fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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サマーバカンス第3話

 突然と現れたマスター達にヘルは驚いた。

 

「どうして貴方達がここにいる!?ここに至る道は私しか分からないのに。それにあのゾンビ達をどうやって越えてきたの!?」

 

「私が答えましょう!」

 

 マスターの後ろから見覚えのある女性が出てきた。

 

「貴方は!」

 

「はじめましてかしら?北欧の冥界の神様ヘル。私はメソポタミアの冥界の女主人、エレシュキガルよ。

 さて、私達がここまで来れた理由を話しましょか。

ここまで来れたのは、私の冥界を支配する力とマスターの令呪の後押しで無理矢理に貴方の持つこの冥界、特にゾンビ達を制御する力を少しだけ私が使えるようにして、ここまでたどり着いたのよ。

 そして今貴方が見ている映像に映っている地上の私達は、小太郎さんと燕青さんが作った身代わりよ」

 

 エレシュキガルの答えにヘルは驚いた。

 

「盲点だった……。ちゃんと貴方達の戦力を確認するべきだったわ。……でもそれで勝ったつもり?

 まだ私にはこの冥界を操る力がある!それが貴方達が私に勝てない理由になる」

 

「それはどうかしら?私達はあるものさえ手に入れれば勝ちなんだから」

 

 マスターがそう言い終るとともに、エレシュキガルが持っている籠を振る。

 

「なっ!」

 

 するとヘルの足元から二体のゾンビ達が出現し、俺が入っている鳥籠に掴みかかる。

 

「ちょっと……離しなさい!!」

 

 ヘルは鳥籠に掴まるゾンビ達を振り払おうとする、しかしゾンビ達入ってしまえば鳥籠を離さず、そして鳥籠はヘラの手から離れて、大きく円を描きながら、マスター達の方へ飛ぶ。

 

「今よ!」

 

 マスターの号令と共にマスターの後ろにいたカーマが俺の体を投げる。

 そして鳥籠と俺の体は空でぶつかり、何とかして俺は俺の体に戻れた。

 

「やっっと戻れたな。さてと……ヘル、君にお仕置きをしなければな」

 

 俺はヘルの前に立つ。

 

「それは困るよ、終わった世界の俺よ」

 

 すると突然、目の前の空間が歪み、もう一人の俺が現れた。

 

「お前は一体……?」

 

「知らなくていい。どうせこの特異点での記憶はなくなるだからか」

 

 そうもう一人の俺が言うと、懐から聖杯を取り出した。

 そして聖杯は輝き始め、光が辺りを覆い尽くす。

 

「くっ……!」

 

 俺は眩しくて目を瞑ってしまう。 

 

 そして目を開けると、俺はカルデアの廊下に立っていた。

 

「あれ?俺はなんでここにいるんだ?」

 

 

 何故ここにいるのかと俺は頭を傾げるが何も思い出せない。

 

「何も思い出せなてことは、そんなに重要じゃあ無い事だな」

 

 そして俺はいつもの生活に戻る。

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 ヘルが居た空間には、エルメキスを飛ばしたもう一人のエルメキスが佇んでいた。

 

「これで俺の異聞帯の生と死の循環が整った。ようやく探し出した彼女だ、何も変わらない世界の俺に、何かされては困るからな。

 さて、帰ってこっちの奴らを歓迎する準備をしないとな」

 

 そう言ってエルメキスは姿を消した。

 

 

 主の居なくなった特異点は霧のように消え、特異点の記憶は誰の記憶からも抹消された。

 




 次回からメソポタミア編に戻ります。

新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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