魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
トリニティ「はて・・・・A.s編はどうしましょう・・・アイディアが無いですぅ・・・むにゃむにゃ・・・」
恭真「ここで衝撃の事実!?」
ジュエルシードが全て持ち去られてしまった。
これで大半、つまり十八個がプレシアの手に渡ってしまった。
あの数なら、恐らくアルハザードまで行けるかもしれない。
だが、それはアルハザードが実在すればだ。
「っ!!」
俺達の上空に紫のミッド式が展開される。
其処から大量の弾幕が発射され、俺達はそれを必死に避けた。
だが、弾幕が濃くなり、なのはやフェイトたちが被弾していったのだ。
「っ・・・・!!」
「ぐっ・・・・!!」
「ふ・・フェイ『危ないッ!!』ッ!?」
咄嗟にラプラスの声に反応してアルフが回避する。
助ける暇も与えてくれないか・・・このままでは・・・!
『だ・・大丈夫?!』
「フェルト!どうにかできないか!?」
『む・・・無理だよ!?幾らなんでも魔力を遮断だなんて・・・!』
「だよなぁ!!」
その時。クロ助がフェイトを掴んで、自分の近くに寄せた。
ユーノもなのはを抱えて一点に集まる。
一体、何をする気だ?
『ッ!!まさか、あの人達・・・!』
「転移する気か・・!」
一点に集まり、魔力を集中させる。
明らかに転移を行う気だ。
弾幕も薄くなっている。今なら・・・!
「アルフ・・!」
「分かってる!!」
「ッ!!ディバインシューター!!」
だが、なのはが俺だけにスフィアで攻撃し、アルフに手を差し出す。
どうやら彼女も連れて行く気らしい。だが、アルフがそんな誘いに乗る筈が無い。
「フェイトを返せッ!!」
「っ!?アルフさん!!」
「ある・・ふ・・・・!」
アルフが拳を握り、転移の本体であるクロ助に殴りかかろうとした。
シュンッ!!
しかし。一歩遅かった。彼等は転移してしまい、アルフの拳は空振ってしまった。
「・・・・・・!!」
「・・・・・・くっ・・・!!」
その後。俺達はただその場で叫ぶしか出来なかった。
自分の幼さを唯、呪ったのだ。
『・・・・御免ね・・・・お兄ちゃん・・・・・・私・・・・』
「・・・・・・謝る事は無い・・・俺の責任だ。」
『でも・・・!!』
「大丈夫だ。」
「・・・・・・・!」
「・・・・・・俺が・・・・助ける・・・・・!」
その時。知らない内に、俺は強く拳を握り締めていた。
血が今にも出そうな程、唯強く。
そして。時は進む。
海上でのジュエルシード争奪戦から三日経ったある日だ。
「・・・・そうか・・・矢張り無理か・・・」
「ああ。あの時の骨折は兎も角。これではどうにも出来んからな・・・」
家で、俺は再び時の庭園に潜る計画を立てていた。
だが、その為のバックアップなどが必要と思い、翼の容態を見るのだが、どうやらまだ馬鹿との怪我が治りきっていないらしい。
「すまないね。あたし等の事で、無関係なあんた等までこうなっちまって。」
「気にするな。元々こっちがやりたくてやった事だ。助けたいって気は誰にでもある。」
「・・・・・・そうかい。」
となれば、非戦闘員のフェルトを除くと、此方の戦力は俺と鈴羽とアルフの三人。
果たしてあの人がすんなり通すか・・・多分無理か。
「と、なれば結果は・・・」
『マスターと鈴羽とアルフの三人でカチコミですか。』
「・・・キツイ戦いになるのは決定的に明らかだな。」
「ねぇ、やっぱりココは管理局と手を組んだほうが・・・」
「駄目だ。こっちが確実に捕まってロクな目にあわん。それは分かっている筈だ。」
「ううっ・・・・」
鈴羽の奴・・・まだ昔の性格抜けきってないな・・・けど、このまま行くか?
