fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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 どうもオメガリバイブ

 HFルートも今回で最後になります。果たして勝つのはどちらでしょうか?
 そして今回には何故ヴァイス君がこの聖杯戦争で厄災を起こしたいのかの理由もわかります。

 それでは本編スタート。


HFルート最終話

 

 ビーストXとなった俺は、大聖杯を背にして衛宮士郎達とにらみあっていた。

 最初にアクションを起こしたのは、天の杯(ヘブンズフィール)で、俺の横を通って大聖杯に向かおうとした。

 

「行かせルかッ!」

 

 俺はビースト態になったことにより、新たに一対の巨大な異形の腕が生えて、俺はそれを天の杯(ヘブンズフィール)の方に伸ばして天の杯(ヘブンズフィール)を捕まえようとした。しかし!

 

「ヌウッ!」

 

 伸ばした腕に大量の剣が刺さり、天の杯(ヘブンズフィール)を捕まえるのを妨害する。

 俺は大量の剣が向かって来た方向を見る、そこには衛宮士郎が立っていた。衛宮士郎は大量の剣を投影してそれを腕に向かって発射したのである。

 

「邪魔ダッ!吹っ飛べ!」

 

 俺は衝撃波を放って衛宮士郎を吹っ飛ばそうとするが、急に体が重くなったのを感じた。

 俺はすぐさま大聖杯の方を見る。そこには天の杯(ヘブンズフィール)がおり、大聖杯に向かって何か呪文を唱えてるように見える。

 

「ヌォガアアアアアッ!!」

 

(ち、力が…………抜けていく!)

 

 今の俺の体は元々アンリマユに呑まれた人の体を使っているため、全盛期の力を出せない。

 そこで俺は体を手に入れる際にアンリマユと疑似的な契約をして、アンリマユから魔力を無尽蔵にもらっている。

 しかし天の杯(ヘブンズフィール)が大聖杯を門を閉じようとしており、その影響でアンリマユの力が弱まり、俺の魔力の量も激減して力が抜けていっている状態だ。

 

「それ以上、好きにサせるかッ!」

 

「キャアアアア─────!!」

 

「イリヤ───────!!」

 

 俺は自身の巨大な異形の腕で天の杯(ヘブンズフィール)を吹っ飛ばし門を閉じようとするのを阻止する。

 

「俺は、コンナ所で終われないッ!……俺は世界(アラヤ)に復讐を果たさなければならないんだッ!」

 

「くっ!…………投影・開始(トレース・オン)!」

 

 衛宮士郎は剣を投影して、切りかかってくる。俺はそれを腕で防ぐ。

 

「フンッ!」

 

「ヌガッ!」

 

 剣ごと衛宮士郎は弾かれ、転がっていく。

 

「ここで、アンリマユによる厄災を起こしておかなければならないのだ!でなければ俺の復讐はこの先に果たされることはないのだッ!」

 

 俺は見たのだ。この聖杯戦争で復讐を果たすことができず、次の聖杯戦争に参加し、復讐を果たした結果を………。

 世界(アラヤ)は破壊され、世界が混沌していく所まで良かった。しかし予想外の事が起きた。

 それは星の理の崩壊。本来ならば世界の理の崩壊だけに留まり、星がその理を直すということになっていたが……人間達の悪意の量が予想より遥かに多く、その影響が星まで到達してしまったのだから。

 その未来を見てしまった俺は、星の理の崩壊まで行かずに世界(アラヤ)に復讐をするのが、この聖杯戦争が最後のチャンスだと思っているから、俺はこの戦いを負ける訳にはいかなかったのだ。

 

 俺はセイバーの霊基を自身に融合させ、限界を超えた魔力を放出させる。

 

「俺は桜の未来を守る!だからここで負けれないんだッ!投影・開始(トレース・オン)!」

 

 衛宮士郎が次に投影する剣、それはかの騎士王が持つ星の聖剣だった!

 

「うっ!何故お前がその剣を投影出来るのだ!………いや、天の杯(ヘブンズフィール)のバックアップのある今なら投影出来るか………」

 

 衛宮士郎は聖剣を掲げ、聖剣はその身に光を集める。

 

「ならばその聖剣ごと闇で呑み込んでやるッ!」

 

 俺は魔力を闇に変え、それを大量に放出する。

 

「衛宮士郎ッ!闇に呑まれろ─────!!」

 

 放出された闇が辺りを浸食していき、辺りが暗くなっていく。

 衛宮士郎は微動だにせず、聖剣に光が集りきるのを待つ。

 そして衛宮士郎にまで闇の浸食が始まった瞬間!

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)──────!!!!!」

 

 衛宮が聖剣を振り下ろし、そこから放たれた極光は闇を押し返していき、俺の所まで来る。

 

「負けるかッ──────!!!!」

 

 俺はもっと闇を解放して、互角の所まで極光を押し返した。

 

「ハァアアアア──────!!!!」

 

「ハァアアアア──────!!!!」

 

 両者とも一瞬でも気が抜けたら、自分がもう一方の方に呑み込まれる、それすなわち敗北を意味する。

 俺は闇をどんどん解放していき、極光を少しずつ押し返している。そんな時、俺は衛宮士郎にあるものが見えた。

 

(あ、あれは!?)

 

 俺が見たもの、それは衛宮士郎が持つ聖剣に手を重ねる金髪の少女の影だった。

 そしてその金髪の少女の影が聖剣に吸い込まれた瞬間、聖剣の極光は勢いを増し、そして……。

 

「グァアアアアア──────!!!!!」

 

 極光は闇を押し返していって、俺を呑み込んだ。

 

(アルトリア………そうかお前は、人間達が起こす奇跡の未来を見てみたんだな………)

 

 そうして俺は光に呑まれた、衛宮士郎に敗北した。

 

─────────────────────────

 

 

 

 衛宮士郎に敗北した俺は、ビースト態の姿を維持できずに、もとこの世全ての邪悪(エルメキス)の姿に戻っており、そして自身の消滅も始まっていた

 

「最後に衛宮士郎の顔でも拝みにいくか」

 

 俺は転移して、衛宮士郎の所に向かった。

 

 

「無事だったんだな、衛宮士郎」

 

「ッ!アヴェンジャー、お前まだ生きていたのか!」

 

 俺が転移した先には、衛宮士郎と遠坂凛がいた。

 そして二人は臨戦体制に入る。

 

「生きているちゃあ今生きているが、もうすぐ俺は消滅するし、もう戦う気はないよ」

 

 俺は消滅しかけているところを見せ、戦う気がないことを証明した。

 

「じゃあ何しに来たんだよ!?」

 

「何、最後にお前の顔でも拝みに来たんだよ」

 

 俺は仮面とフードを外して、素顔を見せる。

 

「衛宮士郎。お前は桜だけの正義の味方だったよな?ならばその意志を絶対に曲げるなよ」

 

「わかってるよ!」

 

「ならいい。じゃあな、お前達が明るい未来になるよう見守ってやるよ」

 

 俺はそう言って、消滅した。

 

 

 

 

 そしてここに第五次聖杯戦争の一つの物語にピリオドが打たれた。

 

 

 




 HFルート完結。そして次回からFateルート編になります。

 それでは次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

 評価、感想お待ちしています

 

新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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