【完結】オルタナ達に、『復讐』を…   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。タグに『仮面ライダー』と入れましたが、初回は仮面ライダー全く関係ありませんでしたね。主人公はいずれ、仮面ライダーに変身します。……はい?どんな仮面ライダーかと?……それは…読んでからのお楽しみでございます。では、本編へどうぞ


悲劇

次の日……

この日から、流星はオルタナ達に更なる理不尽な仕打ちを受けた。

すれ違い様に、突然の暴言……

身体拘束され、理不尽な暴力……

濡れ衣を着せられ、挙げ句の果てには皆の前で無理矢理土下座をさせられる……

趣味で弾いていたギターを、目の前で壊される……

更には、殺害予告まで……

流星はもう、ウンザリしていたが…

流星(前任のキャプテンのことで、皆は心に傷を抱えているんや……皆、嫌だったことを追い出している最中なんだ……)

流星は自分にそう言い聞かせ、彼女達の仕打ちをずっと…耐え続けた。数少ない味方の美弥花、乃々、小百合、若菜に支えられて……。

任務の際、怪我人がでたらその場で手当てをしたり、すぐに帰還させ、休暇や褒美等を与えてきた。美弥花、乃々、小百合、若菜の4人の支えもあり、全てはオルタナ達のため……そういう思いで、彼女達を必死で支えた。だが、次の日……悲劇は起こった……。

 

次の日……

この日、大規模な任務の成功を理事長に報告するため、流星は一人、理事長室に向かった。ちなみに、オルタナ達は、流星が休暇を与えたため、全員出払っている。

コンコンッ

理事長「…どうぞ。」

流星「失礼します。」

流星は理事長に入る。

流星「理事長、これ、大規模任務成功の報告書です。ここにサインを…」

理事長「わかった。ご苦労様。」

理事長は報告書にサインをした。

流星「…?」

流星は、異変に気づく。それは、すぐそこにあるロッカーから、男性と女性の声が聞こえるのだ…流星は、その声に聞き覚えがあった。

流星(…まさか…?)

流星は立ち上がると、ロッカーに移動し、ロッカーを開ける。そこには……

流星「!?…父さん!母さん!」

流星の両親が、手足を縛られ、口元をガムテープで塞がれ、ロッカーに閉じ込められていたのだ。

流星の両親「んー!んー!」

流星は慌てて、両親を助けようとするが…

ドカッ!

