魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
ラプラス『面倒な事になりますよね、確実に。』
唐突なことだ。
俺は変な夢を見たのだ。
それは、俺が何処かを立って・・いや、飛んでおり。誰かと対峙していたのだ。
状況はどちらも満身創痍。そして、何故であろうか。俺は突然悲しくなったのか、涙を流し、叫びと共にその相手に向かって行ったのだ。
其処で。夢は途切れたのだった。
恭真「っ!!」
俺はその夢のせいでベッドの上から飛び上がって起きたのだ。
時計を見ると時刻は五時。まだ用意まで時間があると思い、俺は再び寝ようとしたのだが・・・
ガチャ・・・
鈴羽「・・・・恭真?」
何故か俺を呼び捨てで鈴羽が部屋に入ってきたのだ。そして、俺に対して彼女は心配そうな顔で見ていたのだ。どうやら、俺はいつの間にかうめき声か何かを上げていたようだ。
そうでないと誰にも見つからなかっただろう。
恭真「・・・何時から?」
取り合えず、俺は鈴羽が何時から居たのかと問いを投げた。それに対して鈴羽は心配そうに答えたのだ。
鈴羽「・・・今さっき。部屋を通ったらうめき声を上げていたから・・・」
恭真「・・・・・そうか・・・すまなかったな。心配掛けて。」
鈴羽「・・ううん。けど・・・何かあったの?」
恭真「・・・・・大丈夫。タダいやな夢を見ただけだ。」
鈴羽「・・・・そっか・・・。」
恭真「・・大丈夫、だから・・もう少し寝させてくれ。」
鈴羽「・・うん。解った。でも・・・・」
恭真「・・心配するな。俺もそうヤワではない。」
鈴羽「・・・解ったよ。それじゃあ。」
恭真「ああ。おやすみ。」
そして、俺は再びベッドに横になり、鈴羽はドアを閉めたのだ。
そしてその後。俺は昼前まで寝ていることになったのは言うまでも無い。
恭真「だああああああああああああああああああ!??!?ちーこーくーだー!?」
ドンガラガッシャーン!!
鈴羽「うわぁ・・・・・痛そー・・・・」
翼「・・・・と・・取り合えずおはよう。と言うか、何を言っている。」
恭真「は?」
フェルト「今日土曜日で三連休だよ?」
恭真「・・・・・・・・・・・・あ。」
翼「・・完全に寝ぼけているな。全く・・・」
鈴羽「あははははは・・・・・」
と言う事で、今日は休日。だが、基本俺はフェルトと共にこの家にある「地下」に籠もることが多い。それは何故か。それは・・・
ガゴン
恭真「さて。フェルト、今日はどうする?」
フェルト「うん。取り合えず船の調整と機体の製作の続きかな。」
ここの家の地下はある意味地下施設で、其処にはMSと母艦とネクストなどか格納されていたのだ。まぁ、いわゆるハンガー兼ドッグと言った所だ。そして、更にココには・・・
ハロ「「「「「「ハロッ!ハロッ!!」」」」」」
大量のハロが居たのだ。ちなみに、基本、フェルトが持っているのはこのハロ達のホスト機でリーダーの役目もしているのだ。つまり、この子達はサブと言うことだ。
恭真「・・相変わらず何時見ても圧巻の一言だな・・・」
フェルト「そ・・そうだねー・・・」
と言う理由で、俺はほぼ何時もどおり製作された機体の調整をしたりしている。ココで作られている機体は基本的には原作と同様だが、フェルトの技術面などが反映されるので作れる機体に制限があるのだ。簡単に言えば「ガンダム00」のシリーズの第三世代(エクシア・デュナメス等)ACでは俺の知識からネクストの基本フレームは全て作れるが、武装が制限されるのだ。それでも無いよりはマシだがな。
ガゴン・・・
さて、そんな訳で今日調整するのはACシリーズのネクスト機体のレイレナード社が開発した”AALIYAH”で機体カラー標準の黒だ。装備は今はまだだが、一応予定としてブレードとマシンガン、そして背部にレーダーとミサイル。というアセンを予定している。
で、今回はその機体の最終調整でハロを一機使って調整をしている。
まず、ハロにコードを繋いでそれを機体にも接続する。
そして、ハロが自動的にやる。
以上ッ!!
