【完結】オルタナ達に、『復讐』を…   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。流星は、妃十三学園の理事長に両親を殺され、更にはオルタナ達が理事長とグルを組んでいたことを知り、もう耐えられなくなってしまった。そして…とうとう…キャプテンを辞め、妃十三学園を退学した。愛用のギターも無惨に破壊され、何もなくなった…しかし、流星にはもう一つ、大好きなモノがあった。それは……
では、本編へどうぞ


流星の、もう一つの大好きなモノ

流星が妃十三学園を去って、1週間……

学園を去った後、流星は学園からそんなに離れていない自宅を売り払い、引っ越していった……っと言っても、故郷の町からそんなに離れていない場所に引っ越したのだ。その場所は、在来線の駅に近いアパートであった。流星は、故郷を離れたくないと思っていたため、あえてこの場所にした。

流星「…。」

しかし、流星は両親の死を中々受け入れられなかった…。

流星(…父さんと母さんにはもう、会えないんや……こんなの、夢であって欲しい……)

流星はアパートの自室に閉じ籠り、完全に無気力状態となっていた。流星は、あるモノを取り出す。それは……『仮面ライダー鎧武』の人形である。これは、流星が幼い頃、仮面ライダー鎧武ショーに連れていってもらい、その帰りに両親が買ってくれたのだった。

流星(仮面ライダー鎧武…あの戦いはホンマに、ジンジン来たな……っ!)

流星は突然立ち上がると、竹刀を持った。

流星「…ワイ、もっと強くならなアカン…!」

流星は竹刀を持って庭に行くと、素振りを開始した。実は流星、剣道を習っており、その実力は…全国大会で一度、優勝したほどだ。

流星(ワイ…いや、俺は決めた……両親を奪った奴らに…『復讐』してやる!!この手で、奴らを倒す!)

流星は怒りに燃え、悪徳理事長と裏切り者のオルタナ達に復讐をすることを、心に誓った。

 

流星が妃十三学園を去って、1ヶ月……

ブゥンッ!!

流星は庭で素振りを行っていた。彼が竹刀を一振りすると、風が吹き荒れた。

流星(…ジンジン来たぜ!)

流星は眠ることなく、素振りを続けていたのだ。その結果…竹刀で原木を切れるようになったのだ。恐るべし…。

流星「けど、この程度じゃ足りねぇ…もっとだ…もっと強くなってやる…!」

流星はそう言うと、素振りを再開した。その時、

「キャァァアアアアア!!」

どこからか悲鳴が聞こえた。

流星「!?何だ?」

流星は竹刀を持って、悲鳴が聞こえた方に向かった。

 

夜獣「グルルルル…」

女性「い…いや…来ないで…」

一人の女性が、夜獣(ナイトビースト)に襲われていた。

夜獣「ウガァァァアアアアアア!!」

夜獣は吠えると、女性に襲いかかる。

女性「ひっ!誰かー!助けてーー!!」

その時……

「おぉぉおおおおおお!!」

バキィーンッ!

一人のチャラい格好をした少年が、竹刀で夜獣を吹っ飛ばした。

流星「夜獣!!俺が相手だ…」

流星はヤンキーのように、竹刀を持って夜獣に言う。

女性「…。」

流星「…逃げろ。」

流星は女性に言う。

女性「あ、ありがとうございます!」

女性は安全な場所へと逃げていった。

夜獣「ウゴォォアアアアアア!!」

夜獣は流星に襲いかかる。しかし…

流星「ヤァァアアアア!!」

流星は竹刀を夜獣の腹部を攻撃した。腹部を攻撃された夜獣は、その場でうずくまってしまう。

夜獣「グ…グギャ……」

流星「何だ、その程度かよ…つまんねえな……」

流星はつまらなさそうに言うと、夜獣目掛けて走りだし、

流星「突きぃぃいいいい!!」

バキィーンッ!

夜獣の頭目掛けて竹刀を突きだした。夜獣は勢いよく吹っ飛ばされ、そのまま消滅した。夜獣に勝った流星は、そのまま立ち去って行った。

 

その日の夜……

流星「さて、ニュースでも見るか…」

流星はニュースを見ようと、テレビをつける。だが、テレビがついたその瞬間……

流星「!!??……何だよ…これ……!!」

流星はテレビに映った映像を見て、震え上がった…その内容とは……。

『た、たった今、『オルタナ』と名乗る少女グループが、妃十三学園を襲撃しました。ご覧下さい!妃十三学園が壊滅状態にあります!』

オルタナ達が、妃十三学園を襲撃し、壊滅へと導いたのだ。更に…美弥花、乃々、小百合、若菜を除いたオルタナ達が、オルタナの姿になっている。そのオルタナの一人、有村詩音(ありむらしおん)が、流星の顔写真を持っている。

『ここで、オルタナ達がテレビを通じて皆さんにお伝えしたいことがあるそうです!』

そして…詩音が口を開く。

詩音『テレビの前の皆様、聞いてください!この人は、私達のキャプテンです!私達は今、この人を探しています!もし、この人を見かけたらすぐに、私達にご連絡下さい!!彼を見つけるには、皆様のお力が必要です!皆様、どうかご協力をお願いします!!』

