???「伊織ってまだ泳げないの?せっかくプールでデートなのに」
伊織「しょうがないだろ 泳ぎだけはダメなんだ。」
???「私が泳ぎを教えてあげようぞ♪」
伊織「く・・・高校生にもなってばた足からの練習だなんて・・・」
???「愛しい彼女が手取り足取り教えてあげるんだから文句言わない!」
伊織「へーい」
ピピピピ・・・
伊織は目覚ましの音で目を覚ます。起きた伊織は頬を触れてみるといつものように涙を流していた。
伊織「この間は千紗に見られたからな・・・しっかりしないと」
今日は土曜日なので大学は休み。伊織は朝食を食べるために一階へ降りる。
耕平「よう、北原」
寿「やっとお目覚めか?10時だぞ」
時田「千紗ちゃん達はもう朝飯を食ったぞ」
伊織「先輩達に耕平まで・・・どうしたんですか?集まって」
時田「ああ、この家に離れの部屋があるのは知ってるだろ?」
伊織「ああ~ちょっと古い感じの」
寿「あそこは俺達の部室として使ってるからミーティングしてたんだ。」
登志夫「サークル活動か?」
時田「ええ、新入生と軽く何かやろうかと」
奈々華「新入生って今年は何人入ったの?」
寿「今のところ三人です。」
今年ダイビングサークルに入った新入生は伊織、千紗、耕平の三人だ。
伊織「やっぱりな・・・」
千紗「予想してたけどね・・・」
耕平「やっぱコンパの時が原因か・・・」
伊織「耕平が真面目に参加しているのは意外だな」
耕平「時田会長から緊急召集が届いたからな」
耕平は伊織に時田から届いた携帯メールを見せる
『今日はNoonに声優の水樹カヤちゃんが来るぞ。10時に店に集合』
伊織「耕平・・・これ嘘だぞ・・・何で気付かないんだ?(汗)」
耕平「Really!?」
時田「うむ 嘘だ」
耕平「・・・」
伊織「・・・大丈夫か?」
伊織は耕平の顔を覗く
耕平「うぅ・・・(泣)」
伊織「ほ・・・本気で泣いてる!?」
千紗「よっぽどショックだったんだね・・・(汗)」
伊織「耕平・・・水樹カヤは紅白にも出た大人気声優だろ?そんな人がここに来るハズが・・・」
登志夫「カヤちゃんは最近特に忙しいみたいだから当分は来られないだろ」
伊織「え・・・その言い方・・・まさか前はよく来てたんですか!?」
千紗「うん 来てたよ」
耕平「Really!?」
奈々華「うん Really」
登志夫「声優さんとか芸能人もよく来るぞ」
耕平「いや、嘘だ!そう言ってまた騙すに違いない」
奈々華「あはは 嘘なんて言わないよ」
耕平「証拠がなければ信じられません」
登志夫「彼女のウェットスーツなら向こうにあるぞ」
耕平「ふむ・・・ウェットスーツですか・・・ではテイスティング宜しいか?」
伊織「アウトだ耕平!!」
千紗「味見するの!?」
時田「予想外のリアクションだな」
寿「今年の新入生は逸材だな」
千紗「そういえば伊織もカヤさんのファンなんだよね?」
耕平「Really!?」
伊織「あ・・・ああ、CDとライブのBlue-ray持ってるぞ」
登志夫「味見云々はともかくダイビングやってりゃ会う事もあるさ」
耕平「俺 やる気が出てきました!ダイビングの事教えて下さい!」
時田「任せとけ」
寿「今日はその為に集めたからな」
伊織「あの・・・俺は見学でいいですか?」
時田「なんだ 体調不良か?」
伊織「いえ 前に寿先輩に報告したんですが・・・」
寿「っ! おお あの事か」
時田・耕平「「?」」
伊織「俺 カナヅチなんですよ・・・なので俺の事はほっといて・・・」
時田「そんな事は気にするな」
伊織「いや気にしますって!」
奈々華「伊織君、泳げないダイバーだって結構いるのよ。」
伊織「え?海に潜るのに?」
耕平「それ大丈夫なんですか?」
時田「泳げるに越した事はないが」
寿「それほど大きな問題はないな」
伊織・耕平「「???」」
時田「じゃあ その辺の説明から始めるか」
伊織「はい」
連休明けしんど~