最初は『仮面ライダー』と表現していましたが、ここからは『アーマードライダー』と表現します。え?どうしてかって…?それは……
気分です。
次の日、流星達は指令室にやって来た。そこには、類と討伐部隊の隊員達…更に、ダリアとリリーと牡丹の姿もある。
類「さて、皆いるな?」
類はメンバー達が全員いることを確認すると、説明を始める。
類「本日、○九○○……妃十三学園に向かい、オルタナ達を討伐する。更に、そこにいるキャプテンと理事長を捕らえる。」
全員の表情が、真剣になる。
類「何か連絡がある者はいるか?」
ここで、流星が手を上げた。
流星「…『妃十三猛』と『妃十三啓』という人物には、注意してください。」
流星の言葉に、元オルタナ達とダリア達の表情が変わった。
類「了解、他に連絡がある者は?」
類は再度確認するが、もういないようだ。
類「よし、では1時間後には出れるように準備しておけ。」
隊員達「「「はっ!」」」
類からの説明が終わり、隊員達は準備するために指令室から出た。
類「流星君達は、もう出来てるか。」
流星「いつでも。」
流星は戦極ドライバーを持ちながら言う。しかし、
流星「…あっ。」スルッ…
うっかり、ドライバーを落としてしまった。床に落ちた戦極ドライバーは、フェイスプレートが外れてしまった。
流星「あぁーー!!お、俺のドライバーがぁ!!」
流星はショックを受ける。
若菜「…っ!!」
すると、若菜が…
若菜「キャプテン、ちょっと待っててください!」
指令室から飛び出していった。そして、すぐに戻って来たが…彼女の手には『レモンエナジーロックシード』と、ゲネシスドライバーについている『ゲネシスコア』があった。
若菜「キャプテン、このゲネシスコアをドライバーに付けられますか!?」
流星「へっ?お、おぉ…やってみる。」
流星はゲネシスコアを受け取り、ドライバーに付けようとする。ゲネシスコアは、ドライバーに見事フィットした。
流星「ていうか若菜、そのロックシードは?」
若菜「予備のロックシードを作っておきました!もちろん、ゲネシスコアも!」
若菜がくれたゲネシスコアとレモンエナジーロックシードは、彼女が予備としてあらかじめ作っていた物だった。
若菜「キャプテン、使ってください!」
流星「若菜…サンキュー、ジンジン来たで!」
流星はありがたく、ゲネシスコアとレモンエナジーロックシードを受け取った。
1時間後……
類「よし、これから妃十三学園へ進軍する。襲って来たオルタナ及びオルタナ候補生は倒せ。情けはいらない。」
類はそう言うと、戦極ドライバーを装着する。その後に続いて、隊員達も戦極ドライバーを装着し……
類「変身。」
隊員達「「「実装!!」」」
《マツボックリアームズ!一撃、イン・ザ・シャドウ!》
類は『アーマードライダー黒影』に、隊員達は『黒影トルーパー』に変身した。
黒影「さて、流星君達も変身しておこうか。」
流星「はい!」
元オルタナ「「「「了解!」」」」
ダリア「うむ!」
リリー「はぁい♪」
牡丹「おう!」
流星は戦極ドライバー、元オルタナ達と先生達はゲネシスドライバーを装着し……
「「「変身!!」」」
流星は『アーマードライダー鎧武・闇』、小百合は『アーマードライダー斬月・真』、乃々は『アーマードライダーシグルド』、美弥花は『アーマードライダーマリカ』、若菜は『アーマードライダーデューク』に変身……更に、ダリアは『アーマードライダーバロン(レモンエナジーアームズ)』、リリーは『アーマードライダー黒影・真』、牡丹は『アーマードライダータイラント』へと姿を変えた。
黒影「よし…じゃあ、行こうか!!」
隊員達「「おぉーーーー!!」」
そして、専用車両に乗ると、妃十三学園を目指して進軍していく。
その頃、妃十三学園では……
勝「理事長、大変です!!」
護「あぁ、分かってる……政府が軍隊を派遣し、こちらに迫ってきている……」
護はニュースを見たため、状況は理解していた。しかし……
勝「それだけではありません!オルタナ達が、森で見つけてきた奇妙な実を候補生達に…!!」
護「何!?」
護と勝は、慌ててオルタナ達の方へと向かう。
候補生1「い、いや……!!」
候補生2「やだ、やめてください!!」
候補生3「私、怪物になりたくない…!!」
オルタナ候補生達は、身動きを封じられていた。
千穂「黙りなさい、貴女達は死にたいんですか?苦しい思いを、痛い思いをして……」
千穂は奇妙な実を片手に、候補生達に言う。
候補生2「怪物になるより、死んだ方がマシよ!!」
千穂「ま、貴女達に拒否権は無いんですけどね?」
千穂は奇妙な実を候補生の口の中に突っ込んだ。
候補生2「~~~~っ!!!!??」
