少々グロ……かなぁ……
彼は善意のつもりでやりました。
善意のつもりでやりました。
しかし思惑と違ってくるのは仕方がないのかもしれません。
自己紹介兼カミングアウトが終わって詳細説明に移った。
よくわからないが簡潔に言うと、イッセーがハニートラップに引っ掛かってザックリやられ、それをリアス先輩が蘇生したのだとか………
その蘇生方法と言うのが悪魔へ転生させることだとか。
つまり今、この部屋にいるのは僕以外はみんな悪魔だと言うのだ。
よし!!………帰ろうか
ガシッ!!
音も無く立ち上がって逃げようとしたところでいつの間にか隣に座っていた塔城さん家の小猫ちゃんに捕まった。
「あれ~おかしいな………さっきまであっちに座っていたよね?」
言葉を出しながらも引っ張るがびくともしない。
「おやつが終わったので……食器を片付けて戻ってきました」
「それで何で隣に?」
「逃げたそうにしていたので逃走防止です」
「………」
なぜわかったし、そしてなぜ外れない………
「おい、稀輝。俺悪魔になっちまった」
話しかけてきたイッセーがの方を見ると、背中からコウモリの羽を出していた。
「え」
「え?」
「なにそれ………ふざけんな」
俺の右がイッセーの脇腹を打ち抜く!!
「グゲッ」
カエルを潰したかのような声にこれは入ったと手応えを感じた。
「うぉぉぉぉぉ………っでも、前より痛くないっだけどやっぱイテー!!」
なん………だと?
「イッセーならば悶絶して声も出せないはずなのに………」
「テメェ、そんなものを頻繁に!?」
もう元気になった………
「お前、本当にイッセーか?」
「どう言うことだよ!!」
「悪魔になったお陰ね、身体能力も人間と比べると強いわ」
にこやかな声で対面からリアス先輩が話しかけてきた。
「これで悪魔の存在をわかってくれたかしら?」
「ック、イッセーがこんな短期間で耐えられるようになるなんて………良いでしょう。信じます」
「どう言うことだよそれは!!」
「じゃあ、キキで良いかしら?」
「良いですよ、でも、片仮名で言われると有名なアニメーション映画の
「は、はあ……よくわからないけどわかったわ。
じゃあ、次の説明に入るわね」
「次ですか悪魔の次は何ですか?」
「―――
「セイクリッド・ギア?」
「そう、聖書の神が残した人にだけ受け継がれる奇跡を起こすマジックアイテムと言ったところかしらね」
「へえ、それで、なんでそのセイクリッドギアとやらの話を?」
「そうね、まずその話なんだけど、イッセー貴方この言葉に聞き覚えは?」
「ある。それを持っているから殺すと夕麻ちゃんに言われた」
「そう、神器の中には私たち悪魔や堕天使を超えられる力を与えるものもあるの。歴史上の偉人はみんな持っていたという話もあるくらいよ。
だから、自分たちにとって危険になりうる芽は先に摘んでおくそう考えて堕天使はそう言った可能性のある神器保持者を引き込めるものは引き込み、不可能な者は殺す…とは言ってもその線引きはよくわからないのだけれども」
「な!?じゃあ俺は神器を持っていてそれが危険なものだうと……?」
「そう、それを確かめるためにも発動させてみましょう」
イッセーとグレモリー=サンがやっている間、僕は必死に小猫ちゃんの手を外そうとして試行錯誤し、無理だと悟った。
何この怪力。制服から嫌な音したからやめたよ。
そんな事いていたらイッセーの左手が発行して、なんだか刺々しい赤色の手甲…ガントレット?をつけていた。
「あら、『
イッセーの籠手をみてなにかつぶやいた後にこちらをみた。
「さて、次はあなたね。さあ一番強いと思うものをイメージして………」
強いもの………あれ、不思議荘の全員集合しかイメージできない。
外見的にも最強なの二人居るし………あれ、隙がないとしか………
そしてイメージしていると、更に対象が絞られ
灰根さんに絞られ………こっちを見てる、ものすごくこっちを見てる。
あ、手を振ってきた。
どうやって!?
