fate 新たなるアヴェンジャー   作:オメガリバイブ

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 どうもオメガリバイブです。
 更新遅れて申し訳ありません。
 学校のテストなど更新できませんでした。
 テストも終わったので、その間に入れる予定だった分の話をどんどん入れていくのでお待ちください。

 それでは本編スタート!


Fateルート第9話

 

「───ここは………どこだ?」

 

 目を開けると、俺はとある空間に居た。そこはいつもの俺の空間では無く、まるで深海を思わせるような風景が広がっている空間だった。

 

(──俺は確か森でバーサーカーの攻撃を受けて気を失ったはずだ)

 

 俺はなぜこんな所にいるんだと考えるが、その理由が全く浮かんで来なかった。

 そんな時、遠くの方から声がした……。

 

『───────て──────来て─────』

 

 何かが恐らく俺を呼んでいるのだろう。俺はその声のする方に向かって歩き始めた。

 

 何時間か分からない位歩いた時、前方にうっすらと人の影が見えた。

 

「───あれが声の正体か?」

 

 俺が前に進むにつれ影の姿がハッキリとしていき、そして2m程に近付いた時その影はこちらの方を向いた。

 影の正体は水色の長髪に頭から大きな山羊の角のようなものが生えている女性で、体は青色の帯のようなものが覆っていた。

 

『───やっと帰ってきた。私の愛しい闇』

 

 俺はその声を一度だけ聞いたことがあった。

 そして目の前にいる彼女とは初対面の筈なのに、なぜか彼女の名前を知っている(・・・・・)……。

 そう、彼女の名は……。

 

「─────ティアマト……」

 

 俺がその名を言うと、彼女は笑顔になった。

 ティアマト。メソポタミア神話に出てくる原始の母と呼ばれる女神。

 俺がウルクに居たときに聞いた話では、ティアマトは自分の子供達に寄って虚数空間に追いやられと言われている。

 そしてここはティアマトが追いやられた虚数空間であることが分かった。

 

「どうして俺はお前の名前を知っているだ……?」

 

『それはね、世界(アラヤ)が私の心の闇の一部を元に貴方を創った、だから貴方はある意味私の一部だから私の名前を知っているの』

 

「───なんだと!俺が、お前の心の闇の一部から出来ただと!……ウッ!」

 

 その時、ある記憶が頭の中に流れて来た。

 それはティアマトと話す男の人の記憶だった。

 

『大丈夫?』

 

「──ああ大丈夫だ。それよりなんで俺はお前の心の闇の一部から出来たんだ?」

 

『それは私にも分からない。ある日世界(アラヤ)が私の心の闇の一部を取っていったから』

 

「そうか………」

 

 さすがにティアマトでもそこまでは知らなかった。でもその事を聞けただけでも、俺にとっては儲け物だった。

 

「──ティアマト、もう1つ聞きたい事がある。どうして俺をこの虚数空間に連れてきたんだ?」

 

 ここにティアマトが居るということはここが彼女の虚数空間であることが分かる。通常、他人を自分の空間に入れる時は、その者を連れて来なければ入って来れない。それには例外無く全ての空間で言えることだ。

 ならば俺がこの虚数空間に居るということは、彼女が俺をこの虚数空間に連れてきたということになる。

 

『それは、貴方を私の物にするために連れてきたの』

 

「…………え?」

 

 その瞬間、ティアマトから以前カーマから受けたオーラと似たものを感じた。

 

『貴方が生まれた時、私は貴方に一目惚れしたの。だから私の近くに置いておきたい、一緒に成りたいと、だから貴方を連れてきたの』

 

 ティアマトの目から光が消え、徐々にこちらに近付いてくる。俺は後退りするが、彼女に抱きついかれそのまま後ろに倒れてしまった。

 

『ねぇ、私と永久にここで過ごしましょう?ここならもう貴方が傷つくことはないのだから』

 

 俺は彼女に心を奪われそうになる。その時、俺の頭の中に沢山の記憶が浮かび上がってくる。俺が今まで人達の記憶だ。

 それを見た俺は自分の心を自分の中に踏みとどまらせる。

 

「確かそれは魅力的な提案だ、ここなら俺は傷つく事もない。だがそれは今まで俺が結んだ約束や俺の使命を放棄すること、それは自分への裏切りになってしまう。俺は俺自身を裏切る事は出来ない!」

 

 その瞬間、俺の周りから闇が放たれ、ティアマトを俺の体から引き離す。

 

『───!』

 

「すまないがティアマト、俺はここは出させて貰う。俺の使命や俺の結んだ約束を守るためにな!」

 

 その瞬間、俺の体は闇に包まれ、上に向かって飛んでいった。

 虚数空間の壁を破壊して出た瞬間、急に眠気が襲って来て目を閉じてしまった。

 

 

 

 

 

『あなたはまた私から彼を奪うのですね』

 

 

 

─────────────────────────

 

 

「────戻ってきたか」

 

 目を開けるとそこは俺が倒れていた場所で、時間もそんなに経っていたかった。

 

(魔力の反応が1つ消えているな……バーサーカーが敗北したか)

 

 俺が気絶した後、あいつらは無事にバーサーカーを倒したようだ。

 俺がホッと胸を撫で下ろして瞬間そ、急に目眩を起こし膝立ち状態になってしまう。

 

(気絶した後、俺はどうやら自動的に魔力の回収したんだた、でも回収量は少なかったんだな………。この状態じゃあ次に大規模な戦いをしたら今度こそ消滅するな……)

 

 俺は立ち上りフラフラしながらも歩き始める。

 

「とりあえず、あの魔力の濃いあの寺に行くか……」

 

 俺はとりあえず魔力の回収の為に以前行ったあの霊脈の地、柳洞寺に向かうことにした。

 

 

 

 




 いかがでしたか?
 ティアマトのこの思いが後のバビロニアで色々な事を起こします。

 それでは次回もお楽しみに(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪

 評価、感想お待ちしてますか。

新たなるアヴェンジャー一周年記念内容

  • オリジナル異聞帯予告
  • 水着回
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