俺が初めて美少女と呼ぶに相応しい存在に出会ったのは、高校1年生の時だった。
クールで非の打ち所のない優等生。加えてこの
秀でているのが容姿だけに留まらず勉学、運動共に万能と来ている。……あまり体力には自信がないみたいだけど。体力以外で欠点を上げるとすれば、それは感情の起伏が乏しいことからくる取っつきにくさくらいだろうか。
ただ生活しているだけでも注目を集めるのに、生徒会長となった今、学園のシンボルとなっていた。
そんな完璧美少女西園寺朱美と俺―――
きっかけは隣の席になったことだった。そこから自然と一緒に居ることが多くなっていって―――――二年生になっても、クラスは違うものの、彼女が俺に与えた生徒会副会長という役職が俺たちの接点を保っていた。
そういえば、何故俺は生徒会副会長になれたのだろう。そもそも役員の決め方は二通りの方法がある。選挙と推薦だ。言わずもがなだが選挙は立候補して選ばれればなれる。推薦は全校生徒のではなく会長の、である。俺は推薦で副会長になった。今までは選挙が普通だった。推薦というシステムはあってないようなものだ。それは、下心や特別なナニかがあるのではないかと思われるからだろう。つまり色々とリスキーということだ。だから、推薦はあってないようなものだった。
わざわざ目立つような真似をしたのは何故なのか。そうせざるを得なかったから ? それとも―――――
「…た…ん………おた…………太田くん?」
俺の名前を呼ぶ声に意識がハッキリとしてくる。そうだ、俺は生徒会の活動をしていて彼女が紅茶を淹れてくれて………そのあとは ? 意識がハッキリしたようでハッキリしていない。戸惑いながらも一先ずは心配そうに此方を見つめている彼女に言葉を返す。
「大丈夫。ちょっと考え込んでいただけだよ」
「そう? なら良かったけど……」
不安気な声質とは裏腹にどこか表情は嬉々としているものがある。
「…そうそう、もう下校時間だから帰っていいわよ」
そう言われて時計を見ると、長針が6を指していた。
「あっ、もうそんな時間か……。俺は帰るけど会長は?」
もし、帰るのであれば一緒に帰らないか、俺がそう言おうとした時、彼女が口を開いた。
「いえ、まだやるべきことがあるから」
やるべき、その言葉からは何か義務のような重みを感じた。
「そうか? じゃあお先に」
俺は歯にナニかが挟まったような歯痒さを感じながらも特に気にすることなく家に向かった。
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あれかな読まれていないのかオリジナル作品が人気ないのか知らんけどまったく感想こない……いや、前者だろうな…分かってたけどね ?