ぐらんぶる 大切な人   作:opa

19 / 40
ミスコンです!


19話 ミスコン 後編

伊織「そろそろ時間だな。」

 

寿「古手川の応援に行かないとな。」

 

時田「おーい お前ら」

 

寿「一旦 店を閉めて野音に行く準備するぞ。」

 

伊織・耕平「「了解です。」」

 

~野外音楽堂~

 

司会者『それでは お名前をどうぞ!』

 

寿「少し遅れちまったな」

 

伊織「先輩達が酒盛り始めるからですよ。」

 

PaB「「ウハハハ!」」

 

時田「ま、千紗ちゃんの出番はまだ先だからな。」

 

ザワザワ・・・

 

伊織「結構 人が入ってますね。」

 

寿「そりゃミスコンとアイドルのライヴと男コンがステージの目玉だからな。」

 

耕平「こんな 大勢の前に出るのか・・・(汗)」

 

時田「ただの遊びにそう気負うな。」

 

伊織「それより先輩達、耕平が送ったLINE見ました?」

 

寿「おう!千紗ちゃんの護衛だな!」

 

時田「大船に乗ったつもりでいてくれ!大事な後輩に手出しはさせん!」

 

耕平「北原・・・見てみろ、奈々華さんが持っているカメラ・・・」

 

伊織「ん?」

 

伊織は奈々華の方に視線を向ける。奈々華が持っているカメラは立派なレンズが付いている一眼レフカメラだ。

 

耕平「あれ絶対高いカメラだぞ・・・(汗)」

 

伊織「千紗の写真だけを撮るためだけ用のカメラだろうな・・・絶対(汗)」

 

寿「正解だ。奈々華さんはいつもアレで千紗ちゃんを撮ってる。」

 

時田「ところで お前らは男コンで何やるか決めたのか?」

 

伊織「俺達は一曲歌おうかと」

 

寿「ああ、梓と初めて会った日の飲み会で『紺碧のアルフィーネ』を歌ってたな。」

 

時田「2人とも意外と歌が上手かったもんな。」

 

伊織「ありがとうございます。」

 

耕平「北原、ステージを見ろ」

 

伊織「今度はどうした?」

 

今、ステージに立ってるのは耕平に逆ナンパした厚化粧の女性だ。

 

男子学生A「愛菜ちゃーん!」

 

男子学生B「可愛いよー!」

 

ゲラゲラ

 

しーん

 

伊織「あいつネタ枠だな。」

 

耕平「誰だってわかるな。」

 

司会者『では続きましてダイビングサークルの古手川 千紗さんです!』

 

耕平「おっ古手川の出番か」

 

伊織「どれどれ・・・」

 

カッ

 

男子学生C「おお!」

 

男子学生D「これは なかなか!」

 

バッ!

 

奈々華はカメラを千紗に向け、シャッターを切る。

 

パシャパシャパシャッ!

 

ギンッ!

 

千紗はハイヒールを履き、白いワンピースを着てステージを歩く。

 

男子学生D「なんか・・・トゲトゲしい感じだな(汗)」

 

ビシッ!

 

司会者『所属サークルとお名前をどうぞ!』

 

千紗『Peek a Booの古手川 千紗です。』

 

ギンッ!

 

ザワザワ

 

時田「う~ん 可愛いは可愛いが」

 

寿「表情が固いな」

 

耕平「北原、あれは怒ってるのか?」

 

伊織「いや、あれは緊張してるんだ。」

 

耕平「不器用だな古手川・・・」

 

時田「しかしマズいな」

 

寿「あのままだと負ける可能性もある。」

 

耕平「そうですね。」

 

司会者『ご趣味は?』

 

千紗『ダイビングです。』

 

寿「俺達でフォローできればいいんだが」

 

時田「伊織 何か手はないか?」

 

伊織「う~ん 今はステージに立ってるからスマホは使えないしカンペで指示するってのは?」

 

耕平「大きな紙とペンがないだろ」

 

伊織「だよな・・・」

 

時田「スケッチブックとペンなら持ってるぞ。」

時田は鞄からスケッチブックとペンを取り出した。

 

伊織「ペンはともかく何でスケッチブックを持っているんです?」

 

時田「今晩やる飲み会の為に買ってくる酒やツマミをメモするために美術部の奴からもらった。」

 

耕平「いや、普通のメモ用紙でいいんじゃ?」

 

寿「俺達もそうだがラグビー部や空手部の奴等は大食いだからな。」

 

伊織「まあ、いいや!ちょっと借ります!」

 

伊織は時田からペンとスケッチブックを借り、ステージに向かう。

 

司会者『えーと・・・』

 

千紗(ん?伊織?)

 

千紗は伊織に気づき、伊織の書いたカンペを見る。

 

伊織のカンペ『千紗、力みすぎだ。リラックスして笑顔でダイビングの魅力を話すんだ。』

 

千紗(あ・・・そうか)

 

千紗は肩の力を抜き、笑顔を見せる。

 

千紗『すみません 緊張しちゃって・・・私がダイビングが好きな理由は・・・』

 

千紗は伊織の指示通りリラックスして笑顔でダイビングの魅力を語る。

 

男性観客『うおおおっ!可愛いぞぉ!』

 

ワアアアアッ!

 

伊織の指示で千紗のミスコン出場は大成功した。

 

~ミスコン 終了後~

 

カァン!

 

耕平「大成功だったな。古手川の奴がナンパされまくるだろうけど」

 

伊織「今は先輩達が千紗の護衛してるから大丈夫だろ。」

 

伊織と耕平はジュースで乾杯する。

 

耕平「奈々華さん可哀想だったな」

 

伊織「しょうがないだろ?店番さぼったんだから・・・おじさんに強制帰宅されるのは当然だ。」

 

耕平「あとは俺達の男コンか・・・はぁ」

 

伊織「千紗と約束したんだ。我慢しようぜ?」

 

ガサッ!

 

伊織・耕平「「ん?」」

 

伊織と耕平の後ろにある茂みから音がした。

 

ガサッガサッ

 

耕平「な・・・なんだ このケバい気配は・・・?( ; ゚Д゚)」

 

伊織「先輩・・・じゃないな( ; ゚Д゚)」

 

ガサッ!ガサッ!がばぁっ!

 

ガシッ!

 

誰かが茂みの中から飛び出し耕平の肩を掴んだ!

 

伊織「うおっ お化け!?」

 

耕平「ひ!・・・お・・・お前は・・・」

 

ガタガタガタ

 

耕平は恐怖で体が震えてる。

 

伊織「あれ、お前は昼の・・・」

 

茂みから現れたのは昼に会った厚化粧の女性だ。

 

厚化粧「ねぇ アンタ」

 

耕平「な・・・なんだよ?」

 

厚化粧「・・・私と・・・付き合ってよ・・・」

 

伊織・耕平「「・・・はぁ?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次は男コン!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。