ラプラス『実質マスターは何もしません。』
恭真「うんそうだよねー・・・・」
そう。実質楽してます。ハイ。
恭真「だって仕方ないじゃん・・・俺できるのってシュミレーターでテストするだけだし・・・」
ラプラス『なら、それをやったら良いではないですか・・・』
恭真「まだOS終わってねーし。」
うん。だって俺それしかできねーし・・・開発スキル等は全部フェルト行きだし・・・
恭真「・・・はぁ・・・・・」
翼「どうした?そんな残念そうな顔をして。」
恭真「ん?翼か・・・・」
すると、コクピットから下を見ると翼がしたに立っていたのだ。
普段休日は中庭で鍛錬している筈なんだけどなぁ・・・
恭真「どうしたって・・それはコッチの台詞だ。どうししてココに?」
翼「ああ。実はフェルトに呼ばれてな。少し機体を見てくれと・・・」
・・・え・・・SAKIMORI専用機ですか?マジで?
でもそんなの聞いてなけど・・・取り合えず付いていってみるか・・・
恭真「・・・俺も付いて行っていいか?」
翼「ん?構わないが。」
てことで、俺は翼と共にフェルトの元に行ったのだが・・・
どうしてでしょうか。彼女の所にはアリーヤとMSのアストレイブルーフレームがハンガーに立っていました。それも、機体の周りには大量のハロが・・・
恭真「・・・・・・。」
フェルト「アレ?恭真兄ちゃんなんで居るの?」
恭真「いや、偶々コイツと会ったから一緒に・・・てか船は?」
フェルト「終わったよ?」
流石です。ウチのフェルトは流石です。平然と真顔で「終わったよ?」といいました。
つか、俺と別れてから十分も経って無いのに終わったって・・・
恭真「・・・で、その二体の機体は?」
フェルト「ああこれ?実は、翼姉ちゃんだけ機体まだだったから・・・」
そういえばそうだったな。俺は基本エクシアやアリーヤのカスタム機にYF-19(試作機)で乗るのは決まっていたが、翼と鈴羽は・・・・あ、鈴羽はあれか。って事は確かに決まってないのは翼だけだな。だからか・・・
恭真「で。ブルーフレームの機体は解るが、アリーヤのアセンは?」
フェルト「えっと・・・腕の武器は光波ブレードで肩にはフレア。背部は、レーダーと小型のレーザー砲。」
スッゲー極端な近接特化の機体っすね。つかブレードはアレ「月光」ッスよね?まさかと思うけど機体名は・・・
翼「ふむ・・・・フェルト、アッチの機体の名は?」
フェルト「えっとね・・・「オルレア」だよ。」
・・・・完全にアンジェ姉さんの機体が作られようとしていました。少しアセンは違いますが・・・あれですか。狭い場所で彼女とブレードでバトれと。それある意味「死ね」って言ってますよフェルトさん。大丈夫ですか、フェルトさん。
ラプラス『ちなみにチューンは・・・』
フェルト「プライマルアーマーの出力をかなり上げているので基本そこで消えるよ。」
恭真「斬撃でも?」
フェルト「・・・・・・まぁ・・ね・・・・・・」
顔をそらさないで下さい。取り合えず・・・
恭真「・・・で、その二機をどうする気なんだ?」
フェルト「ん。簡単に機体のテストをするだけだよ。場所は無人の異世界にしているし。」
無人世界か。確かに其処なら人に迷惑は掛からないが・・・反対に管理局にバレそうな予感がするのだが・・・
翼「取り合えず、今日はどっちのテストだ?」
まぁ・・其処は我がSAKIMORIが何とかするだろうに。SAKIMORI万能だし。(メッチャ他人事)
フェルト「今日はオルレアの方だよ。」
恭真「・・フェルト。テストはいいが、余り無理などはするなよ。でないと面倒が起こるからな。」
フェルト「あ・・はーい・・」
その辺は一応注意しているようだな。後は、このまま何事も無くテストが終わればいいが・・・そうはいかないのが世の中・・・なのかね。
フェルト「そういえばさっき鈴羽姉ちゃんがお兄ちゃん呼んでたよ?一緒に買出し手伝ってくれって。」
恭真「え・・・・あ、はい・・・・」
Side チェンジ
さて、視点はまたも私なのだが・・・現在、私はネクストと呼ばれる機体のテストの為に搭乗して動かしている。ネクストについては軽く恭真から聞いていたが・・・流石にこれは子供の体形で動かすには少し無理があるな。身体が引っ張られる感じが動かすたびに感じる。これは少し乗る時期を待ったほうがいいな。
フェルト『調子はどう?』
翼「・・動きに私の体が付いていけているが・・・いかんせんこれは今の私達では無理があるな。最悪コクピット内で体が引きちぎられそうだ。」
フェルト『そっか・・・・じゃあ当分乗るのは・・・』
翼「アッチの蒼い機体だな。」
あの蒼い機体・・確か、ブルーフレームだったな。機体自体はシンプルだったが、恭真はあの機体は幅広くカスタムできると言っていたな。それはそれで楽しみだ。
そう思っていた、その時だった。
フェルト『っ!センサに反応!何か居るよ!』
翼「っ・・・何か?」
刹那、私の正面には何かが遠くで噴き出した様な物が見えたのだ。
今、私が居るのは砂漠の無人世界なので異常成長したサソリか何かか?
