~Grand Blue~
伊織、千紗、愛菜、耕平の4人は宮古島の雑誌を読んでいた。
愛菜「わ ここの海キレー!行ってみたい!」
千紗「宮古島かぁ・・・私も行った事ないなあ」
伊織「『暗いアーチを抜けると天井から光が射し込む幻想的な風景』だとさ ちょっと見てみたいな」
耕平「俺はこの漫画と同じところに潜ってみたい」
耕平は伊織達に漫画の絵を見せる。
千紗「・・・どこソレ?(汗)」
耕平「あるよな?」
伊織「ないだろ(汗)」
時田「おっダイビングの話か」
寿「この前 潜って気に入ったようだな。」
愛菜「先輩 私早くライセンス取って色々潜ってみたいです」
時田「ははは そうかそうか」
寿「サークル活動に熱心なのは良いことだ」
伊織「で、今日は何をするんです?」
耕平「言われた通り動きやすい服をもってきましたが」
伊織達は時田達にジャージを見せる。
時田「まあ、そう慌てるな」
寿「今日の活動はだな・・・」
ガッ
時田・寿「「テニスでダブルスの試合を行う」」
時田と寿はテニスのラケットを取り出す。
伊織・耕平「「は?」」
伊織「なぜにテニス!?」
耕平「潜らないだけならまだしもテニスって!!」
時田「いいから 落ち着け」
寿「これには理由があるんだ」
時田「お前ら『バディ・システム』というのは知っているか?」
伊織「はい」
耕平「一応は」
愛菜「バディ・システム(※)?」
千紗「潜る時にペアを組むヤツだよ」
※相棒と一緒にダイビングをして最初から最後まで互いの近くにいるというシステム
時田「水中で命を預けるバディとの信頼感を育む事はとても重要なんだ」
寿「これはダブルスの試合を行う事で信頼感を養うという立派なサークル活動だぞ」
愛菜「なるほど・・・そんな深い考えが・・・」
耕平「それ建て前ですよね?」
伊織「本当の事を言ってください」
愛菜「え?」
時田「賞金目的だ」
千紗「やっぱり・・・」
愛菜「・・・(汗)」
耕平「ところで賞金って大会でもあるんですか?」
時田「いや、実はティンベルの会長から打診があってな」
伊織「ティンベルってまさか・・・・」
寿「どうしても俺達とテニスをやりたいそうだ」
ペラッ
時田は伊織達にティンベルからもらった手紙を見せる。
千紗「えっと『負けたらミスコン・男コン二位の賞金をPaBに譲渡する事を誓います。』」
愛菜「げっ!」
伊織「ティンベルって工藤の!?」
耕平「テニサーとテニス勝負なんて向こうの方が有利じゃないですか!?」
伊織「というかこれ絶対にあの時の仕返し目的ですよね 俺は工藤にジャーマンスープレックス喰らわせたし・・・・」
耕平「俺達に恥かかせようって魂胆が見え見えだよな」
時田「ああ、それはわかってる」
伊織・耕平「「だったら・・・・」」
寿「だが俺達はこう思うんだ・・・」
時田・寿「「お前らの恥で賞金が手に入るなら安いものだ と」」
伊織・耕平「「そりゃ アンタらは関係ないからな!!」」
梓「へえー テニスかぁ」
奈々華「楽しそうねぇ」
伊織「でも相手はあのクズ連中ですよ?」
梓「いいじゃない 汗と一緒に遺恨も流すって感じで」
奈々華「スポーツマンシップね」
耕平「金を賭けている時点でそれはないかと・・・」
寿「まあ、細かい事はいいじゃないか」
時田「とにかくテニスコートに行くぞ」
伊織「はあ・・・了解」
耕平「やれやれ・・・」
愛菜(それでも従うんだ)
~テニスコート~
伊織と愛菜と耕平はジャージに着替えた。
東「伊織ー! 勝てよー!」
横手「デカイのかましたれー!」
伊織「あの人達は野球観戦か何かと勘違いしてないか?」
耕平「心なしかルールも誤解してるようだしな」
PaB「「「うおおー! うはは!」」」
時田・寿「「・・・ゴクリ」」
時田達は東達が酒を飲んでいるのを羨ましそうに見ている。
伊織「言っておきますが酒は厳禁ですからね」
耕平「飲むのは全て終わってからにしてください」
時田「むう・・・おう わかってる」
寿「ちょっと見ていただけだ」
愛菜「梓さんと奈々華さんは出ないんですか?」
梓「私はここから応援してるよん」
奈々華「私も一生懸命応援するわね!」
むんっ
伊織「そういやケバ子、お前 ジャージなんだな」
耕平「テニスウェア着ないのか?」
愛菜「着ないわよ 脚出すの恥ずかしいし」
伊織「だが 春祭の時は着ていただろ」
愛菜「あれは化粧してたし酔った勢いもあったからで!」
耕平「お前にとって化粧って何なんだ」
愛菜「・・・それに梓さんと奈々華さんの近くでそんな格好する自信ないわよ」
伊織「あー・・・」
耕平「あの二人と比較されるのはきつそうだな」
伊織「まあ 俺達はジャージがお似合いだよな」
愛菜「そうそう テニスウェアなんて着ても浮いちゃうし」
耕平「テニスなんて素人だからな」
伊織「そういや千紗遅いな・・・・」
~女子更衣室~
千紗「なんでテニスウェアが・・・?」
千紗のカバンの中になぜかテニスウェアが入ってた。
ガサッ
千紗「手紙?」
奈々華の手紙『お姉ちゃんが用意しておきました。』
千紗は仕方なくテニスウェアに着替えた。
~テニスコート~
千紗「・・・///」
伊織「奈々華さんだな・・・」
PaB代表とティンベル代表はコート中央に整列した。
工藤「じゃあ今回は約束通りダブルスの1セットマッチを3試合で」
時田「おう」
寿「よくわからんが それでいいぞ」
工藤「この前はどうも北原クン 今回は女装していないんだね」
伊織「今度はパワーボムを喰らわせてやろうか?クズ藤」
工藤「誰がクズ藤だ!?」
チラッ
工藤は愛菜を見る。
工藤「あれ?そっちの子は新人?」
ヒクッ
愛菜「・・・・ソウデスネ」
伊織「アイツ初対面だと思われてるぞ」
耕平「無理もないけどな」
工藤「今度ウチに来ない?ミスコンの子も一緒に・・・・」
愛菜「アハハハハハ」
千紗「結構です。」
審判『それでは第一試合を始めます。』
疲れるなあ