後、第一話の方で『転弧』を『天狐』と書いていました。間違えです、すみませんでした。
「はい、静かになるまで8秒かかりました」
そう言ってのそのそと寝袋から出る彼は抹消ヒーロー イレイザーヘッド、本名
「担任の相澤消太だ。よろしくね」
彼はそう言うと私を見る。え、私何求められてるの? 訳わかんない顔をしていたら「早く自己紹介」と言われた。少しイラッと来て彼のド
「副担任のば…志村皐己。あまり世話かかせないでね。問題行動とかしたらド
思わず癖で爆豪と言ってしまいそうになったが、私は結婚しているのだ。もう爆豪ではなく、志村である。危ねぇ危ねぇ。
ニコっと愚弟の方を見ながら言うと愚弟こと勝己は肩をワナワナと震えさせ睨め付けてきていた。大体は「なんでテメェがここにいやがる。副担任は何だ!!」みたいな感じだろう。誰が教えてやるか、てめぇはそこで一生くたばってろ。
そんな視線の攻防を知ってか知らないのか、相澤は話をサクサクと進め、生徒の皆をグラウンドへと呼び出していた。
グラウンドに集めた生徒に相澤はスポーツテストを行うと言った。すると、A組の皆からは非難の声があがる。そりゃそうだわな、気持ちはわかるよ少年少女。でもね、現実は非道なのさ。
相澤は勝己にボールを渡すと個性を使用して投げていいと言った。勝己はボールを受け取ると肩慣らしに何回か肩を回しそして指定の位置へとつく。そして――。
「死ねぇぇえええ!!」
投げた。皆は死ねという言葉に驚いていた様子だが。こうして始まったスポーツテスト。最終種目に行くまでは順調だったのだが、どうやら相澤は出久君が気になるらしい。そして勝己から出久君への視線が凄い。
出久君がボールを投げ、何故か相澤を驚かせるとどうやら勝己の何かに障ったらしい。手から火花を散らしながら「どういうことだ…」と怒りに燃えていた。
出久君に向かって殴ろうとしていた為、私が動き出す。相澤さん、愚弟の躾は私がするんで大丈夫です。手ェ出さないでください、そんな意味を込めてチラッと相澤さんを見れば呆れたようなため息が返ってきた。察しのいい人は嫌いじゃないよ。
「競技にも関係無く個性使用してんじゃねぇぇえええ!!」
勝己の胸元に一瞬入りこんで、アッパーを喰らわせる。すると勝己…いや、愚弟は「グフォッ!」と汚い効果音と共に後方へと飛んでいった。
「おら、立ちな。一発でも殴ってみろやクソガキ。睨むだけじゃ何も出来ないよ?」
そう言って腹を一発蹴ると相澤さんに「やり過ぎだ」と少し怒られた。「うっす」と反省してない声で返せば一発ゲンコツを喰らった。なぜに?
この後に除籍の話しだったりなんだったりがあったが、面倒なのでカットといこう。
こうして、初日が終わった。
「で、なんで君はこの前来なかったのかな」
「え? いやほら、どうせ決定権とか無かったから来なくていいかなあーって思って」
「仕事は有るよね、仕事は」
この前無断欠勤したことにネチネチと怒られる私。いーやん無断欠勤1回ぐらいさ。許してくれよ相澤ぁ。心の中で遊んでいたらそれがバレたのかギロッと睨まれた。前言撤回、察しのいい人は嫌いだ。
こうして1日が過ぎ、次の日になった。朝が過ぎ、昼が過ぎ、5時間目。
「それじゃあ行こうか! 志村少女!!」
「少女と呼ばれる年齢じゃないんスけど」
「HAHAHAHAHA!」と言って聞かないオールマイトを睨みつけながら1-Aに向かう。私は教科を受け持つのでは無く、オールマイトの手伝いだ。普通の人ならオールマイトの手伝いが出来るなんてすごく喜ぶのだろうけど、私は全然嬉しくない。
「私が――」
「オールマイト邪魔ですー」
1-Aのドアの前で一旦息を吐き、勢いよくドアを開けたオールマイトを蹴り倒して私は教室に入る。
「オールマイトォォォ!?」
A組の皆の悲痛な声なんて私には聞こえない。さっさと入らないオールマイトがいけないのだ。
