面白い小説を書きたいけれど、どうしてもシリアスに走ってしまう。だから息抜きに書いてみたけれど、これはこれでどうかしてるんだよな……。
2012年 1月1日
今日のおねんね当番:篠ノ之束
今日からこの日記を書いていこうと思う。特に意味はないし、これが計画の中枢に関わってきたり、なんてことはない。この日記はただ自身が趣味で書く記録媒体であり、淡々と今日一日の出来事を記すだけのものであると宣言しておく。この日記は、言わば計画が完了するまでの私の息抜きの一環として行っている。
まあ、もしかしたらこの日誌が何かの役に立つかもしれないが。
そんな気持ちの悪い前置きは置いといて、今日は私のこれまでを書いておく。
今、こうしてこの日記を書けているのも、神様なのか運命なのか、私は『インフィニット・ストラトス』と呼ばれる小説の世界に転生した。簡単に言えば、学園ラブコメに無理矢理(?)ロボット要素を詰め込んだ世界だ。
この世界に私はイレギュラーとして転生してしまったのだ。
更に、転生特典として『篠ノ之束』と『亡国機業の総帥の座』を貰ってしまった。なんだ。ニューゲーム過ぎる。篠ノ之束は性格や立場は殆ど変わらないものの、私に対しては好感度が振り切れている。言う事を何でも従ってくれるし、もはやチートである。
更に、亡国機業という組織も、束並に強力な組織だった。後々ISが登場するため一部お釈迦になりそうだが、最新鋭の兵器やサイバー攻撃用の電子機器、果ては催眠装置なるものまであった。底が知れない。原作通りなら容易くISを掻っ攫って来るだろうし。
さて、ここまで武力が揃っているならば、私はある計画をしようと考えた。
『人類選別』である。
というのも、私の目には人間は醜く見えた。
我が物顔で大地を闊歩し、自然を破壊する悪魔。絶え間なく争いを続け、蛆虫のように数を増やす害虫。
私もそんな害虫の一人ではあるのだが、如何せん環境破壊を平気な顔で行い続ける人間という存在は好きではなかった。
人類は、増え過ぎたのだ。
この人間の暴走を止めるためには、人間を管理する存在を作らなければならない。そこで、我々の出番だ。必要な人間を生かし、不必要な者は切り捨てる。
人間の絶対数が減れば、その分乱獲されずに生き残る生物種は増える。排出する二酸化炭素の量は減る。必要以上に森林を伐採しなくても済む。そうして、本来あるべき筈の豊かな大地を取り戻す。
この私の理想を聞いてくれた束、そして亡国機業の面々は、目を輝かせながら快諾してくれた。
そして、我々の計画が始まった。
(1月1日続き)
生まれてから今日までは、先ず、人類の選別に必要な物のお膳立てから始めることにした。
優秀な人材を集めるためには、それお測るための機材が必要なのだが、そこはこの世界、ISに役割を担わせてみようと思う。
束自身の趣味で(千冬や箒との絡みもあるため、束の行動はある程度自由にさせていた)、ISの基盤はほぼ完成していた。そして、ISの発表タイミングも間近に迫っている。世界が変わるのは、もう間もなくだ。
このISも、性質は原作とあまり変わらない。男性お断りの、最強兵器である。
何故私はこの仕様を変えなかったのか。
それは、女性の方が優良な遺伝子を持っているためである。
確かに生存力の観点では非力な女性より、剛力な男性に軍配が上がるだろう。しかし、今の世の中を見てどうだ。未だ社会や文明の発展途上なアフリカ大陸等はいざ知らず、先進国ではどうだろうか。鉄筋コンクリートで頑丈に作られた家の中で起きて、安全な食品を食べて、電車やバス、公共交通機関を使っての通勤、通学。その後は机に座ってのデスクワーク。
今の人間に、男女間の多少の筋力の違いなど、あまり必要ないのではないか。
必要なのは、賢さである。能力的に言えば、それは女性の方が能力が高い。女性こそが未来を変える、と言ったマーサ・ビスト・カーバインとかいうおばさんもあながち的を得た発言は言っていると思う。
後は亡国機業本体の構成員が全て女性だという事。
残りは私の欲だ。事実上のディストピアを作ろうとしている私だが、私自身も人間だ。可憐な女性を欲するし、その手に納めたい欲求がある。それだけだ。
かくして計画を始めた我々だが、正直上手く行く気しかしない。油断大敵であるが、亡国機業と束が強力過ぎて、失敗するビジョンが見えない。
もっと楽しませて欲しいところだが、誤って計画を台無しにしてはいけない。
お楽しみは十年後まで待て、か……。長いのやら短いのやら。
今日の一言:デスティニーガンダムは弱い(感覚麻痺)
1月2日
今日のおねんね当番:スコール
私達は崇高な計画を続けているが、やはり表向きは普通の人間、というか五歳児である。織斑一夏と同年齢なのは有り難い。いつか入ることになるIS学園で、周りと歳が違うのは辛いだろうからだ。
そんな事は今はいい。
今日は亡国機業の実働部隊『モノクローム・アバター』の面々と、初詣に出向いた。因みに束は千冬や一夏と初詣に行っているのでいない。
束がいない分、少し寂しい。
『モノクローム・アバター』は、私が組織の中で最も信頼している部隊である。実力は折り紙付きだし、何より、私相手に公私共に分け隔てがないのだ。
スコールは、前世も今も親のいない私(今世は私はイレギュラーだから元々いないのだろうが)の母親代わりになってくれている。
そりゃあ可愛い(自分で可愛いと言うのは難だが、多分そうなんだろう)幼児を見れば誰だって母性やらに目覚めるだろう。ショタコンだと言った場合はお仕置きが必要だ。
