第一話:あああああああああああ
私が小さい頃
家の中で皆に囲まれていた。私の親、私の姉妹、私の兄弟、私の叔母
皆が、小さい私を囲んで見下してこう言い続けた
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!」
皆が私を囲んで、そしてそう言った
私を見下して叫び続けた
私は怖くて後ろに下がり、その後ろには兄がいた。彼も私を見下しこう言った
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」
皆目を見開いて、そうして叫び続けた。
それが何十分、何時間も続いた
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
そう言う声が周りからずっと聞こえて
怒鳴る感じでも無い、ただ
私を見下して、ずっとああああああっと言い続けていた。
それだけ
第二話:首の鳴る音
私の母がコンビニの自動ドアに首を挟まれた夢。
自動ドアが徐々に閉まって行って、母の顔が段々と斜めに傾いた。
そうしてコリ、コリっと音が鳴った
母は
「ああああああああ、あああああああ!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
っとただ叫び続けて涙を流した
そうして段々と頭が反対方向に曲がって、最後は
突然ゴリゴリゴリゴリっと音が鳴り一気に頭が一回転して
そしてボトっと音が鳴り、私は目が覚めた。
第三話:悲しんだ声
「ねぇ~!!…ねぇ~!!!」
周りにそう言われる。低く唸るような声で
意味もなく悲しそうで、涙を流して
ボソボソまわりから声が聞こえる。
ねぇ~、ねぇ~っと言われ続ける。
ねぇ~、ねぇ~
ねぇ~、ねぇ~
ねぇ~、ねぇ~
そう言われ続ける
何十分、何時間
そして起きた
第四話:機械
目の前に金属の刃が見える。
周囲は暗い。縛られて動けない
ジョリジョリと刃同士がこすれる音が聞こえる。
その刃に向かってベルトコンベアで流される人の頭がある。
その頭は私に涙を流して言う
「ねぇ~!、ねぇ~!!」
それから怖い、怖いっと低く唸る様に言われる
そうして刃に細切れにされていく。
それでも低く唸る声が聞こえる。ねぇ~、ねぇ~
怖い、怖い、怖い
低く唸る様に耳元で囁いてくる。
また次が運ばれる。さっきの同じ顔
その人も同じ様に涙を流して
「ねぇ~、ねぇ~ぇえ!!!」
っと言い続ける。
そしてまた細切れにされる。
それがただただ繰り返される。
何十分、何時間も見させられる
そうして気が付いたら
夢から覚めた。
第五話:大きく見える
自分が小さくて、蟻のように小さくて
人に潰される夢。
ただそれだけ
周りの物がとても大きくて
広すぎて迷子になって
そして気が付いたら目が覚めた