fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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どうもオメガりバイブです。
第四次聖杯戦争編最後回になりました。

さあヴァイス君の願いは果たして叶うのか?

それでは本編スタート。


第五次聖杯戦争編
第8話 溢れる悪意


 俺はこの身を悪に落とした時から時折ある夢を見る。

 

 それはこれから起こり得る世界の終末の風景。

 

 人々は逃げ、異形な者がそれを追う。

 大地は燃え、水は血となり、人々の営みが滅び、その厄災は星させえも壊していった。

 

「これがお前が見せる世界の終末か………。この世全ての悪(アンリマユ)、俺が息子よ……」

 

 俺はそう呟き目を閉じる。そして次に目を開けた時は小高い丘に寝転がっていた。

 

「………行くか」

 

 俺は闇で転移して、昼の冬木の街に入っていった。

 

 

 

 ランサーが消滅してから2日間、特に何か大きなことも起きず、俺は街を散策していた。

 街は活気に溢れ、とても聖杯戦争中ということも感じさせなかった。

 

(ここの街の人々の様な人間がいっぱい居れば、世界はまだこんなに悪意を撒き散らしていなかったのだかな……)

 

 そう思いながら人々の間を縫うように歩いて行く。多分俺を見た者は背中からは悲壮感を漂わせてるように見えるだろう。

 

 

 その日の夜、聖杯戦争は一気に終わりに入っていく。

 冬木市のとある市民会館に聖杯が出現したのである。

 

 そこに向かう途中、俺はあることに気付いた。

 

(ん?ライダーとバーサーカーの魔力の気配が消えた?まさか…消滅したのか!?)

 

 ここでのライダーとバーサーカーの消滅は俺の予想より少し早かった。

 

(バーサーカーが消滅したということは、俺の魔力を使っても駄目だったと言うことだな……雁夜)

 

 俺は雁夜に哀しみを感じて、心の中で哀悼の意を念じた。

 

 

 市民会館にたどり着いた俺は、魔力が多く集まっている場所へ向かう。

 何処かに伏兵がいるかと思ったが、その気配も無くあっさりと聖杯があるであろうコンサートホールにたどり着いた。

 

(中にサーヴァントの気配がするな……セイバーとアーチャーか?)

 

 俺は勢いよくコンサートホールの扉を開ける。そこではセイバーとアーチャーがにらみあっていた。

 

「そろそろ来る頃だと思っていたぞ、アヴェンジャー」

 

「これはどういう状況だ?」

 

「今からここでセイバーとの婚儀を行う。お前を婚儀の参列者として招待しようと思うのだがな、我が友よ」

 

″セイバーとの婚儀″

 

 俺はそれを聞いた瞬間、心の中で怒りが生れた。

 

(ああ……この感情は。そうか俺はセイバーが好きなだったんだな……だから俺はこの感情を生み出すのだな)

 

「──俺はお前とセイバーの婚儀を認めない。セイバーは俺の物だ、それを奪う奴は例え俺の友であろうと許さない。」

 

 俺のその言葉に、アーチャーはニヤリと笑い、セイバーは頬を赤らめた。

 

「──ほぅ。ならばお前を倒して、セイバーを我の物にしよう」

 

 アーチャー―――ギルが背後に『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』を展開する、俺は背後に『黒き闇の刃の雨(バッド・フェイス)』を出して、いつでも迎え撃とう状態になる。″一触即発″そんな空気が漂っていた。そのとき……。

 

「………な………」

 

 セイバーが『風王結界』を解除し、剣に光を集め始めたのだから。

 

「な、馬鹿な―――一体何のつもりだ!?」

 

 ここに聖杯が有る限り、セイバーは奥の手を使えない、そう俺は思っていた。

 

「……ッ……違うッ!!」

 

 セイバーは必死に剣を振り上げようとするのを抑えようとする。

 

「何故だ!?切嗣―――よりよって貴方が、何故ッ!?」

 

 俺はセイバーの背後のにある、ボックス席にいる衛宮切嗣を確認した。

 

(まさか……令呪か!!)

 

 衛宮切嗣がセイバーに全令呪を使って、″聖杯を破壊しろ″と命令する。

 

「やめろおおおォォォ!!」

 

 セイバーは叫びながら剣を振り下ろし、放たれた極光はその場にあるものすべてを飲み込んだ。

 

「ヤバイ!!」

 

 俺は咄嗟にセイバーの放つ極光に耐えれる程の障壁を作り、極光に耐える。

 しかし自分の立っていた大地は陥没し、上からガレキが落ちてくる。

 

「馬鹿な!この俺が、こんな事で終わるなど認めんぞォォォ!!」

 

 そして俺は落ちて来た瓦礫に頭を打たれて気を失い、ガレキに埋もれていく。

 

_________________________

 

 

「コンチクショー!!」

 

 俺は意識が戻るとすぐさまガレキをどけて立ち上がり、そしてすぐに辺りを見渡す。

 

「フフフフフフ……フフフフフ………アッハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 

 俺がそれを見た瞬間、笑いしか出てこなかった。

 

「まさか……これ程までに″悪意″が貯まっていたとは」

 

 大地は燃え、空には黒い太陽があり、それが空を黒くしている。

 

この世全ての悪(アンリマユ)、我が息子よ……これがお前が俺に見せる世界の終末の縮図と言うことなのだな!」

 

 この世全ての悪(アンリマユ)が見せた世界の終末の縮図に俺は大いに感激した。

 

「だが……普通の聖杯ではこの程度が限界か。やはりもっと大きな厄災を引き起こすには大聖杯の力が無ければならないか」

 

 聖杯の破壊で引き起こされた終末の縮図は、冬木の一部分しか起きなかった。

 

「それにまさか受肉するとは、魂の状態になれないのは残念だが……まぁいいか。さて、次の聖杯戦争まで何をしようかな?」

 

 受肉した俺は次に何をするかを考えながら終末の光景を見ていた。

 

 

 




次回は第五次聖杯戦争編です。

ヴァイス君の修羅場フラグが立ち、願いもある程度叶いました。次の章では大聖杯を手にいれるために本格的に動き出します。

ルートアンケートは今週の土曜日の夜に締切にしたいと思います。

それでは次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

評価、感想お待ちしてます。

新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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