オルタナ達は、ヘルヘイムの実をオルタナ候補生達に無理矢理食べさせ、インベスへと変え、自分達の戦力を増やしていた。そんな彼女達を見て、理事長の護とキャプテンの勝は、どこかへ去って行った。
次の日、政府軍が新しいマシンを開発したため、流星は試乗することにしたのだが……
次の日……
流星「……。」パチッ…
流星は早く起き、カーテンを開ける。
流星(良い天気だ。)
空は雲一つない快晴であった。
小百合「う~ん?…ふわぁ……」
小百合も目を覚ます。
流星「おはよう、小百合。」
小百合「ん~?…あ、流星……おふぁよぉ……」
起きたばかりなのか、彼女は眠そうにしていた。
流星「俺、ちょっと散歩してくる。」
小百合「あ~、私も行く~……」
小百合は寝ぼけながらも、流星の後を着いていった。
流星と小百合は、軍事基地の敷地内を散歩していた。しばらく歩いていると、工場らしき場所から大きな物音がしていた。気になった2人は、そこへ足を運ぶ。
牡丹「ん?おぉ、馬場と吉良じゃないか。どうしたんだ?」
流星「牡丹先生こそ、ここで何をしてるんですか?」
牡丹「あぁ…これか?」
牡丹はまるでバイクのような形をしたマシンを指差す。
小百合「牡丹先生、それ…何ですか?」
牡丹「これはさっき出来たばかりの兵器『ダンデライナー』だ!」
ダンデライナー…このマシンの名前である。よくみると、タンポポのようなマーク等もある。
牡丹「そういや馬場。」
流星「はい?」
牡丹「お前、バイクの免許持ってるよな?」
流星「えぇ、持ってますけど?」
すると…牡丹はニッと笑い、
牡丹「これに、乗ってみねぇか?」
と、流星に言った。
流星「へっ?これに…ですか?」
牡丹「あぁ、そうだ!」
流星「乗る前に、これって何の兵器何ですか?」
流星は牡丹に聞く。
牡丹「これはな、飛行バイクだ!」
流星「へぇ、飛行バイk……って、えぇっ!?飛行バイク!?これで空飛べるんすか!?」
牡丹「当たり前だろ?あぁ、操縦方法は教えるから。」
流星「……。」
流星は改めてダンデライナーを見る。運転台の前には、ガトリングが着いている。
流星(コイツを更に量産すれば、オルタナやインベス達との戦いに、有利になりそうな気がする。)
牡丹「どうした、馬場?」
流星「あ、では…操縦方法を教えてください、牡丹先生。」
牡丹「よし!それでこそ馬場だ!」
流星は牡丹の指示でダンデライナーに乗る。牡丹は流星に操縦方法を丁寧に教える。近くにいた小百合も、メモを取りながら牡丹の説明を聞いていた。
牡丹「よし、じゃあ早速…操縦してみろ。」
流星「は、はい!」
流星はダンデライナーを起動させる。そして、ハンドルを上に向ける。
流星「うおっ!?」
ダンデライナーは勢いよく上昇したため、流星は慌ててハンドルを戻す。その後、アクセルを踏むと……
流星「うわっ!?あぁぁああぁぁぁああああああ!!!!」
ダンデライナーは勢いよく、前に進んでいってしまう。
小百合「ちょっ、流星!!」
流星の姿はあっという間に見えなくなってしまった。
流星「わわわわっ!うおぉぉっ!?あぶなっ!!」
流星は何とかバランスを取りながら、ダンデライナーを操縦する。ハンドルを下に向けると、当然……ダンデライナーは降下していく。
流星「やっべ!!」
流星は慌てて上昇する。
流星「……。」
そのうち、慣れてきたのか…流星はテンパらなくなった。
流星「コツが掴めたぞぉーーーー!!!!」
流星はそう叫び、ダンデライナーと共に空を飛ぶ。
その頃……
小百合「流星、大丈夫かな……?」
小百合は流星を心配していた。
牡丹「なぁに、馬場なら大丈夫だ!!」
牡丹はカカカッと笑う。
小百合「牡丹先生、もぉ…他人事みたいに言わないでください!!」
牡丹「他人事じゃねぇぞ!?アタシは馬場を信じているんだ!何だ吉良、お前は馬場を信じてねぇのか!?」
小百合「はぁっ!?そんなんじゃ…」
その時……
「おーーい!!」
流星の声が聞こえてきた。
小百合「っ!流星!」
声の聞こえた方を向くと、ダンデライナーを匠に乗りこなす流星が、小百合と牡丹に手を振っていた。
牡丹「馬場ー!どうやら慣れたみたいだなー!!」
流星「はい!!これ、めちゃくちゃジンジン来ます!!楽しいでーーす!!」
流星はダンデライナーを操り、小百合と牡丹の真上をぐるぐると回る。その後、流星はダンデライナーと共に降りてきた。
流星「あぁ、楽しかった!牡丹先生、これ凄いっすよ!?」
牡丹「気に入ったか!そりゃよかった!!」
牡丹は満足そうな顔をする。流星も、よほど気に入ったのか、笑顔を見せていた。
牡丹「何か気になったことは無かったか?」
流星「そうっすね……小回りが若干効かないぐらいです。」
牡丹「おう、貴重な意見ありがとな!」
牡丹はそう言うと、ダンデライナーをファクトリーに持っていった。
小百合「流星、大丈夫だった!?」
小百合は流星に駆け寄る。
流星「大丈夫!!」
流星はニッと笑う。
小百合「もぅ…心配したんだよ、バカ……」
流星「ごめんごめん…」汗
流星は小百合に謝罪した。その後、寮に戻った。
その頃、ファクトリーでは……
ダリア「牡丹、どうだった?」
牡丹「馬場の奴、もう乗りこなしやがったよ!流石だった!」
リリー「流君、頑張り屋さんだものね♪」
3人の先生達が、話し合っていた。
牡丹「ははっ、アタシの地獄の猛特訓を何度もクリアしてきた男だ!これも、アタシのおかげか?」
リリー「あら、それなら流君が健康でいられるのは、私がいつも診察していたからよ?」
ダリア「それなら、流星が明るくいられたのは、あたしのおかげだぞ!?」
何故か、マウントを取り合う先生達。最後は3人で大笑いした。
牡丹「さて、馬場から意見を聞いたんだが…小回りが効きにくいみたいだ。」
ダリア「うむ~…小回りか……」
リリー「だったら、このマシンよりも少し小型サイズのマシンを作らない?小回りが効くようにね。」
ダリア「よし、そうするか!」
その後、3人の先生達は意見交換をしつつ、エンジニア達とマシンを作成した。そして、出来上がったのは…先程のダンデライナーよりも、小型サイズのマシンだった。
ダリア「さっきのが、ダンデライナー1号だとすれば…これは、『ダンデライナー2号』だな!」
新たに作られたのは、『ダンデライナー2号』……スピードと機動性を重視して作られたマシンだ。
牡丹「コイツがスピード重視なら、1号にはもう少し武装させるか?」
リリー「そうね、ミサイルだと重量化しちゃうし…レーザー砲を着けるのはどうかしら?」
牡丹「それ良いな!」
牡丹とリリーの話の基……ダンデライナー1号には、レーザー砲が装備された。これらのマシンが、戦力強化に繋がることを、ダリア達は強く願った。
いかがでしたか?今回はここまでにします。
ダンデライナー…本来は南京錠の状態ですが、ここでは初めから機体のままです。あ、ちなみに『ダンデライナー2号』については……【帰って来たウルトラマン】に登場した『マットアロー2号』をイメージしました。