流星「ぐあっ!」

横から理事長に思い切り蹴られ、壁に激突した。

流星「理事長!!どういうことや!?」

流星は起き上がり、理事長に問い詰める。

理事長「あ~あ、見つけてしまったか…」

理事長はそう言うと、流星の両親の近くに寄った。

流星「ワイの両親に何をしたんや!?答えろ!!」

理事長「何をしたって?…クフフッ、オルタナ達を利用してお前の自宅を特定し、両親を誘拐したのさ。」

流星「!?…なんやて…!?じゃあ、オルタナ達は…理事長とグルを組んでいたって言うんか…?」

理事長「その通りさ、全ては馬場流星…お前を辞めさせるためにな…」

流星「そんな…だからと言って、両親に手ェ出すことはないやろ!!父さんと母さんを放せ!!」

流星は理事長に言う。

理事長「お前がこの書類にサインをしたら、お前の両親を助けてやろう。」

理事長は流星に、『キャプテン辞職願』と『退学届け』を突きつけた。

理事長「サインをしないなら、お前の両親がどうなってもいいのか…?」

理事長は流星に脅しをかける。

流星「…理事長、一つ確認したいんや。」

理事長「何だ?」

流星「……ワイがこの書類にサインをして、キャプテンを辞めれば…父さんと母さんは助けてくれるんやろ…?」

理事長「あぁ、もちろんだ。約束しよう。」

流星は……

流星「…わかった…わかったから、父さんと母さんを助けてください…」

キャプテン辞職願と退学届けにサインをし、理事長に出した。だが、その瞬間……理事長はナイフを取り出し…流星の両親を刺した。

流星「!?」

流星は驚き、両親に駆け寄る。そして、ガムテープをはがした。

流星「父さん!母さん!」

流星父「…流……星」

流星母「うぅっ……流ちゃん…」

流星の両親は弱り果てていた。

流星「理事長!!話が違うやろ!!」

理事長「黙れ!お前がいなければ、私の息子はキャプテンを辞めずに、この学園を退学せずにすんだんだ!」

流星「…は?」

流星にとって、理事長の発言は意味不明だった。

流星「…!父さん!母さん!…アカン、救急車を!」

流星は救急車を呼ぼうとするが、

流星父「……流星……もう、いい……」

流星「父さん!」

流星父「……俺と母さんは…もう、死ぬ……」

流星「バカなこと言わんといてくれ!!」

流星母「……流ちゃん…貴方が……私達の息子で……本当に…よかった……」

流星「…母さん!」ポロポロ

流星は涙を流す。

流星母「…流ちゃんは……優しいから…どこへ…行っても……上手く、やって…行けるわ……」

流星父「…そうだ……だから…流星……自分を、信じろ……」

流星「…っ!わかったから、もう…喋らないでくれ…」

流星は涙を流しながら言う。

流星父「…流星……頑張……れ………」

流星母「…流ちゃん……産まれて…来てくれて……ありが…とう……」

流星の両親は、流星の目の前で……命を落とした…。

流星「!?…父さん?…母さん?…そんな…嫌や…!父さん!!母さん!!」

流星は両親に呼び掛けるが、返事は帰って来ない…。

理事長「クククッ…フハハハ……ハハハハハハハハハ!!」

理事長は笑い出す。

理事長「オルタナ達がお前を苦しめていたのは、私がお前に濡れ衣を着せてやったのさ!彼女達はまんまと騙されてくれたよ!!馬場流星、これは私の息子を退学に追い込んだ天罰だ!もっと泣き叫べ!もっと絶望を味わえ!!ハハハハハ!!!!」

理事長は高笑いをしながら、流星に言った。理事長がやったのは、流星に対する八つ当たりであった。八つ当たりにしては、度が過ぎている…。

流星(ワイは必死でオルタナ達を支えた…けど、理事長とグルを組んでいたなんて…じゃあ、ワイは…一体…何のために…尽くして来たんや…)

流星はフラりと立ち上がると…理事長室を飛び出して行った。

 

流星は、ラウンジに戻って来た…そして、一人……声をあげて泣いた…。両親を奪われ…オルタナ達にも裏切られ……彼の精神は、完全に……壊れてしまった…。

 

その日の夜……

流星がキャプテンを辞める時が来た。流星は荷物をまとめていた。そして…学園を去ろうとした…その時…

「キャプテーーン!!」

流星「……メロ…?」

『メロ』と呼ばれる、謎の生物が流星のもとにやって来た。

メロ「理事長から聞いたメロ…キャプテンを辞めてしまうと…」

メロも、数少ない流星の味方である。それは『リロ』も同じである。

流星「…メロ……聞いてくれ……」

流星はメロに、全てを話した。

………

……

メロ「…そんな…理事長が、キャプテンの両親を……」

流星「ワイの言っていることが信じられないなら、理事長室の監視カメラの映像を確認してくれ…そこに、証拠がある…」

メロ「…わかったメロ。」

流星「メロ…最後まで、ワイの味方でいてくれて…ありがとうな…」

流星はメロにそう伝えると、去っていく。

メロ「……キャプテン……」

流星はメロに見送られ…妃十三学園を去っていった…。




いかがでしたか?今回はここまでです。主人公『馬場流星』の見た目は、【仮面ライダーキバ】に登場した人物、『襟立健吾』さんそのものです。今回も、ライダー要素は0でしたが、いずれは登場させます。次回もお楽しみに。
では、またね。
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