魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
実はまた新作を考案していたりとか何とか・・・
???Side
誰かが呼んでいる。
私の名前を。
「・・・・・・・・・・。」
懐かしい。そして、とても暖かい。
その声を聞くだけでも、私は心が躍る。気持ちが明るくなる。
けど。今は違っていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
とても悲しい。とても苦しい。聞くだけで心が痛い。
何で悲しいの?
何で苦しそうなの?
何で・・・・何で・・・・・
何で・・・そんなに辛い顔をしているの?
「・・・・・。」
アレッ?あの子は・・・・・
「・・・・・・・・。」
「・・・・。」
あの子も・・・悲しそう・・・・・苦しそう・・・・必死に頑張ったのに・・・どうして?
どうして・・・・その子をほめてあげないの?
「・・・・・!!」
「・・・・!」
やめて・・・お願い。
その子を・・・傷つけないで・・・。
どう言っても・・・・声が届かない・・・・・どうして?
なんで・・・・届かないの?
届かせたいのに・・・・届かない。
『・・・届くさ。君がずっと願えば。』
えっ!?
『だから生きろ。必死に。光がある方に・・・手を伸ばせ!!』
手を・・・・・伸ばす・・・・・・!
時の庭園・・・
刹那。時の庭園に爆発が起こる。
それによって外壁の一部が破壊され、外の次元空間があらわになる。
誰かが侵入してきた。防衛用のゴーレムが幾つも其処に現れた。
大きさは大中小、様々だ。だが。
俺とコイツには関係ない。
「ガンダムエクシア・・・・・目標を・・・・駆逐するっ!!」
俺とエクシアには!!
恭真Side
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
エクシアのビームライフルで大型のゴーレムを破壊し、バルカンで小型を破壊する。
残った中型には・・・
「ディバインシューターッ!!」
「こんのぉ!!」
鈴羽とアルフが相手をしてくれる!
だから、俺は気にせず大型と小型を相手にすればいい!
『アルフ!道案内は頼む!』
「分かってるよ!!ついてきな!!」
アルフはその細い腕に似合わない豪腕で次々とゴーレムを殴り飛ばしていく。
そして、大型には俺が相手をする。今の所これで問題は無い。
「ラプラス。管理局の方は?」
『直ぐ其処まで来ていますが、どうやら私達を勘付いてはないようですね。』
「・・・・よし。ミッションを予定通り実行。このまま行くぞ!」
『うん!』
『分かってるよ!』
すると。前方に開いていた大扉が急に閉鎖される。
どうやらプレシアさんが操作したらしい。
ご丁寧に魔法も掛かっている。
だが。
エクシアには・・・!
「それだけでは無駄だ!!」
俺は、GNソードで大扉を切り裂いた。
此方にはラプラスがあるので魔法も兼用できる。
それで魔法をかき消しつつ扉を切り裂いたのだ。
俺達はそのまま扉をくぐりその向こうに行く。
其処は縦に吹き抜けた場所だった。
エクシアでもまだまだ余裕のある場所だ。
「・・・アルフ。この上か?」
『ああ。プレシアはこの上。上から行かないと、この庭園の動力室にはたどり着けないよ。』
「・・・分かった。行こう。」
俺がそう言い、二人も上に向かって飛翔する。
意外にもあっさりと事は進んでいくことに、俺は疑問を持って居た。
流石にエクシアが強かったからか?
