魔法戦記リリカルなのは クロスホープズ (更新凍結) 作:No.20_Blaz
ラプラス『鈴羽もどうなるか楽しみですね。』
翼「ん?・・・私達の出番が・・・」
鈴羽「アーアーキコエナーイ」
フェルト「・・・・え?」
「な・・・・・何・・アレ?」
『不明。ですが、何やら特殊な粒子を散布しています。それによって念話の妨害がなされています。』
「電波妨害・・・・どうやって・・・」
俺はエクシアと同じ様なデザインの機械の様な甲冑をまとって飛んでいたのだ。違いは、カメラアイがツインでは無くバイザータイプである事、それぐらいだ。
「・・・どうやら上手くいけたようだな。」
『GN粒子の散布、順調です。』
「よし。時間が惜しい。このまま一気に彼女を倒すぞ。」
『了解です。セブンソード解放。オールウェポンズフリー。』
ラプラスの全武装使用可能の合図と共に、俺は彼女に向かって突進した。恐らく、彼女は武装は全て近距離のみだろうと思って距離を取って攻撃していた。だが、俺はそれを見越して、GNソードに内蔵されているライフルを使用して反撃に出たのだ。
「っ・・・・遠距離!?」
「GNブレイド、セット!」
『了解。』
続いて、一気に距離を詰めた俺は腰に装備されているGNブレイドを用意。彼女もデバイスを近距離用にもどして対応した。
ギインッ!
「っ・・・・そんな・・・・!」
彼女は自分のデバイスでGNブレイドが斬れると思ったのだろう。だが、このブレイドはそんなにヤワではない。一気にデバイスを振り払った俺は彼女に蹴りを入れたのだ。
「ぐっ!?」
「行くぞ・・・!」
そして、ココからがエクシアの本領だ。
先ずはGNブレイドで彼女を二回ほど切りつけて蹴り飛ばす。
「っ!?」
『GNダガーセット。』
続いてGNダガーでデバイスを使用不可にする。
「これで・・・終わりだッ!!」
そして、GNソードで一気にデバイスもろ共斬る・・・!
ラストに、GNビームサーベルで・・・・切り裂くッ!!
「ああああああああああああ!?」
「これが・・・・ガンダムだっ!!」
『・・・大人気ないですね。イキナリ「セブンソードコンビネーション」を使用するとは。』
俺が武装を閉まって彼女との距離を取ると、ラプラスが呆れた声で俺に言ったのだ。
この武装の名前が何故こんなに長いかと言うと、実はスパロボから取った物でパターンも其処から取ったからだ。
「仕方ないだろ。こちらの攻撃を余り見せたくなかったし・・・」
『まぁそれは一理ありますが・・・・・・・・気絶してませんよ、彼女。』
「・・・ああ。」
あの一撃を耐えたか・・・けど、彼女もそろそろ体力の限界だそうだな。
息がかなりあがっている。さて、どうするか・・・
『・・・ここは私が応対します。マスターは、一言も喋らないで下さいね。』
「・・・解ってる。」
「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・」
『貴方の体力はもう限界です。大人しく退いてください。私は貴方を倒す気は今はありませんので。』
「・・・・・・・・。」
それでも、彼女はデバイスを突きつけて、交戦の意思を表した。
俺は流石に焦りが出てきた。このまま続ければ彼女には勝てるが、鈴羽のことも心配だ。
(時間勝負・・か・・・・)
『・・・・こうなっては・・・仕方ありませんね。』
ああ。こうなれば・・・彼女を気絶させるしかない・・・!
