【一発ネタ】FGO4周年で実装された英霊たちで聖杯戦争【最後までやるよ】   作:天城黒猫

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 師走ってなんで師走っていうのか知ってる? めっちゃ忙しいから、走りまくるんだと。ええ、はい。親戚へのあいさつ回りとか、大掃除の片づけとか、あちこち走り回ってましたとも。小説書く時間あんまり取れなかった……誰だ。年末までに完結させるとか言ったやつ。……うん、年始には完結させますんで、ホント!!!!!!

 


第20話

 ヘラクレスの元から命からがら生き延び、逃走したガレスは、ソラウを抱きかかえながら街中を、一般人に見つからないように、慎重に、それでいながら素早く移動していた。地上を歩く人の死角となるように屋根から屋根へと飛び移ったり、あるいは路地裏を走ったりといった具合だった。

 

「ハァッ……ハアッ……!」

 

 しかし、そういった移動の最中、ガレスは息を荒くしながら、時折吐血したり、脂汗を流したりと今にも崩れ落ちそうな様子だった。

 それは当然のことだろう。ヘラクレスと戦い、こうして生きているだけでも奇跡に等しいのだ。ガレスの肉体は、バーソロミュー、そしてヘラクレスとの戦闘でとっくに限界を迎えていた。ソラウの魔術によってある程度回復してはいるものの、それでも傷を完全に再生させることはなかった。それほどに、彼女の傷は非常に深刻な状況であり、それこそケイネスのような優れた、一流の魔術師による治癒か、あるいは令呪による命令、はたまた──この手段を誇り高きガレスが取るとは到底思えないから、この場では語るだけ無駄であろうか。ともかく、今のガレスの怪我を回復させるには、一流の魔術師であり、令呪をその手に持つケイネスの元へと移動するしかないのだ。

 

 しかし、ケイネスが現在どのような状態になっているかは、読者諸君もすでにお分かりであろう。ケイネスは、切嗣の手によって、魔術回路を粉々に破壊され、とても魔術を行使できるような状態ではないのだ。

 しかし、ガレスとソラウはそのことをしらないから、ケイネスを頼りとし、彼の元へと移動するしかないのだ。故に、彼女たちはケイネスが居るであろう場所、つまりあの港の周辺へと向かっていた。

 

「……念話は通じませんね」

 

 とガレスは呟いた。先ほどから彼女はケイネスがどこにいるのかを問いかけるため、そしてソラウを無事救出したということを報告しようとするために、ケイネスへと念話を通じて呼びかけていたのだが、一向に返答はなかった。

 

「そう……でも、パスが切れた感覚はないのよね?」

 

「はい。マスターとのパスは確かに通じています。ですが、応答がないということは、答えられない状況にあるということです。つまり、交戦中か、あるいは……」

 

 ガレスは顔を曇らせた。そも、彼女はバーソロミューと戦っている最中に令呪による命令で、ソラウの元まで移動したのだ。となると、ケイネスはサーヴァントを従えていない魔術師も同然といった状況となり、いかにケイネスが優れた魔術師であろうとも、バーソロミューに限らずサーヴァントが相手では敵わないだろう。

 つまり、ガレスはケイネスが敵の手に落ちていないか、あるいは念話に応答することすらもできないほどの、酷い目に合ったのか、といったことを心配していた。

 

「ランサー、私はあなたのことが心配よ……ほら、ちょっとおろして! 傷だらけじゃない! もう……無理をしないで?」

 

 ソラウはガレスから離れると、彼女に詰め寄るようにしてまくしたてた。ソラウとしてはこうして運んでいる最中も、非常に辛そうではあるものの、弱音の一つも吐かないガレスに対して心配を抱いていた。

 

「貴女を今失う訳にはいかないのだから、霊体化して休んでなさい。ここまでくれば追手の心配も無いでしょう。自力で歩くから──ほら、辛いでしょう? 鎧も砕けて、体もボロボロ」

 

「い、いえ。このぐらい大丈夫ですよ。どうっていうことはありません!」

 

「無理をしないの」

 

 ソラウはハンカチを取り出すと、それを使ってガレスの顔や手に付着した、彼女の血や土埃をぬぐって綺麗にしてみせた。

 

「私の治癒では完全に回復するわけではないわ。その調子じゃあ、精々が痛み止めぐらいしか効果を発揮してないでしょう? ほら……可愛い顔と綺麗な手が血だらけよ」

 

 ソラウは現在も治癒魔術をガレスに対して行使してはいるものの、彼女の魔術の腕では完全な治癒もできないし、ましてやハンカチで血を拭くだけで回復するわけがないのだから、彼女の血を拭くという行為は、一度霊体化してみせれば汚れも落とそうと思えば落とせるのだから、魔術師として非効率的で、意味の無い行為でしかなかった。