「し、志村少女、少しは私にカッコをつけさせてくれてもいいんじゃないかな!?」
「初めての授業だし」とコソコソ話しかけて来るオールマイトに「浮かれてんスか」と聞けば「君は…冷たいね」と返答が返ってきた。全く返答になっていない。
「それにあんたどうせ毎回やるんでしょ。1回ぐらい潰れてもいいじゃないっスか」
「君も毎回着いてくるんだよね? なんかもう決めゼリフ言えないような気がしてきた」
「どーせ皆テレビで聞き飽きてますって。逆に良かったんじゃねーの」
「……段々口調雑になってきたな…」
相澤さんなら敬語とかそこら辺厳しそうだけど、この人ならまあ大丈夫だろうと思った。現に、少し口調のことは気になるようだが怒る素振りは見受けられない。
「ていうか。皆見てるけど…いいの?」
そうオールマイトに教えてあげればオールマイトは肩を少し跳ねさせ慌てて教壇へと向かう。顔に冷や汗を沢山かきながら、生徒達に説明していくオールマイト。私はそれを眺めているだけだ。
愚弟の視線がウザイけれど私は大人。フッ、そんなの無視出来んだよ。鼻で少し笑うと愚弟はイラッとしたのだろう。さっきよりも熱い視線が飛んでくる。
一通り説明が終わったオールマイトはなんとかγやらβに皆を呼び出していた。因みに場所は分からないのでオールマイトについて行こうと思う。
「君、雄英出身なんだよね? 場所知らないのかい?」
「まだ若いし覚えてるだろうに」と言うオールマイトに「そんなん覚えてませんよ」と言った。私の学生時代は隣に何時も転弧が居た為、覚えなくて良かったのだ。転弧の後ろついて行けば良かったし。
因みに私は雄英出身とあってミッドナイト先生やマイク先生、相澤先生とは顔見知りである。特に相澤先生は学生時代担任を務めていただけあって色々と知っている。
私が副担任を務めると知った時のあの嫌そうな顔は忘れない。
『…お前、本当に教師出来んのか?』
あのガチな声は忘れない。というか毎朝聞かれる。どれだけ信用ないんだ私。
「そういや相澤君に聞いたのだけれど弟が居るんだってね。誰だい?」
「多分すぐ分かりますよ」
「それ相澤君にも言われたよ!」と笑いながら言うオールマイト。同じこと言われたなら聞くなよと思うがそれは声に出さない。
「愚弟は口で言っても分かるほど大人しい性格してないんで、なんか騒ぎ起こしたら半殺し程度に殴ってやって下さい」
「それ、教育委員会から色々と怒られるヤツだよね……」
「大丈夫っスよ。誰も教育委員会に通報なんてしませんから。する前にしようとしたやつ潰すんで」
「君、本当に
オールマイトの少し不安そうな声が雄英の大きな廊下に響いた。
…余計なお世話じゃボケ!!
【設定】
【名前】
(旧姓:
【担任クラス(副担任)】雄英高校1年A組
【誕生日】10月13日
【年齢】20歳
【身長】168cm
【個性】『爆破』『???』
【好きなもの】夫、家族
【ヒーローネーム】アテリア
【備考】
・爆豪勝己の姉で志村転弧の嫁
・顔は母似で爆豪勝己を女版にしたような感じ
・かなりの天才肌
・爆豪勝己との仲はお世辞にもいいとは言えない
・性格は爆豪勝己より……いいと思われる(多分)
・雄英高校首席入学の首席卒業
・雄英体育祭ではかなりやらかし、色々と世間では有名
・世間では
・珍しい個性2つ持ちで2つ目の個性は転弧しか知らない
・個性は勝己と同じだが、少し違う
【名前】
【誕生日】4月4日
【年齢】20歳
【身長】175cm
【個性】『崩壊』
【好きなもの】嫁、笑ってる嫁
【備考】
・死柄木弔ではなく志村転弧←ここ重要
・志村皐己の夫
・昔、皐己に拾われた
・雄英高校出身
・ヒーロー免許は持っているがヒーロー活動はしていない
・皐己の2つ目の個性を知っている
・オールフォーワンとは会っていない、普通の一般人←ここ重要