~居酒屋マンボ・ジャンボ~
カチャリッ
耕平と野島はすぐに箸の先を自分の方へ向けた。
伊織「ギブアップするの早いな・・・無理もないけど・・・(汗)」
山本「やあ どうもどうも」
伊織・耕平・野島(((なっ!!?)))
山本は平然としてる。
耕平(バカな・・・っ!相手はアレだぞ・・・っ!)
野島(今日の所は退いておけ・・・っ!)
伊織(意地でも童貞卒業したいんだな・・・(汗))
山本「いやー 今日も暑いねー」
恵子「そうだねー」
愛菜「乾杯しよーよ」
清子「何飲むー?」
山本「んー 何にしようかなー」
山本は相手四人を見渡す。
ピシィッ
山本は箸の先を清子に向ける。
山本「やっぱり最初はビールかなーっ」
伊織「いや、山本 お前は俺達と同じ一年だからまだ未成年だろ?」
山本「え・・・いや・・・」
伊織「それにこの子達も未成年だぞ」
ギクッ!Σ(;`∀´)
サッ!
4人とも目をそらす。
伊織「君たち、飲んでるな?」
耕平「野島ももしかして酒を飲んでんのか?」
野島「・・・(汗)」
耕平「お前な・・・」
山本「いいじゃねぇか!!」
野島「大学生なんだからよ!!」
伊織「・・・とりあえず自己紹介からだな」
清子「そうだね じゃ 私から行くよー 青女一年 『神尾 清子』です。」
男性陣『おおー』
パチパチ
山本「はい!趣味はありますか!?」
清子「ん~ 競馬とパチンコかな」
伊織「全然 女子大生らしくないな!?」
耕平「親が泣くぞ!!」
カチャリ
山本は箸の先を恵子に向ける。
野島(山本ぉ・・・っ!)
恵子「じゃ 次 私ねー『鈴木 恵子』でーす」
ケバーン
かなこ「『飯田 かなこ』でーす」
ケバチーン
愛菜「『吉原 愛菜』でーす」
ドケバチィーンッ
伊織「んじゃ、次は俺達だな・・・伊豆大一年の『北原 伊織』です。気軽に伊織と呼んでください。」
耕平「『今村 耕平』です!」
野島「『野島 元』です!」
伊織「ていうか何で皆、ケバ子化してるんだ?」
愛菜「だからケバ子はやめてよ!いっぱい気合い入れたんだから!!」
伊織「化粧の仕方が完全に間違ってるっての!!この間の格好の方が全然マシだろうが!!」
耕平「梓さんに化粧の仕方を教わったんだろうが!!」
山本「そうなのか?」
伊織「ああ、写真はないけど・・・」
耕平「ていうか撮ってやらないけどな」
愛菜「失礼ね!」
かなこ「まあまあ 私のことは かなこでいーよ」
清子「私は きっこって呼ばれてるよ」
山本「お・・・俺は真一郎!」
恵子「じゃあ 私も・・・」
愛菜「ちょっ・・・ちょっと待ってよ」
伊織「どうしたケバ子?」
愛菜「いや・・・そのほら・・・なんていうかさ・・・こんな短期間で呼び方変えたらPaBの人に誤解されない?」
伊織「大丈夫だ!俺はお前を永遠にケバ子と呼ぶ!」
耕平「俺もだ!」
愛菜「永遠に!?とにかく私も伊織って呼ぶからね!」
伊織「勝手にしろ!妖怪!」
かなこ「あはは!面白いね伊織くん!」
清子「こんな愛菜を見るの初めてだよ!」
恵子「そうだね!」
ひそひそ・・・
野島(お・・・おい、北原に好感持ってないか?)
山本(ま・・・まだ始まったばかりだ!)
店員「失礼しまーす こちらラーメンサラダです。」
愛菜「?何コレ?」
清子「え?ラーメンサラダ知らないの?北海道ではメジャーなんだけど」
恵子「初めて見たー」
かなこ「あ、写真撮っていい?」
カシャッ!
