ヴァイス「5王子てどんな人達だろう?」
どうも作者です
さて今回はアルジュナがある人と競い合います
では本編スタート
昨日は、カーマに襲われながらも俺はぐっすりと眠れる事ができた。
「やっぱり貴方を溺れさすことはできませんでしたね」
「わかってたらやめろ。まぁ泊めてくれてありがとな」
「いえいえ、そんな事言わなくても」
カーマは頬を赤らめ、体をくねくねしながら答えた。
「それじゃあ今日も宮殿へ行きますか」
俺はカーマの世界から出て5王子のいる宮殿へ向かった。
「なんか今日は人が少ないな」
俺は昨日来た宮殿に入って5王子達を探していた。しかし5王子どころか宮殿にいる人が軒並みいなくなっていた。
「これはこれはカーマ様とエルメキス様。今日はどういうご用件で?」
すると後ろから5王子の1人、ビーマが声を掛けてきた。
「今日も5王子達を見にきたのだけど……今日は皆どこにいるの?」
「今日は皆武芸の発表を見に行っております」
「武術の発表?」
「ええ……、月に一回私達5王子と腕の立つものは武術の発表するのが行例となっていますので。もし良ければ見に行って見ますか?」
(武芸の発表か……)
俺は興味が湧き、武術の発表をしている場所に案内してもらった。
会場に着くと、そこには色々な者達が様々な技を出し合い、競っていたのだ。
「すごい!」
俺は息を飲んだ。皆が洗練された技を出し合い、俺はその美しさに見惚れていた。
競い合いに見とれているとカーマは俺の足を蹴ってきて不機嫌な顔をした。
「何私以外に見惚れているんですか」
「──ごめん、悪かったよ。それにしてもすごいな皆の技は」
「はい、ここのほとんどの人がドローナ様に技の基本を教えて貰い、それを洗練していっていますで……あ、ちょうどアルジュナの番が来ましたね」
俺達が他の人のを見ているとアルジュナが入ってきた。
そして反対側からは金髪の青年が出てきた。
「あの人は誰?」
「あれはカルナですね。アルジュナとは異父兄の仲です」
アルジュナとカルナは同時に演技を始めた、会場はアルジュナとカルナに夢中になっていた。
アルジュナとカルナはほぼ同じくらいの武術を持ち、観客を魅了し、演技が終わった頃からは皆から絶大な喝采を浴びていた。
「いやーすごかったな、あれは色々な国が欲しいと思うよ」
「満足していだいて、ありがとうございます。今日はこれで終わりなので、アルジュナを訪ねようと思いましたら明日また宮殿に来てください」
「わかりましまた」
こうして俺達は武術の発表の会場から出た。俺は会場から出る瞬間アルジュナとカルナが睨み合っているのが見えた。
そしてこの発表会が彼らの因縁の始まりだった。
「今日は楽しかったな」
「そうね、じゃあ今日も私の世界で」
「いや、ちょっと待って。少し此処から離れよう」
俺は誰かに見られているのを感じ、人気の少ない少し遠い林に移動した。
「出てきたらいいんじゃないか、もうバレているぞ」
すると木の上から人が落ちてきた。
「なるほど、バレていたとは……やはり気配までは隠せなかったようだ」
落ちてきた者は白髪で赤い外套を纏った青年だった。
「知り合い?」
カーマが俺に尋ねてきた。
「いや違う。でも目的は判っている、俺を消しにきたのだろう……そうだろ世界の抑止力の代行者さん?」
「まあ、そういうところだね。君の存在はこの世界を壊すかもしれなからな……私自身の恨みはないがここで消さして貰うよ」
彼がそういうと、カーマから怒りのオーラが出始めた。
「へぇ……いい度胸してるじゃないですか。彼を消す?そんなことさせる訳ないじゃなですか」
カーマは分身を出して弓を構えた。
「君はここの神だろう? もし、君も彼の味方をするのであれば君もろともここで倒させてもらうよ?」
「いい度胸ですね。果してどちらが倒される方でしょう?」
俺は周辺に闇をちらつかせ、カーマはいつでも矢を射てる用意になっていて、青年は黒白の双剣を手にし構えていた。
ここに夜の大きな戦いが始まろうとしていた。
カルナ君、エミヤ君登場
次回は世界の抑止力エミヤとの戦闘、果してヴァイス君達は勝てるのか?
次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
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新たなるアヴェンジャー一周年記念内容
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オリジナル異聞帯予告
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