と思ったのだが、その認識は甘かったのだ。
其処には、巨大なワニの様な口と。
巨大な二本の牙。
山の様な巨体の「龍」が
“飛んでいたのだ”
翼「あっ・・・・アレは!?」
フェルト『えっと・・・・あった!!識別確認、アレは・・・・古龍種「ジエン・モーラン」ですっ!!』
翼「古龍種・・・・・!?」
私は唖然としながら、そのジエン・モーランが迫ってくるのを見ていたのだ。だが、途中で我に帰って機体を動かし、奴との距離を取ったのだ。だが相手のスピードが早く、私は
一旦機体を飛翔させて回避させたのだ。
翼「・・・ふぅ・・・・」
機体は奴の上を飛んでおり、私は奴の背中に乗った。背中には岩の様な物がヒレのようになって並んで立っていた。其処をよく見ると、鉱物などが大量に埋まっていたのだ。
どうやらコイツの背中には特殊な鉱物があるらしい。試しに、私は機体を降りて、岩の所に駆け寄った。そして、光っている部分を手で取ると、それは蒼い光を放つ鉱石が獲れたのだ。大きさはかなりあり、漬物石の半分・・といえばいいのだろうか。それを持って私は急いでコクピットに戻り、機体を動かしてジエン・モーランから放れたのだ。
翼「・・・・・。」
フェルト『翼姉ちゃん、大丈夫?』
翼「・・ああ。これから帰還する・・・・・っ・・・」
だが、私がジエン・モーランから離れて直ぐに、何かが上空に現れたのだ。
それは巨大な戦艦で、周りには随伴は無い。どうやら、一隻だけのようだ。
翼「なっ・・・戦艦・・!?しかし、一隻だけとは・・・」
フェルト『コッチでも確認したよ!多分そいつ等って・・・・!』
まさか、最初に私が遭遇することになるとはな・・・
時空管理局。
翼「・・・偽りの守護者・・・・」
すると、戦艦からオープンで誰かが私に警告をしたのだ。声からして、相手は女性。しかも・・・三十路と見た。だが・・・
『其処のロボット、直ちに停止して武装解除しなさい!今なら弁護の余地はあります!!』
ここまで上からとはな。相当自身はあるようだ。だが、ココで黙って帰る・・と言う事もできないだろうな。私にも意地とプライドがある。だから・・・
翼「・・徹底的に抗わせて貰ううぞ・・・!」
私は、機体を動かして戦艦に向かって突撃した。相手の戦艦の兵装は無いらしく、それを知った私はスラスターを吹かして戦艦の上に乗ったのだ。そして、両腕のブレードを使って戦艦のスラスターを破壊して行ったのだ。
翼「一方的なのは不本意だが・・・残念ながら・・・・私は・・私達はお前たちとは違う道を行かせて貰うぞ!」
『ちょっ!?貴方、攻撃を今すぐやめなさい!出ないと、罪は重く・・・』
翼「・・・第一、ココはお前たちの管理世界ではないだろ。」
そう。ここは管理局の管理する「管理世界」という所では無い。それは私も事前に恭真から聞いており、もし現れたらそう言ってやれとも言われてる。だが、ここはあえて返答はなしだ。返答したら色々と面倒だからな。
ザシュッ!
さて、そうこうしている内にもう残りは全て破壊した。これで当分彼等は追っては・・・
シュシュシュシュシュ!!