「・・・・・だったらさ。アタシに少し考えがあるんだけど・・・」
「・・・考え?」
その頃。時の庭園では・・・
「プレシア!どうして彼との約束を破ったのですか!?」
プレシアの使い魔であるリニスが、主である彼女に対し食い掛かっていた。
無論、話の内容は俺達のジュエルシード捕獲時の妨害だ。
「・・・・・・・・・・。」
「プレシアッ!!」
「・・・・・・・もし。」
「・・・・・・っ。」
「・・・もし・・・・仮にあの子達が無事にジュエルシードを捕獲して持ってきたとしましょう。でも、それでもやっぱり信じられないのよ。」
「信じられない・・・・・・?」
「あの坊やが言った事。アリシアの蘇生。私に出来なかった事を出来る筈がない。」
「っ・・・・彼には出来るという根拠がある!だから貴方に話しを持ち掛けたのでしょ?!それをどうして・・・・・!!」
「・・・・・・・・そう言って・・・皆、裏切ったからよ。」
「ッ・・・・・!!」
何かに絶望したというより、達観したような顔だった。
もう何度もそう言う場面に直面したからだろう。
それでも、僅かに可能性を感じていた。
だけど、それが偽りではないかと感じていた。
だから・・・最後まで人を信じられなかった。
「・・・・・・・もう疲れたの。誰かにいい様に利用されるのは。私が願ったのは・・・そんな事じゃないから・・・」
「・・・・プレシア・・・・・・・」
プレシアは無言で歩き始める。
自分の運命を決める最後の舞台に向かう為だ。
「これが私の最後の戦い。だから、直に私は貴方との契約を切るわ。」
「えっ・・・・・!?」
「ココにある魔力だけでは私とアリシアをアルハザードに連れて行くのは無理。無論、貴方も。だから、貴方に使った魔力を返して貰うわ。」
そう言って、彼女は杖をリニスに突き向けた。
リニスは最初こそ驚いていたが、やがては表情を緩め、優しい顔になったのだ。
「・・・・・・・分かりました。今まで・・・ありがとうございます・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・。」
それが。リニスの聞いたプレシアへの。彼女からの最後の言葉だった。
一方。アースラでは・・・
「そうですか・・・復旧にはもう少し?」
「ええ・・・プロテクトも改ざんされてますし・・エンジンは直ったので航行自体は問題ありません。」
未だ俺達との小競り合いでの損傷が癒えないアースラでは復旧作業が続いていた。
そんな中、ブリッジの一角でクロ助がフェイトから話しを聞いていたのだ。
「・・・・では、どうして彼らと協力したかは聞いてないと?」
「うん・・・・母さんが「それは貴方が知る事ではない」って・・・」
「・・・けど、多分ジュエルシードを確保するって事だうろうね。結果はプレシアの一人勝ちだけど・・・」
「・・・・・・・。」
「フェイトちゃん・・・・・・」
気に掛けるなのはを他所に、フェイトはある事を思い出していた。
それは、俺達についてだ。
(そういえば・・・・名前・・・・聞いてなかった・・・・・・)
作戦を手伝うと言う事で、ココに行けとは言われたが、俺達の名前までは上手く言われていなかったそうだ。
名残惜しそうに思うフェイトは、もう一度会えると信じ、心の片隅でそう思うのだった。
すると、ある程度の補修が済んだアースラだったが、突如周りが騒然とし始めた。
「っ!?どうした!!」
「アースラのプログラムに侵入者を確認ッ!!それと、時空間のエリアの一つで大規模な魔力反応と次元震の予兆を感知しました!!」
「・・・・このタイミング・・・・・矢張り彼女が・・・・!」
突如砂嵐となる大型モニター。
だが、段々と何かが見えてきて、ソレを見てフェイトは気づいた。
そう。母が姿を現したのだ。
「か・・・・母さんっ・・・・!!」
「ッ!!プレシア=テスタロッサ!?」
「あれが・・・フェイトちゃんの・・・・・・・」
『・・・・久しぶりね。失敗作。』
「っ・・・・・・」
「プレシア=テスタロッサ!貴方は自分が何をしようとしているのか分かっているのですか!?」
『・・・。無論よ。私はアルハザードに行く。私の娘の為に。』