そんな光景をイメージしていたらいつの目にか右手が正面に。
カッ!!では弱すぎる、まさに光の奔流ゴッとかドッと言うほどの発光が起きる。
そして手の上に浮かぶのは石板。
・---文字には力を与える能が有る。
自分の声で確かにそう聞こえた。
そして石板から小さな四つの石板。
衛星のように大きな石板の周りを回る。
それぞれ一文字ずつ、Y、V、H、Hとかかれているのが読み取れた。
それらは大石板の反対側で連なり………
「きゃぁぁぁ!!!!」「いやぁぁぁぁ!!!!」
対面にいた二大お姉さまが悲鳴をあげてソファーの影に逃げた。
「熱っ!!なんだこの光熱いぞ!?ちょ、洒落に成らない!!」
隣に座っていたイッセーと小猫ちゃんも光の当たらない場所に逃げ込む、無論木場もだ。
発光は数秒続きその後落ち着くと小石板は崩れ落ち光の粒子になって消えた。
---使い捨て緊急防衛システム<唯一神の名に焼かれてタヒね((笑))>終了、通常モードに移行します。
また脳に声が響いた。
「なんだったんだ今のは」
からだ半分、こっち側にあった方を庇うようにしてイッセーが影から出てきた。
「陰に隠れていたのに透過してきたぞ。無いよりはましだったけどさ」
かばう半身は真っ赤で火傷をしたようだった。
他はまだ出てこない。
「悪いけど一緒に少し外に出ようか」
木場が背後から話しかけてきた。
振り向いてみると酷い状態だと直ぐに理解できた。
「咄嗟にかばったけどそれでもこれだよ、こんな状態で出てこれないだろう?」
顔は無事であるがかばったであろう腕は焼けただれていた。
「だから治療がすむまで僕たちは退出しておこう」
「そうは言うがお前は大丈夫なのかよ!!」
「治療は苦手だけど後回しさ、女性優先だよ。まあ、冷やすくらいはしておくよ」
そう言って先に部屋を出る。
それにしたがって外に出る頃には木場の腕は氷付けとまではいかないが氷が張り付いていた。
「さて、常世稀輝くん。さっきのに心当たりは?」
「わからない、神器と言う言葉自体が初耳だったんだ。だけど防衛システムみたいな事を……」
「俺も聞いた。と言うよりも俺の声でそう言っていた」
「僕もだよ、つまりあれは神器の力、元々そう言った能力が有ったのか、それとも誰かが仕込んでいたのかな、あれは悪魔に対してはこの上なく効果があるよ。物陰に隠れて、後ろにいてこれだからね」
そう言って焼けただれた半身を見せてくるがやっぱりグロくて直視できない。
「神器って言われてるもんにそんな細工ができるのか?
それよりも悪魔に効果的ってどう言うことだ?」
「あの小さな石板にあった文字は唯一神の名前を表す神聖四文字と言われるものだよ。原文じゃなかったからこれですんだのかもしれないけど、あの光は正に神聖な光と言ったところかな。そしておそらく、あの声のせいでああなったんだろう。【文字は力を持つ】まさにその通りだったんだろう」
木場はそう言うと廊下に座り込む。
「最初に聞こえた言葉だな」
「あの文字に力を持たせた結果があれなんだろうね」
僕には文字には力を与える能が有ると聞こえたのだが、言い出せない。
一時間近く経ったところで、女性陣の治療が終わって木場が治療を受け始めた。
「ふう、なんとか落ち着いたけど、あれはなんだったのかしら?」
少しですまないイラつきを抑えながら先輩はそう問いかけてきた。
「わかりません。神器という言葉すら初耳なのに何を下と聞かれてもわかりませんよ」
こうだったかな?とつぶやきながら右手を掲げるとその上に石版が現れる。
それと同時に悪魔の皆さん臨戦態勢。
主に防御方面で。
正面には魔法陣が展開された。
先程のがよっぽど効いたみたいだ。
「やっぱり何も起こりませんね。初回限りのシステムだったみたいですよ。そう言っていたので様子を考えるに嘘ではないようですね」
「確信が無かったのなら止めなさい!!」
重そうな置時計を投げつけられた。
当たったらただじゃすまない!!
ヤバい体が動かない、あれに当たらずに済む方法はなにかないか!?
・---残念はずれ
当たるはずの軌道が不自然に逸れた。
「ッ……またこの声ね、一体何なのそれは……」
謎であろうが、僕からは見える位置に、石版に声の言葉が現れている。
この石が何かを行っている。
---hello master
---My name……コノイイカタメンドー
---ルールメイカーヨロシクー
フランクなんてもんじゃねえぞ、この石版!!