女性陣はラーメンサラダと一緒に写メを撮る。
恵子「かなこは写真好きだよねー」
清子「いつも どんなの撮ってるの?」
かなこ「こんな感じ」
かなこは三人にスマホの写真を見せる。
愛菜「これ かなこが作ったんだって」
伊織「俺も見ていい?」
かなこ「いいよー」
伊織も写真を見る
伊織「え・・・これ・・・かなこちゃんか!?めちゃくちゃ美人じゃん!!」
伊織が見た写真は厚化粧じゃない かなこの写真だ。
かなこ「そう?」
野島(な・・・)
山本(なんだと!?)
伊織「って事は清子ちゃんと恵子ちゃんも・・・」
かなこ「うん 二人の写真も見る?」
かなこは伊織に清子と恵子の厚化粧じゃない写真を見せた。
伊織「やっぱり二人も美人だ・・・何でケバ子化だなんて・・・」
愛菜「だからそれやめてよ!!」
かなこ「いやー 愛菜のコレ見たら私達もこんな化粧やってみたくなって!」
伊織「いや、ケバ子のコレは化粧じゃなくて仮装だから」
清子「うまい!」
恵子「座布団1枚!!」
愛菜「皆、ひどくない!?」
野島(北原~!)
山本(抜け駆けしやがって~!)
耕平は山本と野島の様子を見ていた。
耕平(くだらない・・・所詮は三次元・・・俺とは次元が・・・!)
耕平はかなこのスマホの写真を見て ある事に気づく。
耕平(これは・・・ららこたん!?)
それは耕平の大好きなアニメ『溶解!魔法少女ららこ』のBlue-ray が写っていたからだ。
耕平(ま・・・まさか・・・同志!?)
スッ
耕平はかなこは自分の仲間だと思い始め、立ち上がり、かなこの前に立つ。
伊織「耕平?」
耕平「なぁ、アンタ・・・」
かなこ「何?」
耕平「この後 俺の部屋に来ないか?」
かなこ「へえっ!!?///」
山本・野島((何ィィーーッ!!?))
伊織「大胆だな!?」
かなこ「わ 私 トイレ行ってくる」
恵子「あ 私も」
清子「私もー」
愛菜「じゃあ 私も」
パタパタパタパタ
パタンッ
パタパタパタパタ
山本「お前ら抜け駆けしやがって!!」
耕平「んなもん知った事か!!」
野島「特に北原!!」
伊織「いや・・・あの子達と仲良くなればまた合コンが組めるだろ?」
野島「そ・・・そうか!」
山本「なるほど!」
耕平「確かに・・・!」
伊織「・・・っていうか野島と山本はボーっとしてただけだと思うんだが・・・」
耕平「そういやそうだな・・・」
山本・野島「「うっ!」」
そして愛菜達はトイレから戻ってきてしばらく時間が経ち・・・
かなこ「4人は今まで女の人と付き合った事ないの?」
山本「ないです・・・」
野島「同じく・・・」
耕平「俺も・・・」
伊織「・・・」
愛菜「伊織?」
山本「北原・・・?」
野島「まさか・・・あるのか?」
バキィッ!!
山本と野島は持っていた割り箸をへし折った。
伊織「いやいやいや!!ないよ!!童貞で現在彼女募集中です!!」
愛菜(なんだろう・・・今の悲しい顔・・・)
かなこ「伊織くんと耕平くんが女の子と付き合った事がないなんて意外だね」
恵子「二人とも顔がイケメンだしね」
山本(俺達は意外じゃないって事か・・・)
野島(やはり二人を埋めるか・・・)
伊織「耕平は人見知りだからな・・・これでもマシになった方なんだ。」
恵子「そうなんだ・・・あ、私達そろそろ帰らなきゃ」
山本「え!?」
野島「もう!?」
清子「レポートとかあるから」
伊織「ありがとな、忙しい時に」
かなこ「ううん、私達も楽しかったし」
愛菜「じゃあ ご馳走様でしたー☆」
ビシッ
伊織「そのムカつくポーズはやめろ!ケバ子!」
伊織達は愛菜達を外へ送り出した。
山本「はぁ・・・童貞卒業できると思ったのにな・・・」
伊織「出会ってすぐ卒業できるわけないだろ・・・」
野島「連絡先交換できなかったな・・・・」
すると伊織達の前に二人の大男が現れた!