候補生は、その実を吐き出そうとするも、千穂に口を塞がれてしまった。そして、実を飲み込んだ次の瞬間……
候補生2「い、いやぁぁあああああああああ!!」
候補生の身体からツタのような植物が生えてきて、彼女を包む。その直後、候補生の姿は醜い姿へと変わり果てた。
???「!!!!」
醜い姿の生物が、身動きが封じられた候補生達に傷を付けると……傷を付けられた候補生達も、次々と醜い姿『インベス』へと変貌していった。
千穂「ウフフフフ…♪」
千穂は大部屋から出ると、厳重にロックした。
真知「千穂、そっちはどうだ?」
千穂「えぇ、愚かな政府に対抗する手段は整ってます!まさか、この実にそんな力があったとは、ビックリでした。」
千穂があの奇妙な実を片手に持つ。それは、紫色の皮に包まれており、皮を剥くとライチのような果実が見える。『ヘルヘイムの森の実』……それが、この実の名称である。
詩音「皆さん、もうすぐ政府軍がお見えになります。準備をしておいてくださいね?」
オルタナ達はオルタナ覚醒すると、それぞれの武器を持ち、政府軍を待ち構える。
護「な、何てことだ……」
護は床に膝をついた。
勝「……。」
勝も何も言えず、ただ黙り込んでしまった。
その頃…鎧武・闇、黒影、斬月・真、シグルド、マリカ、デューク、バロン、黒影・真、タイラントを中心とする政府軍は、戦いの舞台となる妃十三学園に到着した。
鎧武・闇「……。」
鎧武・闇(俺がここを去って4年経ったが……随分ボロボロだ…まるで、廃墟だな…)
4年ぶりに訪れた妃十三学園は……雑草だらけで、門にはツタ等の植物が絡んでいる。中に入ると、学生寮と思われるボロボロの建物が見えてくる。ガラスは割れており、壁には所々ヒビが入っている。
鎧武・闇「奴等は槍やガン等の武器を持ってます、連携も取れるようになってるので、気を付けてください。」
トルーパー達「「「了解。」」」
鎧武・闇は30人程のトルーパー達を引き連れていた。そこに、
インベス「「「ウギャー!」」」
初級インベスが3体現れる。
鎧武・闇「インベス!?」
鎧武・闇は無双セイバーを構える。トルーパー達も槍を構える。
シルビア「みんな、行って!」
更に、オルタナ覚醒したシルビアが現れ、その後ろにはおびただしい数の初級インベスの姿があった。
トルーパー1「このインベス(?)は我々に任せて、オルタナを追って!」
鎧武・闇「了解!」
初級インベス達はトルーパー達が迎え撃ち、鎧武・闇はシルビアを追った。
そして、グラウンドの体育館までやって来た。
鎧武・闇「待て!!」
シルビア「その声……キャプテン?」
シルビアは足を止め、鎧武・闇の方を振り向く。
シルビア「みんな!キャプテンが戻って来てくれたよ!」
そして、他のオルタナ達を呼ぶ。
玲「キャプテン、戻って来てくださったのですね!」
つむぎ「寂しかったんだよ、お兄ちゃん!!」
こはる「やっと、やっと…キャプテンと一緒に…!」
愛梨「んもぉ~、あたし達苦労したんだからね!責任、取ってもらうよ?」
オルタナチーム『アイリス・キャット』のメンバー達は、口々に言う。
鎧武・闇(4年も経過して……反省の色無しか…俺はもう迷わねぇ…!)
鎧武・闇「…オルタナ共、
お前達を殺してやる!!」
鎧武・闇は無双セイバーをギリリッと握りしめ、オルタナ達に殺意を向ける。
つむぎ「え……お、お兄ちゃん…帰って来てくれたんじゃないの…?」
鎧武・闇「それは間違いではないが……憎きお前達を消すためになぁ!!?」
鎧武・闇はそう言うと、無双セイバーのトリガーを引き……つむぎ目掛けて銃弾を乱射した。
つむぎ「っ!!?」
つむぎの身体には、次々と弾丸が刺さる。そして……彼女は仰向けに倒れた。
シルビア「つ、つむぎ!!」
玲「そんな…つむぎさん!!」
オルタナ達は、つむぎの元へ駆け寄る。
つむぎ「い……いや、だ……死に、た…く……ない、よぉ……」
それが……つむぎの最期の言葉だった。彼女は、死んだのだ……鎧武・闇に、流星によって射殺されたのだ。
こはる「……っ!!」
こはるは鎧武・闇の方へと振り向く。
こはる「キャプテン…よくも、よくもつむぎちゃんをぉぉおおおおお!!」
愛梨「こはる!待って!」
愛梨の言葉に耳を傾けず、こはるはハンマーを振り上げ、鎧武・闇に襲い掛かる。
鎧武・闇「…バカが。」
《ソイヤッ!オレンジスカーッシュ!》
鎧武・闇「おらぁぁああああああああ!!」ズパァッ!
こはる「…か……は……」
鎧武・闇は走って来たこはるを、一撃で斬り殺した。
玲「っ!!…愛梨さん、シルビアさん、1度撤退しますわよ!!」
玲は涙を流しながら、愛梨とシルビアに言う。
愛梨「そんなっ…こはるとつむぎの仇を!!」
鎧武・闇「ごちゃごちゃとうるせぇな!!」ズドドドドーー!!
