ヴァイス君は聖杯に何を願うのでしょか?
それでは本編スタート
衛宮切嗣との邂逅後、間桐邸に戻った俺はある人物を探していた。
「……そこにいるんだろう、臓硯」
「―――なんの用じゃ、アヴェンジャー」
大量の虫が一ヶ所に集り、老人の姿に変わる。俺は現れた老人、間桐臓硯に質問をする。
「なに、お前が雁夜を参加させた理由が知りたくてな」
「理由?雁夜が桜を助けたいと言って、その条件として聖杯を持ち帰って来ると雁夜が言ったのさ。……儂としては、間桐の家が繁栄してくれればそれでよいのでな」
「そうか……なら雁夜にまだ手を貸す価値はあるか」
俺はそう言い、間桐邸から姿を消した。
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間桐邸から出た俺は、次にこの冬木市に流れる未遠川に繋がる下水道に来ていた。
辺り一面は焼け、まだ火が燻っていた。
(───この痕跡はライダーの乗っていたあの戦車だな)
ライダーが通ったであろう道を歩いて行くと、大きな貯水槽に辿り着いた。
(なるほど、ここはキャスターの工房か。それを見つけたライダーが、ここを潰しに来たんだな)
そして俺は貯水槽の隅々を調べ、何かキャスターの物が残っていないか探す。
そして見つけたのは、子供達の死体だった。
(ここには大量の子供がいたんだろう。しかしキャスターが子供達を使って何かをやっていて、そしてライダーが来たときにはもう手遅れだったんだろう。それでライダーが介錯してやったんだな)
俺は手を上げる。すると黒色の魂のような物が集り、俺の体の中に入って行く。
(これほどの怨霊………ハァ、″今″の人間は醜いな)
俺はここにいる全ての怨霊を回収し、貯水槽を後にした。
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貯水槽での怨霊回収をした次の日の夜。
俺は前に行った森の中にある、アインツベルンの城に魔力が一ヶ所に集まっているのを感じて、なぜなのか調査しに来ていた。
(今日はここに、サーヴァントが4騎いるな。……何か面白い事をしているのか?)
城に集まっている魔力がサーヴァント達の物だと分かると、そのサーヴァント達が集まっているだろう所に転移した。
そこは城の中庭の庭園だった。
「―――何だか面白い事をしているようだな」
どうやらそこにはライダー、セイバー、アーチャーが居て、俺の出現により、アーチャー以外全員が驚いた。
「ほぅ、まさかお主が来るとはな、アヴェンジャー。どうだ、駆けつけ一杯」
ライダーは酒樽から酒を出す。
「ふん、こやつにはお前の酒より我の酒の方が合う」
アーチャーは俺に黄金の盃と酒の入った壺を渡し、俺は盃に酒を入れそれを飲む。
「これは……懐かしい味だな……」
「その言い方……お前さん、この金ぴかと同じ時代の者か!」
「まぁ、そうだが」
「そうかではお主、余達に素顔を見せてくれないか?この金ぴかと同じ時代の者なら、別に明かしても真名は分からないだろ?」
「まぁそうだな」
俺はそう答えて、フードを脱ぎ、仮面を消す。
するとセイバーが……。
「エルメキスなのですか?」
「あぁそうだ。お前が知っているエルメキスだ」
セイバーは嬉しそうな顔をになったが、周りの視線を感じてすぐに真剣な顔に戻った。
「さてと、アヴェンジャーと騎士王の聖杯にかける願いを聞いていなかったが。騎士王、お主の聖杯にかける願いは何だ?」
「私は、我が故郷の救済を願う。万能の願望器をもってして、ブリテンの滅びの運命を変える」
セイバーの願い。それは俺にとって、とてもいいことだった。
その後、セイバーとライダーが言い合いをするが、ライダーに押されセイバーが言い合いに負けかけ、俺に助けを求める素振りをした。
そして俺はセイバーを助けるために口を開いた。
「俺はセイバーの願いを肯定する」
「ほぅ、なぜだアヴェンジャー」
するとライダーは驚き、理由を求めてきた。
「セイバーがブリテンの運命を変えることによって、今の時代が変わる。今の時代が変わることで今の人間達が変わるかもしれない、俺はそれを見てみたい。」
「なぜ今の時代が変わって、その変わった姿を見たいと思う?」
「それは俺が聖杯にかける願いに関係してくる」
「そうか…なら聞こう、お前さんの聖杯にかける願いは何だ?」
「俺が聖杯にかける願いは、″
その瞬間、その場の空気が変わった。
次回になぜヴァイス君が世界(アラヤ)の破壊と新たなる世界の創造をするのかとセイバーの願いの肯定理由を書きます。
それでは次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
評価、感想お待ちしてます。
新たなるアヴェンジャー一周年記念内容
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オリジナル異聞帯予告
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水着回