忙しかったり納得できなかったりで一月以上経って年も跨いでしまいましたー
卒研がうまく行っていなかったりで正直ヤヴァイです。
次は2月下旬かな?
現実逃避で書きはじめなければね。
「なぁにぃぃ?俺がお前になにかしたかと?
うん、したよ」
「なにしたのさ!!」
「魔神器をpresent for you」
「え?魔神器…神器じゃなくて?」
「おう、その神器とやらは聖書の神が作ったもんだろ?お前にやったのは俺が作ったやつだよ」
「神器って作れるもんなの?」
「力と知識と技術があればな」
「どうしてそんなものを……」
「うーん、残念ながら好感度とかそういったものが足りないからな~」
「好感度って……」
「おっとそうだ。日付が変わったからルールメーカーのお試し期間終了。昨日とおなじだけの力を使いたかったら、努力するんだな。ヒントをやると何を欲して何を成したいのかハッキリさせることだ、それが格を上げる近道になる」
そしてそのあとに繋げた。
「ぶっちゃけ、植物のような穏やかな暮らしをしたいって考えでもいいわけよ、それが本心から来るものであればね」
そう言って部屋に入っていった。
が、すぐに出てきた。
「ほれ、ついてこい、簡単にルールメーカーについて教えてやるよ」
そう言って小さなガラス玉のようなものを投げてきた。
それを受け止めようとすると、ガラス玉が砕けて呼応するかのように俺から石版が現れる。
・---地に足が着いている
例の声が聞こえた。
「よし、行くぞ」
そう言うと管理人さんは壁に足をつけた
「え?」
するとスタスタと壁を歩いて登り始めた。
「えぇぇぇぇ!?」
「どうした、早く来い」
「どうやってさ!!」
「おや?まだ分かっていないのか……さっき聞こえた言葉を思い出せ、そして俺の状況を見てみろ」
『地に足がついている』?そんなもの当たり前だろう。そして管理人さんの状況?
例の声は知っていのは文字が力を持つのと……『残念ハズレ』?
もしかして言葉の通りに……いや、でもどう見ても管理人さんは壁に立っている。
地に足がついている……ついていないじゃないか。
どういうことだ?
…
……
違う、そこじゃない、管理人さんの服だ。服が壁に向かって引かれている。本来なら重力に沿って下に……
そういうことか!!
地に足がついているのだ。足を付いている場所が地に、地面になる。だから服も重力に、地面に向かって垂れているのか、そういうことではないか?
正直、無茶苦茶な推理だと思っているが、ものは試しだ、そう結論付けて足を壁に当てる。
するとどうだろう。さしたる違和感なく壁が地面になった。
「お、おぉ……」
「よし、概念空間に入門一段階完了だな、その感覚を忘れるな」
「なんだろう、これ。違和感が無いのが違和感」
「そんなもんだ。ここでは
そう言って自然に進んでゆく。
地面の凹凸をものともせず、本来であれば二階の通路となる現在の溝を軽い動作で飛び越えて屋上へ
それについて行こうとするが、さすがに僕ではその溝を飛び越えられそうにない。
流石、2m超の巨漢が住む場所だ。
そういうわけで柱の部分を渡って屋上へ向かう。
屋上へ着くと、管理人さんが指を鳴らす。
すると、石碑に発光していた文字が消える。
「さて、さっきの概念空間はこれで閉じた。間違ってもさっきと同じような行動をするなよ?」
管理人さんは迷い無くある場所まで歩みを進めると、ドンッと床を踏んだ。
するとかぱっと口を開く。
追いかけ覗き込むと、そこには階段があった。
「あれ?この下って………」
上ってきた場所と、位置関係を考えると、真下は203号室。
森沢さんの部屋だ。
「はは、あまり考えるな。ほら行くぞ」
「お、おぅ」
平然と、会談を降りてゆく管理人さんを追いかけて会談を降りる。
会談を降りた先は………
・---植物は支配者である
異世界であった。
「なんだこれ……植物の…動物?」
見えたものは緑多い茂る世界。
そしてそこを闊歩する緑色の、植物の毛を持った、否。
植物が動物のように動いている世界。
草の獣の大群であった。
「俺が作った世界だ。
植物が支配者となる概念核を作って作り上げた世界でな、癒しが欲しいときはよく入り浸っている」
管理人さん……いい加減この言い方も面倒だ。
灰根さんは近づいてきた獣をなでながらこっちを見ずにそう言い放った。
「世界を……作った?」