いや。そんな訳ではない筈だ。
すると案の定、俺達の前に敵は現れた。
『ッ!!前方に魔力反応!今までのよりも大きいよ!!』
フェルトの声に反応して前を見ると、確かに今までのよりも大型のゴーレムが俺達の前に立ちはだかっていた。
このまま時間を掛けるわけには行かない。
今は鈴羽とアルフを先に行かせるべきだ。
「・・・・鈴羽、アルフ。ココは俺が請け負う。」
『えっ・・・・だ・・大丈夫なの!?』
「問題ない。エクシアでならな。」
『今は一刻も早く動力室に行かないと・・・!』
『・・・・・分かった。けど無茶はしないで!』
「お前じゃないんだ。大丈夫だ。」
俺の台詞に鈴羽は「どう言う事?」と言わんばかりに顔をむくませる。
けど、直ぐに表情を笑みに変え、アルフに声を掛けて先に行く事にした。
「アルフさん!行こう!」
「・・・分かったよ。ちゃんと追いついて来なよ!」
『分かってる!』
鈴羽とアルフが先行する。当然、ゴーレムが黙って通す訳は無い。
ゴーレムが二人に手を伸ばして妨害をするが、それを俺とエクシアがGNソードで防ぐ。
GNソードを使い、ゴーレムの右手を切り落とす。
流石にゴーレムと言うだけであって皮膚は脆い。これなら直ぐに片付けられそうだ。
「GNブレイド!」
『Ready!』
エクシアは腰部から二本のブレイドを持つ。GNブレイド。GNソード同様の実体剣だ。
それを持ち、俺はエクシアをゴーレムに向かって行かせた。
「一気に片付ける!!」
GNブレイドを両手に俺はゴーレムを片っ端から切り裂く。
腕を切り、胴体を裂き、頭部を貫く。そして、ダメ押しにビームライフルでの追撃だ。
「これなら・・・・・・!」
『ッ!!まだです!!』
「何っ!?」
ラプラスの言葉に俺は思わず再びゴーレムを見る。
バラバラに切り裂かれていたゴーレムはみるみると再生していたのだ。
最早原作だ何だとか言ってる場合ではない。だが。
「・・・・再生しているのか。」
『ええ。ですが・・・』
『再生スピードは其処まで早くない様だよ。』
再生スピードは早くなかった。ふわふわと切り裂かれた部分が接着されてと言った感じで、見ているだけでも時間が掛かりそうだった。
何時までも付き合っている暇は無い。ならば。これはこれでほおっておくべきだ。
「・・・・よし。このまま無視していくぞ。」
『・・・そうなりますよね。了解です。』
そして。再生途中のゴーレムを無視し、俺は鈴羽たちのあとを追うのだった。
恐らく。彼女達が倒してくれるだろうからな。
そう思い、俺は鈴羽たちのあとを追うのだが、もう既に二人は遠くに行ってしまっていた。
・・・つか速くね?あの二人。
「って言ってる場合じゃなかった!!まってけろー!!」
果たして。俺は無事に任務を達成できるのか・・・?
・・・・・駄目だ。自分でも心配になってきた・・・
さて。その頃我が自宅では・・・
「・・・・・凄い速さだね、二人共・・・」
「お・・おう・・・・」
と言う事で鈴羽とアルフのスピードを見て唖然とするフェルトと翼が居たのだった。
今回は二人は後方支援。と言う事で留守は任せていたのだが・・・
「・・・・・・・。」
何かを察知した翼は、そのままその気配がある方に歩いていった。
気配を頼りにたどり着いた場所、其処は家のデッキだった。
誰かが居るかと思い、周りを見回す。しかし、其処には人の姿は見当たらない。
居るとすれば猫が一匹、塀の上で寝ていたくらいだ。
「・・・・・・気のせいか?」
『・・・・・・・・。』
誰も居ないデッキを見て、翼は自分の気のせいだったと思い、その場を後にする。
しかし、ハバキリだけは何かを察知してはいた。だが、その何かが分からず、結局はその場を後にしたのだった。
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・あれは・・・・・?」
そして。その翼の姿をサーチャー越しに見る誰かが居るとも知らずに。
「恭真たちはどうなっている?」
「あー・・・お兄ちゃん・・・鈴羽お姉ちゃんと逸れたみたい・・・」
「・・・・・。」
フェルトの所に戻った翼は俺たちの状況を尋ねる。
どうやら俺と鈴羽・アルフは別々の道を通って分かれてしまったらしい。
先に向かっていた鈴羽とアルフが時の庭園の動力炉へ。
俺はそのままプレシアの所に向かっていたのだ。
「大丈夫なのかアイツ・・・・」
「た・・・多分・・・・・」
多分と言うな多分と。俺だって心配なんだから。
と言う事で、俺の方なんだが・・・
「・・・・・え?こっち動力室じゃないの?」
『はい。此方はプレシア女史の居るところですよ?』
「・・・・・・マジが・・・・・」
まさかのミスに俺はコックピット内で絶望する。
どうして道を間違えたのだろうか・・・
しかし。絶望する時間は無い。寧ろ好都合だ。
このままプレシアさんの所にまで行けばいい。
「・・・・ああ・・・だから・・・・・・」
そして。俺はエクシアでプレシアさんがいる部屋へと突っ込んだのだ。
其処には、エクシアの姿を見て驚くプレシアさんと。
「・・・・・・やってきましたよ。プレシアさん。」
コックピット内で笑みを浮かべる俺が居たのだ。
そしてその頃。なのは達が庭園の中に入ってきたのだった。
次回予告!
恭真「さて。やってまいりましたテスタロッサさんのお宅。今日のお昼ご飯は一体なんでしょうか?」
プレシア「・・・・あらいけない・・・ご飯、全部食べてしまったわ・・・・」
鈴羽「・・・・じ・・次回・・・・「それでもと、言い続けて!」です・・・・」
アルフ「ぷ・・・プレシアってあんな性格だったっけ・・・・」
フェイト「か・・・母さん・・・(泣)」