2機のダンデライナーを開発した政府軍は、それを実戦に使うことにした。豊富な武装が自慢の『ダンデライナー1号』、スピードと小回りが効くことが自慢の『ダンデライナー2号』、このマシーンの実力は如何に……
この日は、ダンデライナーを使う日である。
黒影「皆、準備はいいか?」
トルーパー達「「「はっ!」」」
アーマードライダー達とトルーパー達は、ダンデライナーに乗り、学園へと向かっていく。
黒影「オルタナは発見次第、容赦なく攻撃しろ。」
鎧武・闇「上等っ!!」
鎧武・闇はダンデライナー1号に乗っている。
黒影「若菜さんと乃々さんは流星君を援護する形で、彼と行動するんだ。小百合さんと美弥花さんはリリーさんと、ダリアさんと牡丹さんは俺と行動しよう。」
ライダー達「「「了解!」」」
政府軍は鎧武・闇、デューク、シグルド達を『A班』、黒影・真、斬月・真、マリカ達を『B班』、バロン、タイラント、黒影達を『C班』と分け、それぞれ行動を開始した。
その頃、見知らぬ森では……
勝と護が、目的地も無いまま…ただ、ひたすら歩いていた。その時、上空にダンデライナーに乗った政府軍が次々と通過していった。
護「……?」
勝「…何だ、あれ?」
鎧武・闇「ストップ。」
鎧武・闇が号令をかけると、班のメンバー達は停止した。
トルーパー1「どうかしたのかい、流星君?」
鎧武・闇「向こうに、人がいる。」
鎧武・闇が指差す方向には、痩せこけた姿の護と勝がいる。
デューク「あれは、理事長と勝キャプテン!?」
シグルド「ずいぶん痩せてますね……」
鎧武・闇「あの2人は、見つけたら捕まえるんでしたよね?」
トルーパー2「うん、そうだね。」
鎧武・闇「よし、川野さん(トルーパー1)と飯田さん(トルーパー2)、お願いしてもいいですか?」
トルーパー1&2「「了解。」」
トルーパー1とトルーパー2は、護と勝の方に向かった。
鎧武・闇「さて、俺たちは学園に行こう。」
デューク「え!?か、川野さんと飯田さんは!?」
慌てるデュークを、他のトルーパー達が説得し、落ち着かせた。
シグルドか「では、流星さん……行きましょう、オルタナ達を討伐しに…!」
鎧武・闇「あぁ。」
鎧武・闇とデュークとシグルドを中心とする『A班』は、妃十三学園へと向かった。その頃、護と勝はトルーパー1とトルーパー2によって、連行されていった。
その頃、荒廃した妃十三学園では……
所々をインベス達が徘徊しており、オルタナ達は建物内に身を潜めていた。
恋「私たち、どうするの?」
日奈「……。」
千穂「決まっているでしょう?政府軍に対抗するだけです。」
詩音「インベス達を使って、学園の門にバリケードを設置したので、入っては来られないと思います。」
桜子「流石詩音、完璧だね!!」
美幸「入って来れないのを狙って攻撃するんですね。それは良い考えです……寧ろ、私がその攻撃を受けたいですぅ~♪」
オルタナ達は学園の門に、バリケードを設置し、政府軍が学園に入れないようにしたのだ。しかし、彼女達は知らなかった……政府軍が新兵器を開発し、それを使って攻めてくることを……
鎧武・闇達はダンデライナーを飛ばし、学園へと急ぐ。
デューク「皆さん、学園が見えました!」
通信を通じて、デュークはトルーパー達に知らせる。
シグルド「武装を展開してください。」
シグルドの合図で、A班の全てのダンデライナーは、武装を展開する。
鎧武・闇「ここからは、俺、デューク、シグルドの3グループに別れる。総員、別れて攻撃を開始する。」
トルーパー達「「「了解!」」」
A班は3つのグループに別れる。その時、通信機が鳴り、バロンから連絡が来る。
PPP--
バロン「流星、我々も学園に着くぞ!」
鎧武・闇「了解。俺たちはこれから、攻撃を仕掛けようと思います。」
バロン「あぁ、思いっきりやれ。」
鎧武・闇「言われなくても、そうするつもりです。」
バロン「我々も学園に到着次第、攻撃を開始する。」
バロンはそう言って、通信を切った。A班はまず、学園を徘徊するインベス達への攻撃を開始した。
ドパパパパパパパーー!!
ドゥルルルルルルルルルルルルルーーーー!!!!