翼「っ!!」
・・後ろからの突然の攻撃。それを私は回避したのだが・・・恐らく撃ったのは・・・・・・
翼「・・・魔導師か。」
私が撃った方向を見ると其処には黒いバリアジャケットを身に纏った少年が立っていたのだ。そして。
『其処の機体!今すぐに投降しろ!!さもないと貴様を破壊する!!』
・・・子供のクセにかなりの上から目線だな。私も子供だが。だが、私はそれを無視して肩部のレーザーキャノンを展開して攻撃用意をしたのだ。当てるのは・・・あの少年だが、エネルギーがかなり絞っている。痺れさせる程度だからな。それに気が付いた少年も攻撃態勢に入ったのだが・・・
翼「遅いぞ・・・!」
バシュッ!
「ぐあっ!?」
一歩私の方が早く、少年へと攻撃し、彼は気絶したのか体勢を崩して倒れたのだ。
そして、再びオープンで先ほどの女性の声がしたのだ。
『ああ・・・クロノっ!!』
翼(クロノ・・・それが彼の名前か。)
私は、彼を少しの間見て、機体を反転。戦艦から飛び降りて、その場を去ったのだ。
戦艦は私を追って来ようとはせず、どうやら艦の修理と彼の治療に専念するつもりなんだろう。
翼「・・・・少し・・私らしくなかったか・・・」
そして、私は少し自分の行動に反省をしてその無人世界から去るのだった。
Side チェンジ
さて、その頃俺と鈴羽は買出しを終えてそのまま帰ろうとしていたのだが・・・
鈴羽「・・・恭真君・・・」
恭真「ああ・・・解っている・・・」
ラプラス『識別完了。どうやらバニングス嬢です。』
どうやら、俺たちはバニングス嬢につけられている様です。相手は多分バレてないと思っているでしょうが・・・完全にバレてます。だって一度道路にあるミラーで後ろに居るの気付きましたもん。
恭真「だが・・・これはこれで面倒だよな・・・・・」
現在地は自宅の直ぐ近く。これではマズイとしか言い様が無い・・・
どうにかして撒かねば・・・
鈴羽「・・ねぇ恭真君。」
恭真「・・なんだ?」
鈴羽「私に考えがあるんだけど・・・」
アリサ「・・・・あれ。あの二人、別の道を行っちゃった・・・・?」
そして、俺と鈴羽は別の道を通り、それを見たバニングス嬢は俺の方を追跡したのだ。
すると・・・
恭真「・・・何か用ですか?」
アリサ「い゛っ!?」
俺は曲がり角の端に隠れており、其処からバニングス嬢に問いを投げると、彼女は驚いてビビったのだ。・・・そんなに怖かったかのか?そして、驚いた本人はその状態で俺に言ってきたのだ。
アリサ「あ・・・アンタどうしてココに居んのよ!?」
恭真「・・・だって、道路のミラーでバニングス嬢が俺をつけているの見たから・・・」
アリサ「・・・ぐぬぬぬぬ・・・・・」
恭真「・・・で何か様ですか?」
アリサ「・・何でも・・・無いわ。」
無いんですか・・・まぁ、時間も時間だし・・そろそろ帰るとしますか。
恭真「・・・んじゃあ俺はココで帰りますが。」
アリサ「わ・・・解ったわよ・・・」
今日は大人しく退いてあげるわよ。と言わんばかりの目で俺を見たバニングス嬢はその場を後にした。俺もそれを見届けると鈴羽が言った道とは真反対の位置の道、つまりは元来た道ではないほうの道を通って歩いて行ったのだ。
そして・・・
恭真「・・・大体ここら辺かなっと。」
俺は自宅の真反対の位置にある家の塀を登っていき、その道を突き進んで自宅の中庭に出たのだ。塀を下りた俺は窓を叩き・・・
鈴羽「・・・大丈夫だった?」
恭真「ああ。何とかな・・・」
鈴羽に窓を開けてもらって家の中に入ったのだった。
次回予告!
恭真「休日終わっていきなり何か大変な事に!?」
鈴羽「あー・・それはきっと恭真君の日頃の行いが悪いからだよ。」
翼「許しは請わん。恨むなよ。」
フェルト「次回「七つの剣」。」
ラプラス『ってことでマスターは今晩の夕食は抜きです。』