(まさか、IS学園に入るために、あの魔導書を、強制的に暗記させられるとは‥‥‥)
あの騒動の後、強制的とはいえ、入学書は書いたので、IS学園に入学することになったのだが、入学するまでに例の魔導書を暗記させられたのだ。もちろん、一夏興に倣い、暗記しようとしたが、1日で暗記した一夏興には敵わず、結局2週間は魔導書こと、ISの参考書に顔を付き合わせることになったのだった‥‥‥1番苦労したのは、トレーニングは続けているので、暗記の時間をいかにして作るかだったが。
さて、今どこにいるかと聞かれれば、IS学園と答える。すなわち、入学式はもう終わった‥‥‥姉さんが、教師の列に座っていたのは、正直驚いた。
(しかし、一夏興がどれ程息苦しかったのか、よく分かる。男子1人というのは、なかなかキツいものだ)
原作の一夏興は、わずか数分で慣れていたが、俺は、その域に達していないらしい。しかし、俺には、救いの女神がいた。それは、もう1人の男性操縦者こと、神城神次(かみしろしんじ)の存在である‥‥‥のだが、近づくなオーラのせいで、話したくても話せない。
まぁ、十中八九、転生者なのは明らかだが。忘れているかもしれないが、あくまでも俺は、一夏興の体に入っているだけの転生者である。故に、転生者なら分かる。だって、視線が良からぬ方向に向かってますもん。つい昔のしゃべり方に戻ってしまうほど露骨だ。
(そして、あの首輪‥‥‥チョーカーだったか?待機形態だろうか)
アニメも見たが、あんなやつはいなかった‥‥‥多分、きっと、メイビー。
さて、そうこうしている内に、自己紹介になったが、姉さんこと、織斑先生にしばかれたり、神城神次が俺に質問するなと言って皆をドン引きさせたり、俺と織斑先生が姉弟だということがばれたり、箒が篠ノ乃束さんの妹だとばれたり、クラス代表を決めようとして、俺と神城神次が推薦されたのを見たセシリア・オルコットが決闘を申し込んできたり、箒が俺に剣道で試合を申し込んできたりした。うん、今日だけでもなかなか濃い1日であった。
さて、ついさっき山田先生に寮の鍵を渡されたのだ。1025番。今、そこに大股で歩いて向かっている。すぐにでもこの野獣の眼光から解放されたい。
「ここが俺の部屋か‥‥‥ようやく落ち着けるな‥‥‥」
こうして、俺は、ノックもせずに入ってしまった‥‥‥そこには、バスタオル1枚の箒がいた‥‥‥
「‥‥‥!?す、すまない!」
すぐにドアから出てドアを閉める。ま、まさか、こんなことになってしまうとは‥‥‥一夏興に顔向けできない‥‥‥いや、顔洗う時に鏡を見るから顔を向けることになる!(錯乱)あぁ、一夏興は俺に顔を洗うなと!?(錯乱)
「‥‥‥入っていいぞ‥‥‥」
あ、箒の声が聞こえた。絶対怒ってる。
「は、入るぞ‥‥‥」
そう言って、ドアを開けた瞬間、頭にわずかな痛みを感じ、少しすると、箒の後ろに竹刀の先の方が落ちてきた。
「‥‥‥相変わらず、お前の頭は何でできてるんだ?」
「‥‥‥少なくともプリンではない」
それだったら私も叩かないと箒にまた竹刀でツッコミを入れられたが、さほど痛くない。
「はぁ、まぁ、私も鍵かけるなりすればよかったな。その、いきなり叩いてごめん」
「いや、ノックしなかった俺が悪い。箒が気に病むことじゃない。こっちこそごめん」
‥‥‥空気が重い。しばらくして、パンと音がなる。箒が手を叩いた音だ。
「まぁ、これはどっちも悪いということにしよう。そうしないとらちが明かん」
「そ、そうか、俺が過失100%だと思うんだが‥‥‥」
「私はいいと言っているから、もういい。いいね?」
「アッハイ」
そういえば、こういうときの箒は有無を言わせないタイプだったな。
「さて、そうと決まればまずは共同生活においての線引きを‥‥‥」
こうして、線引きを決めて、1日は終わった。
前書きと後書きで書くことってなかなか思い付かない。