オータムや、最近加入した織斑マドカも、傍から見ている分には性格が荒い部分がある。事あるごとに二人は喧嘩をして、マドカは備品を破壊する。なのだが、私の面前になると急に大人しくなって媚びだす。普段も大人しくしていて欲しいが、これは治らない類だろう。
他のメンバーはいつも私に対しては敬語だし、堅苦しいったらありゃしない。前に敬語なんて使わなくても宜しいとか何回か言ったことはあるんだが、
『恐れ、多過ぎて、そん、なこと出来ませ、ん!』
とガタガタ震えながら言葉を紡いでいる。どれだけ崇高な存在に見られているのだ私は。
……とまあ、
話は逸れたが、このメンバーで初詣に行くのは初めてだった。スコールが札束を賽銭箱に投げ入れたり(元々御賽銭と言うのは穢れのついた小銭を神社でお祓いするために始まったものなのだが……)、マドカがおみくじの箱の使い方が分からずに破壊してしまう(どうやらマドカの中では箱=開ける物と言った扱いらしい)ハプニングもあったが、みんなは一年の始まりを素直に喜んでいるようだった。
いつも露出度の高いドレスを着ているスコールも、今日は黒字に桜の花弁が舞う着物を着ている。
オータムとマドカが案の定おみくじで勝負して、珍しくオータムが大吉を引き当てたり(マドカは中吉だった)、お守りを買ったり、この瞬間だけ家族と言うものを、私は知る事が出来た。いつもオータムが歯ぎしりしてるのに、今日はマドカが悔しそうにしているなんて、少し面白かったな。
私が普段暮らしている一軒家に帰って来てからは、みんなでおせち料理やお雑煮を食べた。庶民となんら変わらない、至って普通の新春である。料理は私がオータムにレシピを指南したのだが、見た目に沿わず、彼女の料理はとても美味かった。私の身体が未熟な内は、オータムに家事を任せてみることにしよう。
食事風景は三者三様だった。
オータムは鰹出汁で取った雑煮が気に入ったらしく、「美味い、美味い」と言いながら、一人食べ進めている。前からだけど語彙力がない。
スコールは私におせち料理の意味を熱心に私に聞いていた。私は答えるのだが、スコールは何やら勘違いをしているらしく、「総帥の発明された料理は素晴らしいです」と、ウンウンと首を縦に振り、感極まりながら黒豆を食している。別におせち料理は昔からあるんですが。
マドカはおみくじでオータムに負けたからか、ヤキモチを焼いている(両方の意味で)。途中でお餅が膨れてくるのだが、マドカはそれを不思議そうに見つめていた。……ああ、触っちゃ駄目!火傷するぞ、アチッ!アチッ!そういや私もマドカも五歳児ではないか!
……とにかく、彼女らは、幾分か日本に疎い気がする。計画を上手く進めていくためにも、日本文化に馴染んでもらいたいものだ。
今日の一言:何故ティターンズはガンダムMk-2とかいうゴミを作り出したのだろうか?
1月25日
今日のおねんね当番:オータム
今日はあの三人は任務なので、久しぶりに本部へ出向くことにした。
亡国機業は、計画以外にも、世界の調節という元々の役割があり、それを果たす義務がある。しかし、亡国機業本体の人員は少ないため、その殆どは下部の非合法組織や、時には一般の企業に任せる事も多い。
ただ、今回の要人殺害任務は、危険を孕んだものだったため、実働部隊である三人が行くことになった。
……そんな詳しい説明はどうでもいい。私はとても暇だった。
総帥としてのやることと言えば、一つ目は部下から渡される書類をチェックするのと、二つ目は組織のスケジュール管理。スケジュール管理は計画と部下のシフトも含む。
最後にマドカの面倒見である。マドカは時々暴走するが、私がいると落ち着くので、いつも側で面倒を見ている。ついでに勉強も教えているが。
しかし、今日はマドカは任務でいないし、かと言って本部自体はお休みなのでビルは閑散としていた。
あと十年もすればハーレム人員増やして飽きない生活出来るんだけどな……。部下を洗脳する訳にはいかないし。十年一昔と言うが、十年という歳月は改めて長いと感じる。
束のラボにも行きたいけど、最近は千冬がよく出入りしているから危険だ。あまり顔合わせはしたくない。
だから、私は総帥の椅子に座って、何も考えずにダラダラと過ごしていた。
すると、机のパソコンが不意に光り、メールの受信をお知らせしてくれた。
差出人は束だった。
写真付きで、題名は、「IS完成!V(≧▽≦)V」。
白騎士の写真と共に、なんだかとてもハイテンションな文章が送られてきた。
私は驚いた。私の見込みでは、ISの完成はあと二ヶ月はかかると思っていたからだ。亡国機業の戦力とするために独自の量産ラインも確立しているらしい。これは嬉しい誤算だった。
文末には、デートに行きたいとの要求が。うーん。勿論断りはしないけれど、外見が五歳児とデート……まあ大丈夫か。白騎士事件の前にスケジュールを挟んでおこう。申し訳ないが、これから束には少々苦しい思いをしてもらうかもしれない。だから、その前に束をいっぱい愛そう。束は私にとって一番大切な人間だからね。
さて、色々と不安だったが、何とかここまで漕ぎ着けた。
この後、十年の月日を経て人類選別を行い、その後、我々は世界征服を行うことになる。
亡国機業は、ここからが正念場だ。
今日の一言:リックディアス→ガンダム、ヒュッケバイン→ガンダムじゃない、ZZガンダム→アニメじゃない
俺Tueeeeeeしたって需要ないよね。そうだよね。(知ってる)
ラウラとクロエ編終了後はどっち先にやって欲しい?
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アイリス編
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篠ノ之箒編