流星「っ!!」

流星は青ざめた表情で、映像を見ていた。

流星「冗談じゃねぇよ…どこまで俺を追い詰めれば気が済むんだよ…!」

流星は身体中の震えが止まらなかった。その時…

小百合『テレビの前の皆様、聞いてください!』

オルタナになっていない者の一人、吉良小百合(きらさゆり)が、口を開いた。テレビは小百合に注目する。

小百合『彼は先程のオルタナ達に寄って集って散々苦しめられ、精神に重症を負ってしまっています!更には、この学園の理事長に両親を殺害され、学園を退学するように脅され、学園を去って行きました!こちらが証拠です!』

小百合はとある映像を流す。それは、流星と理事長のやり取りの場面であり、理事長が流星の両親を人質にとり、辞職願、退学届けにサインをするように脅し、書類にサインをした途端に、流星の両親を殺害する場面がはっきりと映し出されていた。しかも、音声つきで……。更に、小百合はもう一つの映像を流す。それは……オルタナ達が、当時のキャプテンであった流星を縛り付け、身動きが取れない状況にし、彼に暴言を吐きながら暴力を振るっている様子が、はっきりと映し出されていた。この映像を流した直後、オルタナ(美弥花、乃々、小百合、若菜以外)達の顔が、みるみるうちに青ざめていった。

小百合『先程の映像が全てです!皆様、彼を見かけても絶対に連絡しないでください!お願いします!!』

小百合はそう言うと、深々と頭を下げた。小百合の行動に、美弥花、乃々、若菜の三人も『お願いします!!』と言い、小百合と同様に、深々と頭を下げた。

流星「何で、こんなことに…なっちまったんだよ…!」

流星は確信した…。

流星「この事件で、オルタナの存在が世間に知られた……」

そう。この事件がきっかけで、『オルタナ』の存在が、世間に知られたのだ。

流星「このニュースを見た人達は、どうするつもりなんだ…オルタナ達に俺の居場所を知らせるか、黙っているか……」

その時…オルタナの一人の西園寺玲(さいおんじれい)が口を開いた。

玲『妃十三学園の理事長は、私(わたくし)達を騙し、彼を身体的に、精神的に追い詰めるように促しました!そんな事、許される訳がありません!ですから私達は先程、妃十三学園を襲撃し、壊滅させました!ですから皆様、どうか私達にこれ以上の暴挙を働かせないためにも…このお方の居場所を知っている方がいましたら、大至急私達に居場所を教えてください!!』

流星は、玲の演説を聞いて冷や汗を流し、青ざめた表情で見ていた。

流星「口ではお願いだと言っている…けど、これは……『脅迫』だ…!!」

流星は次第に焦り出す。その時…

ドンドンドンドンッ!!ドンドンドンドンッ!!

流星「っ!?」ビクッ!

突然、アパートの玄関が叩かれる。

つむぎ「お兄ちゃん!開けて!!私だよ!つむぎだよ!!」

恋「ダーリン!!いるんでしょ!?ねぇ、開けてよ!!ねぇねぇねぇ!!」

声の主は柊つむぎ(ひいらぎつむぎ)と、我妻恋(あがつまれん)である。

流星(…もう居場所がバレたのかよ…!!畜生!!)

流星は靴を持って、窓に向かう。そして、カーテンをロープのようにした。

つむぎ「お兄ちゃん!開けないなら、無理矢理でも!!」

つむぎの声が聞こえた次の瞬間…

ドォンッ!

玄関のドアが勢いよく叩かれた。

流星(まさか!玄関をぶち破るつもりか!?…マズい!このままじゃ捕まっちまう!!…いや、落ち着け…ドアが叩かれたと同時に、窓から逃げよう…!奴らから逃れるには、こうするしかない!)

流星はそう思い、タイミングをはかる。

ドォンッ!…ドォンッ!…

流星(今だ!)バッ!

ドォンッ!

シュタッ!

ドアが叩かれる音がしたと同時に、流星は窓から逃げることに成功した。流星は振り返ることなく、走り出した。

ドォンッ!…ドガァッ!

そしてとうとう、流星のアパートのドアがぶち破られた。

つむぎ「お兄ちゃん!」

恋「ダーリン!」

つむぎと恋が、流星の部屋に入ってくるが、そこには誰もいない。

つむぎ「…お兄ちゃん…どこに行っちゃったのぉ~…うぅ…」

恋「待って…靴がない。…ってことは…ダーリン、逃げたね…」

恋がそう言うと、つむぎと恋のハイライトが消える。

つむぎ「…おニいチャん…絶対ニ…」

恋「…ニガサナイよ?」

 

その頃、流星は……

街中を、逃げ回っていた。しばらく走った後…

流星「…ここは…どこだ…?」

自分がどこにいるのかすら、わからなくなってしまった。

流星「…どこかで野宿するか…どこかに良い場所はないのか…?」

流星は辺りを見渡す。

流星「…ここだ。」

流星が見つけたのは、横長で大型のダストボックスだった。そこには、ゴミ袋がいくつも入っている。臭いが少し気になったが、流星はその臭いを気にする余裕がなかった。流星はダストボックスに入ると、ゴミ袋で自分を隠した。そして…突然襲ってきた眠気に耐えられず…眠ってしまった。

 

 

 

 

ガチャ……ガサガサ…ガサガサ……ガサ…

「キャプテ~ン…やっとミツケましたヨ……モウ、絶対に……ニガシマセンからネ…♪」

 




いかがでしたか?今回はここまでです。自分でも思ったんですけど、彼女達のやることは本当にぶっ飛んでる…と…。それと、『ヤンデレ要素』を追加します。タグにはありませんけど…汗
次回もお楽しみに。では、またね。
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