昨日、セイバー陣営とアーチャー陣営と協力関係を結べた俺は、彼らを何時でも見れるようにカラス型の使い魔を創る。
「よし!飛んでけ」
教会の中庭で創ったカラスを放ち、使い魔として動くか見る。
(動作は良好、どこらからどう見ても普通のカラスだな)
動作の確認が終わった俺は部屋に戻り、魔術を使って使い魔の目を俺の目と同調させることと、使い魔を遠隔操作できるか確認する。
目を閉じて少し集中すると使い魔が見ている空中の風景が見えて来て、右に行けと念じると右に曲がって飛んでいく。
(使い魔の目との同調と遠隔操作は出来たな)
一連の動作を確認した俺は、そのまま使い魔を冬木市のいろんな所に行かして、自分も知らない所を無くすようにした。そんな中、使い魔はあるところに着いた。
(ここは……彼らの学校か)
セイバーのマスター、衛宮士郎とアーチャーのマスター、遠坂凛が通っている学校に着いたのだ。
(ここは色んな魔力が混ざっているな、三…いや四人か……ここは少し調査が必用か)
セイバーとアーチャーの魔力の他に二騎のサーヴァントの魔力を感じ取った俺は、使い魔にサーヴァントごとに魔力の質を瞬時に解析できる魔術を追加して校舎の外を回らせる。
(……まずこの学校全体には結界が施されているがこの魔力の質はライダーのだな、そしてライダーマスターはこの学校の誰かか………。これの破壊は俺が実際に行かないと出来ないか……)
俺は使い魔の目を通して結界の基点がどこにあるか確かめる。
そして俺は微弱ながらもう一騎のサーヴァントの魔力を見つけた。
(この魔力の質はキャスターだな……あの男性教師がキャスターと関係があるのか……?あの男性教師を監視する必要があるな)
キャスターの魔力はある男性教師からうっすらと流れて来る。俺はあの男性教師を監視するために正門が見える位置に使い魔を着地させ、男性教師が正門から出るまで待つのだった。
そして夕方、あの男性教師が正門から出るのを確認すると使い魔に後を追わす。
辺りが暗くなる頃、あの男性教師はあるところに入って行く……そこは正面からしか入れない柳洞寺であった。
(柳洞寺か……やはりここにキャスターがいるんだな)
使い魔で柳洞寺に入ろうとするが正面以外から入ろうとすると使い魔は山の力で消滅してしまう、正面から入ってもあのアサシンが気付いて斬られるのがオチなので悔しいが引き返すことにした。
(……とりあえずキャスターの位置は分かったから、使い魔を帰還させるか)
一日中繋がっていた使い魔の目との接続を切り、遠隔操作で教会に帰還させる。
疲れた俺はそのままベッドに倒れ眠りについた。
─────────────────────────
次の日、俺はまた使い魔を使って学校を監視する。
(……今日は衛宮士郎も遠坂凛も登校していないな)
あの時の強化がまだ続いているのだろうなと俺は思いながら学校を見続ける。
6時間目になり俺は学校から使い魔を移動しようとした瞬間、急に体が重くなる感じがした。
(……ッ!これはライダーの結界の力か!)
学校を覆っていたライダーの結界が発動して力が吸いとられる感じがする。
俺は使い魔との接続を強制切断して、使い魔を消す。
「夜でもないのに動くのか!何を考えているんだ、ライダーのマスターは!」
俺はすぐさま学校に向かう。
学校に到着すると、学校の空に大きな目があったのが確認出来た。
(あれが結界の正体……!この学校内にいる生物から少しずつ生命を吸い取る結界……いや、結界宝具か!)
俺はすぐさま昨日見つけた結界の基点に向かう。
(……この程度の仕組みだったら、破壊なんて造作も無いな)
基点に破壊の魔術を加えると基点は破壊され、結界宝具は消滅した。
そして俺はこんな事をしたライダーのマスターに会いに行く。
魔力の流れからライダーの位置はある程度分かっていており、その場に到着するとライダーとセイバー、そしてそのマスター達が戦っていた。
そしてライダーはマスターを庇うようにして魔力を解放し、自らの首を切って血を出してある魔方陣を描く。
そこから現れたのは真っ白な体と羽を生やした馬だった。馬はライダーとマスターを乗せてものすごい速さでその場を離脱した。
「無事かセイバー、衛宮士郎」
「エルメキス、来てたのですか」
「ああ、結界の破壊にね……それにしてもあのライダー、真名があれだと少し厄介だな」
「えっ!ライダーの真名が分かったのか」
「まあな……その話は今日の夜にでもな。さて、まずこの事態の後始末だな」
俺は破壊された学校の修復とこの学校にいる全員の救護をした。
次回はライダー戦になります。
それでは次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
評価、感想お待ちしています。
新たなるアヴェンジャー一周年記念内容
-
オリジナル異聞帯予告
-
水着回