伊織「ぎゃああああ!!」
伊織は全裸の角刈りに抱えられ店へ連れて行かれる。
登志夫「お、伊織もう整理終わったのか?」
伊織「まだですよ!この人達に無理矢理連れてこられたんです!!」
金髪「さては お前 人見知りのシャイボーイだな?」
伊織「自分達の今の格好分かってんのか!?全裸だぞ!全裸!!(怒)」
金髪「なんだ 後輩お前は俺達が好きでこんな格好をしていると思ってるのか?」
伊織「違うんですか?」
角刈り「否定はしない!」
伊織「変態じゃん!!」
金髪「まぁ聞け後輩 この格好には理由があるんだ。」
伊織「そりゃ理由もなく全裸になってたら文明レベルは原始時代まで遡りますよ・・・・」
角刈り「温故知新というヤツだな。」
伊織「ツッコミませんからね。・・・・で全裸だった理由はなんです?」
金髪「うむ 実はタンク準備のジャンケンをしていたんだ。」
伊織「タンク準備?」
角刈り「ダイビングに使う空気の準備だ。」
伊織「ああ、ダイビングで背中に背負うアレですね?」
金髪「それをお客さんが使う場所まで運ぶ係をジャンケンで決めていたんだ。」
伊織「はぁ・・・それで?」
金髪「それでとは?」
伊織「いや、タンクの準備はわかりましたけど それが全裸と何の関係が?」
角刈り「何を言っている野球拳をしたら全裸になるのが常識だろ?」
伊織「あんたらは普通のジャンケンを知らんのか!?」
金髪「いや、聞くんだ後輩 誤解しないで欲しい 俺は服を脱ぐつもりはなかったんだ。」
伊織「はぁ・・・」
金髪「ただ自然と脱げていた 俺の言っている事わかるよな?」
伊織「それで何がわかるんだ!!?」
登志夫「くだらない事を話してないで そろそろタンクを運んでくれ。」
金髪・角刈り「「ういーす」」
登志夫「丁度いい機会だ伊織も一緒に行ってみるか?」
伊織「どこへです?」
登志夫「海だよ海」
伊織は外へ出てダイビングの器材を見ていた。
伊織「へぇ・・・これがダイビングの器材か・・・」
ガラガラ
金髪「ほいほい ちょっとどいてくれ。」
金髪が大きな台車を押してタンクを台車に乗せようとする。
伊織「・・・」
金髪「ん?どうした?」
伊織「いや、ちゃんと服を着てるんだなって・・・」
金髪「おかしな事を言うヤツだな 全裸で人前に出たら変態だろ?」
伊織「あんたらはその変態だ!!・・・とにかく台車にタンクを乗せればいいんですね?」
金髪「手伝ってくれるのか?すまないな」
伊織「いえ、これくらい別に」
ガラガラ
寿「今更だが自己紹介な。俺は寿竜次郎 伊豆大機械工の二年だ。もうすぐ三年だが」
伊織「あ 同じ学科なんですね」
寿「そうなのか?」
伊織「はい 名前は北原伊織です。機械工学科に入学する事になりました。俺が伊豆大に入る事おじさんに聞いたんですよね?」
寿「ああ、店長から伊織が伊豆大に入ると聞いてウチのサークルに入れるチャンスだと思ってな!」
伊織(だから俺を無理矢理連れてったのか・・・ )
伊織「サークルってダイビングの?」
寿「ああ、去年は何故か誰も入ってくれなくてなぁ~ 何でだ?」
伊織「いや、明日入学する俺に聞かれても・・・(汗)」
寿「そりゃそうか!(笑)」
伊織(理由は絶対にあんたらだろ・・・)
寿「伊織はダイビングに興味は?」
伊織「興味はありますよ。」
寿「おお!そうなのか!?」
伊織「はい なんだか大人の趣味って感じだしお洒落っぽいし・・・けど」
寿「?何でだ?やってみたくはないのか?」
伊織「いや・・・そうじゃなくて・・・俺 カナヅチなんですよ。」
寿「ははは!お前さては国語が苦手だろ!」
バンッ!
寿は伊織の背中を叩く。
伊織「いっ・・・な なんですか急に?俺これでも・・・」
寿「『やりたい』か『やりたくない』かを聞いてるのに『できる』『できない』で返事をするなんて文法がおかしいだろ」
伊織「いや!でも海に潜るのに泳げないなんて・・・」
寿「そんなもんは後からどうにでもなる事じゃないか」
伊織「どうにでもってそんな簡単に・・・」
寿「最初から自分ができるものだけ選んでいたら何も始まらない。大事なのはお前が興味を抱いてるかどうかだろ」
伊織「・・・」
寿「店長の甥って事はよくこの店に来るのか?」
伊織「来るというか大学に通ってる間はおじさんの家でお世話になります。」
寿「そうか それならそのうち一緒に潜る機会もあるだろ」
伊織「どうですかね・・・そういえば奈々華さんはサークルのOGなんですよね?」
寿「ああ しかもサークルの会長だったんだ。好きな事を仕事にするなんて羨ましいぞ」
伊織(千紗もダイビングのインストラクターを目指してるんだっけ・・・おじさん達の影響なんだろうな。)
そして店へ戻ると・・・
角刈り「おう、お帰り!」
寿「そういえばコイツの事紹介してなかったなコイツはサークルの会長の時田信治だ。」
時田「改めてよろしくな伊織!」
伊織「はぁ・・・」
時田「寿!飲みなおすぞ!!」
寿「おう!!」
バッ!
伊織「ちょっと待て!なぜ脱ぐ!?」
そしてダイビングサークルの全裸飲み会が再び始まった・・・
最近、EXITにはまってます。