三人称side
その頃、鈴羽は・・・
「・・・・・そろそろかな?」
鈴羽は心臓を手でつかみながら意思の抑制をしつつ、ジュエルシードの所にたどり着こうとしていたのだ。すると、今まで調査に出ていたフォーチュンが戻って来て鈴羽に話しかけたのだ。
『お待たせしました、マスター。』
「ううん。道はこれであってる?」
『はい。距離は約二メートル。後少しです。』
「・・ありがとう。」
『・・・マスター?』
鈴羽はフォーチュンが戻ってきたことによって少しは気持ちが落ち着いていたのだ。だが、それでも完全には晴れず、鈴羽は唯潜り続けていた。すると、正面に蒼い光を放つ何かを見つけたのだ。
「っ・・・・見つけた!」
ジュエルシードの元にたどり着いた鈴羽はジュエルシードに寄って、フォーチュンを突きつけたのだ。
「ジュエルシード・・・・シリアルⅥ封印ッ!!」
鈴羽はジュエルシードを封印し、それを確認すると一安心して息を吐いたのだ。
だが、突如水中が揺れ始め、鈴羽は焦ったのだ。
「っ・・・これって・・・まさか!?」
『・・・・これはマズイですね。』
「フォーチュン!?」
『どうやら、ここにあったジュエルシードが間欠泉の排水量を調節していたようです。ですが、それが今無くなったと言う事で・・・』
「間欠泉のブレーキが・・・無くなっちゃったの!?」
『はい。急いで退避しないと・・・!』
しかし。その時には既に遅かったのだ。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「っ!!」
地下深くの水が一気に湧き上がってきて、鈴羽はその激流に流されたのだ。何とか流れに乗ろうとするが、勢いか強すぎて、彼女はボールのように回っていたのだ。
「あああああああああああ!?」
『マスターッ!!』
激流の中で、彼女は必死にシールドを自分の周りに張っていた。もし、シールドが破られれば、自分の命は絶対に保障出来ないからだ。かと言って、砲撃魔法でどうにも出来る勢いではない。彼女は完全に窮地に立たされていたのだった。
再び、恭真たちの方では、突如間欠泉が出てきたのでそれには驚かなかったが、勢いが先程よりも倍以上の勢いだったので、それに驚き、恭真は思わず振り向いたのだ。
「何っ!?」
『ジュエルシードの確保を確認ッ!ですが、それによって間欠泉の勢いが・・・!』
「っ・・・・鈴羽っ・・・・・・!」
恭真は鈴羽を助けようと間欠泉の地帯に向かおうとするが、後ろからフェイトが不意打ちを掛けてきたのだ。
「なっ!?」
「はあっ!」
恭真はそれを回避して、GNソードをセット。ライフルモードで牽制しつつ、間欠泉地帯に向かったのだ。
「くっ・・・・ラプラス、鈴羽の位置は!?」
『深度200メートル・・常人なら死ぬ深度です・・・』
「・・・幾らなんでも無茶しすぎだ・・・!間欠泉をどうにかしないと・・・!」
『ですが、この間欠泉です!破壊することなど・・・・』
「・・・・・・くっ・・・!」
恭真が鈴羽の救出方法を考えていると、後方からフェイトがスフィアを展開して攻撃してきたのだ。それをライフルで反撃するが、あえて当てず、時間を稼ぐが牽制する程度だったのだ。
「エクシアで・・・間欠泉に突入は・・・」
『無茶なのはどっちですか!今の間欠泉に突入すれば、確実にマスターの身体は粉々ですよ!?』
「っ・・・しかしだな・・・・!」
『それにもし、地面を破壊したら、ココ一帯は水没します!!』
「・・・・・・!」
「っ・・・・・ごめん・・・!」
「っ!!」
恭真は鈴羽の救出とフェイトの牽制をしながら、必死に思考を動かしていた。
すると、その時フォーチュンから、最悪の通信が入ったのだ。
『恭真・・・・恭真、聞こえますか?』
「その声・・・フォーチュンか!」
『こちらは現在、深度190を通過。ですが、マスターの魔力残量から、後五分ほどしかシールドを展開できません・・・』
『っ・・・・そんな・・・!』