「そんな・・・・フェイトちゃんを置いてでもですか!?」
『・・当然よ。さっきも言ったとおり、其処のフェイトはアリシアの出来損ない。失敗作よ。私が生んだのはアリシア。』
「ヒドイ・・・・・」
「お前は・・・人の命を何だと思っているんだ!!」
クロ助の言葉にプレシアは鼻で笑った。
『そうね・・・・・・その言葉をそっくりそのまま貴方達に返すわ。』
「何っ・・・・・・」
『貴方達は連中の裏を知らない。知らなさ過ぎる。そんな貴方たちに、色々とやかく言われる筋合いは無いわ。』
「・・・・・・・・・!」
変わらない冷徹な目つきでプレシアは淡々と問いや罵倒を切り返していく。
切り替えされたクロ助達も何がどういう事かと思い、一層の警戒を見せていた。
唯一人。フェイトは受け入れなら無い現実を持ちつつ、母に対する最後の希望を持って居た。
それでも、私を必要としていると。それでも私が母の為に尽くしたと。
言って欲しかったのだ。
『さて。これは貴方達に対する勧告よ。今すぐ、残った三つのジュエルシードを渡しなさい。』
「っ・・・・・矢張り、残る十八個は全て貴方が・・・・!」
『ええ。其処に居る失敗作のお陰で、結果オーライと言う訳よ。後は、貴方達が持つ三つが集まれば、アルハザードに繋がるゲートは開かれる。』
「そんな事・・・・・そんな事は・・・・・!」
「絶対させないの!!」
プレシアの目的に、クロ助となのはは反発した。
言葉こそ発しなかったが、ユーノも同意見だったらしい。
そして、フェイトは母の真意がコレだけではないと思い。
その考えを胸に、勇気を出して一声を放ったのだ。
「か・・・・・・母さん・・・・・・」
『・・・・・まぁ失敗作にしては上出来だったわ。お陰で私はこうして十八個のジュエルシードを手に入れられた。』
「っ・・・・ならっ・・・!!」
『それでも。貴方はもう用済みなのよ。』
「・・・・・・・えっ・・・・・」
『・・・ハッキリと言わせて貰うわ。アリシアは其処まで私に固執しなかった。結局、貴方はアリシアになれなかった出来損ないなのよ。』
「かあ・・・・・さ・・・・・」
『さようなら。出来損ないのフェイト。もう二度と。私の前にその姿で現れないで。』
全てを失った時だった。
フェイトはプレシアに完全に見限られ、用済みとされたのだ。
その言葉で、フェイトは今までの全てを失い、絶望したのだ。
「貴方は・・・・・!!」
『部外者の貴方がとやかく言う権利は無いわ。これは私達の問題。そうでしょ?』
「っ・・・・でも・・・・・でもっ・・・!!」
(・・・・・・・・・・・。)
フェイトに対する言葉になのはは反発し、プレシアに食いかかる。
だが、彼女が言うとおり、これは言うなればフェイトとプレシア、そしてアリシアとの問題でもある。それを外の者であるなのはが割り込む意味はない。
「ッ!!プレシアの所在地が特定されました!!」
「・・・!何処ですか!?」
「位置は・・・・・ココからそう遠くはありません!」
どうやらあえて彼女は自分の居場所を教えたらしい。
そうでもなければ、この様な態度で堂々と現れる筈は無い。
二重三重の手を持っている筈だ。
「時の・・・・庭園・・・・・・・」
「・・・・それが、プレシアさんの居る所・・・・・」
「提督。時間がありません。早急にプレシア=テスタロッサの確保を!!」
『・・・・どうやら、管理局も動き出したみたいだね。』
「ああ・・・予定到着時刻は?」
『・・・・艦の速度から考えて、後二時間程。でも、一時間を切った時点で多分部隊を送ると思うよ。』
「・・・だうろな。となると・・・」
「任務失敗は一時間経過。それまでに全て済めばいいが・・・」
「・・・・・大丈夫。済ませよ。絶対に。」
「・・・・・・ああ。」
だから。俺達も向かう。時の庭園へ。彼女達を助けるために・・・!
「鳳凰院恭真。『ガンダムエクシア』・・・・出るっ!!」
さぁ。最後の戦いだ。
次回予告ッ!!
翼「結局私、負傷が多くないか?」
恭真「気にするな。俺は多分気にしない。」
ハバキリ『・・・・・・滅。』
ラプラス『珍しくハバキリがキレましたか。』
アルフ「次回!「突入!隣の時の庭園!!」!!」