鎧武・闇は残った愛梨達に銃弾を乱射する。
シルビア「っ!!?」パシュッ!
シルビアに命中したものの……逃げられてしまった。
鎧武・闇「……ちっ。」
鎧武・闇は舌打ちしたが、通信機を取り出し、連絡する。
鎧武・闇「こちら馬場 流星……柊 つむぎ、広瀬 こはるを討ち取った。」
黒影『了解、こっちはオルタナ達は見つからなかったけど…現れたインベスだったかな?ソイツらを討ち取った。』
鎧武・闇「了解です。」
黒影『こちらは被害無し。流星君、そっちはどうかな?』
鎧武・闇「あー……トルーパー達とはぐれてしまいました。俺は現在、妃十三学園のグラウンドにある体育館内にいます。」汗
黒影『分かった。ダリアさんとリリーさんを向かわせるから、そこで待機しててくれるかな?何かあったら連絡してくれ。』
鎧武・闇「了解。」
そして、通信を切った。数分後……
バロン「おーい!流せーい!!」
黒影・真「流星くーん!!」
バロン隊と真・黒影隊が到着した。鎧武隊のトルーパー達もいた。
鎧武・闇「ダリア先生…リリー先生……」
鎧武・闇は思わず……つむぎとこはるの亡骸を見る。
バロン「おぉ、討ち取ったんだな……」
鎧武・闇「…はい。」
黒影・真「流星君、迷う必要は無いのよ?オルタナ達はこの国の害だもの、貴方は間違っていないわ。」
鎧武・闇「はい、分かってます。」
バロンと黒影・真は鎧武・闇に言う。
PPP--
黒影『こちら類、今から学園の砲撃を開始する。学園内にいる部隊は全員、直ちに学園内から出るように。』
今度は、学園を砲撃するそうだ。鎧武・闇はバロンと黒影・真達と共に学園外に出た。
門をくぐり、学園外に出ると……タイラント、マリカ、デューク、シグルド、斬月・真もいた。トルーパー達も全員、学園外に出た。
黒影「全員いるな?さあ、砲撃開始だ。」
黒影がそう言うと、戦車が砲身を学園へと向ける。
黒影「……撃て!」
黒影がそう言った次の瞬間、戦車が砲身から砲弾を放った。放たれた砲弾は学園を火の海へと変えていく。そして、学園のほぼ全域が火の海になったところで……
黒影「よし、撤収だ。」
黒影は撤収を命じた。トルーパー達は次々と車両に乗り込む。すると、そこに……
インベス「…ウゥ…………ス…ケ、テ……!」
初級インベスが1体現れ、こちらへ向かって来る。
デューク「キャプテン!下がってください!」
デュークはソニックアローを構える。
鎧武・闇「待て、若菜!!」
鎧武・闇はデュークを止める。
デューク「ど、どうして…!?」
鎧武・闇「皆静かに!!」
鎧武・闇の言葉に全員、耳をすませる。
初級インベス「…タ、ス……ケテ……」
そのインベスは、助けてと言っている。そして、うつ伏せでその場に倒れた。
鎧武・闇「おい!!」
鎧武・闇はそのインベスに駆け寄る。
鎧武・闇「しっかりしろ…!…何があったんだ!?」
インベス「…ワタ、シ…タチ、ハ……オル、タ…ナ……コウホ、セイ…デス……」
鎧武・闇「…何!?」
鎧武・闇はインベスの言葉に、驚きを隠せなかった。
インベス「…ワ、タシ…ノ……ヨウニ……コン、ナ…スガ、タ…ヲ…シテ、イル…モノハ……ミンナ…オルタ…ナ、コウ…ホ……セイ、デス…」
鎧武・闇「…何だって!?…一体、誰が…!?」
インベス「アノ…オルタナ、タチ…デス……ワタ、シ…タチハ…アノ……オル、タナ…タチ、ノ……セイデ…コンナ、ミニ…クイ……スガタ、ニ……サレマシ、タ……」
何と、インベスの正体は『オルタナ候補生』であり…オルタナ達によって、インベスにされてしまったのだった。
鎧武・闇「あのオルタナ共……!!」
シグルド「そ、そんな……!」
マリカ「酷い……酷すぎるよ…っ!!」
インベスは、苦しそうな声を出し……鎧武・闇達に最後の願いを託す。
インベス「…ワタシノ…ヨウナ……スガタヲ…シテ…イル、モノハ……エンリョ、ナク……コロシテ…クダサイ…!…ヒト…ダスケ、ダト……オモッテ…」
鎧武・闇「…。」
インベス「…アノ…オルタ、ナタ…チヲ……ドウ、カ……タオシテ……クダ……サ……イ…………」
インベスはそう言って、息を引き取った。
鎧武・闇「…っ!」
鎧武・闇の中で、これまで以上の怒りと殺意が込み上がっていた。鎧武・闇はインベスを火葬し、隊員達と共に…学園を後にした。
いかがでしたか?今回はここまでです。
遂に、オルタナ達との決戦が始まります。
ちなみに、インベスは全員……辛うじて喋ることができる設定にしてます。