時田「よう、伊織!耕平!」
寿「合コンは上手くいったのか?」
耕平「先輩!?」
伊織「どうしてここに!?」
時田「ここは俺達のお気に入りの居酒屋だからな!」
寿「お前らがこの店に入っていくのを偶然見かけたんだ!PaBの皆もいるぞ!」
山本「お前らのサークルの先輩か?」
耕平「ああ」
野島「マッチョだな・・・」
時田「なんだ?そこの二人は元気ないな?」
野島「ええ・・・まあ・・・」
山本「合コンが上手くいかなかったもんで・・・」
伊織「耕平・・・!」
耕平「ああ・・・!」
伊織「先輩達、二人を励ましてやってくれませんか!?」
耕平「こいつらは酒がいける口です!」
寿「おう、任せろ!二人とも元気を出せ!奢ってやるぞ!!」
山本「マジっすか!?」
野島「ついていきます!!」
時田「ははは!今日はとことん飲むぞ!!」
山本と野島は二人に連れていかれた。
伊織「・・・俺達は確かに合コンを開くという約束はした」
耕平「だが・・・」
伊織・耕平「「生かして帰すとは約束していない」」
伊織「んじゃ、帰るか!」
耕平「おう!」
その頃 愛菜たちは喫茶店で食事をしていた。
~喫茶店~
清子「ねぇ 愛菜 あんな感じでよかったの?」
愛菜「うん ごめんね 変な事 頼んじゃって」
かなこ「別にいいよー ああいう化粧も面白かったし」
恵子「レポート写して貰えるわけだしね」
愛菜達は化粧を落としていた。
清子「けど愛菜はいいの?」
愛菜「あの中にイイ人がいたかもしれないのに あんな格好で・・・」
愛菜「いーの いーの どうせ散々見せた後だし」
かなこ「あー この間までのアレね」
恵子「確かにアレを見られてるなら怖いもの無しだよね。」
愛菜「なによー そうだけど」
かなこ「ーって私達も愛菜の事 言えないけどさ 見てこの写真」
清子「ケバ子化ね!」
恵子「送って 送ってー」
愛菜「あのさ・・・見た目に関係なく優しい人こそが運命の相手だと思わない?」
清子「あはは!」
恵子「出たよ愛菜節!」
かなこ「アンタはドラマに影響されすぎー!」
愛菜「なっ・・・なによ!」
かなこ「あ!私、伊織くんと連絡先の交換したよ」
愛菜「え!?」
清子「私も 」
恵子「私も」
愛菜「ええっ!?」
そして翌日・・・
~伊豆大学~
藤原「よう!お前ら!」
御手洗「合コン上手くいったのか!?」
伊織「いや・・・ぶっちゃけ合コン行かなくて良かったって思うぞ?」
耕平「運がよかったな・・・二人とも」
藤原「へ?」
御手洗「どういうことだ?」
伊織「すぐにわかる・・・」
警備員「こらー!待ちなさい!!」
耕平「ほら、見ろ」
藤原「なんだ?」
御手洗「いったい・・・げっ!!」
ダダダダダッ!
女子学生A「きゃー!変態!!」
女子学生B「何、あの二人!?」
野島「何で俺ら全裸なんだよ!?」
山本「知らねぇよ!?とにかく逃げるぞ!!」
野島「警察行きだなんて嫌だー!!」
伊織達が見たのは山本と野島が全裸になっていて警備員から逃げている光景だった・・・
警備員「待てー!そこの変態コンビー!!」
山本・野島「「俺達は変態じゃなーい!!」」
藤原「いや、変態だろ!!」
御手洗「何があったんだよ!?」
伊織「先輩達の仕業だな・・・」
耕平「今回はあの人達に感謝だな・・・」
いままで一番長い!