑止。」
腰から一本のクナイを取り出し、それを黒鋼の影に投げる。
それによって黒鋼の動きは止まってしまい、黒鋼は完全に慌てていた。
「なっ・・・う・・動きが・・・!?」
「影縫い。これでお前はもう動けん。そして・・・・!」
『天ノ逆鱗』
怒涛の連劇で黒鋼に天ノ逆鱗を放った翼。
影縫いで避ける事が出来なかった黒鋼はその一撃をモロで喰らったのだった。
恭真Side
さて。再び戻って此方はと言うと・・・
「ディバィィィィン・・・・バスターッ!!」
なのはのディバインバスターがアヴァランチの装甲に当たり、俺はアヴァランチをパージした。
「くっ・・・!」
「当たった!!」
「今なら!」
ユーノがチェーンバインドを使い、俺を拘束しようとする。
だが、此方はビームサーベルで対応し、バインドを切り裂いた。
その隙を逃さず、クロノがスフィアを放ち、俺はそれをGNシールドで防御した。
「ぐっ・・・・!」
『弾幕が濃くなってきています。このままでは・・・』
「解ってる・・・!」
かと言って『アレ』を今使えば後々厄介になるのは明白。
だが、そろそろ限界か・・・!
「テスタロッサ。そっちは?」
『・・・・ミス・テスタロッサ?』
・・・・オイ。念話が繋がらないって・・・まさか・・・!
『マスター・・・!』
「くっ・・・・間に合えよ!!」
まさかとは思うが、彼女がヤられた?
一人だからか・・・失敗した・・・・このままでは・・・!
「待って!!」
「くっ・・・・オイ止まれ!!」
「えっ・・・行くの!?」
後ろから三人も付いて来る。
だが、今は気にしていられない。
もしかしたら彼女が・・・・!
『ッ!!魔力反応探知!!ミス・テスタロッサは無事です!!』
ッ!!良かった。とりあえず生きてはいた!後は状況だが・・・
「居た・・!」
上空を飛んでいた俺は、下にフェイトとアルフが居るのを見つけ、一気に降下した。
どうやら、かなり体力と魔力を消費していたらしく、念話をする魔力を節約していたらしい。
「大丈夫か。」
「っ・・・うん・・・・・・けど・・・・」
「五体のうちの一匹が逃げちまって・・・追おうと思ったけど、アタシもフェイトもこれだし・・・」
今の二人はかなりのダメージを負っている。
どうやら、五体を一度に相手をしていたからだろう。
だけど・・・どうして最後の一匹は逃げたんだ?
「っ・・・くう・・・・」
「・・・後は俺がどうにかする。ここまで来れば責任は俺にもある。」
「・・・・・・つっても、この大海の中をどうやって・・・」
「反応はある筈だ。其処を探せば・・・」
「フェイトちゃん!?」
あ。なのは達が追いついて・・・
「貴様等、手を組んでいたか!!」
最初からそう言ってるでしょうが。馬鹿かアイツ。
「っ・・・・あの子があそこまで消耗しているなんて・・・」
お前、一番まともな意見だなオイ。
「って、アンタ倒してなかったんかい!!」
『此方の事もありましたし、色々とカードは残すべきかと。』
「・・・・・・・。」
だが。その時だ。突如、海面が揺れ始めたのは。
「っ・・・何だ?!」
「海が・・・揺れて・・・・・?!」
『・・・・高魔力反応・・・・・コレは!?』
突如。海面から巨大な水の龍が姿を現した。
その二つの瞳は、明らかにジュエルシードであった。
「じ・・・ジュエルシードが・・・・!?」
「・・・・・・!!」
「まさか・・・・二つが合わさったって言うのか・・・!?」
次回予告ッ!
恭真「てっがあああああああああい!!説明不要ッ!!」
翼「ンな事で済ますな!!」
フェルト「えと・・えっとぉ・・・・・!?」
鈴羽「じ・・次回!「蒼き一閃」!!」