 しかし、ソラウはガレスの汚れを落とさずにはいられなかった。それは己を守ってくれたことに対する礼か、あるいは──一人の騎士として尊重しての行為であろうか。

 

「ありがとうございます──ソラウ。そうですね。追手が居る様子もありませんし、ここまで来れば安全でしょう。マスターが居るであろう港の方面へと向かって歩いてみましょう。そうすれば、マスターと出会うこともできるでしょうから」

 

 とガレスはソラウに微笑みかけると、霊体化を行った。それを確認したソラウは、自分の足で港がある方向へと歩き出した。

 果たして移動している最中、追手や他の敵と出会うこともなく、ソラウは無事にケイネスの元へとたどり着くことができた。しかし、彼女が浮かべている表情は、再開の喜びではなく戸惑い、あるいは恐怖の表情だった。

 というのもケイネスは広場の真ん中で気を失い、倒れ伏していたからだ。彼の有様は一目見るだけで酷いということが良く分かった。血走った目がかっと見開かれたままだし、口は大きく開きその中から唾液や血液といった液体が流れているし、地面にはケイネスが手足をじたばたさせたり、何度も転げまわった後があった。そこにいつもの、時計塔のロードとしてのきりっとした様子は一切なく、魔術回路を破壊されたことによる痛みは、我々の想像を絶するほどのものであり、尋常ではない容貌をしたまま気絶していた。

 

「ケイネス!」

 

 ソラウは己の婚約者がこのような有様となっているのを見ると、悲鳴を上げて彼の様子を見るべく駆け付けた。

 

「大丈夫──ではないわね。生きてはいるようだけれど……まさか、これは魔術回路を破壊されているの?」

 

「マスター! そんな……」

 

 ガレスは少しの間で、すっかり変わり果てたケイネスを前に、悲痛な声を上げた。ケイネスを守れなかったことによる悔しさ、彼をこのような状態へと変えた下手人への怒りを、唇を噛み、歯ぎしりすることによって表してみせた。

 

「私がいながら──ライダーたちの仕業か?」

 

「……否だ、ラ、ンサー」

 

 ガレスの言葉を否定したのは、ケイネスだった。彼は先ほどまで気を失っていたが、今しがた気を取り戻したようだった。

 

「魔術師殺し……だ。ああ……ソラ、ウ。無事か?」

 

「ええ。見ての通り無事よ。ケイネス、貴方は違うようね。貴方ほどの魔術師がここまでやられるなんて」

 

 ケイネスはまともに体を動かすこともできない状態ではあったものの、舌はしっかりと動かせるのか、話しているうちに舌足らずだった状態から、徐々に流暢に話せるようになっていった。

 

「まさかあのような魔術師の恥晒しにやられるなど──私は認めぬ。……私は、かつてないほどの怒りを覚えているぞ。衛宮切嗣! ヤツを今すぐにでも粉々に引きちぎり、踏みにじってやりたいところだが──ランサー、私を連れてここから離れろ。今すぐにだ! 私が指示した場所へとゆくのだ!」

 

 ケイネスは非常に焦った様子で、ガレスへと命じた。突然の命令にガレスは戸惑うも、それを実行するべく一歩足を踏み出し──槍を実体化させ、素早く振り向き、臨戦態勢を取った。彼女はソラウとケイネスを己の背後に置き、目の前に現れた存在、すなわち間桐臓硯から守る姿勢を見せた。

 

「貴様──ッ」

 

「何を警戒する?」

 

 間桐臓硯は邪悪な笑みを浮かべながら言った。

 

「何をそう警戒しておる? なぜ敵意を向けておる?」

 

 ケイネスは間桐臓硯を睨みつけながら言った。その鋭い視線たるや、人を殺せそうなほどだった。

 

「貴様と話す口など私は持ち合わせていない! ランサー、ソレは敵だ。我々の敵だ! 殺せ、殺せ! 殺すのだ!」

 

「邪悪な気配を感じますね──了解しました、マスター!」

 

 ガレスは間桐臓硯を己の、そしてケイネスの敵だと見定め、間桐臓硯を仕留めるべくその槍を振るった。横なぎに一閃された槍は間桐臓硯の頭と首を切断し、吹き飛ばした。しかし、それで彼を殺すことは叶わなかった。切断された頭は、無数の蟲へと姿を変化した。そして蟲たちは羽を羽ばたかせ頭が無くなった臓硯の首から上へと飛ぶと、老人の頭がそこに復活した。

 

「無駄じゃ。とはいっても、サーヴァントが相手では厳しいのう。故に、早々に決着を付けさせてもらうとしよう

 ランサーよ、それ以上動くでない。──己の主の命が惜しくないのならな」

 