「おう、まあ、残念ながら一つの完全な世界を作るだけの力は諸事情で出せないから独立した世界ではないがな」
「でもずいぶんと変な場所に入り口が……」
「複数ある入り口の内の一つだ」
そういって、灰根さんは僕を奥へと引きずる。
「単純明快で簡潔に済ませよう。
ルールメイカーの能力は概念結界の展開だ。まあ、俺が使えば世界の法則を変えることも出来るが、今のお前なら……ほう、半径5mって所か、破格の性能だな。普通なら自分の概念を変えるので精一杯のはずだからな」
「いまいちそれがすごいのかわからないんですけど」
「かなりすごいな、概念を変えるってのは限定的でも異常な行為だ。相応の力を持った概念核、もしくはそれに準じる専用の道具が在って初めて行えるが、個人でやれるものではないだろう。コスト的にな」
さらっと言われたが、わかりにくい。
「まあ、要するにお前は凄いよ。修練を積めば死ぬ前には都市一つの概念を変えられるように成るんじゃねえか?」
「え、死ぬまでに?」
「ああ、まあ、人の短い人生でそこまで行けると考えたら十分人の規格外だな、いくら優秀な道具を持っているとはいえな」
「えっと、何年計算?」
「人の脳の限界、140年ぐらいだが?」
「百年生きられるかわからないから!!」
「ほぅ、ならば町一つ、もしくは学校一つくらいだな」
「その差は?」
「晩成型か早熟型だ」
さらっと言われたがそこまで違うものかと驚愕を胸に、続きを促す。
「正直、これを使っているとは言え、概念に触れて二日目でこれは人外、いや。もしかしてお前、ギア出身か?」
「ギアとか言われてもわかりません」
そんな感じでいろいろ教えてもらってからの翌日は、学校が休みで、平日になってからも基礎訓練と言うことで管理人さんたちに代わる代わる鍛えられて結果として一週間が経過。
概念結界は5m1mmに伸びた。
ちなみに、概念をいじれるという特(異)性について聞いて危険と判断。
極力誰かに話さないことに決定しました。
「おっす、稀輝おはよう」
「ああ、イッセーか。おはよう」
登校途中、イッセーと遭遇した。
「どうした、元気がないじゃないか」
「いろいろあってな。それより、お前のほうこそなにか気になることでもあるのか?」
イッセーの高すぎるテンションに違和感を持って質問を投げかける。
その瞬間、イッセーの表情は笑顔で固まり、立ち止まって表情を消して返事を返して来た。
「なんでわかったんだ……確かにちょと気になっていることがあるよ、だけどこれは俺の問題だ」
「ふむ、なら僕からは何も言わないけど、相談するって選択肢もあるのを忘れないようにね」
「おう」
苦笑いをしてイッセーは僕に並んで歩き出す。
少し表情が晴れた気がする。
「そういえば、稀輝、お前の神器の件、どうなったんだ?」
「うん?」
「下宿先の管理人さんに聞けるときに聞くって言って解散になったよな。
それから一週間くらいするけど、なにか聞き出せたのか?」
イッセーは真面目な顔になった。
「聞けたと言ってくれ。正直、部長が気にしてイライラし始めているんだ。
窓口が俺になっているから、昨日、聞けたか聞けたか聞いてこいっていわれたんだよ!!」
「聞けたしかないじゃないか」
震え声でイッセーが縋るように行ってくる。
それに対しては僕も動揺するしかなかった。
そして、本当にすがりついてくるイッセーを振りほどいて、返事をしてやる。
「聞けるには聞けたさ。だけどまあ、どこまで話したもんかね」
「いいよ、いまはな。放課後部室だ、絶対だぞ。逃げるなよ!!」
元気になったイッセーはそのまま僕を置いて学校へ……
「さて、本当にどこからどこまで話すべきか……」
管理人さんたちが魔王だったり魔神だったり、神器が魔神器だったり、異世界の法則が概念だとか……
「ダメだ、僕自身が情報の整理をできていない」
だけどなんでだろう。こんな非常識なのに既知感がする。
ひとまず、最初のあれは初回限定防衛機能であり、前任者の残したボーナスということにして、聞こえた声通りの現象を起こすことができる神器で、今の僕では自分の周りだけしか効果を及ぼせないと話しておいた。
眷属にならないかと誘われたけど、駒がはじかれるので眷属化は不可能でした。
そしてその帰り、光が胸から生えてきた。
「ぅん?朝か………学校……と、その前に管理人、灰根さんに神器について聞かないと………」
おや、稀輝くんの「特典」の片鱗が………