fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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今回で古代ウルク編終了となります
主人公達は一体どうなるのでしょうか?

本編スタート


北欧神話編
第8話 終わりの始まり


 

 ギル達がグガカンナを倒しウルクの地には平和が訪れていた。

 そんなある日、俺はとある夢を見た。

 

「フンババとグガランナを倒したのだ、ギルガメッシュかもしくはエルキドゥを殺さなければならない」

 

 アヌ神がこう言った。するとエンリル神が──。

 

「エルキドゥが死ぬべきだ」

 

 それに対してシャマシュ神が──。

 

「ギルガメッシュ達は、私の指示でグガランナを倒したなぜエルキドゥが死ななければならない!?」

 

 するとエンリル神が──。

 

「それは、お前がギルガメッシュ達に仲間のように協力をするからだろう」

 

 そんな神々の言い争いが夢として現れ、俺は恐ろしくて目が醒めた。

 

「何て酷い夢だったんだ……」

 

 俺は夢の事を忘れようと顔洗い、いつもの通りに仕事を始めた。

 

 しかし次の日。

 

「おい、大丈夫か?」

 

 エルキドゥが熱で倒れた。そしてどんどん衰弱くしていくのがわかる。

 医者の話によるともう長くは持たないだろうと言った、ギルはその医者を殴ろうとし、何とか冷静にさせて止めた。

 俺は恐ろしかった。まさか夢であった神達のあの言い争いの結果が今、エルキドゥを死へ追いやっているのだから。

 

「放せ、我はこいつを殴らないと気がすまないのだ!」

 

「なおさら出来るか!そんな事をしてエルキドゥが治ると思っているのかッ!」

 

 俺は悔しかった。あの夢がこんなことになるなんて思っていなかった。

 すぐに神達に殴り込みたい気持ちになったが、今神達に言ってもエルキドゥの容態は何も変わらないのだから。

 

 エルキドゥが熱を出して11日が過ぎた。

 

「ごめんね、皆を心配させる事になって」

 

「何を言うのだ、我は心配などしておらぬその病気も絶対に治るからな」

 

「そうだぞ、絶対に治るからな」

 

「フフッ そうだね、今まで色んな事があったなー、ギルと戦って、皆でフンババを倒して、グガランナから都市を守ったりして、本当に色々な事があったなー、そうだ僕が治ったなら、また皆で冒険をしよう」

 

「いいなそれは」

 

「うん、いいと思うよ」

 

「じゃあ、僕は眠たいから眠るよ、次目覚めた時には治ってたらいいな」

 

「ああ、きっと治っているぞ」

 

「ああ、そうだな」

 

「じゃあ、おやすみ」

 

「おやすみだ」

 

「おやすみ」

 

 これが俺達とエルキドゥの最後の会話だった、エルキドゥは二度と目覚めなかった、永遠の夢の旅に出たのだから。

 

 

 それからの俺達は変わってしまった、ギルは友の死というショックにより、王位を息子であるウルに譲り不死になる旅に出た、そして俺は──。

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

「ああ………ニクイ」

 

 

 

 

 

 

 俺はフンババがいたレバノン杉の森に来ていた。

 ギルと同様、友の死というショックで自分を保てなくなっていたからだ。

 

 

 

「ああ………ニクイ すべテがニクイ」

 

 

 

 自分の中から何かが溢れる。

 

 

 

「神がニクイ、死がニクイ、悲シみがニクイ」

 

 

 

 

 自分ガ自分で無くなる感じがする。

 

 

 

「チカラが欲しい、コノ無念を、悲しみを、怒りを」

 

 

 

 そして俺は願った………。

 

 

 

 

スベテヲハカイスルチカラヲ

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、俺の心は闇に塗り潰され、その闇は俺の体に纏わり付く。

 

「──ア───ガッ!──────ウグッ!」

 

 その身はフードの付いた黒い教会服のようなものを纏い、顔には黒い仮面を被り、その身の周りには禍禍しいオーラを纏っている。

 

 

 世界は本来はあり得ない冠位のアヴェンジャー、この世のすべての邪悪を孕んだ存在──。

 この世すべての邪悪(エルメキス)の誕生させた。

 

 

 姿が変わると俺はある光景が頭の中に現れた。

 ──それは燃える大地、次々と死んでいく人たち、そして跋扈する異形の怪物達。

 あとなぜ俺がこの世に産まれのかの理由がようやくわかった。

 

「───そうか。……俺はこの世界の悪意を溜め込む存在か……ああ、お前が憎いよ。この俺にこんな目的を思い出させたのか、世界(アラヤ)よ……」

 

 その時、俺の心は壊れて世界(アラヤ)に対する憎しみが沸き上がってきた。

 

「ならば………俺は世界(お前)に復讐するッ!お前の身勝手な理由で創られた俺は、お前を永遠に憎み、俺という存在を創った事を後悔させてやるッ!」

 

 俺は空に手をかざした、そして身体から出る闇を空に広げた。

 

「フフ、フハハハハハハ!!世界(アラヤ)よ見ろ!俺は手始めにこのメソポタミアを破壊してやるッ!」

 

「それはさせるか!」

 

「何!?」

 

 声を聞いて振り返って見るとそこには、白髪の赤い外套をまとった青年、白髪の長身女剣士、他にも沢山の人の影が見えた。

 

「これ以上、この星の、世界の人理を乱してなるものかッ!」

 

「世界の抑止力か……いいだろう、かかって来いッ!」

 

 

 

 

 

 

 こうしてヴァイス・アーロはこの世すべての邪悪(エルメキス)となった。

 そして世界の抑止力との戦いは拮抗し、彼を次元の狭間に追いやる事までしか出来なかった。

メソポタミアの空は三日間太陽も出なかったため、人々は神が怒りになったと思ったらしい、これは後の世にこう記されていた、一説によると日食が起きたとか、また一説によると黒い雲が三日間晴れなかったと書いているが真相は誰にもわからない。

 

 そしてヴァイス・アーロという名前は世界の反逆者としての罰として名を歴史に刻まれることは永久に無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 ──しかし彼の物語はまだ続いていた。

 




古代ウルク編最後になります
主人公が闇落ちしてしまい性格もエボ〇トみたいになりました、彼をアヴェンジャーにするためにはこれしかななかったので許してくださいm(__)m
また彼は最強クラスにはしますがチートにはしません

次回の北欧神話編ではロストベルトと同じ世界線になます、そのため今回彼を次元の狭間に飛ばしましまた。

では次回北欧神話編で会いましょう Ciao
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新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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