「何を──ッ!」

 

 ガレスは臓硯の言葉を聞くと、己の後ろにいるケイネスの方を振り向いた。すると、そこには臓硯の蟲がケイネスの体にたかっていた。ケイネスは己の体を這いずり回る蟲を罵りながら、ランサーにこの蟲を取り除くように命じた。ソラウは恐怖によって動けなかった。

 

「マスターッ!」

 

 ガレスはケイネスにたかっている蟲を取り払おうとするが、間桐臓硯は嘲笑しながら言った。

 

「無駄じゃ無駄じゃ。カカカカカ! さあ、ではそろそろ終わらせるとしよう……」

 

「貴様──マスターに手出しをするか!」

 

 ガレスは臓硯の言葉に憤怒を覚え、彼の頭と体を塵一つ残さずに粉々に潰してやろうと言わんばかりの覇気で、臓硯へと迫った。しかし、彼は余裕を崩すことなく、右腕を掲げて宣言してみせた。

 

()()()()()()()()()()()()()()──ケイネス・エルメロイ・アーチボルト及び、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリを殺せ」

 

 彼の言葉を聞いたガレスは、臓硯がサーヴァントを従えており、攻撃をしようと企んでいたのだと思い、それを防ぐべく周囲への警戒を巌にしてみせた。しかし、敵が現れることは無く、続く臓硯の言葉によって、彼の命令は誰に対して行われているのかを理解することとなった。

 

「やれ、ランサー」

 

「何……を!」

 

 臓硯の言葉が終わったとたん、ガレスは己の肉体が自分自身の物ではなくなったような感覚を覚えた。それはまるで操り人形のように、誰かに肉体の自由を奪われて操られているような感覚であった。それもそうであろう。間桐臓硯はケイネスからガレスを操る令呪を奪い取り、己の物としたのだから。

 ガレスの肉体は己の意思に反し、ケイネスへと槍を向けた。

 

「ぐ……ッ、貴様……!」

 

「やはりそれが狙いか、貴様!」

 

 ケイネスは臓硯を睨んだ。

 

「まさか私とサーヴァントとの同意すらもなく令呪を奪い取るなど──!」

 

「令呪を奪い取るというのは、本来ならば簡単にはいかん。だが、儂はその手段を知っておる。故に、そうするだけじゃ。粘るのう、ランサー。流石は腐っても英霊といったところか。だが、令呪の命令には抗えまい」

 

 臓硯の言葉が終わるなり、今まで全身の肉体を強張らせ、筋肉が動くことの無いように固めていたガレスの肉体は、とうとう令呪に抗える限界を迎えたのか、まるで錆び付いた機械のように、ぎこちない動きながらも臓硯の命令を遂行すべく、その槍の切っ先をケイネスへと向けた。

 ケイネスはそれを見て冷や汗を流し始めるが、同時にガレスへと向かって激を飛ばした。

 

「ランサー、耐えろ! 私を殺すなどというような、愚かなことはしてくれるなよ!」

 

 ケイネスは己の勝利を確信していた。というのも、彼はガレスをソラウの元まで転移させるために、すでに一画分使っており、臓硯が使った分を含めると二画のみとなる。それが何を意味するのかは、ケイネスが説明してくれるだろう。

 

「そのまま耐えろ──サーヴァントをこの世に繋ぎ止めるには、魔力のラインを繋げる令呪が必要となる! いいか、ランサー。このまま令呪の効力が切れるまで耐えるのだ! そうすれば、私から奪い取った令呪は残り一画となる。それが何を意味するのかは分かるだろう? 仮にここで私を殺し、マスター権を奪って聖杯戦争を続けるのならば、令呪が一画でも残っていなければならない! 耐えろ。耐えろ! そして、令呪から解放された時、そこでせせら笑っている老人を殺せ! ランサー、貴様を止めるには令呪が必要となるだろう……耐えろ。耐えろ!」

 

「ええ、はい! 承知しました!」

 

 ガレスはケイネスの言葉を聞くと、歯を強く食いしばり、ケイネスへと向けていた槍を地面へと突き刺して、耐える様子を見せた。

 彼女の体は傷だらけで、まともに動かすこともできないのだ。そんな状態の中、令呪という絶対的な命令に抗うことによる負荷は、想像を絶することとなるだろう。しかし、ガレスは令呪による命令へと抗い、耐え続けていた。それは偏に、彼女が持つ騎士道精神および、円卓の騎士としての誇りがそうさせていたのだ。

 