「・・・・もし・・・もし、時間切れになったら・・・鈴羽は・・・・・」
『・・・・・・水圧で潰れます・・・・』
「くっ・・・・・!」
『それに、万が一マスターが持ちこたえても、間欠泉地帯の地面が邪魔して空気が・・・・!』
「っ・・・・・・・!」
その瞬間。恭真は一つのアイディアを思いついたのだ。そして、恭真は一気にフェイトとの決着を付けようとしたのだ。
「ラプラス!GNロングライフルを!」
『了解。GNロングライフル、転送します。』
恭真はフェイトとの距離を取ると、本来はエクシアの武装ではない「GNロングライフル」を装備して、狙撃体勢に入ったのだ。
「目標を・・・・・狙い撃つ!」
ロングライフルからビームが放たれ、それをフェイトは回避した。だが、ロングライフルの方がチャージが早く、ラプラスがフェイトの次に移動する場所を予測して恭真に教えたのだ。
『次、彼女の前に向かって狙撃を。』
「了解っ!」
先ずは、フェイトの移動を予測して彼女の前に狙撃する。すると、フェイトは急停止した。
そして。
『今です!』
「おうっ・・・!」
恭真はその停止したフェイトを狙撃。攻撃はフェイトに着弾したのだった。
「っ!?」
『ダメージ危険域です。これ以上の戦闘は不可能と推定。』
「・・・・・諦めるしか・・・ないの・・・・・!」
デバイスからの報告を聞き、奪取を断念したフェイト。彼女は転移魔法を使って一人その場から消えた。残った恭真はそれを確認すると、再び間欠泉の方を向いたのだ。
「よし!ビームサーベル、ダガー、ブレイドの武装を使用する!」
『了解!GNビームサーベル、GNダガー、GNブレイド、展開します!』
恭真は先ず、GNブレイドを持って一本の線を引くかのように地面に突き刺した。
続いて、ビームサーベルとダガーでX字になるように突き刺し、六角形になるように武装を全て配置したのだ。
『マスター・・・これは一体?』
「直ぐにわかる・・・!」
そして、恭真は六角形に配置した剣の外側に着陸してGNソードを構えた。
ソードには既に魔力強化が成されており、それを翼との模擬戦時同様高々と上げたのだ。
「行くぞッ!!」
刹那。恭真はGNソードを一気に六角形の中に向かって振り下ろした。
すると、内面の地面だけが、みるみるとひび割れていき、やがては其処から新たに間欠泉が吹き出たのだ。
「よし・・・・・!」
『まさか・・・六角形になるように武装を配置して、其処だけを破壊して新しい間欠泉を作るとは・・・恐れ入りますね。』
「それだけじゃない。新しい間欠泉が出来たことで、其処にも大量の水が排水される。それを使えば・・・」
『はい。現在、マスターの方もスピードが上がって深度100まで戻ってきました。』
『・・・鈴羽が耐えられる時間は残り二分。その間に彼女が出られれば・・・!』
「ああ・・・!」
だが、やはり世の中そう上手くは行かないものだった。
鈴羽の方では、既に鈴羽が限界に達していたのだ。魔力はまだ残っている。だが、ココまで耐えるので精神的に限界が出てきていたのだ。
「もう・・・・・駄目・・・かも・・・・」
『っ!マスター!』
とうとう、鈴羽は限界に達し、シールドが解除されてしまったのだ。
解除された深度は80。鈴羽は直ぐに水を吸ってしまい、意識を失ってしまったのだ。
「っ!!」
『マスターッ!!』
鈴羽は一瞬気を緩めてしまい、シールドが一気に崩壊したのだ。
そのせいで水が入ってしまい、意識が強制的にブラックアウトした。
更には、意識がなくなったせいで鈴羽がバラバラな流れに流れてしまい、ふらふらと水中をさまよっていたのだ。
(これは・・・もう駄目かな・・・・・)
鈴羽がそう言って自身の終わりを感じた。その時だったのだ。
突如、誰かに手を引っ張られる感じが僅かながら感じた。それを最後に、鈴羽は意識を失ったのだった・・・
「・・・・・・・・・・。」