インベス達「「「ギャァァアアアアアアアアアアアアア!!」」」
インベス達はダンデライナーの銃口から発射される弾丸の餌食になり、みるみる消滅していく。
鎧武・闇「2号機に乗っている者は引き続きガトリングで攻撃、1号機に乗っている者はミサイルで学園内にいるオルタナを攻撃するぞ!」
トルーパー「「「了解!!」」」
デューク&シグルド「「了解!!」」
ダンデライナー1号に乗っている鎧武・闇は数十人のトルーパー達と共に、攻撃を止めて学園の周りの捜索を始める。ダンデライナー2号に乗っているデュークとシグルドは、残った数十人のトルーパー達と共に、引き続きインベスに対して攻撃をした。まもなく、B班とC班も到着し、2号機に乗っている者はインベスを攻撃、1号機に乗っている者は学園の周りを捜索し、オルタナを探し始めた。
玲「う、嘘ですわ…あんなの……聞いてません!」
ナタリー「おいおい、こんなのって……!」
政府軍の新兵器『ダンデライナー1号・2号』を目の当たりにし、玲とナタリーの顔はみるみる青ざめていく。
真知「ええい、ガン担当!あんなコバエなんぞ、撃ち落とすぞ!!」
真知はガンを持ちながら言う。
シルビア「でも、数が多すぎる…!」
真知「ならば、サテライト担当も共に行くぞ!!こんなところで籠城していれば、いずれは命を落とす!」
焦るあまり、真知は冷静さを失っていた。そして、1人で外へと向かっていった。
ナタリー「無理に行って死ぬよりかは、籠城していたほうがまだましだ……」
シルビア「……。」
学園内に……真知の背中を追う者は、誰もいなかった。
鎧武・闇「オルタナ達、どこに隠れてやがる…?」
鎧武・闇はオルタナ達を探し回る。
タイラント「おーい、馬場ー!」
そこに、ダンデライナー1号に乗ったアーマードライダータイラントが現れた。
鎧武・闇「あぁ、牡丹先生。」
タイラント「奴らは学園内に立て籠っている可能性が高い。さっきから外を見てもインベスしかいないしな。」
鎧武・闇「そうですか……ん?」
鎧武・闇はふと、学園の玄関の方を見る。すると……
鎧武・闇「先生、待避してください!!」
鎧武・闇が咄嗟に声をあげ、
ヒュンッ…!
タイラント「うおっ!?」
タイラントは飛んできた弾丸を回避することができた。
真知「うぉぉおおおおおおおおおお!!」ズドンッ!ズドンッ!
玄関からは真知が出て来て、鎧武・闇とタイラント目掛けて弾丸を放ってくる。
タイラント「くそ、あぶねぇだろ!?」
タイラントはガトリングで真知を攻撃するが…真知は怯むことなく、雄叫びを上げながら弾丸を放つ。
鎧武・闇「ちっ……くらえ!!」
鎧武・闇は真知に向かって、ミサイルを発射した。
真知「っ!?」
ミサイルは爆発し、真知の身体を包み込んだ。
爆発後には何も残っておらず、そこに……真知が身に付けていたリボンがポサッと落ちた。
タイラント「こちら牡丹、フリージア・ドッグのオルタナ、天道 真知の討伐を確認。」
タイラントは隊員達に連絡した。
鎧武・闇「……。」
タイラント「馬場、よくやった。」
タイラントは鎧武・闇に言う。
鎧武・闇「…いえ、まだです。」
鎧武・闇は突如、地上へと降りていく。
タイラント「お、おい!どこへ行くんだ!?」
鎧武・闇「中に籠ってるなら、俺が始末してやりますよ。」
鎧武・闇はそう言うと、若菜から貰ったレモンエナジーロックシードを持つ。すると、エナジーロックシードを黒いもやのような何かが包み、『ブラックレモンエナジーロックシード』へと変わった。
《レモンエナジー》
鎧武・闇はレモンエナジーロックシードを起動させ、戦極ドライバーにセットされている『ゲネシスコア』に取り付け、ブレードを降ろした。
《ミックス!》
すると、鎧武・闇の頭上で黒いオレンジの鎧と黒いレモンの鎧が混ざり合いながら、鎧武・闇の頭部に被さった。そして、鎧武・闇は鎧に包まれていく。
《ジンバーレモン!ハハーッ!》
その姿は、オレンジアームズとレモンエナジーアームズが融合した陣羽織のような大型の鎧に包まれた姿であった。
『仮面ライダー鎧武・闇 ブラックジンバーアームズ』……仮面ライダー鎧武・闇がパワーアップした姿である。
タイラント「馬場、その姿……」
鎧武・闇「牡丹先生、行ってきます。」
鎧武・闇は学園内に向かって行く。
トルーパー「牡丹さん……」
タイラント「馬場なら、きっと大丈夫だ…アイツは、あたしの地獄の訓練を何度も乗り越えて来たんだ……馬場は絶対に死なない。それはあたしが保証する。」
タイラントはそう言い、鎧武・闇(流星)の無事を祈った。
いかがでしたか?今回はここまでにします。
やっと、やっと……ブラックジンバーアームズを出せた!!
次回から、ブラックジンバーアームズに変身した流星が、暴れ回ります。
お楽しみに~