「その調子だ、ランサー! いいか、その調子で耐えろ。例え蟲に腕を喰われるのも、肉体を啄まれるのも屈辱的だが、その分後程しっかりと仕返しをしてやらねばな。それが貴族としての作法というものだ。いいか、今ここで私をその醜い蟲共で噛み殺すのも構わないだろう……だが、その時はランサーが敵を取るだろう!」

 

「承知しました、マスター! ご安心を、耐えてみせます──!」

 

 そうした二人の、この追い詰められても尚抗おうとするその健気な様子を見て、臓硯は嘲笑を送ってみせた。

 

「カカカカカ、なんとも()()()()()姿よなあ。この状況下において、まだ追い詰められたと自覚していないと見える。最後まで抗おうとするその姿勢は立派ではあるが、世の中は無常だということを教えてやろう」

 

 臓硯は己の着物の袖を捲り上げ、老人特有の、枯れ木の如くしぼみ、乾いた皺だらけの腕を見せてみた。すると、そこには彼が言峰璃正から奪い取った預託令呪が刻まれていた。今まで行われてきた聖杯戦争にて、使用されなかった令呪が集まっているのだから、その画数たるや三角どころの話ではなかった。

 

「な──ッ」

 

 それを見て声を漏らしたのは、果たして誰であっただろうか。ガレスか、ケイネスか、あるいはソラウか。はたまたこの場にいる臓硯以外の全ての人間であっただろうか。ともかく、臓硯と向き合う彼らは絶望を覚えた。

 

「さて、儂はせっかちなのでな……もう少し眺めておきたいところではあるが、そろそろ終わりにするとしよう……ランサー、令呪を以て命じる──」

 

 臓硯は先ほどガレスに行ったのと同じ内容の命令、すなわち主殺しをさせようと命じた。

 流石のガレスともいえども、二画の令呪を用いた命令となると耐えるのは非常に厳しいようで、とうとう今まで石化したかのように、微動だにしなかったその体を動かし始めた。

 

「あ、ッ……!」

 

 ガレスは徐々に体の動きを速めながら、ケイネスの方へと槍を持って一歩、また一歩と距離を詰めていった。徐々に近寄ってくるガレスを見たケイネスは、脂汗を流して叫んだ。

 

「ま、待て! ランサー! 耐えろ、私を殺すというのか? それは到底許されない行為だ! ええい、耐えろと言っている! たかが使い魔風情が、私を殺すつもりか! 生意気な──ッ」

 

 そのケイネスの耳に耐えない罵倒は、最期まで続くことは無かった。ガレスがその槍を使って彼の頭を粉々に叩き潰したのだ。ケイネスの体はビクリと一度大きく跳ねると、二度と動くことは無かった。

 そして、臓硯の命令はそれだけで終わるものではないのだ。ガレスが次に狙いを定めるのは、ソラウであった。ケイネスの血がべったりと付着した矛先を向けられたソラウは、ビクリと体を震わせた。

 

「ソラウ、逃げて、逃げてください……! 嗚呼、なぜ私の体は止まらない! 今すぐにでも喉を貫いてやりたい! 舌を噛み切ってやりたい! だというのに、なぜ、なぜ自害すらもできない! やめて、やめて──ソラウ、逃げてください……!」

 

「あ、ランサー……!」

 

 ソラウは間桐臓硯と対峙する際の恐怖、そしてケイネスが死んだことによる恐怖によってすっかり動けなくなっていた。つまり、腰を抜かして地面にへたれこんでいたのだ。

 彼女は涙を流しながら、徐々に己の元へと接近してくるガレスへと手を伸ばし、首を振りながら言った。

 

「やめて、ランサー。ねえ、やめて、殺さないで……!」

 

「ソラウ、逃げてください! 逃げて、どうか立ち上がって逃げてください……! お願いします……!」

 

 ガレスは悲痛な声を上げて、ソラウに逃げるように促すが、それが叶うことはついぞなかった。ガレスはその手で槍をソラウへと振り下ろした。ソラウの肉体は真っ二つに裂け、地面に横たわった。

 ガレスの体は、ケイネスとソラウとの返り血で、赤く染まっていた。彼女は絶叫し、臓硯を睨んだ。

 

「あ、あ、あああァァアア! おのれ、おのれ、おのれ! 外道め──! よくも、よくも! 許さない!」

 

 ガレスは怒り狂い、臓硯を殺すべくその槍を振るった。しかし、臓硯は恐怖することもなく、たじろぐこともなく、ただただ嗤いながら令呪を発動させた。

 

「騎士としての誇りを忘れよ、その気高き騎士の誇りを忘れよ。そして狂気へと身を堕とせ。怒りを、悲しみを狂気へと変化させよ。英雄とはいえども、所詮は使い魔。所詮は傀儡に過ぎぬ──さあ、サーヴァントとしての本分を思う存分果たすとしようではないか」

 

 

 







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