「稀輝、どうしたの急に固まって」
「あ、いや……こいつが急に話始めたもんで」
「こいつ?」
「あ、本当だ、なんというか、随分軽いな……」
ルールメイカーこと石版にはヨロシクーと表示されて居る。
「何なんでしょうこれ」
「知らないわよ。石版の神器……聞いたことがないわね、基本的には武器であったり、イッセーみたいに身に付けるモノが多いの。
神器の中でもとびきり強い力を持った、条件さえ合えば神さえも殺せると言われる
うーん、石碑か……そうでなくてもなにか引っかかるんだけど……
「あ・・・」
「どうした?」
「そういえば今朝、管理人さんになにかやられたような……」
「(´・ワ・`)………何かってなんです?」
「イッセーキャラ崩壊キャラ崩壊、どこの妖精さんだ」
「いやだってよぅ、あの人たちなら本気でお前、サイボーグになっていてもおかしくないじゃん?」
「イッセー君!?何があったのかね!?」
「い、いやーお前のところにエロビデオ持って突撃したら捕まってな……うん、いろいろあったんだ、いろいろ。
良くしてもらったんだがな……いやー怖いね。深淵ってさ。覗いたら向こうからも覗かれているんだぜ?」
「何を見てきたんだ、君は!!」
「ちょっと好奇心に負けてドアを開けてしまっただけだよ。
そういえばあの頃から私は………」
イッセーが変態紳士モードに突入した。
「あれを覗き込んだからこそ私は生まれたのだろう……」
「もういいから帰って来い!!」
頭に向かって斜め45度でチョップを入れる。
「あれ、ああ。うっかりあっちの世界に行ってしまっていたか……」
「どこだよ!!」
「漫才の最中だけどちょっといいかしら、管理人さんってどなた?」
先輩が話しかけてきた。
そういえばまだオカルト研究部の部室だった。
「僕の止まっているアパートの管理人さんです関係なさそうな五人組なんですけどみんなすごい人ばかりで……あ、そのうちのひとりは朱麗先生、朱染麗子先生ですよ」
「あの人の関係者!?」
「いえ、むしろあの人が、関係者でしょう。見ている限り、リーダーは別の人ですよ」
「へえ、つまりあの人を従えていると、どんな人なの?」
「えっと……それがよくわからないんですよね。リーダーといっても関係は横みたいで、一人が偉いって感じでもないんです。それに……」
「それに?」
「少々ワイルドな風貌(汎用戦士)だけど、どうもほかの面々に比べると平凡な感じが……」
正直灰根さんは謎だ。なんとなく四人の中で特別な感じがするが、ほかの四人みたいなオーラがない。
「うん、謎です」
「そう、彼女を私の親友が勧誘してるの、だからちょっと気になってね」
そこで話は一段落、かと思いきや、勧誘が始まった。
「さて、稀輝、あなたを呼んだ本題だけでど、神器を持っていることだし、私の眷属にならない?」
「ヱ?」
「神器を持っていなければ簡単な説明だけで済ませてこちらに関わるかどうかの意思確認、もしNOなら記憶を少しいじらせてもらってさようならだったわ。でも」
そこまで言って先輩は視線を俺の肩の上で浮いている石碑に向ける。
「どう見てもレアもので、最初のあれから相当な曲者だってわかるわ。放置しておくわけには行かないの。ほかの陣営に取り込まれる訳にもいかないわ」
「もし嫌だと言ったら殺すんですか?」
僕の一言で緊張が走った。
そして石碑がうっすら発行。力を放ち始める。
横目で見えるのはヤッチャウ?ヤッチャウ?と騒ぐような文字。
「まさか、私の管理下に入ってもらうけど殺しはしないわ」
この言葉を聞いてホットする。
僕の心情に呼応するかのように石碑はおとなしくなった。
「流石に今すぐ人間やめられるかと言われると無理なのでちょっと時間をもらってもいいでしょうか?」
「……確かにそうね、イッセーみたいに死んでからの転生というわけじゃないからその返事は理解できたわ。でも引き伸ばしすぎるのもあれだから、一週間、一週間で答えを頂戴」
「……分かりました。頑張ってみます」
一応、天涯孤独の身なので身内というと不思議荘の面々だけだ。
両親?母は幼くして他界。父は……今頃ギアナ高地でミュウでも探してるんじゃないかな?
中学卒業と共に旅立って行ったよ。
「………はぁ、悪魔か………」
気が付いたら自室のベッドだった。
オカルト研究部を出てからの記憶がない。
フラッシュグレネードのつもりでしたが、当たり前に高火力だったという話。
稀輝くんはネクラだったのが吹っ切れてへんになっている感じです。
そろそろキャラを安定させなければ……