は? 他の二次創作完結させないのか? そんな黒歴史、ありましたっけ?
※七罪の服装等の描写不足はありますが、アンコール7巻の服みたいな感じです。あれ、すっごい可愛いですよね?
「デートに行かないか?」
精霊マンションの一室。七罪の部屋にやってきた士道は、そう言い出した。
「……え?」
突然のことに、デートに誘われた七罪はそう返す。
そして周囲を見渡し、カメラがあるのでは? と周囲を見渡す。
「どうかな?」
「どうかなって……まず、どうして私なの?」
だって士道の周りには私より可愛い女の子はたくさんいる。その中で私が選ばれる理由が分からなかった。
「ほら、七罪とはちゃんとデートしてないだろ? だから、どうかなって」
「分かった」
色んな思考が重なり、目をぐるぐると回しながら、七罪は頷く。
「じゃあ、今週の土曜日、駅の噴水前に集合で」
そこからは、集合時間を決めたり、どこに行くのか決める。そのことは頭に入っているが、その間に交わした会話はほとんど受け流しの状態で頭に残っていない七罪。
「じゃあ土曜日楽しみにしてるよ!」
デート場所は、七罪と士道が出会った場所という意味で遊園地になった。
「う、うん。じゃあね士道」
放心状態で士道を見送った七罪は、部屋に戻ってソファーに座る。
「あああああ!」
そして、誰もいなくなった部屋で冷静になった七罪は会話内容を思い出し、思わず赤面する。
高鳴る鼓動を抑えようとするが、逆に意識してしまう。
今まで、意識していなかったが、初めてのデート。士道との会話中、霊力が逆流して大人バージョンにならなかったのは奇跡だと、今になって思う。
バタバタとソファーの上で一通り暴れた後、疲れた七罪は天井を見上げる。
顔が熱いのは、きっと運動をしたからだろう。そうに違いない。
数分、天井を見上げていた七罪は、唐突に起き上がり、
「……どの服着ていこう」
クローゼットの中にある服と睨めっこを始めるのだった。
駅前の噴水前のベンチで七罪は士道を待っていた。
だが、どこかからか視線を感じて落ち着かない。自分の服装がおかしくて笑われてるのか、それとも、ブスが外に出てきて恥ずかしくないのか? と噂されているのか。
そんな思考をする七罪だったが、実際は『何あの娘、めっちゃ可愛いんだけど。天使か?』と噂されていた。
士道が来るまであと二十分以上もある。早い時間に来るんじゃなかったと後悔する七罪だったが、ふと顔を上げると遠くに士道がいるのを見つけ、思わず物陰に隠れてしまう。
そこから、士道の行動を見張る。
数分して、フラクシナスから七罪の居場所を聞いた士道が、七罪のいる方を見る。
見られた七罪は反射的にサッと体を隠してしまった。
「何してるんだ? 七罪」
士道が物陰に隠れていた七罪を見つけ、声をかける。
声をかけられた七罪はビクッと体を浮かし、ゆっくりと士道へと視線を向ける。
「別に、何もしてないわよ。というか、来るのはやすぎでしょ。 時間までまだまだあるのに」
「それは七罪も一緒だろ? それに、七罪との初めてのデートだからな。楽しみで仕方無かったんだ」
「なによ、それ。私みたいなちんちくりんとのデートが楽しみなんて……馬鹿じゃないの」
そう言ってそっぽを向きながら、顔を仰ぐ七罪。
「そんなこと言ってないだろ? とても可愛いよ、七罪」
士道の感想に、顔が更に熱くなる。
「じゃあ、行こうか」
目的地の遊園地に着くと休日ということもあり、多くの人でごった返していた。
当然、極度の人見知りである七罪がそんな人混みを見て動揺しないわけがない。
士道の背中に隠れ、ギュッと拳を強く握り顔を青くして震える七罪。
「えっと、手……繋ぐか?」
「え?」
すぐにでも変身してしまいそうな七罪にそう提案する。
「……な、なななな何を言ってるの!?」
士道の提案に、七罪は一瞬停止する。
再稼働した七罪は士道の言葉を理解すると同時に、体中が熱くなる感覚を感じ、顔を赤くする。
「ほら、人も多いしはぐれたら困るだろ?」
「……それも、そうね?」
語尾が疑問形になるが、納得して士道の手を握る。
色んな思いが込み上げてくるが、七罪にはそれを言葉にする余裕はなかった。
続く? モチベーション次第。(こっからどう話転がそう……?)
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