fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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Fateルート第7話

 アーチャーにバーサーカーの足止めを任せ、俺達はアインツベルの森を走っていた。

 

(あと小一時走ったら出口だな)

 

 やっとゴールが見えてきたと思った瞬間、俺はアーチャーの魔力が消えかかっているのを感じた。

 

(このままだとアーチャーが敗北するな……ここはまだ奴等の庭だ、城からここまでなら十分に追い付かれる)

 

 そして俺はあることを思いつき、それを実行に移す。

 

「俺がお前らに付いていられるのもここまでだ!俺はここで止まって、万が一の場合の足止めをする。お前達はこのまま進め!」

 

「でもそれでは貴方は……」

 

「俺はこんなとこではくだばらねえよ。お前達がこの聖杯戦争で、どういう結界を残すかを見るまでは消える訳には行かないからな。そら、さっさっと行け!」

 

「衛宮君、セイバー、行きましょう」

 

 俺の答えに納得したのか、セイバー達は森の出口の方に走り始めた。そしてセイバー達と別れた時、アーチャーの魔力が消えた。

 

(──アーチャーが敗北したか……すぐにこっちに来るかな)

 

 そしてセイバー達が離れて数刻後、森の木々が薙ぎ倒されていく音がして、それがどんどんこちらに近付いて来る。

 

「──来たか」

 

 目の前の木が薙ぎ倒され、倒された木の陰からバーサーカーとそのマスター、イリヤスフィールが現れた。

 

「──貴方、さっきシロウ達と一緒に居た……」

 

「ちゃんと会うのは初めてかな?バーサーカーのマスター、イリヤスフィール・フォン・アインツベル。俺はアヴェンジャーのサーヴァント、エルメキスという者だ」

 

「アヴェンジャー?エルメキス?私そんなサーヴァント知らない!私の知らないサーヴァントは居ては行けないの!やっちゃえ、バーサーカー!」

 

「■■■■■■■■■■■───!!」

 

 バーサーカーが大きな声で唸り、俺の方に飛んで来る。俺は飛んで来るバーサーカーを受け流し、バーサーカーの横腹に魔力を込めたカウンターキックを入れる。

 バーサーカーは木々を巻き込んで吹っ飛とんで動かなくなる。しかしバーサーカーは何事も無かったように立ち上る。

 

「可笑しいな?今のカウンターキックで死なせたかと思ったが、なんともないとは………」

 

「そう私のバーサーカーはね並大抵の攻撃は効かないの。私のバーサーカーの真名はヘラクレス。そして持っている宝具は11回殺されても直ぐに生き返るの宝具なのよ」

 

 ヘラクレス。

 確か12の偉業を成し遂げ、神の座に迎えられたギリシャの大英雄だったはず。

 まさかその偉業を昇華して12回死んでもその場で生き返るとという宝具になっているとは。

 

「12回も殺さないといけないとは、大変面倒なサーヴァントが召喚されたな、それもバーサーカーだし」

 

「どう?アーチャーに5回殺されたけども、少しの時間と私の魔力でその5回分は無くなったの。だからアーチャーの足止めも水の泡と化した、そして貴方もシロウ達もこの森からは出ることは出来ない。この勝負は私の勝ちね」

 

 確かにアーチャーに勝利して、アーチャーから受けた傷は完全に回復していてる。イリヤスフィールがこの勝負に勝利すると思うだろう、しかし俺がバーサーカーに打ったカウンターキックの力はまだ10(・・)%しか出していなかった。

 

(この後の事を考えて魔力を温存していたかったが、背に腹は変えられない、50%の力を出そうか……)

 

 俺は自分の中に貯蔵している魔力をある程度開放する。

 開放された魔力は周りの草木を枯らしていき、俺の周囲は死の大地になった。

 それを見たイリヤスフィールは驚く。

 

「なんなのこれは………!」

 

「俺の魔力にあてられて枯れていっているんだ。俺の魔力は闇。全てを呑み込む暗黒の力。これからの俺はさっきの俺とは違うと思え!」

 

 俺はそう言って、人の目では追いつけない速さでバーサーカーまで近付き、バーサーカーの腹に手をつける。

 

「消え去れ!」

 

 手から放たれた闇の極光がバーサーカーを包む。

 

「■■■■■■■■■■■■■─────!!」

 

「まず一つ目!」

 

 バーサーカーは一回死んだが、直ぐに生き返り俺に攻撃をする。

 俺は直ぐにバーサーカーの射程距離から離脱して、無数の闇のクナイの形をした魔力弾の発射準備させる。

 

黒き闇の刃の雨(バッドフェイス)!」

 

 無数のクナイ型の魔力弾がバーサーカーを貫いて行くが。バーサーカーはまた死ぬが直ぐに生き返り、こちらに攻撃をしてくる。

 

(死ぬのに限りがあるとはいえ、もしかしたら令呪で回復されるかもしれない。今の俺のこの状態は長くは持たないからな………俺のこの状態での最強宝具の多段ヒットで消滅まで減らすか?いや、溜めが少し長くて距離をとって躱されるのがオチだ。どうしよっか?)

 

 俺がそんな事を考えている間もバーサーカーの攻撃の精度が上がっていき、何発かは俺に当たりそうになった。

 そして俺とバーサーカーの戦いは夜明けまで続き、俺は地道に3個バーサーカーの命を削り、アーチャーに並んだ。

 

「ハァハァ………」

 

 俺の今のこの状態が限界に近付てきて、スピードも落ちて来た。

 

(まずいな、このままだと殺られるぞ)

 

 そうこう思っているとバーサーカーが手に持っている武器を振り下ろして来た。

 その軌道は俺に直撃コースだった。

 

「ヤベェ!」

 

 俺は直ぐに防御の構えになり、バーサーカーの攻撃を受けようとした。

 その時!バーサーカーが急に爆発した。

 

「「なに?!」」

 

 俺とイリヤスフィールは驚いた。

 

「アヴェンジャー、手を貸すわ」

 

 俺とイリヤスフィールはその声の方を向く。向いた先に居たのは、遠坂凛だった。

 

「お前、なんで此処にいるんだ!?行けって言ったじゃあないか!」

 

「悪いはねアヴェンジャー。私は今ここでバーサーカーを討っといた方がいいと思ったの。だからここに戻って来たのよ」

 

「チッ!仕方ない、俺の攻撃に巻き込まれるなよ!」

 

 俺は遠坂凛に言って、バーサーカーと睨み合う。

 




 次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

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新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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