鈴羽はゆっくりと意識と感覚が戻ってくるのに気が付いた。体はさっきよりも軽い、
そして、空気が時々送られてくる。どうやら、自分は陸に引き上げられたらしい。
(あれ・・・・何か・・・口が一瞬暖かかった・・・・)
ゆっくりと目を開けると、其処には恭真が心臓マッサージをしていたのだ。
恭真は無我夢中でマッサージをしていたが、やがてラプラスが気付き、恭真に声を掛けたのだ。
『マスター!鈴羽の意識が戻りました!』
「っ・・・!大丈夫か、鈴羽!?」
「うっ・・・ううん・・・大丈夫・・・・」
「・・・・・・・・そうか・・・」
一安心して力が抜けたのか、恭真は少し楽な体勢になって大きく息を吐いた。
対して鈴羽はゆっくりと身体を起こして周りを見渡した。其処は、間欠泉の近くの崖で少し温かさが肌に伝わったのだ。
「ここ・・・・・・そうだ・・・私、確か・・・」
鈴羽は今まで自分が水の中にいたのに如何してこうなっていたかと考えていた。
だが、そんな時に恭真が静かにデバイスのフォーチュンを鈴羽に差し出したのだ。
「あ・・・・・フォーチュン・・・」
「全く・・・・獲ったはいいが、まさか水に流されるとはな・・・大変だったぞ。」
「えっ・・・・もしかして・・・・・」
次の言葉を言おうとした瞬間。恭真は立ち上がって間欠泉とは、鈴羽とは別の方向に顔を向けたのだ。
「さて。そろそろ帰るぞ。翼とフェルトが待ってる。」
「あ・・・・う・・うん。」
話しに流された鈴羽はそのまま恭真と共に転移し、その場を後にしたのだった・・・
その夜の事。みっちりと翼に叱られた二人は夕食と風呂を済ませ、それぞれの私室に入っていた。そして、鈴羽はベッドの上でずっと考え込んでいたのだ。
「・・・・・・・・。」
『・・どうしたのですか、マスター。』
考える時間が長かったのか、フォーチュンが鈴羽に対して質問を投げたのだ。
すると、鈴羽はただ黙って寝転がり、フォーチュンに対して返事をしたのだ。
「恭真君・・・何か隠してるような気がして・・・」
『・・・・・・。』
「・・・・何で私を助けたときの事・・・教えてくれなかったのかな・・・」
『・・・それは・・・』
フォーチュンはとても言いにくかったのだ。何せ、鈴羽が気絶している間の事が緊急時とは言え色々と大変だったのだから・・・
時間はさかのぼって、鈴羽が意識を失っていた時。恭真は一人間欠泉を見て立っていたのだ。
「・・・・準備はいいか、ラプラス!」
『はい・・・ですが、本当にするのですか?』
「ここでやらなくては・・・鈴羽が死ぬかもしれない。俺はそれだけは死んでもゴメンだ。」
『・・・・・解りました。では、用意を始めてください。』
「・・・ああ。」
恭真は一気に間欠泉の上まで上昇すると、GNソードを展開して構えた。
そして、エクシアの背部にあるGNドライヴが起動し、リミッターが解除されたのだ。
『リミット解除!鈴羽の救出限界時間まで後一分!』
「十分だ!!」
更にはGNソードに魔力強化を施し、恭真はそのまま間欠泉に正面から突っ込んで行った。
最初こそ間欠泉とぶつかり合っていたが、やがては間欠泉が割れていき、恭真はその割れ目に入って行ったのだ。
「ぐっ・・・・!!うおおおおおおおおおおおお!!」
間欠泉を無理矢理こじ開け、更にはその中を突っ切る。それだけでも相当の魔力と体力を使うことなのだが、恭真はそれを物ともしない勢いで間欠泉を突っ切っていったのだ。
「っ!見えた!!」
その後。恭真は鈴羽の手を掴んで救出。意識を失っていたので、「あの」心臓マッサージをして彼女を助けたのだ。
そして、それが現在になって薄々と気付かれていたのは言うまでも無い。
「・・・・・アレ?って事は、もしかして・・・・・・・・・」
『・・・?』
次回予告!
恭真「あれ・・・何か俺たち詐欺してね?」
鈴羽「それを言っちゃあ・・・・お終いだよ・・・」
翼「次回「こんな事は日常茶飯事」。」
フェルト「何か凄いテキトーなサブタイトルだねー・・・」